キプロス物価は高い？費用や予算、日本との比較も

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キプロスの物価は高い？安い？日本と徹底比較

結論から言うと、キプロスの物価は「ヨーロッパの中では中程度」です！

イギリス（ロンドン）やフランス（パリ）のような西ヨーロッパの大都市や、近年物価が急上昇しているお隣の島国マルタと比べると、キプロスは相対的に安く感じる場面も多いでしょう。

ただし、東南アジア各国や、同じ南欧でもギリシャやスペインなどと比較すると、スーパーの食品などは少し高めに感じるかもしれません。

ひとつ注意点！ キプロス国内でも、都市によって物価がかなり異なります。特に「リマソール（Limassol）」は、ビジネスや金融のハブとして多くの外国企業が集まり、駐在員が増えた結果、家賃や生活費が突出して高騰しています。

この記事では、海外旅行初心者の皆さんが訪れやすい主要な観光都市「パフォス（Paphos）」や、空港のある「ラルナカ（Larnaca）」の物価相場を中心にご紹介しますね！

キプロスの主要な物価比較表（日本との対比）

まずは、キプロスの物価感をざっくり掴むために、日本（東京）の価格と比較した一覧表を見てみましょう！ これを見れば、「何が高くて、何が安いのか」が一目瞭然です。

※1ユーロ＝約176円（2025年11月時点のレート）で換算しています。

項目別！キプロス旅行の物価ガイド

比較表でわかった通り、キプロスの物価は「高いもの」と「安いもの」がハッキリしています。このメリハリこそが、旅費節約の最大のポイント！

項目別に、現地のリアルな価格相場と節約のコツを見ていきましょう！

食費（レストラン・ローカル食堂・カフェ）

キプロス旅行の予算は、食費のメリハリで決まる！と言っても過言ではありません。

ローカル食堂（タベルナ）は最強の味方！

予算派の皆さんに絶対おすすめなのが、地元の食堂「タベルナ」やテイクアウト専門店のローカルフード。

キプロス名物の「スブラキ・ピタ（Souvlaki Pita）」（お肉の串焼きピタサンド）は、ボリューム満点で 5.50ユーロ（約968円）前後 10。チーズ好きにはたまらない「ハルミ・ピタ（Halloumi Pita）」（キプロス名産ハルミチーズのピタサンド）なら、5.00ユーロ（約880円）ほどで見つかります 10。これだけでランチはもちろん、軽めの夕食にもなる十分な量です！

レストランは日本より高め

一方で、観光地の中心部にある、テーブルでしっかりサービスを受けるミドルレンジのレストランは要注意。比較表の通り、1人あたり 30ユーロ（約5,280円）程度は見ておく必要があり、東京で外食するより明確に高くなります 。

カフェ文化とコーヒーの相場

キプロスはカフェ文化がとても盛ん！地元の人々は「フレッド・カプチーノ（Freddo Cappuccino）」と呼ばれるアイスカプチーノが大好き。地元の若者が集うおしゃれなカフェチェーンなどでは、このフレッド・カプチーノが1杯3.10ユーロ〜3.60ユーロ（約546円〜634円）程度で楽しめます 11。

【注意】名物メゼ（Meze）の注文ルール

キプロス料理のハイライト「メゼ（Meze）」は、ギリシャやトルコの前菜盛り合わせを想像するかもしれませんが、キプロスでは「フルコース」を意味します。

ここで注意したいのが、その独特な注文ルール。多くのレストランでは、メゼは「お一人様 16ユーロ〜28ユーロ（約2,800円〜4,900円）程度、かつ2名様以上からの注文必須」となっているのが基本です。

メニューに「メゼ 20ユーロ」と書いてあると「一皿 20ユーロ」と誤解しがちですが、実際は「1人20ユーロで、2人分（＝40ユーロ）からしか頼めません」という意味。

次から次へと料理が運ばれてきて（文字通り食べきれないほど！）、色々な種類を少しずつ楽しめますが、特に一人旅や少食のカップルには割高になってしまうケースも。予算を抑えたい場合は、食べたいスブラキの盛り合わせなどを「単品」で頼むのがおすすめですよ！

交通費（バス・タクシー・鉄道）

キプロス国内の移動には、ヨーロッパ旅行で当たり前のアレがありません。

【最重要】キプロスに旅客鉄道はありません！

ヨーロッパ＝鉄道網が発達している、というイメージがありますが、キプロス島内に乗客を運ぶ鉄道は現在運行していません！

そのため、旅行者の移動手段は「バス」か「タクシー（またはレンタカー）」の2択となります。

バスは2種類を使い分ける！

キプロスのバスは「市内バス」と「都市間バス」の2種類があり、料金体系が全く異なります。

1. 市内バス（City Bus）
   パフォスやラルナカなどの市内を走るバス。1回券（現金払い）が 2.40ユーロ（約422円）と、日本の倍以上でかなり割高です。
   もし1日に3回以上乗るなら、1日券や7日券（25ユーロ、約4,400円） 24 などを検討するのが絶対にお得です！
2. 都市間バス（Intercity Buses）
   こちらは予算派の最強の味方！ ラルナカ、リマソール、パフォス、ニコシアといった主要都市を結ぶ長距離バスです。
   料金は非常に安価で、例えばラルナカ〜リマソール間（約1時間半）が片道 5ユーロ〜6ユーロ（約880円〜1,056円）程度。これなら気軽に都市間の周遊が楽しめますね！

タクシーと配車アプリ

タクシーの初乗り料金は 3ユーロ（約528円）と日本並みですが、空港から市内への移動（例：ラルナカ空港からアヤナパ）などは 50ユーロ〜60ユーロ（約8,800円〜10,560円）と高額になります。

流しのタクシーを捕まえるより、スマホ世代の皆さんには配車アプリの利用がおすすめ！ヨーロッパで一般的な「Bolt」や、キプロスローカルの「CABCY」といったアプリなら、乗る前に料金が確定するので安心です。

観光・アクティビティ費用

朗報です！ キプロスの観光費用は、ヨーロッパ随一の安さと言えます！

食費や市内バスは割高でしたが、旅のハイライトとなる観光費は驚くほどリーズナブル。

キプロス観光のハイライトであり、島全体がUNESCO世界遺産に登録されている「パフォス考古学公園」。古代ローマ時代の見事なモザイク画が残るこの広大な史跡が、なんとたったの 4.50ユーロ（約792円）で入れてしまいます！

ほかにも、断崖絶壁に立つ古代劇場が圧巻の「クリオン遺跡」も 4.50ユーロ（約792円）、「王家の墓」と呼ばれる地下墳墓群は2.50ユーロ（約440円）と、主要な史跡のほとんどがワンコイン（5ユーロ）以下。まさに歴史好きの天国です！

そして、キプロスが誇るもう一つのUNESCO世界遺産が、山岳地帯に点在する「トロードス地方の壁画聖堂群」。

なんと、これらの貴重なビザンティン美術の傑作が残る教会群は、基本的に「入場無料（no entrance fee）」なんです！

つまり、キプロスでは、異なる2つのUNESCO世界遺産（パフォスの遺跡群とトロードスの教会群）を、合計してたったの 4.50ユーロ（または無料で）楽しめてしまう、驚異的なコストパフォーマンスを誇る国なのです！

もし7日間以上の滞在で史跡めぐりを徹底的にしたい！という方には、25ユーロ（約4,400円）でキプロス中の国立博物館・史跡が入り放題になる「7日間パス」もありますよ。

ホテル代・宿泊費

キプロスの宿泊費は、意外にも「日本（東京）と同程度」です！

リゾート地だからと身構える必要はありません。観光地パフォスの場合、清潔で快適な3つ星ホテルが1泊平均80ユーロ（約14,080円）程度で見つかります。

もう少しリッチに、プールやビーチアクセスのある4つ星ホテルを選んでも、1泊平均140ユーロ（約24,600円）程度と、東京で同クラスのホテルを探す感覚と大きくは変わりません。

【重要】ホテルを予約するなら「リマソール」はさけるのが賢明！

ただし、ここでも「リマソール例外」が適用されます。前述の通り、リマソールはビジネス都市として物価が非常に高騰しており 3、ホテル代も他の都市より高めになる傾向があります。観光が目的なら、史跡が集中する「パフォス」か、空港に近く移動に便利な「ラルナカ」を拠点にするのが、賢く費用を抑える最大のコツですよ！

キプロス旅行の基本情報：通貨とレート

キプロス共和国（EUに加盟している南側）の通貨は「ユーロ（EUR, €）」です。

為替レートは日々変動しますが、2025年11月現在のレートは「1ユーロ＝約176円」です。この歴史的な円安水準だと、現地での金銭感覚が少し麻痺しやすくなるので注意が必要です。例えば、4.50ユーロ（約792円）の入場券も、感覚的には「450円くらい？」と安く見積もってしまいがち。「10ユーロ札が約1,760円」という感覚をしっかり持っておきましょう！

スマホ世代の皆さんは、現地ではスマホの電卓アプリや、「Wise」のような外貨管理アプリを使って、常に「日本円でいくらか」を意識するのが、使いすぎを防ぐ最大のコツです。両替は、日本の空港や現地の空港で最小限（当日のバス代やタクシー代）にとどめ、基本はクレジットカード（Visa / Mastercard）で支払うのが最も便利でレートもいいでしょう。

さらに手数料を節約したい方は、「Wise」や「Revolut」 といった、海外での利用に特化したデビットカードを日本で準備していくのも賢い方法です。

期間別！キプロス旅行の費用・予算目安

「結局、総額でいくらくらい必要なの？」という疑問にお答えします！

キプロス旅行は日本からの直行便がなく、乗り継ぎが必要なため、航空券代が予算の大部分を占めます。

• 航空券代（目安）:
  日本（成田・羽田）からキプロスの玄関口であるラルナカ（LCA）またはパフォス（PFO）への往復航空券は、ドバイや中東、ヨーロッパ主要都市での乗り継ぎ便で、約20万円〜25万円が相場です。
• 現地費用（目安）:
  旅のスタイルによりますが、ローカルフード中心で賢く節約するなら1日 60ユーロ（約10,560円）、カフェやレストランも楽しむ標準的なスタイルなら1日 80ユーロ（約14,080円）程度あると安心です。

これらを踏まえた、期間別の総額予算シミュレーションはこちら！

3泊5日の弾丸旅行（1都市集中型）

パフォスに絞って滞在し、史跡巡りをメインに楽しむプランです。

4泊6日（定番）の旅行（2都市周遊型）

ラルナカ（2泊）とパフォス（2泊）を都市間バスで移動する、キプロス満喫の定番プランです。

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キプロス旅行の費用を抑える5つの節約術

最後に、キプロスの物価の「メリハリ」を活かして、旅行費用を賢く抑えるための5つの具体的な節約術を伝授します！

【スマホ術】スーパー「Lidl」のアプリを導入せよ！

ヨーロッパ全土で展開する格安スーパー「Lidl（リドル）」は、キプロス各地にもあり、予算派の強い味方。

ミネラルウォーター（1.5Lで0.80ユーロ程度、12本パックで2.99ユーロなど）、朝食用のパンやヨーグルト、バラマキ用のお土産（ハルミチーズやオリーブオイル）の調達はLidlが最強です！

ここでスマホ世代の皆さんに裏技！

日本で「Lidl Plus」という公式アプリをダウンロードしておき、キプロスに到着したら、アプリの設定（Settings）から国（Country）を「Cyprus」に変更してみてください。現地限定の割引クーポンがゲットできちゃいます！

【移動術】都市間移動は「Intercity Bus」一択

キプロスには鉄道がなく、タクシーは割高です。都市間の移動は、片道5〜6ユーロ（約880円〜1,056円）の「Intercity Bus（都市間バス）」を使いこなしましょう。これが最も確実で安い移動手段です。

【食事術】ランチは「ピタ」、ディナーは「単品」

食費はメリハリが命。ランチは5.50ユーロ（約968円）のスブラキ・ピタ などで安く済ませ、その分ディナーで奮発しましょう。

レストランでは、割高になりがちな観光客向けの「メゼ（フルコース）」 をあえてさけ、食べたい料理（スブラキの盛り合わせやムサカなど）を「単品（ア・ラ・カルト）」で注文するのが、満足度と費用のバランスを取るコツです。

【観光術】「無料のUNESCO」と「4.50ユーロのUNESCO」

キプロスの最大の強みは、観光費の安さ！

入場無料の「トロードス地方の壁画聖堂群」と、たった4.50ユーロ（約792円）の「パフォス考古学公園」。この2大UNESCO世界遺産を中心にプランを立てるだけで、ヨーロッパの他の国では考えられないほど安く、濃厚な歴史体験ができます。

【宿泊術】拠点は「パフォス」か「ラルナカ」をえらぶ

ホテル代を抑えるなら、宿泊都市の選択が重要です。ビジネス都市で物価が全体的に高い「リマソール」をあえてさけ、史跡が集中する「パフォス」 16 か、空港があり交通の起点となる「ラルナカ」に宿を取りましょう。

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まとめ

キプロスの物価は「高い？」という疑問に答えるなら、「いいえ、高いのではなく『メリハリが効いている』国です！」というのが答え。確かに、観光地レストランでの食事や、ふらっと乗る市内バスのように、日本より「高い」と感じる部分はあります。

Lidlアプリを使いこなしたり、Intercity Busを活用したりと、少しの「賢さ」を持つだけで、ヨーロッパのリゾート地とは思えないほど費用をグッと抑えることができます。物価を賢く理解して、地中海のうつくしい愛の島キプロスの旅を、思い切り楽しんでくださいね！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

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