公用語
シンガポールの公用語は英語・中国語・マレー語・タミル語と4種類あります。その中でも英語が共通語として最も広く使われており、街中の標識やメニュー、公共交通機関の案内も英語表記が基本のため、英語がある程度理解できれば旅行中のコミュニケーションに困ることは少ないでしょう。
宗教
シンガポールは多民族・多宗教国家であり、仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教などさまざまな宗教が共存しています。宗教ごとの寺院やモスク、教会は観光スポットとしても人気があり、見学も歓迎されています。宗教施設を訪れる際は服装に配慮し、肌の露出を控えた節度ある格好を心がけましょう。
通貨
シンガポールの通貨はシンガポールドル(SGD)です。紙幣は2ドル、5ドル、10ドル、50ドル、100ドルなどがあり、硬貨は5セント、10セント、20セント、50セント、1ドルが一般的に使われています。支払いは現金をはじめ、クレジットカードやデビットカードも幅広く利用可能です。
クレジットカード、キャッシュレス決済
シンガポールはキャッシュレス化が非常に進んでいる都市で、クレジットカード(VISA、MasterCard、American Expressなど)のほか、Apple Pay、Google Pay、PayNowなどのモバイル決済も普及しています。特に都市部のレストランやショップ、交通機関ではタッチ決済が主流となっており、スマホひとつで快適に旅ができるのも魅力です。ただし、屋台やローカルマーケットなど一部の小規模店舗では現金のみのところもあるため、少額の現金を携帯しておくと安心です。
費用
シンガポール旅行にかかる費用は、4泊6日で1人あたりおおよそ20~30万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:80,000円~
宿泊費:60,000円~
交通費:5,000円~
食費:15,000円~
観光費:20,000円~
雑費:10,000円~
シンガポールは東南アジアの中では物価が高めの国で、特にホテル代や観光施設の入場料はやや高額な傾向にあります。一方で、屋台やフードコートでの食事はリーズナブルで、節約しながら楽しむことも可能です。旅行スタイルに合わせてメリハリをつけると、満足度の高い滞在ができます。
ビザ
日本国籍の方が観光目的でシンガポールを訪れる場合、3ヶ月以内の滞在であればビザは不要です。ただし、入国時に出国用航空券や滞在先情報の提示を求められることがあるため、事前に準備しておきましょう。また、入国前3日以内には「SG Arrival Card」のオンライン提出が必要です。簡単な手続きで完了し、スマホからの申請も可能です。
日本との時差
シンガポールと日本の時差は1時間で、日本の方が進んでいます。サマータイムは導入されていないため、年間を通して時差は変わりません。時差が少ない分、到着初日からスムーズに観光をスタートしやすく、時差ボケの心配もほとんどありません。
気候
シンガポールは年間を通して高温多湿な熱帯気候です。気温は常に25〜33℃前後で大きな季節の変化はなく、いつ訪れても基本的には夏服で過ごせます。ただし、スコール(短時間の強い雨)が頻繁に発生するため、折りたたみ傘やレインコートがあると便利です。冷房が強い施設も多いので、薄手の羽織りものも1枚持っておくと安心です。
服装
暑さと湿気に対応できる通気性の良い服装が基本です。Tシャツや半袖、ショートパンツで十分ですが、宗教施設を訪れる際や高級レストランでは露出の少ない服装が求められる場合もあるため、きちんとした服を1セット持参すると安心です。観光では歩く機会が多いため、履き慣れたスニーカーやサンダルが便利です。
旅行のベストシーズン
シンガポールは年間を通して観光が楽しめる国ですが、比較的降雨量の少ない2~4月と7~9月が旅行におすすめです。特に旧正月(1月末~2月)やナショナルデー(8月)などはイベントも多く、活気のある雰囲気が楽しめます。一方、11月~1月は雨季にあたるため、スコールの頻度が増えますが、室内観光やグルメを楽しむには支障ありません。
治安
シンガポールは東南アジアの中でも治安が非常に良い国として知られています。清潔で整備された都市環境が保たれており、観光客が安心して過ごせる場所です。夜間の外出も比較的安全ですが、人混みではスリなどに注意しましょう。また、ガムの持ち込み禁止やポイ捨ての罰金制度など厳しい法律があるため、現地のルールを守る意識が大切です。
物価
シンガポールの物価は日本と同程度、またはやや高めです。特にホテル代や高級レストランでの食事は高額ですが、屋台街「ホーカーズ」やフードコートを利用すれば1食500~800円程度で済むこともあります。水やジュースなどの飲み物もスーパーで購入すれば手頃です。お土産としては、マーライオングッズや紅茶、カヤジャムなどが人気で、価格帯も幅広く選びやすいです。
交通手段
シンガポールではMRT(地下鉄)やバスなどの公共交通機関が非常に整備されており、観光客でも使いやすいです。運賃は安価でICカードを使えばスムーズに移動できますし、日本のクレジットカードをICカード代わりに使用することも可能です。市内はコンパクトで、観光スポットも公共交通でほとんどカバーできます。タクシーや配車アプリ「Grab」も安心して利用でき、料金もわかりやすいのが特徴です。
空港から市街地へのアクセス方法
シンガポール・チャンギ国際空港は市内中心部からのアクセスが非常に良く、MRT(東西線)を利用すれば約30分で市街地に到着します。タクシーでも30〜40分ほどで、料金は約20~30シンガポールドルが目安です。シャトルバスやホテル送迎サービスもあり、初めての訪問でも迷うことなく移動できます。空港自体も観光スポットとして人気で、時間に余裕があれば立ち寄ってみるのもおすすめです。
インターネット
シンガポールでは都市全体にインターネット環境が非常に整っており、ホテル、カフェ、空港、ショッピングモールなどで無料Wi-Fiが広く利用可能です。観光地やレストランでもWi-Fi接続ができることが多く、ネット利用や地図検索に困ることはほとんどありません。不安な方は、モバイルWi-Fiのレンタルや、現地で購入できるプリペイドSIMカードの利用がおすすめ。eSIM対応のスマートフォンをお持ちであれば、日本で事前に設定しておくことで、到着後すぐにネット接続も可能です。
電源プラグ
シンガポールの電源プラグはBFタイプ(角型3ピン)で、日本のAタイプとは異なります。電圧は230V、周波数は50Hzのため、日本の電化製品を使用する場合は変換プラグと変圧器が必須です。スマートフォンやノートパソコンなどの充電器は海外対応の製品が多く、変圧器なしでも使用可能な場合がほとんどですが、持っていく機器の対応電圧を確認しておくと安心です。
飲水
シンガポールの水道水は厳しい水質管理のもとで供給されており、基本的にはそのまま飲んでも安全とされています。多くのホテルや公共施設でも水道水が飲用可能ですが、気になる場合はミネラルウォーターを購入する旅行者も多いです。ミネラルウォーターはコンビニやスーパーで簡単に入手でき、炭酸入り・なし、ブランドも多種多様です。熱帯の気候で脱水しやすいため、こまめな水分補給を心がけることが大切です。
トイレ
シンガポールの公衆トイレは、ショッピングモールや駅、観光施設、ホテルなどで整備されており、清潔で安心して利用できます。ほとんどの場所でトイレットペーパーも完備されており、基本的には無料で使用できます。一部の公共施設では有料トイレ(10~20セント程度)もあり、小額のコインを持っておくと安心です。また、日本のような温水洗浄便座は一般的ではないため、気になる方は携帯用便座シートや除菌グッズを持参すると快適です。屋外イベントや公園ではトイレの数が限られている場合もあるため、事前に場所を確認しておくと安心です。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。