公用語
バリ島の公用語はインドネシア語です。一方で、地元の人を中心に「バリ語」も日常生活で根強く話されています。さらに観光地として国際的に発展しているため、ホテルやレストラン、観光施設では英語がスムーズに通じるのも特徴です。
宗教
バリ島は「神々の島」とも呼ばれ、住民の大半がバリ・ヒンドゥー教を信仰しています。ヒンドゥー教を土台としながら、仏教や先住民族の信仰が融合した独自の形を持ち、日常生活のあらゆる場面に宗教が深く根づいています。
通貨
バリ島で使用されている通貨はインドネシアルピア(IDR)です。紙幣の単位は種類が多く、桁数が大きいため最初は戸惑う人も少なくありませんが、慣れると買い物もスムーズに楽しめます。観光地やホテル、レストランではクレジットカードが広く利用できますが、小さな商店や市場では現金払いが基本です。必要に応じて少額紙幣を用意しておくといいでしょう。
クレジットカード、キャッシュレス決済
バリ島では観光地やホテル、レストラン、大型ショッピングモールを中心にクレジットカードが広く利用できます。VisaやMastercardが主流で、American ExpressやJCBも多くの場所で対応しています。さらに、近年はQRコード決済や電子ウォレットの普及も進み、キャッシュレスでの支払いがより快適になっています。ただし、ローカル市場や小規模な店舗では現金払いが一般的なため、カードと併せて少額の現金を持ち歩くと安心です。
費用
バリ島への旅行費用は、3泊4日で1人あたりおおよそ15万円〜が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:100,000円〜
宿泊費:15,000円〜
現地交通費:5,000円〜
食費:15,000円〜
観光費:6,000円〜
雑費:3,000円〜
バリ島は物価が比較的安いため、ローカルレストランや屋台を利用すれば食費を抑えることができます。高級リゾートやスパを組み込むと費用は上がりますが、それでもコストを抑えつつ贅沢な体験ができるエリアと言えるでしょう。
ビザ
日本のパスポートを持っている場合、バリ島を含むインドネシアへの短期観光であれば、30日以内の滞在に限りビザなしで入国できます。もし31日以上の長期滞在を予定している場合は、事前にビザを取得するか、到着時に「VOA(ビザ・オン・アライバル)」を利用し、現地で延長手続きを行う方法があります。なお、インドネシアへの入国時には、パスポートの残存有効期間が6か月以上である必要があります。
日本との時差
バリ島と日本の時差は1時間で、日本の方が進んでいます。たとえば日本が12:00の場合、バリ島は11:00です。バリ島ではサマータイムは導入されていないので、年間を通して時差に変動はありません。
気候
バリ島は一年を通して温暖な熱帯性気候に属しており、平均気温はおおよそ27℃前後と過ごしやすい環境です。大きく乾季(4月〜10月)と雨季(11月〜3月)に分かれ、乾季は湿度が低く快適で観光に最適なシーズンとされています。一方、雨季はスコールが降る日が多いものの、一日中雨が続くことは少なく、晴れ間を楽しめる日も多くある時期です。
服装
バリ島は一年を通じて気温が高く湿度もあるため、通気性の良い軽やかな服装が適しています。Tシャツやワンピース、短パンなどリラックスできる装いで十分に過ごせますが、強い日差しを考慮して帽子やサングラス、日焼け止めを持参すると安心です。一方、寺院を訪れる際には、肩や膝を覆う服が求められるため、薄手の長袖やストールを用意すると便利です。
旅行のベストシーズン
バリ島の旅行に最も適した季節は乾季にあたる5月〜10月です。この時期は湿度が低く晴天の日が続き、ビーチでのリゾート滞在や寺院巡り、屋外アクティビティを快適に楽しめます。特に7月や8月は観光客が多く賑う人気の時期です。
治安
バリ島は観光地として人気が高く、リゾートエリアや主要な観光地は比較的治安が安定しています。地元の人々も観光客に親切で、安心して旅行を楽しめる環境が整っています。ただし、人の多い場所ではスリや置き引きなどの軽犯罪が発生することもあるため、貴重品の管理には注意が必要です。深夜に人通りの少ない道を一人で歩くのは避け、信頼できるタクシーや配車アプリを利用すると安全です。
物価
バリ島の物価は日本と比べると全体的に安く、特に食事や交通費は旅行者にとって魅力的です。ローカルのワルン(食堂)では数百円程度で満足できる食事ができ、タクシーや配車アプリを利用した移動も比較的リーズナブルです。一方、高級リゾートや観光地にあるレストラン、国際的なブランドショップでは価格が日本と同等、あるいはそれ以上となることもあります。予算に応じて旅行計画を立てるのが大切です。
交通手段
バリ島での移動手段は多様で、観光スタイルに合わせて選べるのが特徴です。最も一般的なのはタクシーや配車アプリで、空港から市内や観光地への移動にも便利です。短距離移動にはバイクタクシーもよく利用されています。観光地巡りなどで長距離移動をする場合は時間単位で貸し切るカーチャーターが便利です。
空港から市街地へのアクセス方法
バリ島の玄関口である「ングラ・ライ国際空港」から市街地への移動は、タクシーや配車サービスの利用が一般的です。空港には公式タクシーカウンターが設置されており、定額料金で目的地まで移動できるため初めてでも安心です。また、Grabなどの配車アプリも便利で、料金を事前に確認できる点が魅力です。宿泊施設によっては送迎サービスを提供している場合もあるため、予約時に確認しておくといいでしょう。
インターネット
バリ島では観光地を中心にインターネット環境が整っており、ホテルやカフェ、レストランの多くで無料Wi-Fiを利用できます。空港でも到着時から接続可能なため、旅行者にとって便利です。一方、地方や一部エリアではインターネットに接続できない場合もあるので、現地の通信会社が提供するプリペイドSIMカードや、eSIM、ポケットWi-Fiを活用するのがおすすめです。
電源プラグ
バリ島の電源プラグはCタイプです。電圧は220ボルト、周波数は50ヘルツとなっており、日本の電化製品を使用する場合は変換プラグと変圧器の用意が必要です。スマートフォンやノートパソコンなど、幅広い電圧に対応している機器は変圧器なしでも使用できる場合もありますが、必ず対応電圧か確認することが大切です。
飲水
バリ島の水道水は飲み水には適していません。現地の人々も通常はボトルウォーターを利用しており、水道水を飲むことはありません。旅行者は市販のミネラルウォーターを飲むのが安心です。ホテルやレストランでは常に飲料用の水が用意され、スーパーやコンビニでも手軽に購入できます。歯磨き程度であれば水道水を使う人もいますが、体調を崩す不安も残るため、ミネラルウォーターを利用するとより安全です。
トイレ
バリ島のトイレはホテルや観光施設では清潔に整備され、洋式タイプが一般的です。地元の家庭や一部の施設では水で洗浄するスタイルが主流で、ハンドシャワーが備わっているのも特徴です。また、排水設備の関係で紙を流さず、横に設置されたゴミ箱に捨てるのが一般的なので、事前に確認するようにしましょう。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。