公用語
公用語は英語とハワイ語です。ハワイ語は、使用が中止されている時期がありましたが、現在は公用語として認められています。観光地では主に英語が話されていますが、日本人観光客が多いワイキキなどのエリアでは、日本語に対応している施設もあります。
宗教
現在のハワイでは主にキリスト教が信仰されています。先住民文化として伝統的な宗教観も根強く残っており、なかでも「アウマクア」と呼ばれる先祖崇拝の信仰が知られています。アウマクアとは、亡くなった家族や先祖が神のような存在となり、子孫を見守ってくれる「家族神」「先祖神」のことです。アウマクアは、フクロウ(プエオ)や鮫、トカゲ、ネズミ、芋虫、マッドヘン(クイナ科の鳥)などの動物の姿になって現れるとされています。
通貨
ハワイで使用されている通貨は「USドル(米ドル)」です。ハワイは地理的に太平洋に位置しており、本土からの輸送費がかかるため、アメリカ本土と比べても物価が高めです。また、近年は世界的なインフレの影響を受け、ハワイの物価も上昇傾向にあります。
クレジットカード、キャッシュレス決済
ハワイでは、日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、ほとんどの店舗や施設でクレジットカードやスマートフォンによるタッチ決済が利用でき、現金が使えないお店もあります。ただし、日本の電子マネー(Suicaや楽天Edyなど)は、現時点ではハワイでは利用できません。また、ハワイではタクシーやレストラン、ホテルなどでチップを支払う文化があるため、少額の現金(USドル)を持っておくようにしましょう。
費用
ハワイ旅行にかかる費用は、 3泊5日で1人あたりおおよそ25~30万円以上が目安とされています。
主な内訳は以下の通りです。
・航空券代:13万円~
・宿泊費:6万円~(1泊あたり約2万円を想定)
・現地交通費:12,000円~
・食費:35,000円~(1日8,000円~を想定)
・観光費:2万円~
・雑費:15,000円~(お土産、海外旅行保険、ESTA申請費など)
旅行のスタイルや滞在日数によって変動はありますが、余裕を持った予算設定が安心です。特にハワイは物価が高いため、現地での出費も事前にしっかり見積もっておきましょう。
ビザ
ハワイへの渡航は、観光や短期の商用目的であれば、日本国籍の方はビザを取得せずに90日以内の滞在が可能です。有効なパスポートと往復または次の目的地までの航空券が必要となります。ただし、ビザが不要でも、事前に「ESTA(電子渡航認証システム)」の申請が必須です。ESTAの申請が認可されていない場合、アメリカ行きの飛行機や船に搭乗できません。ESTAの申請は公式Webサイトからオンラインで行えます。
日本との時差
日本とハワイの時差は19時間で、日本のほうがハワイよりも19時間進んでいます。たとえば、日本が1月1日の朝9時のとき、ハワイは12月31日の午後14時です。そのため、日本からハワイへ行くと「1日戻ったような感覚」に、ハワイから日本へ帰国する際は、「1日進むような感覚」になります。
気候
ハワイは年間を通して温暖で、気温はおおよそ24~30℃と安定しており、いつ訪れても過ごしやすい「一年中ベストシーズン」の気候が魅力です。偏東風が吹いているため、暑くなりすぎず、快適な気温です。ハワイの季節は「夏(乾季)」と「冬(雨季)」の2つに分かれ、乾季は5月~10月、雨季は11月~4月となります。雨季といっても、一日中降り続くことはほとんどなく、急なスコールや霧雨が降ったり止んだりするのが特徴です。
服装
ハワイ旅行の服装は、基本的に夏の服装が中心となります。年間を通じて温暖な気候のため、Tシャツや短パン、ワンピースなどのリゾートらしいカジュアルスタイルで快適に過ごせます。また、突然雨が降ることも度々あるため、通気性・速乾性に優れた素材の服がおすすめです。冷房対策や朝晩の気温差に備えて薄手の羽織ものも1枚持っておくと安心でしょう。また、ハワイは複数の島から成り立っており、島やエリアによって気候が異なるため、事前に現地の天気予報を確認しておくのもポイントです。
旅行のベストシーズン
ハワイは年間を通して温暖のため、基本的には一年中がベストシーズンといえます。たとえば、ハワイらしい常夏の気候を満喫したい場合は、乾季にあたる4月〜9月頃がおすすめ。特に5月〜7月は晴天の日が多く、ワイキキビーチなどでのマリンアクティビティに最適な季節といえます。一方で、ゴルフやショッピングなど屋内・屋外をバランスよく楽しむ旅行であれば、10月〜12月初旬も快適です。
治安
ハワイは、アメリカの中でも比較的治安がよい地域とされています。しかし、一部のエリアでは治安が不安定な場所もあり、注意が必要です。特に観光客を狙ったスリや置き引き、詐欺、車上荒らしなどの軽犯罪は少なくありません。安全に過ごすためには、早朝や夜間の外出はできるだけ控える、現金の持ち歩きは最小限にする、レンタカーに貴重品を置かない、などの注意しましょう。ハワイはリゾート地という開放的な雰囲気がありますが、海外にいるという意識を常に持って行動することが大切です。
物価
ハワイは太平洋の離島に位置しているため、物資の多くを本土や海外から輸送する必要があり、その分、物価が高い傾向にあります。日本と比べても物価水準は全体的に高めです。たとえば、ミネラルウォーターは1本約2ドル(約300円)、ファストフードは8ドル前後(約1,140円)、夕食は50ドル程度(約7,100円)と日本の倍近くの出費になるケースもあります。事前に食事や買い物の計画を立て、無理のない範囲で楽しむのがポイントです。
交通手段
ハワイでは、島内を移動する手段として「レンタカー」「シャトルバス」「タクシー」が一般的です。なかでもおすすめなのがレンタカーです。オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港をはじめ、各島の空港でレンタカーを借りることができ、日本語カーナビ付きの車も用意されています。また、オアフ島では「ザ・バス」や「トロリー」が広く利用されており、主要な観光スポットへの移動もスムーズ。ハワイ島では、1回2ドルで乗れる「ヘレオン・バス」や、ホテル間をつなぐシャトルバスなども運行しており、リーズナブルに移動できます。
空港から市街地までのアクセス
ハワイ観光の玄関口・ホノルル空港からワイキキ市内へは、シャトルバス、タクシー、ライドシェア、レンタカー、公共バスなど複数の移動手段があります。なかでも便利なのがシャトルバスで、片道約23ドル(約3,290円)で利用可能です。所要時間は交通状況やホテルの立ち寄り数により異なりますが、20分〜50分程度です。フライト時間に合わせてピックアップしてくれる場合が多いため安心して利用できます。往復予約で割引になることもあるため、予定が決まっていれば事前予約がおすすめです。
インターネット
ハワイでは、レストランやカフェ、ショッピングモールなど多くの商業施設で無料Wi-Fiが提供されています。ただし、無料Wi-Fiには時間制限がある場合や、混雑時には通信速度が遅くなることもあります。また、無料Wi-Fiのセキュリティ面に不安がある人もいるでしょう。安心してインターネットを利用したい方は、日本で海外用SIMカードを購入するか、モバイルWi-Fiをレンタルするのがおすすめです。
電源プラグ
ハワイのコンセントは、日本と同じ「Aタイプ」が主流です。日本から持参したスマートフォンやカメラの充電器などをそのまま使用できる場合が多いです。ただし、一部のホテルや施設では異なるタイプのコンセントが使われていることもあるため、事前に宿泊先の情報を確認しておくと安心です。また、電圧は日本は100Vが一般的ですが、ハワイでは110〜120Vの電圧が使用されています。対応していない電化製品を使う場合は、変圧器の準備をしましょう。
飲水
ハワイの水道水は衛生状態が良く、外務省のホームページでも「衛生状態良好」と記載されており、基本的にはそのまま飲むことができます。ただし、水質は日本と異なるため、味に違和感を覚える方もいるかもしれません。口に合わないと感じた場合は、スーパーなどでミネラルウォーターを購入するか、浄水器を使うのがおすすめです。体調に不安がある方や長期滞在予定の方は、あらかじめ対策をしておくと安心です。
トイレ
ハワイのトイレは基本的には清潔で、安心して利用できます。しかし、防犯上の理由から、トイレを利用する際にフロントで鍵を借りたり、パスコードを入力する必要がある場合もあります。また、広い施設でもトイレの数が少ない傾向があるため、見つけたら早めに利用しておくのがおすすめです。トイレの表示にはハワイ語が使われていることがあり、「Wahine(ワヒネ)」が女性、「Kane(カネ)」が男性を意味します。覚えておくとよいでしょう。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。