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モーリタニアの物価は安い?サハラ砂漠への旅費や滞在費、日本との比較も紹介
モーリタニアは、サハラ砂漠の絶景や、世界一長いといわれる「鉄鉱石列車」で知られています。本記事では、モーリタニアの物価を徹底解説します。サハラ砂漠への旅費や滞在費、日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


モーリタニアは、サハラ砂漠の絶景や、世界一長いといわれる「鉄鉱石列車」で知られています。ただし、「アフリカの物価って想像がつかない」「いくらくらい予算があればいいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、モーリタニアの物価を徹底解説します。サハラ砂漠への旅費や滞在費、日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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モーリタニアの物価情報
モーリタニアの物価といえば、日本より安いイメージでしょう。実際、ローカルな食堂や市場での買い物はとてもリーズナブルで、数百円でお腹いっぱい食べられます。
一方で、外国人が利用するような快適なホテルやレストラン、砂漠を巡るツアー代金は、ヨーロッパ並みの価格設定になっていることも珍しくありません。
「安いものはとことん安いけれど、快適さを求めるとそれなりにかかる」のがモーリタニアの物価の特徴です。ここでは、旅行者がよく利用する商品やサービスの相場を、日本と比較しながら表にまとめました。
モーリタニアの物価比較表(1 MRU ≒ 4.2円)
商品・項目 | モーリタニア価格 | 日本価格 |
ミネラルウォーター(500ml) | 10 MRU(約42円) | 約110円 |
レストランでの食事(ディナー) | 400 MRU(約1,680円) | 約1,500〜3,000円 |
ローカルな食堂での食事(ランチ) | 100 MRU(約420円) | 約800〜1,000円 |
コーヒー(カフェ) | 50 MRU(約210円) | 約400〜500円 |
タクシー(市内移動・交渉制) | 100 MRU(約420円) | 約500円〜 |
鉄道(鉄鉱石列車・客車) | 6ユーロ(約1,000円) | - |
長距離バス(ヌアクショット〜ヌアディブ) | 700 MRU(約2,940円) | 約3,000〜5,000円 |
ホテル代(中級・1泊1室) | 2,200 MRU(約9,240円) | 約8,000〜15,000円 |
観光ビザ(到着時取得) | 55ユーロ(約9,000円) | - |
※モーリタニアの通貨はウギア(MRU)です。2018年にデノミネーション(通貨単位の変更)が行われ、旧通貨(MRO)の1/10になりました。現地ではまだ旧通貨単位で話されることもあるので、桁数には注意してください。
※2025年12月時点の為替レート(1 MRU ≒ 4.2円、1ユーロ ≒ 164円)で計算しています。
食費の物価情報
モーリタニアの食費は、どこで食べるかによって大きく変わります。地元の人たちが通うような大衆食堂なら、日本よりも安く食事を楽しめます。
定番の国民食といえば、魚と野菜の炊き込みご飯「チェブジェン(Thieboudienne)」。海に面したモーリタニアならではの新鮮な魚が使われていて、一皿でボリューム満点です。
ローカルな食堂なら、このチェブジェンが100〜150 MRU(約420〜630円)ほどで食べられます。他にも、クスクスや鶏肉料理などが数百円で味わえるので、食費を抑えたい方には最適です。
一方で、首都ヌアクショットにある外国人向けのレストランやカフェでは、パスタやピザ、ハンバーガーなどが提供されていますが、価格は400〜800 MRU(約1,680〜3,360円)と日本と変わらないか、少し高めの設定です。
項目 | モーリタニア価格 |
チェブジェン(魚ご飯) | 100〜150 MRU(約420〜630円) |
サンドイッチ(屋台) | 20MRU(約80円) |
外国人向けレストランのメイン料理 | 400〜600 MRU(約1,680〜2,520円) |
ミントティー(名物) | 10〜20 MRU(約42〜84円) |
交通費・移動の費用の物価情報
モーリタニア旅行のハイライトともいえるのが移動です。都市間の移動は長距離バスや乗り合いタクシー(セット・プラス)が一般的で、数百キロの移動でも2,000〜3,000円程度とリーズナブルです。
冒険好きの旅行者が目指すのが、世界最長級の貨物列車「鉄鉱石列車」。ヌアディブからズエラットまで約700kmを走るこの列車、なんと鉄鉱石を積む貨車に乗る場合は無料です!
ただし、屋根も壁もない過酷な環境なので、体力に自信のある方向け。客車を利用する場合でも約1,000円と格安ですが、チケットの確保が難しいこともあります。
市内移動はタクシーが基本ですが、メーターはなく交渉制です。近距離なら100 MRU(約420円)程度が目安ですが、外国人とわかると高値を提示されることもあるので、乗車前にしっかり値段を確認しましょう。
項目 | モーリタニアでの一般的な価格例 | 日本(都内)での一般的な価格例 |
空港タクシー(空港〜ヌアクショット市内) | 1,000〜1,200 MRU(約4,200〜5,040円) | 約7,000〜10,000円 |
市内タクシー(近距離・貸切) | 100〜200 MRU(約420〜840円) | 500円 |
長距離バス(ヌアクショット〜ヌアディブ) | 700 MRU(約2,940円) | 約4,000円(高速バス) |
鉄鉱石列車(貨車) | 無料 | - |
鉄鉱石列車(客車) | 10〜15ユーロ(約1,824〜2,737円) | - |
その他、モーリタニアに行く人が気になる物価
モーリタニア旅行で予算を大きく左右するのが「ツアー代金」です。
サハラ砂漠の奥地にある世界遺産「シンゲッティ」や「ウアダン」、巨大な「サハラの目(リシャット構造)」などを訪れるには、4WD車とガイドをチャーターする必要があります。
公共交通機関だけでこれらのスポットを回るのは難しく、現地発着のツアーを利用するのが一般的です。
項目 | 価格 |
観光ビザ(空港到着時) | 55ユーロ(約9,000円)または60ドル |
砂漠ツアー(1泊2日〜・ガイド/車/食事込) | 1人あたり200ユーロ〜(約33,000円〜) |
SIMカード(データ通信数GB) | 200〜400 MRU(約840〜1,680円) |
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通貨・為替レート情報
モーリタニアの通貨は「ウギア(Ouguiya)」で、通貨コードは「MRU」です。2025年11月現在のレートは、以下の通りです。
1 MRU(ウギア)=約4.2円
ここでひとつ重要な注意点があります。モーリタニアでは2018年にデノミネーション(通貨単位の切り下げ)が行われ、「10 旧ウギア(MRO)=1 新ウギア(MRU)」になりました。
しかし、現地の市場やタクシー運転手さんの中には、今でも旧通貨(MRO)の単位で金額を言ってくる人がいます。例えば「1,000ウギア」と言われた場合、それが新通貨(約4,200円)なのか、旧通貨(約420円)なのかで大きな違いがあります。
法外な値段だと思ったら、「それは新ウギア?旧ウギア?」と確認するか、「ニュー(New)?」と聞いてみるとよいでしょう。多くの場合は旧通貨の感覚で話していることが多い傾向です。
また、日本円からウギアへの両替は現地でもほとんどできません。必ずユーロ(EUR)または米ドル(USD)の現金を用意していきましょう。
旅行費用相場
モーリタニア旅行にかかる費用の目安を見てみましょう。日本からの航空券代を除いた、現地での滞在費(宿泊、移動、食費、観光費)の目安です。
1週間のモーリタニア旅行の費用相場
首都ヌアクショットを拠点に、世界遺産の街シンゲッティなどを訪れる標準的なプランです。現地ツアーを利用して効率よく回る場合を想定しています。
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
ホテル(中級・5泊) | 約50,000円 |
現地ツアー(2泊3日など) | 約60,000円〜 |
食費・雑費 | 約20,000円 |
交通費(空港送迎・市内) | 約10,000円 |
合計 | 約140,000円〜 |
1週間の滞在なら、現地費用として約14万円〜を見ておくと安心です。砂漠への移動は個人ではハードルが高いため、ツアーやドライバーの手配にお金がかかります。ここをどうアレンジするかで費用は大きく変わります。
10日間のモーリタニア旅行の費用相場
少し日数を延ばして、鉄鉱石列車に乗ったり、さらに奥地のウアダンや「サハラの目」まで足を延ばしたりする冒険プランです。
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
ホテル(中級・8泊) | 約80,000円 |
現地ツアー・車両チャーター | 約100,000円〜 |
食費・雑費 | 約30,000円 |
交通費(長距離移動含む) | 約20,000円 |
合計 | 約230,000円〜 |
10日間の場合、約23万円〜が目安となります。鉄鉱石列車の貨車(無料)を利用して移動費を浮かせつつ、浮いた分をガイド代に回すといった旅慣れたバックパッカースタイルなら、もっと安く抑えることも可能です。
逆に、全行程を快適な4WDチャーターで回ると、さらに費用は上がります。
※上記に日本からの往復航空券代(時期によりますが約20〜30万円〜)が別途かかります。
節約のコツ
モーリタニアの旅費を抑えるための、コツをご紹介します。
1. 移動は「乗り合い」を活用する
プライベートなタクシーやチャーター車は高額ですが、現地の人も利用する「乗り合いタクシー(セット・プラス)」やバスを使えば、移動費を数分の一に抑えられます。
ただし、定員が集まるまで出発しない、車内がギュウギュウ詰めになる、といった不便さはあるので、「それも旅の醍醐味!」と割り切れる方におすすめです。
2. 食事はローカル食堂で
ホテルのレストランは欧米価格ですが、街中の食堂なら数百円でお腹いっぱいになります。衛生面が気になる方は、火の通った料理(チェブジェンや煮込み料理)を選び、生野菜やカットフルーツは避けるようにすると安心です。
3. 鉄鉱石列車は「貨車」に挑戦
節約術かつ最大のアトラクションが、鉄鉱石列車の貨車移動です。運賃は無料!ただし、鉄粉まみれになること必至で、夜は砂漠の寒さが厳しい過酷な旅になります。
ゴーグルやマスク、防寒着などの準備は必須ですが、満天の星空の下、サハラ砂漠を列車で駆ける体験はプライスレスです。
まとめ
モーリタニアの物価は、ローカルな生活に徹すれば日本よりずっと安く済みます。食事や市内の移動などは、お財布に優しい価格設定です。
一方で、サハラ砂漠の奥地へ行くためのツアーや車両チャーター、快適なホテルなどは、日本と同じかそれ以上の費用がかかることもあります。「どこにお金をかけて、どこを節約するか」のメリハリが、満足度の高い旅にするポイントです。
ぜひ予算に合わせて、あなただけの特別な旅プランを立ててみてくださいね!
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋
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