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リビアの物価は安い?高い?現地の費用相場や日本との比較も紹介
リビアは、北アフリカに位置し、地中海の美しい海岸線と広大なサハラ砂漠を持つ国です。本記事では、リビアの物価を徹底解説します。現地の費用相場や日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 ※リビアは2025年現在、日本外務省の海外安全情報で高い危険レベルが発出されている地域が大半です。渡航を検討される際は、必ず最新の安全情報を確認し、専門のツアー会社等を通じて安全確保に努めてください。


リビアは、北アフリカに位置し、地中海の美しい海岸線と広大なサハラ砂漠を持つ国です。ただし、「リビアに行ってみたいけど、物価ってどれくらいなの?」「そもそも旅行できるの?費用は高い?安い?」という方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、リビアの物価を徹底解説します。現地の費用相場や日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
※リビアは2025年現在、日本外務省の海外安全情報で高い危険レベルが発出されている地域が大半です。渡航を検討される際は、必ず最新の安全情報を確認し、専門のツアー会社等を通じて安全確保に努めてください。
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リビアの治安状況
リビア全土(ミスラタ県ミスラタ市を除く)には、外務省から最も厳しい「危険レベル4(退避してください。渡航は止めてください。)」が発出されており、どのような目的であっても渡航は強く禁止されています。
民兵組織間の武力衝突が続き、東西に並立する政府の対立などにより、情勢が急激に悪化する可能性が高いと判断されています。すでに滞在している人に対しても、直ちに安全な地域への退避が推奨。
西部沿岸のミスラタ県ミスラタ市のみ「危険レベル3(渡航中止勧告)」に引き下げられています。今後も不測の事態が起こり得ることから、観光やビジネスを含め、渡航は控えるべき地域とされています。
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リビアの物価最新情報!生活費は日本よりかなり安め
産油国であるリビアは、生活必需品やエネルギー価格が安く抑えられています。
スーパーでの買い物やローカルな食堂での食事など、現地の人と同じような生活をする分には、日本より費用を抑えられます。一方で、ホテルや外国人向けのサービスは供給が限られているため、それなりの価格設定です。
ここでは、リビア旅行で気になる物価を項目別にまとめました。2025年現在のレート(1リビア・ディナール=約30円)を目安に比較してみましょう。
リビアと日本の物価比較表
商品・項目 | リビア価格 | 日本価格(目安) |
ミネラルウォーター(500ml) | 1〜2ディナール(約30〜60円) | 約110円 |
レストランでの食事 | 50〜90ディナール(約1,500〜2,700円) | 約1,000〜2,000円 |
ローカルな食堂などでの食事 | 15〜30ディナール(約450〜900円) | 約800円 |
コーヒー(カフェ) | 2〜5ディナール(約60〜150円) | 約400〜500円 |
タクシー初乗り(または市内移動1回) | 10〜20ディナール(約300〜600円)※交渉制 | 約500円 |
鉄道(基本運賃) | - | 約200円〜 |
バス(基本運賃・都市間) | 20〜40ディナール(約600〜1,200円) | 約2,000円〜 |
ホテル代(中級〜高級・1泊) | 250〜500ディナール(約7,500〜15,000円) | 約10,000円〜 |
観光ガイド・ツアー費(1日あたり) | 300〜600ディナール(約9,000〜18,000円) | - |
食費の物価情報
リビアの食事は、地中海料理とアラブ料理が融合した豊かな味わいが特徴です。特にパンやパスタの種類が豊富で、イタリア植民地時代の影響を色濃く残しています。
ローカルな食堂(カフェテリアのような場所)なら、一食あたり数百円でお腹いっぱい食べられます。特に「クスクス」や「バズィーン((大麦粉を練った伝統料理)」などの国民食は、リーズナブルでボリューム満点です。
カフェ文化も根付いていて、イタリア仕込みの本格的なエスプレッソやカプチーノが、1杯60円〜100円程度で楽しめます。
主なメニューの価格相場
- シャクシューカ(卵とトマトの煮込み料理): 約15〜20ディナール(約450〜600円)
- リビア風スープ(ショルバ): 約10〜15ディナール(約300〜450円)
- ピザ(ホール): 約15〜25ディナール(約450〜750円)
- ケバブサンド: 約10〜20ディナール(約300〜600円)
交通費・移動の費用の物価情報
リビアでの移動手段は、主にタクシーかバス(乗り合いバン)になります。残念ながら、2025年現在、鉄道は運行していません。
かつては鉄道計画がありましたが、長らく中断されています。特筆すべきはガソリン代の安さ。「水より安い」と言われることもあり、それがタクシーやバスの運賃の安さにも反映されています。
市内移動なら、タクシーを使っても数百円程度で済むことが多い傾向。ただし、メーターがない車がほとんどなので、乗車前の値段交渉は必須です。
また、観光客が都市間を移動する場合は、安全面を考慮して現地旅行会社の専用車を手配するのが一般的です。その場合には、ドライバー代やガソリン代込みで1日あたりのチャーター料金がかかるため、公共交通機関のような安さにはなりません。
項目 | リビアでの一般的な価格例 | 日本での一般的な価格例 |
タクシー(市内移動) | 10〜20ディナール(約300〜600円) | 1,000円〜 |
乗り合いバス(市内) | 2〜5ディナール(約60〜150円) | 210円 |
長距離バス(トリポリ〜ミスラタ等) | 20〜30ディナール(約600〜900円) | 2,000円〜 |
ガソリン(1リットル) | 約0.15ディナール(約4.5円) | 約170円 |
その他、リビア旅行で気になる費用の価格
リビア旅行で予算を大きく占めるのが「観光に関わる費用」です。個人で観光地へ行くのが難しいため、ガイドやセキュリティの手配が必要になるケースがほとんどです。
世界遺産の「レプティス・マグナ」や「サブラタ」などの遺跡自体の入場料は数百円程度と驚くほど安いのですが、たどり着くための「安心・安全」を買う費用がかかると考えてください。
- 遺跡の入場料: 約10〜20ディナール(約300〜600円)
- 入場料自体は格安ですが、頻繁に変更される可能性があります。
- 観光ビザ費用: 約200〜300ディナール相当(約6,000〜9,000円)
- 取得代行手数料などが別途かかる場合があります。
- ガイド・専用車チャーター(1日): 約300〜600ディナール(約9,000〜18,000円)〜
- 英語ガイドやドライバーの手配費用。ツアーに参加する場合はツアー代金に含まれます。
リビアの通貨・為替レート情報
リビアの通貨は「リビア・ディナール(LYD)」です。以前は公定レートと闇レート(並行市場)の差が激しい時期がありましたが、近年は調整が進み、以前ほどの極端なかいりは少なくなっています。
2025年12月現在のレートは以下の通りです。
1リビア・ディナール(LYD) = 約28.5円
旅行者の感覚としては、「1ディナール=約30円」と計算するとわかりやすいでしょう。現地ではクレジットカードが使える場所が非常に限られています(高級ホテルなど一部のみ)。
基本的には現金(米ドルやユーロ)を持参し、現地でディナールに両替する必要があります。
リビア旅行の費用相場
リビアへの旅行には、一般的な観光地への旅行とは少し勝手が異なります。安全管理のため、現地旅行会社が催行するツアーに参加するのが一般的な方法です。
ここでは、日本から現地発着ツアーに参加する場合や、近隣国(チュニジアなど)からショートトリップで訪れる場合を想定した費用相場をご紹介します。
※航空券代は含まれていません。日本からリビア(トリポリ)へは、イスタンブールやチュニス経由などが一般的です。航空券代は時期によりますが、往復15万〜25万円程度を見ておくとよいでしょう。
2泊3日のリビア旅行(チュニジアからのショートトリップ想定)
チュニジア旅行のついでに、陸路または空路で首都トリポリや近郊の遺跡を訪れるプランです。
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
ホテル(2泊) | 約20,000円〜 |
現地ツアー代(ガイド・専用車) | 約60,000円〜 |
食費・その他 | 約5,000円〜 |
合計(航空券除く) | 約85,000円〜 |
短期間でも、ガイドと車を手配するとそれなりの金額になります。しかし、世界屈指のローマ遺跡「レプティス・マグナ」を独り占めできる体験は、プライスレスな価値があります。
5泊7日のリビア旅行(しっかり周遊プラン)
トリポリを拠点に、世界遺産のサブラタやレプティス・マグナ、少し足を延ばしてガダメス(砂漠の真珠と呼ばれる旧市街)などを巡るスタンダードなプランです。
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
ホテル(5泊) | 約50,000円〜 |
現地ツアー代(ガイド・専用車) | 約150,000円〜 |
食費・その他 | 約15,000円〜 |
合計(航空券除く) | 約215,000円〜 |
1週間弱の滞在で、リビアの主要な見どころを網羅できます。
現地ツアー会社に依頼する場合、ビザサポートから宿泊、移動、ガイドまですべてパッケージになっていることが多く、その場合はトータルで2,000ユーロ(約36万円)前後が相場となることが多い傾向です。
リビア旅行を賢く楽しむ!費用を抑えるコツ
リビア旅行はガイド必須のため費用がかさみがちですが、工夫次第で現地での出費を抑えることは可能です。ここでは費用を抑えるコツを、詳しくみていきましょう。
ローカルフードを活用する
観光客向けのレストランではなく、地元の人で賑わう食堂やカフェを利用しましょう。
サンドイッチやスープなどの軽食なら数百円で済む上、リビアの人々の日常を肌で感じられます。特に、パン屋さんで売られている焼きたての惣菜パンは安くておすすめです。
グループツアーに参加する
個人でガイドと車をチャーターすると、割高になります。ただし、あらかじめ設定されたグループツアーに参加すれば、ガイド代や車両代を他の参加者とシェアできるため、一人当たりの費用を大幅に抑えられます。
各国の旅行会社が募集している「パッケージツアー」を、チェックしてみるのがおすすめです。
宿泊先のランクを調整する
リビアのホテルは、高級ホテルと安宿の差が激しい傾向です。安全性が確保されている前提で、中級クラスのホテルやゲストハウスを選ぶことで、宿泊費を節約できます。
ツアー会社に相談する際、「ホテルはスタンダードクラスで」とリクエストしてみるのも一つの手です。
まとめ
リビアの物価について紹介しました。リビアは、生活物価は日本より驚くほど安い反面、観光客として安全に旅をするための費用(ガイドや移動手段)は高くなるという特徴があります。
- 水やガソリン: 激安(数十円〜)
- ローカルな食事: リーズナブル(数百円〜)
- 観光費用: ガイド・専用車が必須のため高め(ツアー相場で30万円〜)
決して「安く行ける国」ではありませんが、圧倒的なスケールのローマ遺跡や、サハラ砂漠の絶景は、他の国では味わえない特別な体験です。
もし渡航を計画される際は、最新の安全情報を十分に確認し、信頼できる旅行会社を通じて準備を進めてください!
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋
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