【2024年最新】レバノンの治安は？危険な場所や注意点を解説

レバノンへの旅行を検討中の皆さん、現在の治安状況は非常に厳しいものがあります。2024年最新のレバノンの治安情報をお届けします。イスラエルとの軍事衝突リスク、危険地域、注意すべき犯罪、そして具体的な防犯対策まで詳しく解説します。現状では渡航は推奨されませんが、将来の参考にしてください。

2024年11月12日

ライター

NEWT編集部（AIサポート）

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Contents

レバノンの治安はいい？悪い？
レバノンの夜の治安は？
レバノンで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット
トリポリ市内の一部地域
ベカー高原のシリア国境地帯
ヘルメル県の一部地域

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レバノンの治安はいい？悪い？

レバノンの治安は、現在非常に不安定な状況にあります。2023年10月以降、イスラエルとレバノンの武装勢力の間で軍事衝突が続いており、民間人の死傷者も出ています。攻撃が激化していることもあり、日本の外務省は、以下のような危険情報を発出中です。

レベル	エリア
レベル4：退避してください。渡航は止めてください	南レバノン県南部ナバティーエ県のリタニ川以南（ビント・ジェベイル地区及びマルジャユーン地区）ナバティーエ県（ナバティーエ地区及びハスバイヤ地区）の「国連ブルーライン」周辺
レベル3：渡航は止めてください。（渡航中止勧告）	上記以外の地域

凶悪犯罪やテロの脅威も依然として存在しているため、現時点でのレバノンへの渡航は強く推奨しません。

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レバノンの夜の治安は？

レバノンの夜間の治安は、とくに注意が必要です。一人歩きは極めて危険なので、さけてください。夜間は銃撃事件のリスクが高く、強盗や窃盗などの犯罪が増加しています。そのため、夜間の外出自体を控えることが最も安全な選択肢です。

どうしても外出しなければいけない時は、公共交通機関の利用はさけ、タクシーを利用してください。ただ、タクシーでの詐欺や強盗も多発しているので、正規のタクシー会社を利用しましょう。

レバノンで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

レバノンには、下記のように危険度が高く、立ち入りをさけるべき地域が複数存在します。

トリポリ市内の一部地域
ベカー高原のシリア国境地帯
ヘルメル県の一部地域

テロや武力衝突のリスクが高く、外国人が巻き込まれる可能性もあるため、細心の注意が必要です。治安当局の管轄がおよばない地域もあり、犯罪者やテロリストの温床となっています。危険エリアには、絶対に近づかないようにしましょう。

トリポリ市内の一部地域

トリポリ市内は、スンニ派とアラウィ派の対立が激化している地域です。治安当局による取り締まりが難しいエリアということもあり、銃撃戦がひん発し、民間人の死傷者も出ています。外国人が標的になる可能性も高いので、絶対に立ち入らないでください。

ベカー高原のシリア国境地帯

ベカー高原のシリア国境地帯は、レバノン軍とイスラム過激派の衝突が発生しているエリアです。シリア内戦の影響で不安定な状況が続いているため、注意が必要になります。さらに、武装勢力の越境や密輸も行われているエリアです。極めて危険な地域ということもあり、外務省も渡航を強く禁止しています。

ヘルメル県の一部地域

レバノン東部のシリアとの国境地帯は、過激派組織の拠点があるとされています。2014年にはイスラム国（IS）が侵攻し、現在も治安部隊との衝突が断続的に発生しているエリアです。衝突に巻き込まれるだけでなく、テロ事件のリスクが高い危険地域なので、近づかないようにしてください。

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レバノンで観光客が被害にあいやすい犯罪は？

レバノンでは経済危機の影響もあり、様々な犯罪が増加傾向にあります。ここでは、外国人や観光客がねらわれやすい犯罪を中心にチェックしましょう。

スリ・ひったくり

レバノンでは経済危機の影響で、スリやひったくりが多発しています。人ごみや観光地では注意が必要です。貴重品は体の前で管理し、目立つバッグはさけましょう。ひったくりは二人組で犯行に及ぶことが多く、オートバイに乗った犯人が多いのが特徴です。人通りの少ない場所や車道側を歩くと、ひったくりにあうリスクが高まるので注意してください。

タクシーでのぼったくり

レバノンのタクシーでは、外国人をねらったぼったくりが多発しています。メーターを使わずに、法外な料金を請求されるケースが多いです。正規のタクシー会社を利用し、乗車前に目的地と料金を確認してください。トラブルに巻き込まれる危険性が高いので、白タクには絶対に乗らないようにしましょう。

両替トラブル

レバノンでは、両替トラブルにも注意が必要です。闇レートで両替を持ちかけられるケースがありますが、絶対に応じてはいけません。公式の両替所やホテル、銀行などを利用し、レシートを必ず受け取るようにしましょう。レートが不当に安い場合は、偽札を掴まされる可能性もあるので注意が必要です。

レバノンで被害にあわないための防犯対策

治安状態が非常に不安定なため、現在のレバノンへの渡航はおすすめできません。しかし、将来的に治安が改善した時に備えて防犯対策を知っておくことは大切です。被害にあわないためには、以下のような点に気をつけましょう。

常に最新の情報を入手する
危険地域には近づかない
貴重品の管理に注意

それぞれの防犯対策について、詳しくご紹介します！

常に最新の情報を入手する

レバノン渡航前だけでなく、滞在中も外務省海外安全ホームページで最新情報を確認しましょう。在レバノン日本国大使館からも最新のレバノン情報が発信されているので、チェックするのもおすすめです。また、現地メディアやSNSでの情報にも注意を払いましょう。ただ、フェイクニュースもあるので、情報源の信頼性を確認することが重要です。

危険地域には近づかない

危険地域には、近づかないことが非常に重要です。とくに、イスラエルとの国境地域やパレスチナ難民キャンプ周辺には絶対に近づかないでください。

危険エリアだけでなく、政治的なデモや宗教的な集会に近づかないことも大切です。トラブルに巻き込まれたり、治安当局に拘束されてしまう可能性もあります。

貴重品の管理に注意

貴重品をしっかり管理すると、防犯対策になります。多額の現金は持ち歩かず、貴重品はホテルのセーフティボックスを利用してください。パスポートのコピーを持ち歩くだけでなく、安全な場所に保管しておくと安心です。

もしレバノンで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

レバノンで思わぬトラブルに巻き込まれてしまった時のために、事前に緊急連絡先を把握しておくことが大切です。警察への通報、病院への連絡、保険会社への一報など、冷静に対処するためにも連絡先をメモしておきましょう。ここでは、レバノンで犯罪被害にあった際に、通報すべき主要な連絡先をご紹介します。いざという時に慌てないよう、旅行前にしっかりチェックしておきましょう。

レバノンの緊急通報先

レバノンで緊急事態に遭遇した場合は、以下の番号に電話をしてください。

警察：112
救急：140
消防：175

オペレーターに英語で状況を説明すれば、適切な対応をしてくれます。また、緊急ではない犯罪被害にあった場合は、最寄りの警察署に直接出向いて被害届を提出しましょう。その際、パスポートと滞在許可証を提示する必要があります。安全のために、常に大使館の連絡先を控えておき、トラブルに巻き込まれそうになったら、すぐに連絡を取るようにしてください。