沖縄の方言「うちなーぐち」の特徴は?よく使う言葉や例文を解説
めんそーれ、なんくるないさーなど、沖縄の方言「うちなーぐち」をご紹介!よく使われる言葉や、かわいい方言も紹介するので、フレーズを覚えて、沖縄旅行の際に使ってみては?
めんそーれ、なんくるないさーなど、沖縄の方言「うちなーぐち」をご紹介!よく使われる言葉や、かわいい方言も紹介するので、フレーズを覚えて、沖縄旅行の際に使ってみては?
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沖縄の方言「うちなーぐち」の特徴は?
沖縄で話される方言「うちなーぐち」は、琉球王国の時代から受け継がれてきた独自の言葉です。めんそーれ(いらっしゃいませ)や、なんくるないさ(なんとかなる)といったフレーズは耳にしたことがある方も多いでしょう。柔らかくのんびりとした響きが特徴で、かわいらしい日本の方言の一つです。
うちなーぐちは標準語とは異なる発音や文法が多く、例えば「あいうえお」は「あいういう」と発音されるなど、独特の音の使い方があります。最近では観光客でも理解しやすい表現が増えてきましたが、高齢の方々が話す昔ながらの言葉は特に独特です。
沖縄の方言は地域によって異なる
沖縄の方言「うちなーぐち」は、地域によって大きく異なり、同じ県内でも通じにくいことがあります。特に沖縄本島と離島では言葉が異なるだけでなく、本島内でも北部と中南部で方言にちがいが見られます。独特の語尾やイントネーションが特徴的で、柔らかくのんびりとした印象から「かわいい」と感じる人も多いでしょう。
沖縄の方言は大きく2つに分けられます。
北部方言(国頭方言)
- イントネーションの抑揚が少なく、標準語に近い。
- 「はひふへほ」が「ぱぴぷぺぽ」に変化。
中南部方言(沖縄語)
- 那覇市周辺で話される「沖縄の方言の代表格」。
離島の宮古島や石垣島などにも独自の方言があり、沖縄本島の人でも理解がむずかしい場合があります。地域によって方言の多様性がゆたかで、文化の奥深さを感じられるのが沖縄の魅力のひとつです。旅行の際には、簡単なフレーズを覚えて現地の方との交流を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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旅行先で使いたい!沖縄の挨拶でよく使われる方言
沖縄を訪れるなら、地元の人と積極的にコミュニケーションをとれたら楽しいですよね。以下では、沖縄の挨拶でよく使われる方言をピックアップしました。
聞き馴染みのあるものから、ちょっとめずらしい表現まで厳選したので、沖縄旅行の際は、ぜひ積極的に使ってみてくださいね!
めんそーれ
沖縄で一番よく使われる挨拶といえば「めんそーれ」。「いらっしゃいませ」「ようこそ」という意味で、空港や観光地で必ず耳にします。沖縄独特の温かみを感じさせる言葉で、旅行者を歓迎する際にぴったり!さらに石垣島では「おーりとーり」、宮古島では「んみゃーち」と地域ごとに異なる言い方になります。旅の思い出に「めんそーれ」と声をかけてみるのも楽しいですよ。
<会話例>
- 「めんそーれ」=いらっしゃいませ!ようこそ!
はいさい・はいたい
「はいさい」「はいたい」は、沖縄で使われる挨拶で「こんにちは」という意味です。性別によって使い分けられ、男性は「はいさい」、女性は「はいたい」と言います。どちらもカジュアルでフレンドリーな表現なので、地元の方との交流時に使うと親しみやすさがアップしますよ!
<会話例>
- 「はいさい!」=こんにちは!(男性)
- 「はいたい!」=こんにちは!(女性)
- 「はいさい、ちゃーがんじゅう?」=こんにちは、元気ですか?
ちゅーうがなびら
「ちゅーうがなびら」は沖縄の方言で「こんにちは」にあたる表現です。親しい間柄で使う「はいさい」「はいたい」と異なり、目上の人や改まった場面で使う丁寧なあいさつです。語源は「ちゅー=今日」「うがむん=拝む」で、「今日お目にかかります」という意味を持ちます。落ち着いた響きがあり、沖縄らしい温かさを感じさせる言葉です。
<会話例>
- 「ちゅーうがなびら」=こんにちは(丁寧)
にふぇーでーびる
「にふぇーでーびるは、沖縄の方言で「ありがとうございます」という意味です。旅行中に親切にしてもらった際など、お礼を伝える時に使います。より丁寧に感謝を表したい時は、「いっぺーにふぇーでーびる(たくさんありがとう)」と表現します。
過去のことに対して「ありがとうございました」と伝える場合は「にふぇーでーびたん」と言います。地域によって言い方が異なり、石垣島では「にーふぁいゆー」、宮古島では「たんでぃがーたんでぃ」と言います。
<会話例>
- 「にふぇーでーびる」=ありがとうございます
- 「いっぺーにふぇーでーびる」=たくさんありがとうございます
- 「にふぇーでーびたん」=ありがとうございました
またやーさい・またやーたい
「またやーさい」「またやーたい」は、沖縄で使われる「また会いましょう」「またね」という意味の別れの挨拶です。男性は「またやーさい」、女性は「またやーたい」と使い分けます。「さようなら」ほど堅苦しくなく、親しい間柄で気軽に使える表現です。翌日会う予定なら、「またあちゃーやーさい(また明日ね)」という言い方もあります。沖縄らしい優しく柔らかい響きが特徴で、旅先でもよく耳にする方言です。
<会話例>
- 「またやーさい!」=またね!(男性)
- 「またやーたいねー」=またね!(女性)
- 「またあちゃーやーさい」=また明日ね!
沖縄の会話の中でよく使われる方言
沖縄の日常会話には、独特で味わい深い方言がたくさん使われています。なんくるないさ(なんとかなるさ)、でーじ(とても)といったポジティブな表現が多く、聞いているだけでほっこりするものばかりです。
相づちとして使う「〜だからよ」、驚きを表す「あきさみよー(あらまあ)」など沖縄らしいリズムの言葉が満載!旅行中に耳にしたり使ってみたりすると、地元の人との会話がさらに楽しくなるかもしれませんよ。
なんくるないさ
「なんくるないさ」は、沖縄の方言の中でも特に人気があり、本土でも広く知られている言葉です。「なんとかなるさ」という意味で、悩みや困難があっても気楽に構える沖縄の精神を表しています。肩の力を抜いて前向きに生きることの大切さを感じさせてくれる、心温まるフレーズとして親しまれています。「焦らず、自然に任せれば大丈夫」という沖縄ならではの穏やかな気持ちがこめられており、旅行中に地元の人から聞くと、その温かさが心にひびくでしょう。
<会話例>
- Aさん「仕事が忙しくて…」
Bさん「なんくるないさ〜」=なんとかなるさ〜 - Aさん「天気が悪そうだけど?」
Bさん「まぁ、なんくるないさ」=まぁ、なんとかなるさ~だからよ・~だからさ
「〜だからよ」「〜だからさ」は、沖縄の会話で頻繁に使われる方言で、「そうだよね」「だよね」という相槌のような役割を持っています。標準語の「だから」とは異なり、理由を説明する言葉ではなく、共感や同意を示す際に使われます。フレンドリーで軽い響きが特徴で、地元の人との会話が弾むきっかけにもなります。「〜だからよー」と語尾を伸ばすことで、さらに柔らかく親しみやすい印象になりますよ。
<会話例>
- Aさん「沖縄の海ってきれいだね!」
Bさん「だからよ〜」=そうだよね〜 - Aさん「暑いねー!」
Bさん「だからさ〜」=ほんとだよね〜
でーじ・しに
「でーじ」「しに」は沖縄の方言で、「とても」「すごく」「やばい」という意味を持ちます。「でーじ」は、でーじ〇〇よ(とても〇〇だよ)のように強調する表現として使われますが、相槌としてシンプルに使うこともあります。
「しに」は「死ぬほどすごい」という意味合いがあり、「でーじ」よりさらに強調された表現です。「しに最悪~」「しに楽しい~」など、若者の間で親しい友人に使われるカジュアルな言葉です。
<会話例>
- 「この景色、でーじきれい!」=この景色、とてもきれい!
- 「でーじ暑いね!」=めっちゃ暑いね!
- 「しに楽しかった!」=すごく楽しかった!
- 「しにやばいさー」=めっちゃやばいよね!
~やっさ
「〜やっさ」は沖縄の方言で、「〜だね」という意味を持ち、男性がよく使う表現です。会話の中で相づちとして「やっさ!」と単体で使えば、「そうだね」「なるほど」といったニュアンスになります。砕けた印象があるため、親しい友人や気軽な場面で使うのが自然です。沖縄らしいリズム感のある言葉で、使うだけで会話が盛りあがるでしょう。
<会話例>
- Aさん「今日は暑いね」
Bさん「やっさ!」=そうだね! - 「海、きれいやっさ」=海、きれいだね
- 「楽しかったやっさー」=楽しかったねー
あきさみよー
「あきさみよー」は沖縄の方言で、「あらっ!」「びっくりした!」と驚いた時に使う感嘆詞です。物を落としたり、失敗したりした時など、様々な場面で自然に出てくる言葉で、英語の「オーマイガー」に近いニュアンスがあります。旅行中に地元の方が使うのを耳にすることも多く、沖縄らしさを感じられる表現の一つです。
<会話例>
- Aさん「グラス落として割っちゃった!」
Bさん「あきさみよー!」=あらまぁ! - Aさん「遅刻しそう!」
Bさん「あきさみよー、急がんと!」=やばい、急がないと!
沖縄の食事で使いたい方言
沖縄の食事を楽しむなら、地元の方言を使ってみましょう!いっぺーまーさん(とても美味しい)、かりー(乾杯)など、シンプルで覚えやすい表現が多く、気軽に使いやすいです。沖縄の方言を交えて、おいしい沖縄料理を味わえば、地元の人との距離もぐっと縮まるでしょう。食文化と方言の両方を楽しんで、心もお腹も満たされるひとときを過ごしてみてください。
いっぺーまーさん
「いっぺーまーさん」は沖縄の方言で、「とてもおいしい」という意味です。「まーさん」は「おいしい」という意味で、「いっぺー」は「とても」を表します。食事をした際に、感動を伝えるシンプルで使いやすい表現です。食堂や居酒屋で沖縄料理を味わったときに「いっぺーまーさん」と言えば、地元の人との会話が盛り上がるかもしれません。旅行先で沖縄の美味しい料理を楽しみながら、ぜひこの言葉を使ってみましょう。
<会話例>
- 「ゴーヤチャンプルー、いっぺーまーさん!」=ゴーヤチャンプルー、とても美味しい!
- 「あきさみよー、いっぺーまーさん!」=わあっ、すごく美味しい!
かりー
「かりー」は沖縄で使われる「乾杯」のかけ声です。もともと沖縄には「乾杯」にあたる言葉がありませんでしたが、「めでたい」「縁起がいい」という意味を持つ「かりー」が、乾杯の際に使われるようになったといわれています。飲み会やお祝いの席で、「かりーさびら!(乾杯しましょう!)」と声をかけると、場が一気に沖縄らしい雰囲気に。旅先での交流を楽しみながら、ぜひ使ってみてくださいね!
<会話例>
- 「かりーさびら!」=乾杯しましょう!
- 「かりー!」=乾杯!
あちこーこー
「あちこーこー」は沖縄の方言で、「熱々」「できたてほやほや」という意味です。料理や飲み物が熱くて湯気がたっているような状態をさし、「あちこーこーのさーたーあんだぎー(熱々のさーたーあんだぎー)」のように使います。地元の食堂や屋台で揚げたての料理を味わう際にぴったりの表現です。温かくて美味しい沖縄グルメを楽しむときには、「あちこーこーやっさ!(熱々だね!)」と言ってみましょう!
<会話例>
- 「あちこーこー」=熱々!
- 「あちこーこーのてんぷら、でーじまーさん!」=揚げたての天ぷら、とても美味しい!
かめー
「かめー」は沖縄の方言で「食べなさい」という意味です。「噛む=食べる」に由来し、食事の場面でよく使われます。とくに沖縄のおばぁ(おばあさん)が、次々と料理を振る舞いながら「かめーかめー」と声をかける姿は、沖縄ならではの光景です。これは無理に食べさせようとしているわけではなく、「たくさん食べてね」という愛情表現の一つです。食べきれないほど料理が並ぶことも多く、「かめーかめー攻撃」と呼ばれることもあるそうです。
<会話例>
- 「かめーかめー」=食べなさい食べなさい(愛情表現の意味)
ぬちぐすい
「ぬちぐすい」は沖縄の方言で、「命の薬」という意味です。「ぬち」は命、「ぐすい」は薬を表します。沖縄では、海や山でとれた新鮮な食べ物を食べることが、体に良く健康につながると考えられています。この考え方は「食べることが体を元気にする」という意味で、昔から大切にされてきました。
また、うつくしい景色や音楽、心が癒やされるものに出会ったときにも「ぬちぐすい」と言います。「心が元気になる」「癒やされる」といった気持ちを表す、沖縄らしい温かい言葉です。
<会話例>
- 「この料理、ぬちぐすいやっさ!」=この料理は体にいいね!
- 「夕日を見て、ぬちぐすいさー」=夕日を見て、癒されたよ
- 「おばぁの料理はぬちぐすいだね」=おばあちゃんの料理は命の薬だね
あきさみよー
「あきさみよー」は沖縄の方言で、「あらっ!びっくりした!」という意味です。驚いたときや、失敗したとき、困ったときなどに反射的に使う言葉で、英語の「オーマイガー」に近いニュアンスがあります。「あきしゃびよー」「あぎじゃびよー」といった言い回しもあり、シチュエーションによってさまざまな場面で使われます。
感情を表す言葉として、うれしいときや悲しいときにも使える便利な表現なので、沖縄旅行中に耳にすることも多いでしょう。地元の人が驚いたときに「おっ!」と出る言葉として、覚えておくと楽しいかもしれません。
<会話例>
- Aさん「財布を忘れた!」
Bさん「あきさみよー!」=あら、大変! - Aさん「グラス落として割っちゃった…」
Bさん「あきさみよーやっさ!」=あらまぁ、びっくり! - Aさん「急に雨が降ってきた!」
Bさん「あきさみよーねー!」=びっくりだね!
沖縄ならではのうちな-料理
沖縄の料理は、地元のゆたかな自然や文化が生んだ独特の食文化が特徴です。ちゃんぷるー(炒め物)、いなむるち(豚肉の味噌汁)など、島ならではの食材や調理法をいかした料理が数多くあります。豚肉やゴーヤー、島豆腐などを使い、シンプルながら栄養満点なのが沖縄料理の魅力です。戦後のアメリカ文化の影響を受けた料理も多く、和洋中が絶妙に融合しています。今回は、沖縄で親しまれている代表的な「うちなー料理」をご紹介します。
てびち
「てびち」は沖縄の方言で「豚足」を指します。沖縄では、てびちは煮付けやおでん、沖縄そばの具材として親しまれている定番料理です。コラーゲンが豊富で、柔らかくプルプルとした食感が特徴。豚足を輪切りにしたものが一般的ですが、足先の部分は「ちまぐー」と呼ばれ、使い分けるお店もあります。沖縄では豚肉料理が多く、らふてー(三枚肉の煮付け)などと並ぶ人気のメニューです。
ちゃんぷるー
「ちゃんぷるー」は沖縄の方言で「混ぜる」という意味を持ち、具材を炒めて混ぜ合わせた料理を指します。代表的なゴーヤーチャンプルー(ゴーヤーの炒め物)をはじめ、ふーちゃんぷるー(車麩と野菜の炒め物)、そーみんちゃんぷるー(そうめんの炒め物)など種類が豊富です。沖縄料理の定番で、野菜や豆腐、豚肉などを組み合わせて作られます。「ちゃんぷるー文化」として、異文化が混ざり合う様子を表現する際にも使われる言葉です。
じーまーみ豆腐
「じーまーみ豆腐」は沖縄の伝統的な豆腐で、「じーまーみ」はピーナッツを意味します。一般的な豆腐とは異なり、大豆ではなくピーナッツの絞り汁を使い、サツマイモのでんぷんで固めます。もちもちとした独特の食感が特徴で、甘いタレをかけてデザート感覚で楽しめるのが魅力。沖縄のスーパーや土産物屋で手軽に購入でき、沖縄料理店では揚げ出しにしたものも人気です。
琉球王朝時代には貴重な食材として特別な日に食べられていた歴史があり、現在でも沖縄の食文化を代表する一品です。
いまいゆ
「いまいゆ」は沖縄の方言で「鮮魚」「刺身」を指します。「いま=新鮮」「いゆ=魚」という意味があり、「今とれた魚」=「新鮮な魚」を表します。沖縄の市場や定食屋で「いまいゆ定食」と書かれていたら、刺身定食のこと。沖縄の居酒屋でも「本日の鮮魚」を「いまいゆ」と表現することが多く、地元ならではの言葉として使われています。
沖縄の鮮魚店には「いまいゆ」と大きく書かれた看板が掲げられ、カラフルな南国の魚が並ぶ光景は沖縄ならではです。旅行中に「いまいゆ」を味わいながら、地元の新鮮な海の幸を堪能してみましょう。
ちーいりちゃー
「ちーいりちゃー」は沖縄の伝統料理で、「血の炒め煮」という意味を持ちます。「ちー」は血、いりちゃー(イリチー)は炒め煮を指し、豚やヤギの血を使って豚肉や島にんじん、ニンニクの葉と一緒に炒め煮にした料理です。沖縄本島中部、金武町(きんちょう)周辺でよく食べられています。
見た目にインパクトがあるため、沖縄県外の人には馴染みがありませんが、ホルモン料理やレバー系が好きな人にはたまらない味わいです。コクがあり独特の旨味が広がるちーいりちゃーは、沖縄の食文化を感じられる一品としておすすめです。旅行で沖縄を訪れた際には、ぜひチャレンジしてみてください。
いなむるち
「いなむるち」は沖縄の豚汁で、白味噌をベースに豚肉、しいたけ、こんにゃく、かまぼこなどが入った具だくさんの汁物です。甘めの味付けが特徴で、栄養満点なことから地元で親しまれている郷土料理です。
名前の由来はイナ(イノシシ)、ムルチ(もどき)で、昔はイノシシ肉を使っていましたが、今では豚肉で作られています。沖縄の行事やお祝いの席で振る舞われることが多く、特別な料理として知られています。温かく優しい味わいが特徴なので、沖縄に行った際はぜひ味わってみてください。
沖縄のかわいい・おもしろい方言
沖縄には、思わず笑顔になるようなかわいくてユニークな方言がたくさんあります。地元の言葉を覚えて使えば、沖縄でのコミュニケーションがさらに楽しくなるでしょう。今回はそんな沖縄ならではのかわいくて・おもしろい方言をご紹介します。
でーじ好きさー
「でーじ好きさー」は沖縄の方言で「大好きです」という意味です。「でーじ」は「とても」、「好きさー」は「好きだよ」というニュアンスを持ちます。語尾の「さー」を少し伸ばして言うことで、柔らかくかわいらしい響きになるのが特徴です。親しい友人や恋人に気持ちを伝える際に話してみましょう。旅行中に沖縄の人や文化に触れて感動したときにも、ぜひ使ってみてくださいね!
<会話例>
- 「沖縄、でーじ好きさー!」=沖縄、とても好きだよ!
- 「やーのことでーじ好きさー」=あなたのことが大好きです!
- 「この海、でーじ好きさー」=この海、とても好き!
ちむどんどん
「ちむどんどん」は沖縄の方言で、「胸が高鳴る」「ワクワクする」という意味を持つ言葉です。「ちむ」は心や胸を、「どんどん」はその心が弾む様子を表しています。楽しいことや特別な瞬間に感じる期待感や感動を表現する際に使われます。沖縄の伝統的な祭りや美しい景色に出会ったときなど、心がときめく場面で自然と口にするフレーズです。
<会話例>
- 「でーじちゅらかーぎ!ちむどんどんするさー!」=とても綺麗!ドキドキするよ!
- Aさん「ライブ楽しみやっさー」
Bさん「ちむどんどんするね!」=ワクワクするね!
沖縄の読み方が難しい地名
沖縄には、読み方が難しいユニークな地名が数多くあります。北谷(ちゃたん)や水納島(みんなじま)など、予想外の読み方をする地名に出会うこともしばしば。
これらの地名には琉球王国時代の言葉が由来しているものが多く、沖縄ならではの文化や歴史を感じられます。旅行中に地名の読み方を調べながらドライブや観光をすると、沖縄の魅力をより深く味わえるかもしれませんよ。今回は、沖縄の読みが難しい地名を地域の特徴とあわせて紹介します。
今帰仁(なきじん)
今帰仁(なきじん)は、沖縄本島北部にある自然豊かな村です。観光スポットとして有名なのが、世界遺産にも登録されている今帰仁城跡(なきじんじょうあと)。広大な石垣と海が見える景色は圧巻で、歴史好きにはたまらない場所です。落ち着いた時間を過ごせる穴場スポットでもあるので、ゆっくりしたい方はぜひ足を運んでみてください。
北谷(ちゃたん)
北谷(ちゃたん)は、沖縄本島中部にある人気の観光エリアです。アメリカ文化が色濃く残る街で、おしゃれなカフェやショップが立ち並び、異国情緒あふれる雰囲気が楽しめます。特に「アメリカンビレッジ」は、カラフルな建物や夜のイルミネーションが映える人気スポットです。
海沿いにはビーチがあり、サンセットが美しいことでも有名。ショッピングやグルメ、ビーチリゾートが一度に楽しめるので、観光客に大人気のエリアです。沖縄の海と街の魅力を同時に感じられる場所として、ぜひ訪れてみてくださいね。
東江(あがりえ)
東江(あがりえ)は、沖縄本島北部の名護市にある地域です。名護湾に面した海沿いのエリアで、穏やかな風景が広がります。観光地としてはあまり知られていませんが、名護の中心地に近く、沖縄らしい落ち着いた町並みが魅力です。
近くには名護城公園(なんぐすくこうえん)や名護漁港があり、ドライブや散策にもぴったり。観光スポットを巡る合間に、地元の雰囲気を感じながらのんびり過ごせる場所です。
中城(なかぐすく)
中城(なかぐすく)は、沖縄本島中部に位置する歴史と自然が調和したエリアです。特に有名なのが中城城跡(なかぐすくじょうあと)で、世界遺産にも登録されている琉球王国時代の名城です。石積みの城壁からは青い海が見渡せ、沖縄の豊かな自然と歴史を感じられるスポットとして人気があります。
周辺には地元の人が集う公園やカフェもあり、観光とともにのんびりとした時間を楽しめるでしょう。沖縄旅行で少し足を延ばして、古き良き沖縄の風景を堪能してみてくださいね。
水納島(みんなじま)
水納島(みんなじま)は、沖縄本島北部の本部町(もとぶちょう)からフェリーで約15分の場所にある小さな離島です。島の形がクロワッサンに似ていることから「クロワッサンアイランド」とも呼ばれています。
透明度抜群の海と白い砂浜が広がり、シュノーケリングやダイビングなどマリンアクティビティが楽しめる人気スポット。島全体がのんびりとした雰囲気で、日帰りでも十分楽しめる手軽なリゾート地です。
東風平(こちんだ)
東風平(こちんだ)は、沖縄本島南部の八重瀬町(やえせちょう)にある地域です。昔ながらの沖縄の風景が残るのどかなエリアで、地元の人々の暮らしを感じられます。観光地のような賑やかさはありませんが、自然の美しさや地元の暮らしを感じられるのが魅力です。トレッキングツアーや散策が楽しめるスポットもあり、沖縄の豊かな自然を満喫したい方にぴったりの場所です。のんびりとした時間を過ごしたい人には特におすすめのエリアです。
南風原(はえばる)
南風原(はえばる)は、那覇市のすぐ隣に位置する町で、アクセスの良さから観光の拠点としても人気です。南風原文化センターでは沖縄戦の資料が展示されており、沖縄の歴史や文化を学べるでしょう。また、織物が有名で南風原花織(はえばるはなおり)という伝統的な織物はお土産としても人気です。
保栄茂(びん)
保栄茂(びん)は沖縄本島南部の豊見城市にある集落で、地元の人々に親しまれる静かなエリアです。昔ながらの家並みや、穏やかな漁港の風景が広がり、素朴でどこか懐かしい沖縄の雰囲気を感じられる場所です。観光地化されていないため、地元の暮らしを肌で感じたい人にはおすすめの穴場スポットです。
沖縄の方言を旅行先で使ってみよう!
沖縄には、旅をもっと楽しくするユニークな方言がたくさんあります。めんそーれ(いらっしゃいませ)、ちむどんどん(胸が高鳴る)、いっぺーまーさん(とてもおいしい)など、沖縄特有の温かみやリズム感が特徴。一度聞いたら忘れられないインパクトがありますよね。
なにより、沖縄を旅行する際には積極的に使ってみてほしい方言ばかりです。沖縄の食堂や観光地で使えば、会話がはずんで楽しい旅の思い出になるかもしれませんよ。ぜひ、この機会に沖縄の方言を覚えて沖縄旅行をより充実させてみてください。
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