名古屋港水族館はシャチやイルカに会える見どころ満載の人気スポット!料金や行き方も解説
子ども連れやデートにおすすめの名古屋を代表する人気観光スポット・名古屋港水族館。愛らしいシャチやベルーガに会えたり、大迫力のイルカショーを見られたりと、見どころ満載です。この記事では名古屋港水族館の見どころや料金、アクセス方法などを紹介します。
子ども連れやデートにおすすめの名古屋を代表する人気観光スポット・名古屋港水族館。愛らしいシャチやベルーガに会えたり、大迫力のイルカショーを見られたりと、見どころ満載です。この記事では名古屋港水族館の見どころや料金、アクセス方法などを紹介します。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
名古屋港水族館の基本情報
名古屋港水族館は日本最大級の水族館。世界最大級の野外水槽(メインプール)を備え、イルカやシャチのショーなど見どころがいっぱいあり、老若男女問わず人気です。まずは、名古屋港水族館の歴史や特徴などの基本情報を解説します!
名古屋港水族館とはどんなところ?
名古屋港水族館は、愛知県名古屋市港区の名古屋港ガーデン埠頭にある、「公益財団法人名古屋みなと振興財団」が運営する公立の水族館。1992年に開園し、現在では約500種50,000匹もの海の生き物たちを観察できます。
北館と南館があり、それぞれ違うテーマで展示をしているのが特徴です。北館のテーマは「35億年はるかなる旅」、南館のテーマは「南極への旅」。
北館の展示では、生命の進化において、ふたたび海へもどった動物である鯨類の世界を分かりやすく紹介しています。一方、南館では、「南極観測船ふじ」が南極へ向かう際に通った5つの海、「日本の海」「深海」「赤道の海」「オーストラリアの水辺」「南極の海」に生息する生き物たちを展示しています。
名古屋港水族館のアクセス
名古屋港水族館は、名古屋港ガーデン埠頭にあり、名古屋駅からだと電車やバス、タクシーなどでアクセスできます。筆者の経験から、市営地下鉄を利用するのがおすすめですよ!
<電車の場合>
名古屋駅から名古屋港駅までは市営地下鉄で約37分、運賃270円で行けるのでおすすめです。栄駅からは約20分ほどでアクセスできますよ。名古屋港駅から名古屋港水族館までは徒歩5分程度です。
<バスの場合>
名古屋駅から中川橋まで約34分乗車し、料金は210円。ただし、名古屋港水族館までは徒歩18分程度かかります。金山駅からだと約30分で同料金です。
<タクシーの場合>
名古屋駅から約24分で料金は4,500円ほど。栄駅からだと約32分で4,200円程度かかります。
<車の場合>
自家用車でも行くことは可能ですが、駐車場代が必要です。時間帯によっては、渋滞が発生し、入場が遅くなることもあるので留意してください。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
名古屋港水族館の見どころ・楽しみ方
名古屋港水族館の見どころはたくさんあります。最大の注目ポイントは、なんといってもダイナミックなイルカショーを楽しめるメインプール!北館の見どころは、シャチやイルカ、ベルーガ(シロイルカ)などの鯨類の生態や鯨類の祖先たちの骨格標本などを見られることです。
南館の見どころは、5つの海を特徴的な展示方法で堪能できるところ。以下に詳しい見どころを説明します!
国内最大級の大型水槽がある「北館」
北館には、「日本の海」「オーロラの海」「進化の海」があり、一番上には、日本最大スケールで世界最大級のメインプールがあります。なお、メインプールの下には水中観覧席があり、こちらは大人気!
シャチやイルカを大迫力で見られる「日本の海」
日本の海エリアには、シャチプール、イルカプールがあります。巨大な肉食水生哺乳類であるシャチはダイナミックな泳ぎをして迫力満点!シャチは海の食物連鎖の頂点に立つため、「海の王者」といわれますが、他の鯨類と同様に社会性を持ち、賢いことが知られています。
また、同じく知能が高いバンドウイルカやカマイルカは、数千頭にもおよぶ大きな群れをつくることがあるそう。イルカたちはスマートな体格華をしており、華麗ですばやい泳ぎをするので、見るものを魅了します。
ベルーガに会える「オーロラの海」
オーロラの海エリアには、ベルーガと呼ばれるシロイルカが展示されています。体色が真っ白なため、和名ではシロイルカと名付けられました。ベルーガは他の鯨類とは異なり、背ビレがなく、首や前頭部を動かせるのも特徴です。
また、ベルーガのおでこには脂肪の塊がありプニュプニュしていて柔らかく、押さえると変形するのでびっくり!北極近辺の寒い海に生息するため、アザラシなどのように厚い脂肪を蓄えて、ずんぐりむっくりした体格をしています。
ベルーガも知能が高く、色々な芸をできるのがポイント。唇が柔らかいので口をすぼめて吹くことができ、バブルリングを出せるのです!筆者も感動するくらいすごい技なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
クジラの骨格標本もある「進化の海」
進化の海エリアでは、陸上に生息していた哺乳類が、どのように海での生息に適応していったかを展示しています。鯨類に進化する過程は化石のレプリカや古代の鯨類の骨格標本の展示から読み解くことができるでしょう。
イラストや映像など豊富な解説により、だれでも鯨類の進化を理解できます。筆者もそうでしたが、鯨の骨格標本の大きさには驚くことでしょう。
「水中観覧席」 から海の生き物たちを観察!
日本最大のスケールを誇るメインプールの下には縦4m、横29mの大きな水中観察窓が設置されており、この窓からメインプールの底を観察できます。
イルカショーでのイルカのダイナミックな泳ぎを見たり、イベント以外の時間のまったりとしたイルカの泳ぎを見たりできるので、おもしろいですよ。絨毯敷きになっており、座って観覧できるのもうれしいポイントです。
南極への旅を通して生きものを辿れる「南館」
南館では、「南極観測船ふじ」が南極へ向かう際に通った海域を「日本の海」「深海」「赤道の海」「オーストラリアの水辺」「南極の海」の5つに分けて展示をしています。
それぞれの海域に生息する生き物たちを紹介するために、展示方法を変えて特色を出しており、見ていて楽しい展示です。
圧巻の迫力!マイワシのトルネードが見られる「黒潮大水槽」
日本の海エリアでは、日本近海を再現した展示をしています。約3万5千匹のマイワシが渦を巻いて泳ぐトルネードが見られる「黒潮大水槽」が一番の見どころ!開催時間は11時・13時・15時30分(変更になる場合あり)の3回で、1回約5分間のショーとなります。
魚を下から観察できる「トンネル水槽」も普通の展示とは異なり、お腹も見れちゃいます!
また、名古屋港付近に生息する小さな生き物を展示する「マイクロアクアリウム」では、顕微鏡で拡大して観察するのがおもしろいですよ。
なお、筆者は、多様な生育環境を再現するために干潟や藻場などを備えた水槽の展示が大好きです。特に、トビハゼはとても愛嬌のある顔でほのぼのします。
深海生物の世界を堪能できる「深海ギャラリー」
深海エリアでは、水深200m以上の海に生息する生き物を展示。世界最大の節足動物であるタカアシガニや近年人気のオオグソクムシなどたくさんの深海の生き物を飼育しています。
トラザメは海の底に生息するおとなしく飼育しやすいサメで、卵も展示されているので、赤ちゃんがどのように成長するのかを観察してみましょう!
幻想的な空間がひろがる「くらげなごりうむ」
深海エリアから赤道の海エリアに行く途中に「くらげなごりうむ」があります。ここでは、約11種類のクラゲが500匹も展示されており、とても人気です。鏡と照明を使った演出がなされており、暗い水の中でクラゲが浮遊する姿はとても幻想的!
また、「クラゲラボ」コーナーが併設されており、赤ちゃんクラゲが大人に成長する過程を観察できるので、子どもも大人も楽しめます。
世界最大のサンゴ礁をモチーフにした「赤道の海」
赤道の海エリアには、オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁である「グレートバリアリーフ」を再現したサンゴ礁大水槽があります。1階から3階まで貫く大迫力の水槽です!
ここではチョウチョウウオやウシバナトビエイなど多彩な熱帯の魚がたくさん飼育されていますよ。
また、飼育がむずかしい生きたサンゴを20種約250点も展示する「ライブコーラル水槽」やドーナツ型に作られた「ウミガメ回遊水槽」も見逃せません!なお、「サンゴ礁大水槽」では、ダイバーが水中から魚の解説を行う「ダイバーコミュニケーション」というイベントもあり、とても人気なのでぜひチェックしてみてくださいね。
亜熱帯の水辺を再現した「オーストラリアの水辺」
オーストラリアの水辺エリアは、オーストラリアに生えている植物を用いて再現されています。とてもリアルでこれぞ亜熱帯の水辺!と感じるでしょう。
スッポンに似た姿でブタの鼻のような鼻をもった「ブタバナガメ」はオーストラリア北部とニューギニア島にしか分布しないレアなカメ。また、オーストリア東部の川などに住む固有種の「オーストラリアハイギョ」もめずらしい魚です。
可愛らしいペンギンを観察できる「南極の海」
南極の海エリアには、世界最大のペンギンであるエンペラーペンギンやアデリーペンギン、ジェンツーペンギン、ケープペンギンの4種類が展示されています。
そのほか、鯨のエサとして南極の海に大量に生息する体長が5cmほどのナンキョクオキアミの展示もあり、南極海の生態系を観察するにはよいでしょう。ナンキョクオキアミはクリルオイルの原料や食糧にもなるため、今注目の資源となっています。
イルカショーやシャチ公開トレーニングも見逃せない!
北館の最上部にある日本最大のメインプールでは、イルカのジャンプや芸を見られるイルカショー(イルカパフォーマンス)が行われます。また、隣のプールでは、シャチやベルーガの公開トレーニングを見学できますよ。ほかにも、ペンギンやシイラ、ウミガメなどへのエサやりを観覧するイベントもあり、人気です。
日本最大のプールで見られるイルカパフォーマンス
幅60m、奥行き30m、最大水深12mの日本最大のプールで行われるイルカパフォーマンスは、見ごたえばつぐん!広いスペースを最大限に生かし、長い助走ができるため、ジャンプの高さも驚異的です。
なお、プールが広いので、どこからジャンプするのか予想がつかず見逃すかもしれませんが、大型スクリーンでリプレイもあるため、安心してくださいね。先ほどご紹介した水中観覧席でもイルカの予備動作を堪能できるでしょう!
シャチの生態を学べるシャチ公開トレーニング
海の王者であるシャチは大きいため泳ぎが遅いイメージがあるかもしれません。しかし、シャチは時速50kmの速度で泳ぐことができるそう。野生のシャチがどのような行動をするのかなどを映像で解説しながら、トレーニングの様子を観覧できるのも見どころの1つです!
愛らしい姿が魅力のベルーガ公開トレーニング
唇が柔らかくいつも笑っているような顔をしているベルーガはとても賢く、さまざまな芸を覚えることができます。
名古屋港水族館では、2つの目的でトレーニングをするそうです。1つは健康管理で、もう1つは運動や頭の体操のため。トレーニングの様子はオーロラの海で観覧可能です。土日祝限定で、ベルーガの変わった食事方法も見学できるので、ぜひ見てみてくださいね!
生き物たちのフィーディングタイムも見学可能
名古屋港水族館では、エサやりの時間(フィーディングタイム)に、動物たちにエサをあげるところを見学できます。目安の時間を記載しますが、日によって変更される場合もあるため、当日に確認してくださいね。
フィーディングタイム | 観覧時間 | 観覧場所 |
---|---|---|
ケープペンギン(10分) | 10:00/14:30 | 北館 しおかぜ広場 |
黒潮大水槽(10分) | 10:15 | 南館 2F・日本の海 |
ベルーガのふしぎな魚の食べ方(10分)※ | 13:00 | 北館 2F・オーロラの海 |
ウミガメ回遊水槽(10分) | 13:30 | 南館 3F・赤道の海 |
ペンギン水槽(10分) | 13:00/16:00 | 南館 3F・南極の海 |
※スケジュールは最新情報をご確認ください
※「ベルーガのふしぎな魚の食べ方」は、土日祝限定のイベントです
名古屋港水族館の入館料は?予約は必要?
名古屋港水族館への入場は、予約制ではありません。北館2階のチケット売り場で、通常チケットまたは季節限定で17時以降に入館するおトクな夜間チケットのどちらかを選んで購入してください。観覧時間は2〜3時間が目安なので、17時から入館してもまわれるでしょう。夜間チケットは、夏休み期間とGWの営業日(営業時間は20時まで)限定です。
チケット売り場では、各種の減免や割引があるので、条件が合う人はチケット売り場で購入するのがおすすめ。名古屋港水族館の最終入館時間は閉館時間の1時間前までです。
なお、名古屋港ガーデンふ頭をまるごと楽しむおトクなチケットもありますよ。こちらは、名古屋港水族館・南極観測船ふじ・名古屋港ポートビル展望室・名古屋海洋博物館の4施設共通チケットです。
事前購入も可能!名古屋港水族館の料金
チケットはコンビニやスマートフォンでも事前購入できるので、スムーズに入場できて便利です。減免や割引措置を受けたい場合は、北館2階のチケット売り場で購入しましょう。
各種手帳を持っている場合、持参すれば各施設の入館料が全額免除となります(付き添いについては多少異なるので、窓口で相談してください)。また、愛知県在住の65歳以上の人は、入館料が1,010円に割引されるので、生年月日と住所が確認できる証明書などを持参しましょう。
チケット種類 | 大人(高校生以上) | 小・中学生 | 幼児(4歳以上) |
---|---|---|---|
通常チケット | 2,030円 | 1,010円 | 500円 |
【期間限定】夜のおトクなチケット | 1,620円 | 800円 | 400円 |
4施設共通チケット | 2,440円(490円おトク) | 1,210円(400円おトク ) | 500円(水族館以外は無料のため) |
名古屋港水族館の駐車場
名古屋港水族館には専用の駐車場はないので、車でアクセスする場合は近隣の有料駐車場を利用しましょう。水族館から徒歩5分のところにある「ガーデンふ頭駐車場」「ガーデンふ頭西駐車場」が便利です。
なお、混雑時には、臨時駐車場を案内してもらえるので安心ですよ。身体障がい者駐車場は、水族館北側に隣接して8台駐車できます(先着順のため、満車の場合は有料駐車場の利用となります)。
乗り物 | 料金 |
---|---|
乗用車 | 100円/30分 24時間ごと上限額1,000円 |
バス | 900円/1日1回 |
名古屋港水族館の観光に必要な時間は?
名古屋港水族館はとても広く、延べ床面積は日本最大級。そのため、計画性をもって、順番に回ることをおすすめします。イルカパフォーマンスやエサやりタイムの見学などもスケジュールが決まっているので、それに合わせてまわるようにすれば効率がよいでしょう。
なお、イベントに参加しない場合、滞在時間の目安は2〜3時間ほど。多くのイベントに参加する場合は、見学にもう少し時間を多めに確保しておくのがおすすめ。夜間営業日には、イルカのナイトパフォーマンスも開催されるので、気になる方は夜のスケジュールもチェックしておきましょう!
エサやりタイムやイベント時間を事前にチェック!
エサやりのスケジュールは上記しましたが、これにイベントの開催スケジュールも入るため、優先順位をつけてまわる順番を決めましょう。
どこも人気なので、絶対に見たいイベントをまず優先するのがおすすめ!なお、曜日や日にちによって、開催時間が変わる場合もあるので、事前または当日に確認するようにしてください。天候や生き物たちの健康状態によって中止になる場合もあります。
イベント | 観覧時間 | 観覧場所 |
---|---|---|
イルカパフォーマンス(15分) | 11:00/13:00/15:30 | 北館 3F・スタジアム |
シャチ公開トレーニング(15分) | 12:00/14:30 | 北館 3F・スタジアム |
ベルーガ公開トレーニング(10分) | 11:00/13:00(土日祝以外)15:30 | 北館 3F・オーロラの海 |
ベルーガのふしぎな魚の食べ方(10分)※ | 13:00 | 北館 2F・オーロラの海 |
マイワシのトルネード(5分) | 11:00/13:00/15:30 | 南館 2F・黒潮大水槽 |
ダイバーコミュニケーション(10分) | 14:30 | 南館 1F・赤道の海(サンゴ礁大水槽) |
※イベントスケジュールは最新情報をご確認ください
※「ベルーガのふしぎな魚の食べ方」は、土日祝限定のイベントです
\名古屋の詳しい観光情報をチェック/
愛らしい生き物たちに会いに名古屋港水族館に行こう!
この記事では、名古屋港水族館の見どころやおすすめの見学方法、料金、アクセスなどを紹介しました。日本では2ヶ所しか飼育していないシャチを見ることができ、世界最大級のプールでのイルカパフォーマンスがある名古屋港水族館は一度は行ってみたい人気の水族館です。筆者も、とても楽しくて感激した記憶があります。
ぜひ紹介した情報を参考に、名古屋港水族館を満喫してみてくださいね!
名古屋港水族館の基本情報 | |
---|---|
住所 | 愛知県名古屋市港区港町1番3号 |
電話 | 052-654-7080 |
開園時間 | 通常期間:9:30~17:00 夏休みおよびGW:9:30~20:00 |
休園日 | 毎週月曜日(年に数日、臨時休業日あり) |
アクセス | ・地下鉄名港線「名古屋港」駅下車 3番出口より徒歩約5分 ・名古屋高速道路「港明」ICから約10分 ・伊勢湾岸自動車道「名港中央」ICから約20分 ・知多半島道路「大高」ICから約20分 |
料金 | 通常料金:高校生以上 2,030円、小・中学生 1,010円、4歳以上の幼児 500円 その他、割引・減免措置、団体割引あり |
公式サイト |
cover photo by PIXTA