アテネ物価は高い？費用や予算、日本との比較も

＼アテネのホテルをおトクに予約／
 1泊1万円以下〜あり！予約はお早めに

徹底比較！アテネの物価は日本より高い？安い？

まずは、アテネの物価が全体としてどれくらいなのか、日本（東京）の価格と比べてみましょう。

世界中の都市の物価データを集めた「Numbeo」というサイトの2024年10月時点のデータによると、アテネの物価（家賃を除く消費者価格指数）は、東京より約18%安いという結果があります。

家賃を含めるとさらに差は広がり、東京の半分以下（約54%安い）とされています。もちろんこれは現地で生活した場合の「相場」です。旅行者にとって重要なレストランの価格も、東京より約10.9%安いとされています。

ただし、これはあくまで平均値。ものによって「高い」ものと「安い」ものがハッキリしています。

アテネvs 東京 街の物価比較表（10項目以上）

海外旅行初心者のみなさんがイメージしやすいよう、具体的な物価を東京と比較した一覧表にまとめました！アテネ旅行の相場観をここで掴んでください。

※為替レートは1ユーロ＝約170円（2024年10月時点）で計算しています。

※日本の価格は東京（都心部）の相場を記載しています。

食費の物価情報

アテネ旅行の大きな楽しみは、グルメ体験です。強い日差しを浴びたオリーブオイルや新鮮な野菜、シーフードを使ったギリシャ料理は日本人にもなじみやすく、外食の仕方を工夫すれば食費を比較的抑えられるのも魅力です。

観光の中心・プラカ地区のタベルナ（大衆レストラン）では、1食あたり15〜20ユーロを目安にメイン料理を楽しめ、前菜やワインを含めたディナーでも30ユーロ前後を見込めば安心でしょう。

ローカルフードの代表「ギロピタ」は、焼いた肉や野菜、ポテトフライをピタパンで包んだボリューム満点の一品で、1つ3.5〜4.5ユーロほどと手頃な価格でランチの強い味方です。

カフェ文化が根付くアテネでは、カプチーノ1杯は3〜4ユーロ程度とやや高めですが、スーパーの500mlミネラルウォーターは約0.5ユーロと安く、水筒やペットボトルを上手に活用すればドリンク代をしっかり節約できます。

交通費・移動の費用の物価情報

アテネ市内の交通費は、東京と比べても安いか同程度の水準で、旅行者にとって非常に使いやすいのが特徴です。 地下鉄・バス・トラムは共通チケットで利用でき、基本の「90分券（Single Ticket）」は1.20ユーロで、最初に改札機にタッチしてから90分間、乗り換え自由で移動できます。

アテネ国際空港から市内中心部へは、5.50ユーロで24時間運行の空港エクスプレスバスX95、9ユーロで渋滞の影響を受けにくい地下鉄、日中40ユーロ・深夜55ユーロの定額制タクシーと、予算と時間に応じた手段を選べます。

観光客向けには、空港メトロ往復と市内交通3日間乗り放題がセットになった「3日間ツーリストチケット」（20ユーロ）や、市内交通が5日間使い放題の「5日間チケット」（8.20ユーロ）も用意。滞在日数に合わせて組み合わせれば、交通費をかなり抑えながら効率よく観光できます。​

ホテル代の物価情報

アテネ旅行では、「航空券」に次いでホテル代が大きな出費になります。生活家賃は東京よりかなり安い一方で、ホテル料金はパリやロンドンよりは抑えめなものの、東京と比べると同程度か、夏のハイシーズンには高く感じられることもあります。

目安として、ホステルのドミトリーは1泊あたりおよそ25〜45ユーロ、3つ星クラスの中級ホテルは市内中心部で1泊80〜100ユーロ前後、立地や設備の良いところではさらに高くなるケースもあるでしょう。

いっぽう、5つ星ホテルなど高級クラスでは、時期や立地によって料金差が大きいものの、1泊あたり200ユーロを超えることも珍しくありません。特に7〜9月のバカンスシーズンは中級ホテルでも1泊2万円相当を超えることがあり、「費用を抑えたい」場合は早期予約とオフシーズン（11〜3月）の利用が重要です。

＼アテネのおトクなホテルを予約！／
1万円台で泊まれる！
詳しくは「ホテルをみる」をクリックしてくださいね。

その他、アテネに旅行に行く人が気になる項目の価格

最後は、アテネ旅行のハイライト、観光スポットの入場料です！ここは、正直に言うと「高い」と感じる部分です。

歴史的な遺産を守るため、近年「物価」上昇とともに値上がり傾向にあります。

観光・博物館の入場料

アテネ観光の絶対的中心、パルテノン神殿がある「アクロポリス」。ここの入場料は、時期によって価格が変動する「シーズン制」を導入しています。

• 夏季（4月1日～10月31日）：20ユーロ（約3,400円）
• 冬季（11月1日～3月31日）：10ユーロ（約1,700円）

夏と冬で価格が2倍も違います！これは節約を考える上で非常に重要なポイントです。

【重要】アクロポリス共通チケット

アクロポリスだけ行くなら単体チケットで良いのですが、アテネには他にも古代アゴラ「ローマン・アゴラ」「ゼウス神殿」など、必見の遺跡が豊富にあります。

これらの主要な遺跡7ヶ所に入場できる「共通チケット（Combined Ticket）」が販売されています。

• 価格：30ユーロ（約5,100円）
• 有効期間：5日間

共通チケットで入場できる7つのスポット

1. アクロポリスとパルテノン神殿
2. 古代アゴラ
3. ローマン・アゴラ
4. ハドリアヌスの図書館
5. オリンピエイオン（ゼウス神殿）
6. ケラミコス遺跡
7. アリストテレスのリュケイオン

この共通チケット、一見お得に見えますが、ここにも戦略が必要です。

• 夏季（4月〜10月）に行く場合：
  アクロポリス単体で20ユーロします。古代アゴラ（単体10ユーロ）など、もう1ヶ所でも主要な遺跡に行けば、合計30ユーロとなり、元が取れてしまいます。5日間かけてゆっくり回れるので、夏季は「共通チケット」一択と言って良いでしょう！
• 冬季（11月〜3月）に行く場合：
  アクロポリス単体が10ユーロに割引されます。他の遺跡も軒並み入場料が半額（5ユーロなど）になります。この時期に30ユーロの「共通チケット」を買うと、ほぼ全ての遺跡を回らないと元が取れず、逆に「高い」買い物になってしまいます！冬季は、行きたい場所の単体チケットを個別に買う方が「安い」です。

お土産の相場

ギリシャ土産の定番は、オリーブオイル、ウーゾ（ギリシャのお酒）、はちみつ、革製品（サンダル）など。「ショッピング」も楽しみです。

お土産用の立派なオリーブオイルは10ユーロ（約1,700円）以上しますが、自分用にスーパーで買う食用オリーブオイルなら5ユーロ（約850円）程度から良質なものが手に入ります。

ギリシャ・アテネの基本情報と通貨・為替レート

アテネ旅行の計画を立てる前に、お金に関する基本情報を押さえておきましょう。

通貨

ギリシャの「通貨」はユーロ (EUR, €) です。

イタリアやフランス、ドイツなど、他の多くのヨーロッパ諸国と同じ「通貨」なので、周遊「旅行」をする際も両替が一度で済み、便利です。

為替レート

為替「レート」は日々変動しますが、この記事では計算しやすいよう、1ユーロ＝約170円（2024年10月時点の「レート」）として計算しています。

10ユーロなら約1,700円、50ユーロなら約8,500円と考えると、「相場」感が掴みやすいでしょう。

両替はどこでする？

アテネ市内や空港には両替所がありますが、一般的に日本国内の空港や銀行で両替するよりも「レート」が悪いことが多いです。

「節約」するなら、

1. 日本の空港で少額（1〜2万円程度）をユーロに両替しておく
2. 現地ではクレジットカード（Visa / Mastercardが強い）をメインで使う
3. 現金が足りなくなったら、現地のATMでクレジットカードのキャッシング機能を使ってユーロを引き出す
   という方法が、手数料を安く抑えるためにおすすめです。

アテネ旅行はズバリ何泊？期間別の費用相場

「航空券」や「ホテル」代、現地での物価を考えると、アテネ旅行の総予算はいくらになるのでしょうか？

まず、日本からアテネへの航空券ですが、残念ながら2024年10月現在、直行便はありません。

そのため、イスタンブール（トルコ）、ドバイ（UAE）、フランクフルト（ドイツ）など、中東かヨーロッパの主要都市で一度乗り継ぎ（トランジット）が必要になります。

フライト時間は、乗り継ぎ時間も含めて片道17時間〜が目安です。「航空券」の「相場」は、時期によって大きく変動します。

• オフシーズン（11月～3月）：約13万円～18万円
• ハイシーズン（7月～9月）：約20万円～30万円以上

航空券代は、アテネ旅行の費用の中で最も大きな割合を占めます。ここをいかに「安く抑えるか」が、節約の最大の鍵となります！

それでは、この航空券代を含めた、旅行期間別の総予算のモデルケースを見ていきましょう。

3泊5日のアテネ旅行の費用相場（弾丸プラン）

日本からのフライトは、往路で1日、復路で1日かかるため、「3泊5日」が実質的な最短プランです。アクロポリスと市内の主要な観光スポットをめぐる、弾丸ツアーのイメージです。

※ハイシーズン（夏）は、航空券やホテル代が上がり、合計25万円〜が予算の目安となります。

5泊7日のアテネ旅行の費用相場 （標準プラン）

アテネの魅力をじっくり味わうなら、5泊7日（現地滞在まる5日）がおすすめです。アテネ市内だけでなく、デルフィ遺跡やメテオラ修道院への日帰り「ツアー」に参加する余裕も生まれます。

※ハイシーズン（夏）は、航空券・ホテル代が上がり、合計30万円〜が予算の目安となります。

アテネの物価は高い？賢く旅行費用を節約する5つのコツ

アテネの物価には安い部分が多いことが分かりましたが、さらに「費用を抑える」ための、具体的で賢い節約術を5つ伝授します！

＼アテネのホテルをおトクに予約／
 1泊1万円以下〜あり！予約はお早めに

食費の最強の味方「ギロピタ」を活用！

ランチは、安くておいしい「ギロピタ」（約3.50ユーロ）で済ませるのが鉄板の節約術！これだけで1日の食費をかなり安くできます。

その分、ディナーは奮発して「タベルナ」（15ユーロ〜）でムサカやグリークサラダなど、本格的なギリシャグルメを楽しむ、というメリハリをつけるのがおすすめです。

観光は「共通チケット」一択！…ただし時期に注意

これはこの記事で最も重要な節約戦略です！

• 夏季（4月～10月）に行く場合：
  迷わず「30ユーロの共通チケット」を買いましょう！アクロポリス（単体20ユーロ）＋もう1ヶ所（例：古代アゴラ10ユーロ）に行くだけで元が取れます。
• 冬季（11月～3月）に行く場合：
  「共通チケット」は買ってはダメ！ アクロポリス単体（10ユーロ）など、入場料が半額になったチケットを個別で買う方が圧倒的に安いです。

交通は「ツーリストチケット」を戦略的にえらぶ

これも重要な戦略です。アテネの交通物価は安いですが、チケットの買い方一つでさらに節約できます。

• 3日間滞在（3泊5日など）の場合：
  「3日間ツーリストチケット」（20ユーロ）がベスト！これには空港メトロ往復代（18ユーロ相当）が含まれているので、実質2ユーロ（約340円）で3日間市内が乗り放題になります。
• 5日間滞在（5泊7日など）の場合：
  「3日間ツーリストチケット」は損です！「5日間チケット」（8.20ユーロ）と、空港往復は「X95バス」（往復11ユーロ）を組み合わせるのが最安（合計19.20ユーロ）です。

飲み物はスーパーで！水道水もOK

観光地のカフェで飲むコーヒー（約3.69ユーロ）は高いですが、スーパーで買うミネラルウォーター（0.50ユーロ）は激安です。

そして、アテネは水道水が飲めます！ マイボトル（水筒）を持参すれば、ホテルの水道水や街中の水飲み場で給水でき、飲み物代はほぼゼロに節約できます。

最大の節約は「オフシーズン」を狙うこと

アテネ旅行の費用を根本から抑える最大のコツは、ずば「オフシーズン（11月～3月）」を狙うことです。

• 航空券が安い（ハイシーズンの半額近くになることも）
• ホテル代が安い
• アクロポリスなど観光地の入場料が半額
• 観光客が少なく、ゆっくり見て回れる

まさに一石四鳥！アテネの「物価は高い？」と心配している方こそ、冬の旅行を検討してみてください。

まとめ

アテネの「物価は高い？」という疑問でしたが、答えは「日本（東京）より安い、または同等」でした！もちろん、夏のハイシーズンにホテル代が高いことや、カフェのコーヒーが高いといった側面はありますが、

• 「ギロピタ」などのローカルフードが安い
• 「90分券」や「ツーリストチケット」など公共交通が安い
• スーパーの物価が安い
  と、旅行者が節約できるポイントが豊富にあります。

特に、観光の費用を抑える戦略や、交通チケットの戦略をしっかり立てることで、現地費用は驚くほど安くなります。賢く節約術を使って、お得に神話の国での旅行を楽しんでくださいね！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

cover photo by Unsplash