.jpg)
【2025年最新】コートジボワールの世界遺産まとめと訪問のコツ
コートジボワールの世界遺産は、広大な自然が織りなす壮大な景観が魅力です。2025年現在、5件の世界遺産があります。本記事では、コートジボワールが誇る世界遺産の魅力や見どころ、訪問する際の注意点をわかりやすくご紹介します。



コートジボワールの世界遺産は、広大な自然が織りなす壮大な景観が魅力です。2025年現在、5件の世界遺産があります。
本記事では、コートジボワールが誇る世界遺産の魅力や見どころ、訪問する際の注意点をわかりやすくご紹介します。自然豊かなアフリカの大地を体感できる旅の参考にしてください。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
2025年現在、コートジボワールの世界遺産は全部で5つ
.jpg)
コートジボワールには、2025年現在、5つの世界遺産があります。1983年に登録されたコモエ国立公園をはじめニンバ山厳正自然保護区、タイ国立公園という自然遺産と、グラン・バッサムの歴史都市およびコートジボワール北部のスーダン様式モスク群の文化遺産です。とくにコモエ国立公園は、西アフリカ最大の保護区の1つとして知られています。
コモエ国立公園は、その広大な面積と多様な生態系で有名です。サバンナ、森林、湿地帯など、さまざまな環境が共存も。絶滅危惧種を含む多くの野生動物の生息地としても重要な役割を果たしています。
しかし、この貴重な自然遺産も危機に瀕した時期がありました。内戦や密猟の影響で、2003年から2017年まで危機遺産リストに掲載されていたのです。その後、政府の保護努力と国際的な支援により、生態系の回復が進み、2017年に危機遺産リストから除外されました。現在は、持続可能な観光と自然保護の両立を目指して管理されています。
コートジボワールの世界遺産は、2025年現在、コモエ国立公園のほか5つ。その中でもとくに有名で広大な国立公園は、西アフリカ最大の保護区として知られています。1983年にユネスコ世界遺産に登録されましたが、内戦の影響で2003年に危機遺産リストに加えられました。
しかし、政府と国際社会の努力により、公園の保護と管理が改善され、2017年に危機遺産リストから除外されました。コモエ国立公園は、サバンナと熱帯雨林が混在する独特の生態系を有し、多様な動植物の生息地となっています。 象やチンパンジーなどの絶滅危惧種を含む、豊かな野生動物相が特徴です。
コモエ川とその支流が公園を流れ、うつくしい景観を作り出しています。この世界遺産は、コートジボワールの自然の豊かさと生物多様性の重要性を世界に示す貴重な存在となっています。
そのほかの2025年現在、世界遺産が登録されている5つは次のとおりです。
世界遺産名 | 遺産種別 | 登録年 |
---|---|---|
コモエ国立公園 | 自然遺産 | 1983年 |
ニンバ山厳正自然保護区 | 自然遺産 | 1981年 |
タイ国立公園 | 自然遺産 | 1982年 |
グラン・バッサムの歴史都市 | 文化遺産 | 2012年 |
コートジボワール北部のスーダン様式モスク群 | 文化遺産 | 2021年 |
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
コートジボワールの世界遺産5つ

コートジボワールには、ユネスコ世界遺産に登録された貴重な遺産が5つあります。それは、広大な自然が広がるコモエ国立公園やニンバ山厳正自然保護区、タイ国立公園という自然遺産と、グラン・バッサムの歴史都市およびコートジボワール北部のスーダン様式モスク群です。
これら5つのなかでも、アフリカ最大級の国立公園として知られるコモエ国立公園は、豊かな生態系と壮大な景観が魅力です。サバンナや熱帯雨林が織りなす多様な環境には、数多くの野生動物が生息しています。
象やチンパンジー、さらには希少な鳥類など、アフリカの野生動物を間近で観察できる貴重な機会を提供してくれるでしょう。自然愛好家はもちろん、冒険心あふれる旅行者にとっても、忘れられない体験となるはずです。それでは、コートジボワールが誇るこの世界遺産の5つの魅力に迫ってみましょう。
コモエ国立公園
西アフリカ最大の自然保護区

コモエ国立公園は、コートジボワール北東部に位置する広大な自然保護区です。1968年に国立公園として設立され、1983年にユネスコ世界遺産に登録されました。面積は約11,500平方キロメートルで、西アフリカ最大の保護区となっています。サバンナ、森林、湿地帯など多様な生態系が共存し、豊かな生物多様性を誇るアフリカならではの世界遺産です。
公園内には、コモエ川が南北に流れており、周辺の景観と相まって壮大な自然美を形成しています。先史時代の岩絵や考古学的遺跡も発見されており、自然と文化の融合が見られる貴重な場所です。
コモエ国立公園は、アフリカを代表する自然遺産として、生態学的研究や環境教育の場としても重要な役割を果たしています。訪れる観光客には、アフリカの大自然を肌で感じ、野生動物との出会いを楽しむ貴重な機会を提供してくれるでしょう。
コモエ国立公園の基本情報 | |
---|---|
住所 | Comoé National Park, Bouna, Zanzan District, Côte d'Ivoire |
電話 | — |
営業時間 | 6:00~18:00(季節により変動あり) |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | アビジャンから車で約8時間、ブアケから車で約5時間 |
料金 | 外国人:15,000 セーファーフラン(約3,712円) |
公式サイト |
ニンバ山厳正自然保護区
西アフリカ最高峰ニンバ山にある自然保護区

ニンバ山厳正自然保護区は、アフリカのギニアとコートジボワールにまたがる世界遺産です。西アフリカ最高峰のニンバ山(標高1752m)を中心とした総面積350平方キロメートルもの広大な土地を有する自然保護区として知られています。
ニンバ山中にはチンパンジーの生息地があり、世界遺産には、1981年に登録されました。ニンバ山には鉄鉱石の鉱脈があり、リベリア側から採掘のための開発が行われ、リベリアからの難民がこの領域に多数流入して、自然環境に深刻な影響を与えてたため、1992年に危機遺産リストに登録されています。
ニンバ山厳正自然保護区の基本情報 | |
---|---|
住所 | JHQJ+4J, Selinngbala, Guinea (コートジボアール側の住所は未公表) |
電話 | +213 551 43 13 91 |
営業時間 | 日の出から日没まで(立ち入り禁止) |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | コナクリから車で約15時間、最寄りの都市ンゼレコレから車で約2時間 |
料金 | — |
公式サイト |
タイ国立公園
コビトカバなど絶滅危惧種が生息する希少な原生熱帯林

アフリカ・コートジボワール西部に広がるタイ国立公園は、西アフリカでも稀少になっている原生熱帯林のエリアを含んでいる国立公園です。タイ国立公園では、西アフリカに生息する動物のほぼ半数が確認できます。
絶滅危惧種とされるコビトカバ、チンパンジー、ボノボなども少なからず生息している貴重な場所です。多彩な動物相と植物相が評価され、1982年にユネスコの世界遺産に登録されました。
タイ国立公園の基本情報 | |
---|---|
住所 | Moyen-Cavally, Côte d'Ivoire |
電話 | +225(49)281216 |
営業時間 | ツアーや車手配による訪問が一般的 |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | コートジボワール南西部モンターニュ地方北部のトンキピ州都マン(Man)から車で約6時間 |
料金 | 車の手配料金などによる |
公式サイト |
グラン・バッサムの歴史都市
フランス植民地時代の面影が残る歴史的な街並み
.jpg)
アフリカ・コートジボワールの南コモエ州の古都グラン・バッサムのうち、グラン・バッサムの歴史都市は、フランス植民地時代に築かれた歴史的な町並みが残る地域です。このグラン・バッサムの歴史都市を対象として、2012年にユネスコの世界遺産に登録されました。
グラン・バッサムの歴史都市は、植民地時代の古都であるうえ、独立運動においても重要な役割を果たした都市です。コートジボワールの世界遺産の中ではコモエ国立公園(1983年登録)以来約30年ぶりの新規登録遺産となりました。コートジボワール初の文化遺産です。
かつてグラン・バッサム(大バッサム)に存在していた人々が、コモエ川河口のことをアルサム とよんでいたことが名前の由来だといわれています。
その人々はこの地に移り住んだ人々でしたが、その後、グラン・バッサムにはそれぞれの時代ごとにさまざまな民族が流入しました。グラン・バッサム域内の漁村で暮らすンズィマ人も15世紀末から16世紀初頭にこの地に定住するようになった人々だとされています。
グラン・バッサムの歴史都市の基本情報 | |
---|---|
住所 | Grand-Bassam Côte d'Ivoire |
電話 | — |
営業時間 | — |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | アビジャンの地区にあるクマシのCerrefour de Konumassiから乗りあいバスで約1時間 |
料金 | 2,000セーファーフラン(497円) |
公式サイト |
コートジボワール北部のスーダン様式モスク群
サバンナ地域特有の個性的な8つのモスク

コートジボワール北部のスーダン様式モスク群は、8つのスーダン様式のモスク群です。土造り、突き出た骨組み、陶器やダチョウの卵を冠した垂直バットレス、切頭ピラミッド型のミナレットとそれぞれが特徴的で西アフリカのサバンナ地域特有のモスクとして知られています。
これらのモスクにみられるスーダン様式は、11世紀~19世紀にかけて建築されたものです。イスラム商人や学者がマリ帝国から南下し、サハラ横断貿易路を森林地帯に広げたことで発展したといわれています。
コートジボワール北部のスーダン様式モスク群は、イスラム教やイスラム文化の発展の歴史をみることができます。8つのモスクは、サハラ砂漠横断貿易の重要な物的証拠です。それと同時に、アラブ・ベルベル人が実践したイスラム様式と先住民のアニミズム共同体の建築様式という、長い時間をかけて融合した建築様式を具体的に表現しています。
世界遺産には2021年に文化遺産として登録されました。
コートジボワール北部のスーダン様式モスク群の基本情報 | |
---|---|
住所 | FHRQ+4WG Tengréla,Côte d'Ivoire |
電話 | — |
営業時間 | — |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | 長距離バス:アビジャンからコロゴやその他の北部都市行きの長距離バスで所要時間は約8〜10時間 レンタカー:アビジャンから北部へは約8〜12時間 |
料金 | — |
公式サイト |
コートジボワールの世界遺産を観光する際の注意点

コートジボワールの世界遺産であるコモエ国立公園をはじめとする、ほかの世界遺産4件を訪れる際は、自然環境の保護と安全な観光のために、いくつかの注意点があります。事前に確認し、準備をすることで、より充実した世界遺産観光を楽しむことができるでしょう。
気候に合わせた服装えらびと必需品の準備を
コモエ国立公園など、コートジボアールは熱帯サバンナ気候に属し、年間を通じて暑さが厳しいです。軽量で通気性のいい長袖シャツやズボンをえらび、日差しから身を守りましょう。
しっかりとした靴や帽子、日焼け止め、虫除けスプレーは必須アイテムです。雨季(6月~10月)には突然のスコールに備え、レインウェアも用意しておくといいでしょう。
安全対策と健康管理に気をつけよう
コートジボワールは治安が不安定な地域もあるため、最新の安全情報を確認し、必要に応じて現地ガイドを利用することをおすすめします。
マラリアなどの感染症リスクがあるため、予防薬の服用や蚊帳の使用を検討してください。飲料水は必ずミネラルウォーターを使用し、食事の際も衛生面に注意を払いましょう。
自然環境を守り、持続可能な観光を心がけて
コートジボアールは豊かな生態系を誇る貴重な自然遺産や、イスラムの影響を受けた歴史上で重要な文化遺産です。観光の際は、決められた道から外れず、動植物に触れたり餌付けをしたりしないようにしましょう。
ゴミは必ず持ち帰り、環境への負荷を最小限に抑えることが大切です。地元コミュニティの文化や習慣を尊重し、写真撮影の際は許可を得るなど、配慮ある行動を心がけてください。
コートジボワールの世界遺産で自然の壮大さを体感しよう!

コートジボワールの世界遺産は、西アフリカ最大の自然保護区として知られる壮大な自然の宝庫です。広大なサバンナと熱帯雨林が織りなす景観、そして多様な野生動物たちとの出会いは、訪れる人々に忘れられない体験をもたらします。
この貴重な自然遺産を訪れることは、単なる観光以上の意味があります。生物多様性の重要性を肌で感じ、自然保護の必要性を理解する機会となるでしょう。コモエ国立公園などでの体験は、私たちが地球の豊かな生態系を守り、次世代に引き継ぐ責任を再認識させてくれます。
さらに、文化遺産はフランスの植民地時代の歴史や、イスラム文化の影響を受けたコートジボアールの歴史の面影を垣間見ることができるでしょう。
コートジボワールを訪れる際は、ぜひコモエ国立公園など多彩な世界遺産に足を運んでみてください。ただし、自然を尊重し、環境に配慮した持続可能な観光を心がけることが大切です。この素晴らしい世界遺産を守りながら、アフリカの大自然の魅力を存分に楽しんでください。
※記事のレートは、2025年5月19日現在、1セファーフラン=0.248円で計算しています。
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋。
cover photo by PIXTA