【2024年最新】天津は歴史と近代が融合した街！おすすめの観光地10選を紹介

天津の魅力あふれる観光スポット

天津は中国北部に位置し、首都北京から約120km南東に位置する重要な港湾都市です。歴史的には清朝時代から外国との貿易の拠点として栄え、その影響で欧米の建築様式を取り入れた独特の街並みが形成されました。

天津の魅力は、歴史的な建造物と近代的な施設が見事に融合している点です。古い街並みを歩けば、中国伝統の文化に触れられる一方で、最新の高層ビル群も目にすることができます。この独特な景観が、天津を他の中国の都市とは一線を画す観光地にしています。

気候は温帯半湿潤気候に属し、四季が明確です。観光に最適な時期は春（4月〜5月）と秋（9月〜10月）で、気温が穏やかで過ごしやすくなっています。夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しいので注意が必要です。

天津で絶対行きたいおすすめ観光地10選

天津は、歴史と近代が見事に融合した魅力的な都市です。ここでは、天津を訪れる際に絶対に外せない10個のおすすめ観光スポットをご紹介します。 天津アイや古文化街など歴史的な名所から、天津極地海洋世界のような近代的な施設まで、バラエティ豊かな観光地が揃っています。

五大道やイタリア通りでは、欧米の影響を受けた独特の街並みを楽しめます。 また、瓷房子（磁器の家）や張学良旧居といった文化的価値の高いスポットも見逃せません。これらの観光地は比較的近い距離に位置しているので、効率よく回ることができます。天津の多彩な魅力を存分に味わえる、充実した旅をお楽しみください。

天津アイ

海河の絶景を360度楽しめる巨大観覧車

天津アイ（天津之眼）は、中国天津市の海河沿いに位置する巨大な観覧車です。高さ120メートル、直径110メートルを誇り、天津の街並みを360度のパノラマビューで楽しむことができます。2007年に建設され、2008年4月に完成しました。

観覧車には48台のゴンドラがあり、1回転に約30分かかります。特に夜景は圧巻で、海河に映る街の光が幻想的な雰囲気を醸し出します。天気が良い日には、天津市内だけでなく、遠く北京までも眺められるのが魅力です。

天津アイは世界初の河にまたがる大観覧車として知られています。当時は世界最大の観覧車でしたが、現在はアジア最大の観覧車として有名です。天津アイの周辺には、解放北路など、天津の他の観光名所も多く点在しています。

観覧車に乗る前後に、これらのスポットを訪れるのもおすすめです。また、近くには多くのカフェやレストランがあり、観覧車からの景色を楽しんだ後にゆっくりと休憩することもできます。

天津を訪れたら、ぜひ天津アイに乗って、この魅力的な都市の全景を一望してみてください。昼と夜で異なる景色を楽しめるので、時間が許せば両方の時間帯に乗車するのもおすすめです。

古文化街

天津の伝統文化が息づく歴史ある商店街

古文化街は、天津市内中心部に位置する歴史ある商店街です。清代の民間の建築様式を模しており、天津の伝統文化と民俗を色濃く残す観光スポットとして人気です。街の中心には、天后宮という道教の寺院があります。

この寺院は1326年に建てられ、海の守護神である媽祖（まそ）を祀っています。北地方の人々は媽祖のことを「娘娘」と呼び、娘娘の誕生日や春節には多くの参拝客で賑わっているのが魅力です。

古文化街は全長687メートルで、后天宮を中心に南は水閣通り、北は通北路、東は張自忠路、西は東馬路に囲まれています。街区の配置や建築のスタイルは、もとの古文化街の構成を維持し続けているのが特徴です。大都市の真っ直ぐな大通りとは異なり、くねくねとした道が古めかしい雰囲気を醸し出しています。

この街には、泥人張、楊柳青年画、古画、文房四宝店、切り紙、凧、刺繍など、多くの伝統的な工芸品や地元の名産品を扱う店舗が軒を連ねています。また、各種の津門グルメを堪能できるのも特徴です。古文化街は、単なる観光地ではなく、天津の人々の日常生活の一部でもあります。

地元の人々と触れ合いながら、天津の文化や歴史を肌で感じることができる貴重なスポットです。天津を訪れたら、ぜひ古文化街で時間を過ごし、この街の魅力を存分に味わってみてください。

五大道

欧米の建築様式が残る異国情緒あふれる街並み

五大道は、天津市和平区（ヘーピンク）に位置する歴史的な街区で、20世紀初頭に建設された欧米風の建築物が立ち並ぶエリアです。その名の通り、5つの大通り（馬場道、睦南道、大理道、重慶道、成都道）を中心に構成されています。

この地域は、かつてイギリス租界として栄えた場所です。様々な国の建築様式を見ることができます。西洋古典、バロック、折衷主義、現代建築、中西対照など多様な特徴を持つ建築が並び、「万国建築博覧館」と呼ばれています。

五大道には、歴史的に重要な人物の旧居も多く残されているのが特徴です。例えば、2人の「中華民国総統」、7人の「国務総理」あるいは「大理国務総理」の旧居があります。また、著名な教育家の張伯苓、実業家の周学熙、李燭塵、宋棐卿、米国第31代大統領のフーヴァーなど、各界の名士が歴史的足跡を残しています。

五大道は単なる観光地ではなく、現在も多くの人々が生活する住宅街です。総面積は1.28平方キロメートルで、23本の道路が縦横に走っています。2010年に五大道は国家文物局により"中国歴史文化名街"と命名され、2013年には五大道近代建築群全体が国家級文物保護機関に指定されました。

五大道を訪れる際は、ゆっくりと街並みを楽しむことをおすすめします。馬車に乗っての遊覧も、天津の独特の景観を楽しむ方法の一つです。また、近年は天津市政府によって総合的改修と保護・利用が進められ、天津を外に向かって見せる重要な窓口となっています。

瓷房子（磁器の家）

陶磁器で覆われた奇抜でユニークな建築物

瓷房子（磁器の家）は、天津市和平区（ヘーピン区）に位置する非常にユニークな建築物です。この建物は、中国の骨董品収集家である張連志氏によって設計され、2002年から2007年にかけて改装されました。

建物の外観は、700万点以上の陶磁器の破片や全品で装飾されており、まるで巨大な芸術作品のようです。使用されている陶磁器には、古代中国の名窯の作品や、ヨーロッパの高級磁器なども含まれており、その価値は計り知れません。

内部は3階建てで、各階ごとに異なるテーマで装飾されています。1階は中国の伝統的な四合院をモチーフにしており、2階は西洋風の装飾、3階は現代アートギャラリーとなっています。瓷房子の魅力は、その独創的なデザインだけでなく、細部にまで行き届いた装飾です。

例えば、屋根には長さ100メートルの龍の形の彫塑があり、これも陶磁器で覆われています。また、建物内には中庭があり、さまざまな陶磁器のアートワークが展示されています。この建物は単なる観光スポットではなく、中国の伝統文化と現代アートが融合した芸術作品としても高く評価されてるのが特徴です。

訪れる際は、ガイド付きツアーに参加することをおすすめします。細部の意味や歴史的背景など、興味深い解説を聞くことができます。瓷房子は、天津の他の観光スポットとは一線を画す独特の魅力を持っています。

芸術や建築に興味がある方はもちろん、ユニークな体験を求める全ての観光客にとって、必見のスポットです。

天津極地海洋世界

海洋生物と極地動物に出会える大型水族館

天津極地海洋世界は、天津市の濱海新区（ビンハイシンク）にある大型水族館です。2010年9月にオープンし、中国北部最大の海洋テーマパークとして知られています。施設の総面積は49,000平方メートルで、クジラの形をした複合構造を持つ開放的な景勝地です。

12の主要な展示エリアがあり、南極ペンギン島、神秘的な北極の村、海底トンネル、古代の海、シャーク ハーバー、サンゴの海、ベルーガ ベイなどが含まれています。海洋生物館では、約30,000種の海洋生物を観察することができます。

大型の水槽には、サメやエイ、熱帯魚など多様な生物が泳いでおり、まるで海の中にいるような感覚を味わえるのが魅力。特に注目すべきは「未来クラゲ館」で、80以上の展示水槽があり、20種類、1万匹以上のクラゲが展示されています。

また、2018年には新しい古代海洋科学展示エリアがオープンし、総面積700平方メートル以上、見学ルート100メートル以上を誇ります。施設は4つの大規模なパフォーマンス（ハッピームーンアイランド、クジラムーンの伝説、マーメイドメルヘン、アオアオスターアドベンチャー）と5つの動物科学ショーが主な特徴です。

さらに、「キュートペットパラダイス」という屋外施設もあり、ニホンジカ、ハイイロヤギ、アルパカ、リス、クジャク、さまざまなオウムなど8種類の動物と触れ合うことができます。天津極地海洋世界は、単なる観光スポットではなく景勝地であり、人気の科学教育基地としても機能しています。

また、家族向けの宿泊や夜の宴会アクティビティも提供しており、北京・天津・河北地域でも人気のある親子体験プロジェクトの一つです。

イタリア通り

異国情緒あふれるヨーロッパ風の街並み

イタリア街（意式風情区）は、天津市河北区に位置する、ヨーロッパ風の建築物が立ち並ぶ魅力的な地区です。この地域は、20世紀初頭にイタリアの租界地として開発され、現在でもその面影を色濃く残しています。

この地区は、面積42ヘクタールに及び、アジアで最大かつ保存状態の良好なイタリア風建築群として知られています。マルコ・ポーロ広場を中心に、西洋風の建物が集まっており、歴史的・文化的な価値の高い景観を形成中です。

イタリア街の建築物には、純粋なイタリア風、イタリア風と中国伝統様式の融合、そしてその他のヨーロッパ風の3種類があります。特にマルコ・ポーロ広場周辺の建物は、ローマ風の特徴を色濃く表しています。この地区には、カフェやレストラン、ショップが軒を連ねており、異国情緒たっぷりの雰囲気を楽しめるのが魅力です。

また、30棟以上の著名人の旧居も残されており、中国近代史の足跡を感じることができます。イタリア街は、観光、ショッピング、レジャー、娯楽、文化展示を一体化した総合的な国際エリアとして開発されています。

特に夜間は美しくライトアップされ、ロマンチックな雰囲気を楽しむことができるでしょう。天津を訪れる際は、ぜひイタリア街で異国情緒あふれる雰囲気を楽しんでみてください。

静園

清朝最後の皇帝の居住地だった歴史的庭園

静園は、天津市和平区に位置する歴史的な建物です。この建物は、清朝最後の皇帝である溥儀（プーイー）が1929年から1931年まで居住していた場所として知られています。静園は、1921年に建設され、当初は「乾園」と呼ばれていました。

建築様式は、スペイン風の外観に中国と日本の木造建築の特徴を取り入れた独特のスタイルを持っています。この独特の組み合わせは、当時の中国と西洋の文化交流を象徴しているのが特徴です。

建物の総面積は3000平方メートルで、表の庭と裏庭の2つです。主な建物には、溥儀が住んでいた洋館や、彼の妻である婉容（ワンルン）の居所、そして書斎などが挙げられます。これらの建物は現在、博物館として一般公開されており、当時の家具や生活用品が展示されています。

特に興味深いのは、溥儀の書斎です。ここには、彼が使用していた机や椅子、書籍などが残されており、最後の皇帝の知的生活の一端を垣間見ることができます。静園には溥儀の生涯や清朝の歴史に関する展示もあり、中国近代史に興味がある方にとっては貴重な学びの場となっています。

また、この建物は溥儀が天津に住んでいたことを証明する重要な証拠です。静園を訪れる際は、ゆっくりと時間をかけて建物内を見学し、歴史の息吹を感じながら当時の生活を想像することをおすすめします。ガイド付きツアーに参加すると、より詳しい歴史的背景や興味深いエピソードを聞くことができるでしょう。

張学良旧居

中国近代史の重要人物の邸宅を見学

張学良旧居（静園）は、天津市和平区に位置する歴史的建造物です。この邸宅は、中国近代史上重要な人物である張学良（チャン・シュエリャン）が1929年から1931年まで住んでいた場所です。張学良は、「少帥（しょうすい）」の愛称で知られ、中国統一のために重要な役割を果たした軍人・政治家として知られています。

特に、1936年の西安事件で蒋介石を監禁し、国共合作を実現させた人物として有名です。旧居は、1921年に建設され、当初は「乾園」と呼ばれていました。建築様式は、スペイン風の外観に中国と日本の木造建築の特徴を取り入れた独特のスタイルを持っています。この建築様式は、当時の中国と西洋の文化交流を象徴しています。

建物の総面積は3000平方メートル、表の庭と裏庭の2つです。邸宅内部は、張学良とその家族が使用していた当時のままに保存・復元されています。書斎、寝室、応接室などがあり、それぞれの部屋に当時使用されていた家具や生活用品が展示されているのが特徴です。

また、邸宅内には張学良の生涯や中国近代史に関する展示もあります。写真、文書、個人的な所有物などが展示されており、彼の人生と当時の中国の歴史的背景を学ぶことができるでしょう。張学良旧居（静園）を訪れることで、中国近代史の重要な一面を直に感じることができます。

歴史に興味がある方はもちろん、建築や文化の交流に関心がある方にもおすすめのスポットです。また、この建物は張学良が天津に住んでいたことを証明する重要な証拠でもあります。

泰達航母主題公園

実物の空母を利用した壮大なテーマパーク

泰達航母主題公園は、天津市濱海新区に位置する、世界でも珍しい空母をテーマにしたテーマパークです。このパークの中心的な存在は、実際に使用されていたソビエト連邦の重航空巡洋艦「キエフ」です。

この艦船は1975年に就役し、1993年に退役した後、1996年に中国に売却されました。その後、テーマパークとして改装され、一般公開されています。全長273メートル、排水量45,000トンという巨大な艦船を間近で見ることができ、その圧倒的な存在感に多くの観光客が魅了されています。

パーク内では、キエフの甲板や内部を見学することができます。飛行甲板や内部スペースが展示や宿泊施設として改装されていますが、元の様子をよく知ることができます。また、各所に展示されている航空機や兵器も見どころの一つです。

パーク内には、上海万博の天津館を移設した展示スペースもあり、中国の科学技術に関する展示も行われています。また、野外には中国人民解放軍の兵器展示もあります。泰達航母主題公園は、単なる観光地ではなく、教育的な側面も持っているのが特徴です。

軍事技術の進歩や平和の大切さについて考える機会を提供しており、家族連れにも人気のスポットです。ただし、いくつかの注意点もあります。商業化が進んでおり、多くのアトラクションが別料金となっています。また、交通の便があまり良くないため、自家用車での訪問が推奨されます。入場料も比較的高額です。

天津を訪れる際は、この独特な体験ができる泰達航母主題公園に足を運んでみてください。巨大な艦船の迫力を間近で感じ、普段は体験できない特別な時間を過ごすことができるでしょう。

国家海洋博物館

中国最大の海洋テーマ博物館で海の世界を探検

国家海洋博物館は、天津市濱海新区の中新天津生態城（中国・シンガポール天津エコシティ）に位置する中国最大の海洋テーマ博物館です。2019年に開館し、その斬新な建築デザインと充実した展示内容で、オープン以来多くの観光客を魅了しています。博物館の建物自体が一つの見どころです。

オーストラリアのCOX architectureが手がけたデザインは、5つのホールが港に向かって放射状に広がる形状となっています。事業敷地面積は15万平方メートル、総建築面積は8万平方メートルで、展示場総面積は2万3千平方メートルです。

館内は、中華海洋人文展示区、海洋自然展示区、海洋インタラクティブ展示区、海洋科学普及教育区、海洋生態展示区、ハイエンド協力展示および臨時展示区の6大展示区、15展示ホールに分かれています。各エリアでは、最新のテクノロジーを駆使した展示や、実物大の模型、インタラクティブな体験コーナーなどが用意されており、子供から大人まで楽しみながら学ぶことが可能です。

また、博物館内にはミュージアムショップ、レストラン、カフェ、映画館などの公共サービス施設も併設されています。国家海洋博物館は、単なる展示施設ではなく、収集保存、展示教育、科学研究、交流発信、観光旅行などの機能を統合した国家海洋意識教育基地、国家海洋科学普及基地、愛国主義教育基地、海洋科学研究基地と海洋文化研究発信センターとしても機能しています。

入場は無料ですが、予約制となっています。天津を訪れる際は、ぜひこの国家海洋博物館で、海の不思議と魅力を存分に体験してください。海洋に関する知識を深めるだけでなく、環境保護の重要性について考える良い機会にもなるでしょう。

天津の魅力を存分に楽しもう！

天津は歴史と近代が見事に融合した魅力的な街です。この記事では、天津アイや古文化街、五大道など、天津を代表する10個の観光スポットを紹介しました。欧米の影響を受けた建築物や中国伝統の街並み、そして最新の近代的施設が共存する天津の多様な魅力を存分に味わってください。

効率的に観光地を巡るには、地図アプリを活用したり、公共交通機関を上手に利用するのがおすすめです。また、天津の名物グルメである狗不理包子（小籠包）や煎餅果子も忘れずに楽しみましょう。歴史と文化、そして現代的な魅力が詰まった天津で、素晴らしい思い出を作ってください！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋

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