フィールド博物館
フィールド博物館は、ミシガン湖畔に位置する世界的にも有名な自然史博物館です。設立は1893年のシカゴ万博まで遡り、建設当初は万博のために世界中から集められた工芸品が展示されていました。現在は工芸品にとどまらず、先史時代や古代エジプト、古代アメリカ、中国清朝から現代にいたるまでの46億年以上の自然史に関する展示を見学することができます。博物館に入ると、迫力満点の巨大なティラノサウルスが出迎えてくれます。館内には膨大な展示品があるほか、水族館やプラネタリウムも併設されているので、科学について体系的に学びたい方や、生物の偉大な歴史を感じたい方はぜひ訪れてみてください。
スポット情報
シカゴ旅行におすすめの観光スポット
ミレニアム・パーク
ミレニアム・パークは、シカゴを代表する大きな公園です。公園を象徴するクラウドゲート(別名:ザ・ビーン)は現代彫刻家アニッシュ・カプーアが2005年に発表した芸術作品で、鏡のように反射する彫刻に自分自身と周囲の高層ビルの輝きを映り込ませたフォトジェニックな写真を撮ることができるスポットです。ミレニアム・パークでは年間を通してさまざまなイベントが開催され、そのジャンルは美術、音楽、建築、演劇と多岐に渡るため、文化の発信地として世界中のアーティストから注目されています。冬には公園内にスケートリンクが設置されるので、アイススケートを楽しむこともできます。
マグニフィセントマイル
マグニフィセントマイルは、シカゴ川からオーク・ストリート・ビーチにかけて伸びる、高級レストランや高級ホテル、ハイブランドのブティックが集中しているスポットです。「ジョンハンコックセンター」の95階に位置するレストランではシカゴの夜景を一望しながらディナーを堪能するというこの上なくラグジュアリーな時間を過ごすことができます。先進的なイメージのマグニフィセントマイルですが、ネオゴシック様式の「トリビューンタワー」や全米で2番目に古い給水塔である「シカゴウォータータワー」といった歴史的建造物も点在しているので、歴史や建築好きの方もぜひ訪れてみてください。
シカゴ美術館
シカゴ美術館は、ボストン美術館やメトロポリタン美術館とともにアメリカの三大美術館の一つに数えられる世界的にも有名な美術館です。モネやルノワールといった西洋美術の名作だけでなく、中国の陶磁器や日本の浮世絵など東洋美術の作品も数多く展示されているため、アートが好きな方にとっては一日で回りきれないほどの見どころがあります。本館の建物にも歴史があり、1893年のシカゴ万国博覧会の際に建てられたものが複数回の増築を経て現在も使われています。日本ギャラリー(屏風ギャラリー)は日本の建築家、安藤忠雄によって設計されたものなので、シカゴ美術館を訪れた際はぜひ足を運んでみてください。
ネイビー・ピア
ネイビー・ピアはミシガン湖沿いにある複合施設で、子どもから大人まで楽しめるレクリエーションが満載のスポットです。大きく5つのエリアに分かれており、中でも「ネイビー・ピア・パーク」エリアは巨大観覧車やメリーゴーランド、ロッククライミングがあり一日中楽しめる遊園地として人気を博しています。夜まで営業しているので、観覧車から夜景を見るのもおすすめです。ネイビー・ピア内はレストランや土産物屋も充実しており、ホットドックやハンバーガーといったアメリカらしい軽食から高級レストランまで、豊富な選択肢の中から食事を選ぶことができます。
リグレー・フィールド
リグレー・フィールドは、シカゴ・カブスの本拠地として知られる球場です。1914年に建設され、2020年にはアメリカの歴史的建造物に指定されました。MLBの球場で2番目に古いリグレー・フィールドは、古き良きアメリカを感じられるレトロな外観と外野フェンスに生い茂るツタが特徴です。季節によってはツタの葉が美しく紅葉し、訪れる人々を楽しませます。とても写真映えするので、野球好きはもちろん、写真が好きな方にもおすすめのスポットです。野球の試合がない日もコンサートやフットボールの試合などさまざまなイベントが開催されており、いつ訪れても賑やかな雰囲気を楽しむことができます。
シカゴ科学産業博物館
シカゴ科学産業博物館は世界最大級の科学博物館です。建物はシカゴ万博のパビリオンとして活躍し、1933年に科学産業博物館に生まれ変わりました。小さな子どもからティーン、大人まで幅広い年代の人が楽しめる展示があるため、家族旅行にはぴったりの観光スポットといえるでしょう。展示されている作品の中で特に有名なのは、第二次世界大戦中のドイツ潜水艦や、NASAのアポロ8号計画で使われた宇宙船です。科学産業博物館という名前から難しい展示が多い印象を抱く方もいるかもしれませんが、科学にまつわる身近な話題をわかりやすく扱っているので、ぜひ気軽に足を運んでみてください。