安平樹屋
安平樹屋(アンピンシュウー)は、かつてのイギリス商社の倉庫で、日本の倉庫としても使用されました。ガジュマルの木が建物を覆い、非現実的な風景を作り出しています。建物内にはコーヒーショップやお土産ショップもあり、散策しながら休憩することができます。台南駅からバス1本でアクセスできるため、レトロで不思議な世界を楽しみたい方はぜひ訪れてみてください。
スポット情報
台南旅行におすすめの観光スポット
安平古堡
安平古堡(アンピンコホウ)は、台南市安平区に位置し、台湾における最も古い城砦です。17世紀の初め、オランダ人が台湾に上陸し、現在の安平地域を占拠。1634年にオランダ人によって台湾で最初の城としてゼーランディア城要塞が建設されました。後に鄭成功(てい せいこう)がオランダ軍を打ち破り、この城を安平城と改名しています。日本統治時代に再建された後、第二次世界大戦後に「安平古堡」と名付けられました。現在では国家一級古蹟に指定されており、台南の主要観光スポットの一つとなっています。現存するオランダ時代の遺跡は、レンガでできている城壁のみですが、城壁にはガジュマルの木の根が絡みつき、その姿からは歴史を感じ取れます。
藍晒図文創園区
藍晒図文創園区(ランシャイトゥウェンチュゥアンユェンチュ)は、台南新天地の新光三越デパートの向かいに位置する、特に若者に人気のおしゃれスポットです。日本の統治時代に建てられた木造の建物を台湾のクリエイターやアーティストがリノベーションし、レトロな建物と現代アートを融合させた文化施設となっています。園内の中でも特に注目すべきは、赤煉瓦とガジュマルに囲まれた木造住宅をブループリントアートとして展示している、ブルーハウス。夜にはライトアップされ幻想的な世界を堪能できます。また、パブリックエリアにあるウォールアートも人気な撮影スポットです。ぜひ園内を散策しながら写真撮影を楽しんでみてください。
大天后宮
大天后宮は、台湾における最も古い媽祖(まそ)と呼ばれる航海安全の神様を祀る廟として知られ、台湾の国家一級古蹟にも指定されています。この廟はもともと1664年に建てられた明朝王族の寧靖王(ねいせいおう)の府邸で、1684年に媽祖廟へと改築され、1818年の火災の後1830年に現在の建物が再建されました。後殿には縁結びの神様として知られる「月下老人」も祀られており、多くの方が良縁を願って参拝に訪れます。国家一級古蹟である大天后宮墓は、かなりのご利益があると言われており、遠方から訪れる参拝者も多く、参拝後に恋愛が成就したという話も多いそうです。
赤崁楼
赤崁楼(セキカンロウ)は、台南市中西区に位置し、1653年にオランダ人によって建てられた古跡です。番仔楼や紅毛楼とも呼ばれています。安平区にある安平古堡と共に、台南市の二大古跡と言われる有名スポットです。300年以上の歴史を誇り、その間に何度も修繕や改築が加えられてきました。城内にある海神廟や文昌閣、周囲の芝生にある御贔屓牌や鄭成功の彫像、さらにオランダ時代の赤レンガ製の城壁の遺跡が見どころ。大南門から移された9つの石碑にも注目です。台南で知らない人はいないと言われるほど有名な観光スポットをぜひ訪れてみてください。
奇美博物館
奇美博物館(きびはくぶつかん)は、「奇美実業」の創設者、許文龍氏によって設立された台湾を代表する博物館です。この博物館は古代ギリシャの建築様式で建てられており、建物自体が芸術作品のような美しさで、まるでヨーロッパに来たかのような気分を味わえる博物館として、最近ではインスタ映えするスポットとしても注目を集めているそうです。西洋の絵画や彫刻、楽器、兵器、動物標本など、さまざまなジャンルの芸術品が展示されているため、老若男女問わず楽しめるでしょう。また、東京ドーム約2個分の広さを誇る敷地内にある、美しい庭や彫刻にも注目です。
林百貨
林百貨は、日本統治時代1932年に林方一氏によって創業された百貨店です。当時は鉄筋コンクリート造り5階建ての最先端の建物として注目され多くの人が訪れていました。日本の統治終了後に一時衰退しましたが、2014年にリニューアルオープン。その日は朝早くから混雑したそうです。店内は約80年前の空間を蘇らせるようなモダンな雰囲気が漂っており、食品から雑貨、台南林百貨限定の商品まで数多くの商品が並んでいます。お土産選びにもぴったりです。また、当時のまま残されているレトロな針式階数表示のエレベーターや屋上の神社は必見。台南を訪れた際には、ぜひ林百貨店に立ち寄ってみてください。