公用語
リスボンの公用語はポルトガル語です。観光地や主要な施設では英語も通じやすいため、旅行者にとって大きな不安を感じることは少ないでしょう。ホテルやレストランでは英語対応が一般的で、若い世代を中心に流暢に会話できる人が多くいます。
宗教
リスボンに暮らす人々の信仰の中心はキリスト教で、その中でもカトリックが圧倒的な割合を占めています。近年は多文化社会としての側面も強まり、移住者の増加に伴いイスラム教やプロテスタントなど多様な宗教が存在感を見せているのも特徴です。
通貨
リスボンで使われている通貨はユーロです。紙幣や硬貨は欧州各国で共通して利用できるため、旅行中に隣国へ移動する際も両替の手間がかからず便利です。市内ではクレジットカードの普及率が高く、レストランやホテル、ショップの多くでスムーズに決済ができます。ただし、ローカルの市場や小さなカフェでは現金のみの場合もあるので、少額のユーロを持ち歩くと安心です。
クレジットカード、キャッシュレス決済
リスボンではクレジットカードやデビットカードを使ったキャッシュレス決済が広く浸透しており、ホテルや大型スーパー、レストランなど観光客が利用する多くの場面でスムーズに支払いができます。特にVisaやMastercardは対応率が高く、タッチ決済にも対応している店舗が増えています。一方で、小さなカフェや地元の市場では現金のみというケースもあるため、少額のユーロを持ち合わせるのが安心です。
費用
リスボン旅行にかかる費用は、5泊7日で1人あたりおおよそ35万円〜が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代(リスボン往復):250,000円〜
宿泊費:60,000円〜
現地交通費:12,000円〜
食費:20,000円〜
観光費:10,000円〜
雑費:5,000円〜
日本からリスボンへはヨーロッパ主要都市を経由するルートが一般的で、航空券代が総額の大きな割合を占めます。ただし、現地の物価は西ヨーロッパ諸国に比べると比較的穏やかで、食事や公共交通機関を利用する際には費用を抑えやすい点が特徴です。旅行スタイルによって金額は変わりますが、予算を調整しやすい都市といえます。
ビザ
リスボンを観光で訪れる場合、日本のパスポートを持つ方は90日以内の短期滞在であればビザは必要ありません。ただし、入国時にはパスポートの残存有効期間が3か月以上必要とされ、帰国便の航空券の提示が必要な場合もあります。また、長期滞在や留学、就労を目的とする場合には、事前に在日ポルトガル大使館で適切なビザを申請することを覚えておきましょう。
日本との時差
リスボンと日本の時差は通常9時間で、日本の方が進んでいます。たとえば東京が18:00のとき、リスボンは9:00です。ただし、ポルトガルでは3月末から10月末までサマータイムが導入されるため、その期間は時差が8時間となります。日本が18:00のとき、ポルトガルは10:00になるので注意しましょう。
気候
リスボンの気候は一年を通して温暖で、過ごしやすいのが特徴です。夏は30℃前後まで気温が上がることもありますが、湿度が低く海風が心地よいため、比較的快適に感じられます。一方、冬は10℃前後と穏やかで、雪はほとんど見られませんが、雨が多くなる時期なので防水対策があると安心です。年間を通じて日照時間が長いことも魅力で、明るく開放的な雰囲気を楽しめる都市です。
服装
リスボンの服装は、訪れる季節によって工夫が必要です。夏は30℃前後まで気温が上がる日も多く、軽やかな半袖やワンピースなど涼しい装いが適しています。一方で、海風が強い日には朝晩の気温差を感じやすいため、羽織れる薄手の上着があると安心です。また、秋から冬にかけては雨が増え、体感温度も下がるためコートや防水性のある靴が役立ちます。春は穏やかな気候ですが天候が変わりやすいので、重ね着がおすすめです。
旅行のベストシーズン
リスボン旅行のベストシーズンは、春と秋です。3月から5月にかけては穏やかな気候が続き、街を彩る花々や爽やかな空気が観光を心地よくしてくれます。9月から10月も気温が安定し、夏の混雑が落ち着くため、落ち着いた雰囲気の中で観光名所を楽しめます。
治安
リスボンはヨーロッパの中でも比較的治安が良い都市とされ、観光客も安心して滞在できます。ただし、大都市である以上、注意が必要な場面もあります。特に観光スポットや公共交通機関ではスリや置き引きが発生しやすく、財布やスマートフォンを人目につかないよう管理することが大切です。また、夜間の旧市街や人通りの少ない路地を一人で歩く際には、周囲の状況を意識して行動すると安心です。
物価
リスボンの物価は西ヨーロッパの主要都市と比べると穏やかで過ごしやすい点が魅力です。市内のカフェではコーヒーが1ユーロ(約170円)前後で楽しめ、ローカルレストランのランチも手頃な価格で味わえます。宿泊費も選択肢が幅広く、ゲストハウスから中級ホテルまで比較的リーズナブルに滞在可能です。一方、観光客が多いエリアや高級店では料金が上がるため、場所によって差があるエリアと言えるでしょう。
交通手段
リスボンの交通手段は多彩で、市内観光や移動に便利です。地下鉄は主要エリアを効率よく結び、観光客にも使いやすい路線網が整っています。また、名物の黄色いトラムは坂道の多い街を走り、移動手段であると同時に旅情を味わえる存在です。一方、市バスやケーブルカーも利用でき、短距離移動にはタクシーや配車アプリが便利です。一方、周辺観光地へは鉄道がおすすめ。シントラやカスカイスへの小旅行にも適しています。
空港から市街地へのアクセス方法
リスボン空港から市街地へのアクセスは多様で、旅行者の目的に合わせて選べます。地下鉄を利用すれば、市内中心部まで約30分と手軽で運賃も安価です。また、空港発着のエアポートバスは主要観光地やホテル街を経由するため、大きな荷物がある場合にも安心です。他にも、タクシーや配車アプリを利用すればドアツードアで移動でき、深夜や早朝にも便利です。所要時間は渋滞がなければ20〜30分程度です。
インターネット
リスボンではインターネット環境が整っており、快適に利用できます。ホテルやゲストハウスの多くで無料Wi-Fiが提供され、市内のカフェやレストランでも気軽に接続できる場所が増えています。観光客向けには主要広場や交通機関に公共Wi-Fiが導入されており、移動中でも利用可能です。快適にネットを利用したい場合はプリペイドSIMを購入すると安心です。
電源プラグ
リスボンで使用されている電源プラグはCタイプとSEタイプが主流で、日本のAタイプとは形状が異なります。そのため、渡航の際には変換プラグを持参することが大切です。また、電圧は230ボルト、周波数は50ヘルツです。日本の電化製品を使用する際には対応電圧を必ず確認するようにしましょう。対応していない製品を使用する場合は変圧器の準備が必要です。
飲水
リスボンの水道水は安全基準を満たしており、そのまま飲用可能です。ただし、硬水に慣れていない人は体調を崩す可能性もあるため、不安な場合はミネラルウォーターを選ぶのが安心です。スーパーやキオスクでは手頃な価格でペットボトルが購入でき、炭酸入りや無炭酸など種類も豊富です。
トイレ
リスボンの公共トイレは観光地や大型施設に整備されており、清潔さも問題ありません。トイレは有料の場合が多く、小銭を準備しておくと安心です。多くの施設ではトイレットペーパーを流すことができ、日本と同じように使用できます。ただし古い建物や一部の小規模施設では設備が脆弱な場合もあるため、備え付けの表示に従うのが安心です。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。