公用語
アムステルダムの公用語はオランダ語です。北部のフリースラント州ではフリジア語も公用語として認められています。ただし、オランダでは多くの人が英語を流暢に話せるため、旅行中は英語が十分通じます。アムステルダムの街中でも、観光施設やレストラン、交通機関などで英語が広く使われており、英語でのコミュニケーションに困る場面はほとんどありません。
宗教
アムステルダムではキリスト教が主要な宗教で、カトリックが約18%、プロテスタントが約13%を占めています。また、無宗教の割合が57%と非常に高い点も特徴です。
通貨
アムステルダムを含むオランダで使われている通貨はユーロです。補助通貨単位にはセントが使用されています。紙幣は500ユーロから5ユーロまで幅広く発行されており、500・200・100・50・20・10・5ユーロの7種類があります。硬貨は2ユーロと1ユーロのほか、50・20・10・5・2・1セントの計8種類が流通しています。
クレジットカード、キャッシュレス決済
アムステルダムではキャッシュレス化が進んでおり、都市部や観光地を中心に多くの店舗でクレジットカードが利用できます。レストランやショップはもちろん、公共交通機関でもカードやスマホ、スマートウォッチによるタッチ決済が導入されています。
費用
アムステルダム旅行3泊5日の場合、1人あたり約23万円が目安です。
飛行機代(往復):15万円~
ホテル代(1泊):1万5000円~
インターネット、Wi-Fi代:1,600円~
食費(1日あたり):1万円~
交通費(1日あたり):1,000円~
上記に加えて、観光代やお土産代も考慮して予算を決めると良いでしょう。
ビザ
アムステルダムへ観光で入国する場合、日本人はビザ不要です。直近180日のうち合計90日以内であれば滞在できます。パスポートは10年以内に発行されたもので、シェンゲン加盟国を出国する時点で3カ月以上の残存有効期間が必要です。さらに、2026年後半からはETIAS(エティアス)の取得が義務化される予定です。渡航前に余裕を持って確認・準備しておくと安心です。
日本との時差
アムステルダムと日本の時差は通常8時間で、日本のほうが8時間進んでいます。たとえば、日本の午前0時は、アムステルダムでは前日の午後4時になります。また、オランダではサマータイムが実施されるため、3月の最終日曜から10月の最終日曜までは、時差が7時間となり、通常より1時間短くなります。
気候
アムステルダムの気候は、東京と同じく四季があります。春は日中こそ涼しいものの、朝晩は冷え込みやすいです。夏は湿気が少なく、日本のような蒸し暑さがないためとても快適ですが、天候が変わりやすく、7月や8月でも急に気温が下がることがあります。秋は全体的に涼しく穏やかな気候です。冬は11月頃からゆっくりと始まり、1月から2月にかけて最も冷え込むため、防寒対策をしっかり整えておくことが必要です。
服装
アムステルダムでは、春の4月から5月にかけては天候が変わりやすく、晴れていても急に冷え込むことがあるため、長袖のシャツや軽く羽織れる上着があると安心です。夏は比較的過ごしやすいものの、天気が変わりやすく肌寒くなることもあるため、長袖を一枚持っておくと安心。秋になると曇りの日が増え、雨が降りやすくなり強風に見舞われることも。防水性のある雨具と薄手のジャケットがあると便利です。冬は、最高気温が6℃前後と寒く、風が強い日もあるため防寒対策が必要です。
旅行のベストシーズン
アムステルダムのベストシーズンは、4月〜5月と9月〜10月です。春は、チューリップが咲き、キューケンホフ公園が最も華やぐ時期です。秋は、気候が穏やかで美術館巡りや街歩きをゆったり楽しめます。また、イベントやフェスを楽しみたい方は、キングスデーをはじめ多くの祭りが開催される4月下旬〜8月がおすすめです。
治安
アムステルダムは比較的治安の良い都市ですが、観光客を狙った置き引きやひったくりなどの窃盗被害が多い点には注意が必要です。とくに、スキポール空港やアムステルダム中央駅など、人が集まるエリアでは被害が発生しやすいため、バッグや貴重品を手元から離さないよう心掛けましょう。リュックは前に抱える、スマートフォンを無防備に出しっぱなしにしないなど、基本的な防犯対策が大切です。
物価
アムステルダムの物価は日本より高めで、特に観光地の飲食店は割高な傾向があります。ミネラルウォーター(500ml)はおよそ250円から、レストランのランチは2,000円前後が一般的です。ディナーになると3,500円〜6,500円ほどが目安で、メニューによってはさらに高くなることもあります。また、交通費も比較的高く、1日あたり2,000円程度かかることがあります。
交通手段
アムステルダムでは、トラム、バス、水上バス、レンタサイクルなどさまざまな交通手段が利用できます。市内中心部を効率よく移動でき、観光客に最も利用されているのがトラムで、14路線がアムステルダム中央駅を起点に市内へ広がっています。中心部から少し離れた場所へ行く際はバスが便利で、タクシーより料金が安く、停留所が駅周辺に多いため利用しやすいのも魅力です。また、市内では4つのメトロ路線が運行しており、主要エリアをスムーズに移動できます。
空港から市街地へのアクセス方法
アムステルダム・スキポール空港から市街地へは、電車、タクシー、シャトルバス、エアポートエクスプレスバスなど多様な交通手段があります。最も手軽なのは電車で、アムステルダム中央駅まで約15〜20分、運賃も安いのが魅力です。荷物が多い場合や複数人で移動する際は、空港から中心部まで約20分で着くタクシーが便利。また、エアポートエクスプレスバスは24時間運行しており、深夜の移動にも安心です。
インターネット
アムステルダムでは、多くのホテルで無料Wi-Fiが利用できますが、通信速度や接続の安定性には差があります。空港や駅、カフェなどでも無料Wi-Fiが提供されていますが、セキュリティ面で不安が残ることもあります。滞在中に安全で快適なインターネット環境を確保したい場合は、ポケットWi-FiのレンタルやSIMカード、eSIMを利用する方法がおすすめです。
電源プラグ
アムステルダムで使用されているプラグはBタイプ、Cタイプ、そしてSEタイプが一般的です。日本のAタイプとは異なるため、変換プラグが必要です。電圧は230V、周波数は50Hzで、日本の電化製品は100V仕様のため、230Vに対応していない機器を使用する際には変圧器が必要です。ドライヤーやヘアアイロン、充電器などを持参する場合は、電圧対応の有無を事前に確認しておくと安心して滞在できます。
飲水
アムステルダムの水道水は飲用できます。ただし、硬水で石灰分を多く含むため、味にクセを感じる人もいます。気になる場合は、スーパーで購入できるミネラルウォーターを利用するとよいでしょう。ミネラルウォーターは無炭酸・炭酸入り・微炭酸の3種類があり、好みに合わせて選べます。
トイレ
アムステルダムでは公衆トイレが少ないため、カフェやデパートを利用するのが一般的です。トイレを借りた際は、飲み物を注文するか、レジで少額のチップを渡すのがマナーとされています。駅やファストフード店、劇場などのトイレは多くが有料で、入口付近にタッチ式のクレジット精算機やチップ皿が置かれていたり、係員に直接支払う場合もあります。料金の目安は1ユーロほどです。
海外旅行保険
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