公用語
ロンドンの公用語は英語です。街中の案内板や飲食店のメニューにも英語が使われており、観光客でも戸惑いにくい環境が整っています。観光地では多国籍のスタッフが働いているため発音に幅があっても理解してもらいやすく、質問への対応も丁寧です。一部アメリカ英語とは異なる表現が用いられることもあるため、コミュニケーションに不安のある方は翻訳アプリを使用しましょう。
宗教
ロンドンで広く信仰されている宗教はキリスト教です。イギリス国教会を中心に、カトリックやプロテスタントの教会が各地にあり、観光目的で訪れる旅行者も多いです。ロンドンには長い移民の歴史があるため、多宗教社会としての側面も強く、イスラム教やヒンドゥー教、シク教など多様な信仰が共存しています。宗教施設を見学する際は静かな振る舞いを心がけ、礼拝中は写真撮影を控えるなど基本的なマナーを守るようにしましょう。
通貨
イギリスの通貨はポンド(GBP)です。ロンドンではキャッシュレス決済が普及していますが、屋台や小規模店舗では現金を求められることがあるため少額の硬貨や紙幣を持っておくと安心です。地下鉄やバスの運賃は交通系ICやクレジットカードで支払うのが主流のため、多額の現金を持ち歩く必要はないでしょう。
クレジットカード、キャッシュレス決済
ロンドンでは近年キャッシュレス化が一段と進み、多くの飲食店や宿泊施設でクレジットカードや電子決済が使えます。クレジットカードの国際ブランドはVISAとMasterCardがメインで、JCBは使える場所が限られます。Apple PayやGoogle Payも広く普及しているため、スマートフォンだけで支払いを済ませられるシーンも多いです。
費用
ロンドン旅行にかかる費用は、3泊5日で1人あたりおおよそ25~35万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:150,000円~
宿泊費:60,000円~
現地交通費:7,000円~
食費:20,000円~
観光費:10,000円~
雑費:5,000円~
ロンドンは物価が高めの都市ですが、地下鉄やバスだけで移動できるエリアも多く、観光スポットも多彩で満足感の高い滞在ができます。歴史的建造物や無料の美術館も豊富で、計画次第では費用を抑えつつ充実した旅を楽しめます。
ビザ
日本国籍の方がロンドンを観光目的で訪れる場合、6か月以内の滞在であればビザは不要です。2025年1月より電子渡航認証の取得が義務付けられたため、事前に最新情報を確認の上、申請の準備をするようにしましょう。入国審査では滞在の目的や日数を簡単に質問されることがあるので、復路の航空券や宿泊先の情報を示せるよう準備しておくと安心です。
日本との時差
日本とロンドンの時差は通常9時間で、日本の方が進んでいます。日本が21時のとき、ロンドンは正午です。イギリスはサマータイムを導入しており、3月下旬から10月下旬までは時差が8時間になります。時差が大きいため、滞在初日はゆとりのあるスケジュールを組むことが、快適な旅行につながります。
気候
ロンドンは西岸海洋性気候に属し、一年を通して気温の変化が穏やかです。冬は冷え込みが続き雨の日も増えますが、氷点下まで下がる日はそれほど多くはなく、市内の散策もしやすいです。春は緑が一気に鮮やかになり、公園の木々が芽吹いて街が明るい雰囲気に変わります。夏は気温が上がり日差しが強い日がありますが、湿度が低いため比較的快適に過ごせます。秋は落ち葉が街を彩り、散歩や観光をゆっくり楽しめる季節です。
服装
ロンドン旅行では季節に合わせた服装を準備することが大切です。冬は冷え込みが続き雨に濡れやすいため、保温性のあるコートに加え手袋やマフラーがあると街歩きが快適になります。春は穏やかな日差しが出ても朝夕は肌寒さが残るため、薄手のニットや重ね着しやすい上着が役立ちます。夏は気温が上がり日差しが強まる日があるものの湿度が低いため、半袖や軽い素材の服が合います。秋は冷たい風が増える時期で、薄手のコートを用意しておくと安心です。
旅行のベストシーズン
ロンドンのベストシーズンは4月下旬〜6月や9月〜10月ごろです。気温も穏やかで晴れの日も多くなるため、過ごしやすく観光に向いています。一方で、夏はイベントが豊富で、屋外コンサートやリバーサイドのマーケットが盛り上がり、活気のある空気を味わいたい方に向いています。冬は気温が下がりますが、クリスマスシーズンのイルミネーションやマーケットが街を華やかに彩り、ロンドンらしい雰囲気を満喫できます。
治安
ロンドンの治安は比較的良好です。ただし、混雑した駅や広場ではスリに注意が必要です。貴重品は一か所にまとめず、バッグは身体の前で持つなど基本的な対策を意識すると安心です。夜の移動は人通りがある明るい通りを選ぶと不安が減ります。タクシーを利用する際は、正規タクシーのブラックキャブや配車アプリを使う方法が安全で、初めて訪れる旅行者でもスムーズに移動できます。
物価
ロンドンの物価は日本より高めで、特に外食や宿泊費に出費がかさみやすい傾向にあります。それでも、工夫すれば費用を抑えた滞在がしやすく、街のあちこちにあるカフェやベーカリーでは比較的手頃な価格で軽食を楽しめます。スーパーではパンやスナック、飲み物が比較的安くに手に入るため、朝食や昼食を選ぶ際は視野に入れてみましょう。
交通手段
ロンドン市内では地下鉄、鉄道、バスが主要な移動手段で、観光地を効率よく巡れます。地下鉄は路線が細かく張り巡らされ、バスは名所付近までアクセスしやすいため、初めて訪れる方でも移動に困ることは少ないです。交通系ICやコンタクトレス決済が広く使われており、支払いに戸惑うことも少ないでしょう。また、シェアサイクルを使えば街の雰囲気を味わいながら自分のペースで移動できます。
空港から市街地へのアクセス方法
ロンドンの主要空港「ヒースロー空港」から市街地へ向かう場合、電車や地下鉄の利用が便利です。高速鉄道の「ヒースロー・エクスプレス」はロンドン中心部のパディントン駅まで直通しており、初めて訪れる場合でも迷いにくいです。地下鉄「ピカデリー線」は市内各所へアクセスしやすく、運賃が手頃で出費を抑えたい場合にも役立ちます。タクシーを使う場合は、空港の公式乗り場から乗車すると安心です。
インターネット
ロンドンはインターネット環境が整っており、ホテルやカフェ、レストラン、ショッピングセンターなどで無料Wi-Fiを利用できます。空港や主要駅でもフリーWi-Fiが提供されているため、移動中に地図アプリを確認したり観光情報を調べたりする際に便利です。通信を安定させたい場合は、日本でポケットWi-Fiをレンタルするか、SIMカードやeSIMの利用もおすすめです。
電源プラグ
ロンドンの電源プラグはBFタイプが主流で、電圧は230Vです。日本の電化製品を使用するには変換プラグと変圧器が必要です。230Vに対応している製品であれば、そのまま使用できるため事前に対応可否を確認しておくと安心です。
飲水
ロンドンの水道水は水質基準を満たしているものの、硬水のため飲み慣れていない方は避けた方が安心です。現地のホテルでは水道水の飲用が可能と案内されることもありますが、心配な方はスーパーなどでミネラルフォーターを購入するのが良いでしょう。水は炭酸入りと炭酸なしが両方売っているため、好きな方を選択することができます。
トイレ
ロンドンの公衆トイレは、駅や観光地、ショッピングモールなどに設置されていますが、日本と比べると数が少なく、有料トイレが多いのが特徴です。料金は低額で、入り口でスタッフに支払うか、ゲートを通る形が一般的です。トイレは多くが洋式で清掃も比較的行き届いていますが、日本のような温水洗浄機能付き便座はほとんど見られません。衛生面が気になる場合は、ウェットティッシュや携帯用便座シートを持参すると安心です。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。