津波博物館
津波博物館はカオラックのバンニアンビーチエリアに位置する無料で見学できる屋外施設で、2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震による津波被害の記憶を伝えています。津波発生時の写真やデータが展示されており、訪れる人々に当時の惨状を伝える生々しい写真も含まれています。津波でもっとも大きな被害を受けたカオラック周辺の状況や、多くの外国人旅行者が犠牲となった事実が紹介されています。館内には津波に押し流された実際の警備船も展示されており、自然災害の脅威を目の当たりにできます。日本でも頻繁に発生する地震や津波について、その恐ろしさと防災の大切さを再認識できる貴重なスポットなので、ぜひ足を運んでみてください。※写真はイメージです。
スポット情報
カオラック旅行におすすめの観光スポット
バンニアンビーチ
バンニアンビーチは、カオラックでもっとも有名なビーチのひとつで、エメラルドブルーの美しい遠浅の海が広がるスポットです。透明度の高い海と珊瑚礁が特徴で、ダイビングやシュノーケリングの絶景スポットとして、特に欧米からの観光客に愛されています。ビーチサイドには落ち着いた雰囲気のカフェやレストランが立ち並び、友達との旅行や子ども連れの旅行、一人旅などどんなシチュエーションにもぴったりの穏やかな空気が漂っています。周辺にはオーシャンビューのホテルやヴィラが多いので、美しい夕日を眺めながら室内でゆったり過ごすのも良いでしょう。リゾートでありながらも日本人観光客が少なく、現地の雰囲気を存分に楽しめるのも魅力です。
ホワイトサンドビーチ
ホワイトサンドビーチはカオラック北部に位置する美しいビーチで、その名の通り雪のように白く繊細な砂浜が広がるスポットです。穏やかな波と海底の緩やかな傾斜が特徴で、小さな子どもからお年寄りまで安心して海水浴を楽しむことができます。ビーチの周辺には高級リゾートホテルが点在しており、宿泊者はプライベートビーチに設置されたサンベッドで日光浴を楽しめます。ホワイトサンドビーチがあるエリアには娯楽施設が少ないので、賑やかなビーチよりも落ち着いたビーチを好む方に特におすすめです。カフェやレストランは充実しているので食事に困ることはありません。海を見ながら新鮮なシーフードやタイ料理を味わう、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
カオラック・ラムルー国立公園
カオラック・ラムルー国立公園は、カオラックに位置する自然豊かな保護区で、海岸線から内陸の山岳地帯までさまざまな地形が広がる総面積150平方キロメートルの広大なエリアです。熱帯雨林やマングローブ林、ビーチ、滝など、南国ならではの多彩な景観が楽しめます。公園内では、トレッキングコースを歩きながら豊かな植生や野生動物を観察でき、自然が好きな方は絶対に訪れるべきスポットといえるでしょう。海岸沿いではシュノーケリングやカヤックなどのアクティビティが人気で、カオラックの大自然と一体化するかけがえのない体験ができます。キャンプサイトやピクニックエリアも用意されているのでぜひ利用してみてください。
トンチョンファの滝
トンチョンファの滝は、カオラック・ラムルー国立公園内にある美しい5段の滝で、カオラックでも特に人気の観光スポットです。年間を通して水量があり、周囲には滝の流れる音が響き渡ります。1段目の滝壺では泳ぐこともできるので、水着を持っていくと良いでしょう。滝へアクセスする道中では熱帯の蝶や鳥が観察でき、自然の豊かさを存分に感じられます。トンチョンファの滝はカオラックの中心部からそれほど離れていないため個人でアクセスすることも可能ですが、カオラック・ラムルー国立公園の入り口からそれなりの距離を歩くことになるので、レンタサイクルやレンタルバイクを使うのもおすすめです。ぜひ運動しやすい靴で大自然を堪能してみてください。
ウミガメ保護センター
カオラックのウミガメ保護センターは、タイの海軍によって設立された施設で、負傷したウミガメの治療や地域のウミガメの保護を目的としています。保護センターでは傷ついたウミガメのリハビリや、海岸で収集された卵の安全な孵化が行われています。孵化した赤ちゃんウミガメは、6~8ヶ月間大切に育てられた後、海に放流されます。大小さまざまなウミガメが観察できるほか、一日中行われている餌やりタイムを楽しむことができます。ウミガメへの餌やりは、子どもだけでなく大人にも人気のアクティビティです。ウミガメ保護センターは大規模ではありませんが、ウミガメの成長過程を間近で観察できる見どころの多い施設なので、ぜひ家族で訪れてみてください。
シミラン諸島
シミラン諸島は、カオラックの近くに位置する9つの島々から成る群島です。「シミラン」は現地の言葉で「9つ」を意味します。1982年に島々が国立公園に指定されて以来、美しい白砂のビーチと透明度の高いエメラルドグリーンの海が広がる楽園として広く知られるようになりました。特にダイビングやシュノーケリングの名所として世界的に評価されており、海中には豊かなサンゴ礁やカラフルな海洋生物が生息しています。美しい自然環境と生態系を保護するため観光シーズンは限定されており、一年のうち半年しか訪れることができません。島への訪問者数やダイバーの数にも制限が設けられ、訪問難易度は低くありませんが、美しい海中世界は一見の価値があります。