タメル
カトマンズの中心地として、常に多くの人で賑わう「タメル」。通り沿いには、ネパール料理を楽しめる多くの飲食店が立ち並び、スパイスの良い香りが漂っています。観光客向けのホテルも多く、ネパールを観光する際の拠点にも便利な立地と言えるでしょう。大通りから細い路地まで、タメルには観光客向けのお店が点在しています。金物細工や宝飾品などのアジアンテイストなアイテムが揃うほか、仏像や法具を販売する店もあり、ネパールの文化が感じられます。特におすすめは「マンダラストリート」。バックパッカーの聖地とも呼ばれ、ヒマラヤ山脈へのトレッキングや登山に備え旅人が集まる、活気溢れるエリアです。
スポット情報
ネパール旅行におすすめの観光スポット
スワヤンブナート
スワヤンブナートは、カトマンズの中心地から車で約10分ほどの場所に位置する仏教寺院です。ネパールで最も神聖な仏教寺院の一つとして知られ、多くの熱心な仏教徒が参拝に訪れる場所です。丘の上に建つスワヤンブナートからは、カトマンズの街並みを一望することができ、歴史ある寺院と素晴らしい景色を楽しむことができます。5世紀ごろに建てられたとされ、大きな白いドームのストゥーパ(仏塔)が特徴です。中心のドームの周りには4つの小さなストゥーパが建てられており、地、水、火、空気の四大を表現しています。また、5色の祈祷旗であるタルチョーが結ばれており、仏教寺院らしい雰囲気を堪能することができることでしょう。
パシュパティナート
ネパール最大のヒンドゥー教寺院である「パシュパティナート」。バグマティ川沿いに位置する寺院で、国内だけでなく海外からも多くの巡礼者が訪れる場所です。1979年には世界遺産に登録されるなど、歴史的価値の高い寺院です。ヒンドゥー教信者の火葬場として機能しており、多くの信者がここで死後の生まれ変わりに向けた準備を行います。子どもが生まれた際には、生誕の儀式が行われるなど、生と死を象徴する場所として知られています。寺院の建物はバグマティ川の両岸に広がっており、本堂はヒンドゥー教徒以外の入場が制限されています。外観や他の施設は見学ができるので、気になる人は外観や周囲の見学をするのがいいでしょう。
ダルバール広場
ネパールにはかつて王宮があった広場である「ダルバール広場」が複数存在しており、そのうち3つが世界遺産に登録されています。各エリアで異なる魅力を持っており、特に人気が高いのがパタンエリアにあるダルバール広場です。パタンは、ネパールの歴史ある古都エリアであり、美しい彫刻が施された歴史的な建造物が多いのが特徴。パタンの宮廷は、パタン・マッラ朝の時代に建てられ、多くの文化財が残っています。広場を中心とした市街は、古代インドのアショーカ―王が作ったとされ、ネパールで最も古い場所の一つです。パタンには1,200を超える仏教施設があり、建物の美しい建築様式やデザインをのんびりと散策しながら楽しむことができます。
ボダナート
ボタナートは、カトマンズの中心部から北東に約11kmの場所にある仏塔です。この地域はチベットからの移民が多く住む地域であり、数多くの仏塔が建てられているのが特徴です。そのなかでも、ボタナートは球体型をした仏塔として世界最大級の大きさを誇り、街の中心にそびえ立っています。1979年にはユネスコの世界遺産にも登録され、仏教の巡礼者が訪れる人気の観光地となっています。また、観光客に嬉しい土産物店や飲食店が立ち並んでいるのも魅力の一つ。特に、ハンドクラフトのアイテムを扱うお店が多いので、アジアンテイストのお土産を購入したい人におすすめの場所です。
ナムチェバザール
ナムチェバザールは、ネパールの東端に位置するサガルマータ国立公園内にある村です。エベレストまで続く街道沿いでは最大の村であり、多くの登山家が訪れる場所として知られています。標高は約3,440mに達し、壮大なヒマラヤ山脈がすぐそばに広がる眺めが魅力。エベレストへの入口とも言えるこの村は、登山家たちの宿泊場所として機能し、ロッジやカフェなどが充実しています。滞在中は標高に体を慣らすための施設が整っており、インターネットなども利用できます。登山用品店も多く、エベレスト登山の最終調整を行うのに便利な場所です。
サガルマータ国立公園
サガルマータ国立公園は、世界自然遺産に登録されたネパールの自然保護区です。エベレストをはじめとするローツェ、マカルー、チョ・オーユーなど8,000m峰の山々が立ち並ぶ姿は圧巻です。世界中の登山家たちにとって憧れの的であり、圧倒的な存在感を放っているエリアです。また、サガルマータ国立公園では高山植物やジャコウジカなどの珍しい動物も生息しています。登山家はもちろんのこと、公園内にはトレッキングコースも複数あるので、トレッカーたちも多く訪れています。