坊っちゃん列車
坊っちゃん列車は、明治21年から67年間にわたり松山市民の足として親しまれた列車です。「坊っちゃん列車」という愛称は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の主人公が乗車したことに由来しています。正岡子規や夏目漱石も利用したとも言われています。当初は蒸気機関車として黒煙を吐きながら走っていましたが、現在はディーゼル車両として復元。坊っちゃん列車は、道後温泉駅、大街道、松山市駅、JR松山駅前、古町の各停留所から乗車可能です。車窓からの景色を楽しみながら、当時の懐かしい雰囲気を味わうことができます。
スポット情報
愛媛旅行におすすめの観光スポット
松山城
松山城は、加藤嘉明が1602年から築き始め、約四半世紀の歳月をかけて完成した名城です。2006年に「日本100名城」、2007年に道後温泉とともに「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれています。松山城の魅力は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの1つ星に選定されている、天守最上階からの絶景です。瀬戸内海や松山平野を一望でき、松山市屈指の景色を楽しめます。また、城内には21もの重要文化財が現存しており、見どころが豊富。全国的にも珍しい「登り石垣」にも注目です。現存する十二天守の中で、この「登り石垣」が残っているのは松山城と彦根城のみとなっています。
今治城
今治城は、1602年に藤堂高虎によって建設が始まり、1608年に完成したとされる城です。今治城の特徴は、堀に海水を引き入れ、城内に港を設けたことで、国内最大級の船入を備えた日本屈指の海城として知られていました。1635年からは松平氏の居城となりましたが、明治維新後にほとんどが取り壊され、内堀と主郭部の石垣のみが残されました。1953年に愛媛県指定史跡となり、1980年以降に天守閣や多聞櫓、武具櫓などが再建され現在の姿となっています。雄大な姿を誇る今治城は、ぜひ足を運んでほしい観光スポットです。
道後温泉本館
道後温泉本館は、約3000年の歴史を持つ日本最古と言われる道後温泉のシンボルです。城大工・坂本又八郎の設計で建てられた木造三層楼は、その美しい建築様式と重厚な佇まいで知られています。1994年には現役の公衆浴場として全国で初めて国の重要文化財に指定されました。2019年から約5年半にわたる保存修理工事を経て、2024年7月に全館での営業を再開。2種類の浴室と3種類の休憩室、そして新たに2種類の貸切休憩室(要予約)が用意され、それぞれを組み合わせた6つの入浴コースから選べます。無加温・無加水の源泉かけ流しの湯を、浴槽から洗い場の蛇口まで堪能できるのが大きな魅力です。
来島海峡大橋
来島海峡大橋は、大島から武志島、馬島を中継して今治を結ぶ吊橋の総称です。総延長4.1kmに及ぶこの橋は、世界初の3連吊橋として知られ、しまなみ海道最大の規模を誇ります。約9年の歳月をかけて建設され、1999年5月に開通しました。橋の両側には小型バイク道と自転車歩行者道が設けられており、ツーリングやサイクリングをしながら瀬戸内海の絶景を楽しめます。また「三急潮」として知られる海峡の渦潮を観察できることも魅力の一つです。来島海峡大橋の中間には「馬島」があり自歩道を歩いて行くことができます。ここから来島海峡大橋を見上げると、より迫力を実感できるでしょう。
JR下灘駅
下灘駅は、愛媛県伊予市にあるJR四国予讃線の駅です。駅のホームからは伊予灘の広大な海景色を一望でき、かつては「日本一海に近い駅」と呼ばれていました。現在は、鉄道ファンや写真愛好家の間で人気のスポットとなっています。多くの映画やドラマの撮影地として使用され、JRの青春18きっぷのポスターにも起用されてきました。昼間の海面がキラキラ輝く美しい景色も人気ですが、夕暮れ時も魅力的。何にも邪魔されることなく海に沈む夕日を楽しめる絶景スポットとして知られ、写真を撮るために多くの方が訪れます。昼夜問わず、伊予灘の絶景を楽しめる駅です。
石鎚山
石鎚山は、愛媛県西条市と久万高原町の境に位置する標高1,982mの山で、西日本最高峰として知られています。日本百名山、日本百景の一つに数えられ、日本七霊山の一つとしても有名です。登山を楽しみたい方であれば5月下旬~10月下旬がおすすめで、特に紅葉シーズンには多くの人で賑わいます。主な登山ルートは、ロープウェイとリフトを利用して登る「成就ルート」と、石鎚スカイラインまたはUFOラインを通って土小屋登山口から山頂を目指す「土小屋ルート」があります。この2つは登山初心者にもおすすめのルートです。山頂からは、瀬戸内海や中国地方、九州地方の山々まで一望できる絶景が楽しめるでしょう。