アクロポリス
ギリシャを代表する観光スポットでもあり世界的にも有名なアクロポリス。古代ギリシャ時代に丘の上に築かれた都市国家一帯のことを指します。アクロポリスは世界遺産に登録されており、世界中から多くの観光客が訪れます。アクロポリスは「高い丘の上の城塞」の意味を持ち、壮大な砦や防壁から当時の雰囲気を存分に感じることができます。遺跡内は足元が悪い場所が多いので、動きやすい靴や格好で行くのがおすすめです。また夏場はかなり気温が上がるので午後を避けて、比較的気温が上がっていない午前中に行くようにしましょう。
スポット情報
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パルテノン神殿
パルテノン神殿は、歴史を感じさせてくれる建築美が特徴的な建造物です。ギリシャ神話にも登場する知恵の女神「アテナ」を祀る神殿として知られており、最も古い神殿の歴史は紀元前438年にまで遡ります。ドーリア式と呼ばれる建築様式が用いられ、美しい景観を作り出す合計46本の柱には大理石が使われています。現在の神殿は1834年の修復作業によって作られた建物ですが、当時の建築技術を現代に伝える重要な役割も担っています。バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂、日本の法隆寺とあわせて世界三大宗教空間とされている神殿でもあります。
新アクロポリス博物館
新アクロポリス博物館はアクロポリス周辺から発掘された出土品を展示する博物館として2009年に設立されました。新アクロポリス博物館の魅力は、丘の上に佇むパルテノン神殿を横いっぱいに広がる大パノラマで見れることです。目の前に現れる神殿の景色は圧巻の一言で、博物館の名物にもなっています。さらに、1階部分は床が透明になっているので考古遺跡の発掘の様子を見ることが可能です。展示されている出土品の中でも特に注目していただきたいのは、エレクティオン神殿の柱として使われた少女像です。実際に神殿の一部として作られた像は迫力満点です。
古代アゴラ
古代アゴラは、かつてアテネの市場や人々が集う集会として栄えた歴史を持つ広場です。アゴラとはギリシャ語で「人が集まる場所」という意味で、数々の遺跡が現代になっても多く残っている場所でもあります。古代アゴラの中でも、「ヘファイストス神殿」と「アタロスの柱廊博物館」は特に有名で、当時の宗教施設を見学することができるのも魅力の1つです。ペルシャ湾戦争より前は別の場所にあったアゴラですが、ペルシャ軍の破壊を受けた後に現在の場所に再建されています。他にも迎賓館などギリシャの歴史の中でも重要な役割を担った建造物が多く存在しているのでぜひ訪れてみてください。
エレクティオン神殿
エレクティオン神殿は、ギリシャ神話の中でも有名なポセイドンとアテナ、エリクトニオスを祀る神殿です。優雅で軽快な雰囲気が特徴的なイオニア式建築の代表作としても知られており、特に神殿の南西部に作られた「カリアティード」と呼ばれる6体の女性像が1番の見どころ。現在のエレクティオン神殿にあるカリティアードは6体ともレプリカですが、本物のうち5体は新アクロポリス博物館に、1体はイギリスの大英博物館に展示されています。構造が複雑かつ傾斜が強い場所に建てられたこともあり、407年に完成されて以来、現代に至るまで何度も修復作業を繰り返して今の姿になりました。
イロド・アティコス音楽堂
アクロポリスから見て南西の斜面に佇むイロド・アティコス音楽堂は、ローマ式の野外音楽堂です。かつてアテネの大富豪としてその名をとどろかせたイロド・アティコスが妻を想って建てた音楽堂といわれ、イロド・アティコス音楽堂と名付けられました。収容人数は5,000人にも及び、堂内の壮大な景色は圧巻のひとことです。建設当時、座席は大理石を用いて作られ、屋根はレバノン杉で覆われるように作られたとされています。現在ではイベントが開催される日以外は入ることができませんが、アテネに行く際にはぜひ訪れていただきたい場所の1つです。
パナティナイコ競技場
アテネは世界で初めてオリンピックが開催された場所として有名ですが、パナティナイコ競技場こそが1896年に開催された第1回目のオリンピックでメイン会場として使われた場所です。ギリシャを象徴する伝統と文化を伝える重要な観光名所でもあり、当時の建築技術を表現する重要な建造物でもあります。競技場内では、当時のオリンピックのポスターやトーチも見ることができるのが見どころの1つ。奥行きが204メートル、幅は33メートルで、収容人数は68,000人の規模を誇るパナティナイコ競技場。ぜひ1度足を運んでみてほしい迫力満点なスポットです。