ボスニア・ヘルツェゴビナの物価は安いの？費用や予算、日本との比較も徹底解説！

＼ボスニア・ヘルツェゴビナの人気ホテルをチェック！／

詳しくは下の「ホテルをみる」をクリック！

ボスニア・ヘルツェゴビナの基本情報と通貨事情

初めてB&H旅行に行く際、まず知っておきたいのは現地のお金と相場の感覚です。

通貨と日本円への換算レート

B&Hの通貨は「コンバーチブル・マルク（Konvertibilna Marka）」といい、略称でKMまたはBAMが使われます 。

通貨レートの目安 (2025年時点の概算)：

• 1 コンバーチブル・マルク＝85円前後

このレートを基準に、現地の価格を日本円に換算して考えてみてくださいね。例えば、コーヒー1杯が3コンバーチブル・マルクなら、約255円という感覚です。レートは常に変動するため、旅行前に必ず最新の情報をチェックしておくのがおすすめです。

また、通貨事情で覚えておきたい大切なコツが一つあります。B&Hでは、主要なホテルや大きなレストランではクレジットカードが使えることが多いですが、タクシーや地方の小さな商店、そして市場などではクレジットカードが使えず、現金（コンバーチブル・マルク）での支払いしか受け付けていないことが多いんです。

ヨーロッパの中でも、B&Hは比較的現金主義が根強い国の一つ。スムーズな旅のためにも、主要な銀行や両替所で現地通貨の現金を多めに用意しておくのが賢明ですよ。

物価の全体像：日本（東京）とのコスト比較

全体的な物価感について、より具体的に見ていきましょう。

データ比較によると、家賃や生活費を除いた月々の消費費用は、B&Hの首都サラエボは日本の東京と比較して約3割ほど安いという結果が出ています 。

この物価の安さの最大の要因は、滞在コスト、つまり家賃やホテル代の低さにあります。東京の家賃がサラエボの約3〜4倍も高いため、B&Hでは宿泊費を日本の感覚より大幅に抑えることができるんです。日本の一般的なビジネスホテルくらいの予算で、現地のワンランク上、4つ星クラスのホテルに泊まることも可能で、旅の質を落とさずに節約できますよ。

ただし、注意しておきたいのがインフレの動向です。近年、B&Hでもインフレ傾向はあり、特に食料品などの物価は上昇傾向にあります（2025年9月時点で年間インフレ率は4.2%）。食費に関する物価の相場は変動しやすいものの、全体的な生活費用は日本よりも低く保たれています。

徹底比較！ボスニア・ヘルツェゴビナの物価は「やっぱり安い」が基本です

ここからは、旅行者が最も気になる具体的な物価項目を、日本円換算でわかりやすく比較します。現地での相場をしっかり把握しましょう。

ボスニア・ヘルツェゴビナの物価徹底比較表（2025年時点）

まずは、物価に関する必須項目を一覧でチェック！ここで提示している価格は、サラエボやモスタルといった主要都市の平均相場です。

Table Title: ボスニア・ヘルツェゴビナの物価徹底比較（2025年時点）

水・コーヒー・アルコール：日常のドリンク代をチェック

現地で欠かせない日常のドリンク代を見てみましょう。ここでも、日本の物価と比較して安いことがわかります。

まず、ミネラルウォーター（500ml）はスーパーで購入すると、1.00〜1.50コンバーチブル・マルク（約85円〜130円）程度が相場です 。さらに、1.5Lの大きなボトルも約1.00コンバーチブル・マルク（約85円）で見つけられることもあります。日本のコンビニで買うよりもずっと費用を抑えることができますから、スーパーやキオスクを積極的に活用するのが賢い節約のコツですね。

次に、コーヒー代。B&Hはコーヒー文化が根付いており、サラエボではうつくしい カフェが立ち並びます。観光地のカフェでカプチーノを頼んでも、約3.00〜4.00コンバーチブル・マルク（約255円〜340円）と日本より安め 。カフェでのんびり過ごす時間も、旅の楽しみの一つになりますよ。

そして、お酒好きにうれしい 情報として、パブで飲む地元のビール（1パイント、生）は、約4.00コンバーチブル・マルク（約340円）ほど。日本の居酒屋で比較すると、かなり安い相場なので、夜のひとときも気軽に楽しめます。

食事代：観光客向けレストランとローカルな食堂などでの食事の相場

食費の節約は、旅の予算全体を抑える上で最も重要です。B&Hでは、観光客向けレストランとローカルな食堂などでの食事で、物価が大きく二極化しています。

ローカルな食堂などでの食事であれば、費用を抑えることができます。サラエボやモスタルでグルメを楽しむなら、地元の人々が日常的に利用する「Ćevabdžinica（チェヴァブジニツァ）」や「Buregdžinica（ブレクジニツァ）」といった大衆食堂がおすすめです。

地元の名物料理であるĆevapi（チェヴァピ／ひき肉のグリル）やBurek（ブレク／パイ）などのローカルな食堂などでの食事は、1人分8.00〜12.00コンバーチブル・マルク（約680円〜1,020円）で楽しめます。この相場であれば、日本のランチ費用と比較してもかなり安いことがわかりますよね。地元の文化を味わいつつ、節約できるので一石二鳥です。

一方で、観光客向けの洗練されたレストランで3品のコース料理を2人で楽しむ場合、約50.00コンバーチブル・マルク（約4,250円）が目安とされています。一人あたりに換算すると約2,100円程度。日本のカジュアルなディナーと比較しても、相場は低めですが、ローカル食堂よりは高い費用がかかります。

費用を抑えるには、ファストフードを利用するよりも、地元のグルメを楽しむ方が賢明です。マクドナルドのようなコンボセットでも、約12.00コンバーチブル・マルク（約1,020円）と、ローカル食堂とほぼ同じか、それ以上高い 費用になることもあるんですよ。

交通費：タクシー初乗り、バス、鉄道の基本料金をチェック！

B&Hの交通費は、全般的に安いです。

タクシーの初乗り運賃は驚くほど安く、サラエボではたった1.90コンバーチブル・マルク（約160円）で乗車できます 。その後の料金も1kmあたり1.20コンバーチブル・マルク（約102円）と格安です 。ヨーロッパの中でも最安値クラスだと言われており 、荷物1つにつき1コンバーチブル・マルクが加算されますが 、日本の相場と比較すれば、非常に安い移動手段です。

市内のバスやトラムといった公共交通機関の基本運賃も、安い物価を支えています。

• バス（基本運賃）のチケットは、ニューススタンドやキオスクで事前に購入すると1.40〜1.60コンバーチブル・マルク（約120円〜135円）です 。
• 費用を抑えるコツとして、乗車券は必ずキオスクで買いましょう。運転手から直接買うと少し高い1.80コンバーチブル・マルク（約155円）になるからです。わずかな節約ですが、賢く旅をしたいなら知っておきたい情報ですね。

そして、サラエボと人気観光地モスタルを結ぶ鉄道移動についても見ていきましょう。

鉄道（基本運賃）の相場は、2等車で11.90コンバーチブル・マルク（約1,010円）です。距離は約120kmあります。この移動は、ネレトヴァ川に沿って進むヨーロッパ屈指の絶景ルートとして知られており、移動自体が観光のハイライトとなります。この距離と時間を考えると、日本の特急料金と比較して非常に安い 費用で移動できます。費用を抑えるためにバスをえらぶ人もいますが、鉄道は快適さと景色の両方を兼ね備えているため、特におすすめの移動手段です。

＼ボスニア・ヘルツェゴビナのホテルをおトクに予約／

 1泊1万円以下〜あり！予約はお早めに

宿泊費：ホテル代のコスパはヨーロッパ屈指の安さ

ホテル代の物価は、B&H旅行のコストパフォーマンス（コスパ）を最も引き上げてくれる要素です。

費用を抑える旅をしたい場合、ホステルのドミトリーであれば1泊19〜28 コンバーチブル・マルク（約1,600円〜2,400円）で宿泊が可能！これは日本のゲストハウスと比較しても非常に安い 相場です。

低価格帯のホテルやゲストハウスでも、1泊36ドル（約5,400円）程度から見つけることができます。そして、特に注目したいのが中級以上のホテルの物価です。サラエボの中心部で4つ星クラスのホテルに泊まっても、相場は1泊100〜150 コンバーチブル・マルク（約8,500円〜12,750円）前後で宿泊可能です。日本の大都市の一般的なビジネスホテル料金で、現地のワンランク上の快適なホテルに泊まれるというのは、B&H旅行の大きな魅力の一つです。

宿泊費用が低いため、予算に余裕を持たせやすく、浮いた費用をグルメや観光に充てることで、旅の満足度をさらに高めることができますよ。

観光スポットやショッピングの物価

観光にかかる費用についても見てみましょう。

B&Hのハイライトの一つであるモスタル旧橋（スタリ・モスト）は、橋を渡るだけであれば無料です。無料で楽しめる観光スポットが多いのも、費用を抑える上で助かりますね。

モスタル旧橋の歴史を知りたい場合は、モスタル旧橋博物館（タワー入場含む）のチケットを購入します。その相場は、10〜12コンバーチブル・マルク（約850円〜1,020円）程度。これも日本の美術館や博物館と比較すると、非常に手ごろな価格です。

また、観光を楽しむ上で、自然を活かしたアクティビティも費用を抑えるのに役立ちます。ハイキングコースや公園など、無料で楽しめるスポットがたくさんあるんです。

ショッピングについては、市場や露店でお土産や雑貨を探すのも楽しいですよ。物価が安いため、お土産代も比較的節約できる傾向にあります。

現地で試したい！ボスニア・ヘルツェゴビナ旅行の費用を抑えるコツ（節約術）

旅の満足度を下げずに、賢く費用を抑えるための具体的なコツを7つご紹介します。

食事は ローカルな食堂（ロカンタ）を積極的に利用する

最も費用の節約に直結するのが食費です。観光客向けの高級レストランだけでなく、地元の人々が日常的に利用する「ロカンタ」や「チヴァブジニツァ」といった食堂を積極的に利用しましょう。これらの食堂の物価は非常に安いため、食費を大幅に抑える最大のコツです。特に、朝食や昼食を地元のグルメで済ませるだけで、全体の予算相場はぐっと下がります。

公共交通機関のチケットはキオスクで買う

サラエボ市内のトラムやバスといった公共交通機関を利用する際は、運転手から直接買うよりも、ニューススタンドやキオスクで事前に購入すると10円〜20円程度ですが安いです。知っていると得をする、小さな節約術として覚えておきましょう。

都市間移動は絶景の鉄道をえらぶ

B&Hを代表する観光スポットであるサラエボとモスタル間の移動は、格安な上にヨーロッパ屈指の絶景ルートとして有名です。鉄道（基本運賃）は片道約1,010円と安いため、時間と費用、そして最高の景色を両立できます。長距離バスよりも快適でおすすめですよ。移動そのものがツアー体験のようになります。

市内は徒歩で移動する

サラエボやモスタルといった主要都市の観光スポットは、旧市街に集中しているため、ほとんどの場所が徒歩圏内です。タクシー初乗りが安いとはいえ、移動費をゼロにでき、街の雰囲気を肌で感じられる徒歩移動を楽しみましょう。これは節約と観光を両立させる、賢いコツです。

宿泊費に予算を割き、高いコスパを享受する

ホテル代の相場が低いB&Hでは、無理に費用を抑えるためにホステルをえらぶ必要はありません。日本の予算感覚で、4つ星や快適なAirbnb（アパートメント）に泊まっても、トータルコストは低く抑えられます。快適な睡眠は旅の満足度に直結しますから、最もコスパが良い贅沢を楽しみましょう。

現金（コンバーチブル・マルク）を多めに用意する

前述の通り、地方や市場、タクシーなど、クレジットカードが使えない場所はまだ多くあります 。現地通貨の現金を多めに用意しておくことで、手数料を何度も払う手間や、支払いができずに困る事態をさけることができ、結果的にスムーズな旅と節約につながります。

無料のアクティビティを最大限楽しむ

うつくしい 自然に囲まれたB&Hには、モスタル旧橋を渡ったり 、ハイキングツアーに参加したりと、無料で楽しめる観光 スポットがたくさんあります。有料の観光スポットと無料の観光 スポットをバランスよく組み合わせることで、費用全体を抑えることができます。

＼ボスニア・ヘルツェゴビナの人気ホテルをチェック！／

詳しくは下の「ホテルをみる」をクリック！

旅行日数別！ボスニア・ヘルツェゴビナの予算シミュレーション

B&Hの物価が安いことはわかりましたが、実際に旅行に行くとしたら、どのくらいの相場になるのでしょうか。現地での消費費用（航空券代除く）を日数別にシミュレーションします。

今回は、宿泊の質を重視する「ミッドレンジ・快適予算」と、最大限費用を抑える「バックパッカー・節約予算」の2パターンを提示します。

前提条件:

• レート：1コンバーチブル・マルク＝85円（概算）
• 予算に含まれないもの：日本からの航空券代、海外旅行保険、お土産代（大物）。

1日あたりの現地消費相場（概算）

日数別シミュレーション（現地消費費用）

Table Title: 日数別・現地消費予算シミュレーション（航空券代除く）

• 2泊3日モデル（サラエボ滞在）:

  快適予算でも5万円以下で現地を十分に楽しめます。週末などを利用した弾丸旅行に最適です。

• 3泊4日モデル（サラエボ＆モスタル周遊）:

  B&Hの主要な魅力を堪能できるモデル。快適予算でも6万円程度で、絶景鉄道での都市間移動を含めても余裕のある旅が可能です。

• 4泊5日モデル（自然観光・地方都市訪問含む）:

  比較的長めの滞在で、ハイキングなど自然を楽しむ余裕も生まれます。現地消費は10万円以下に収まることが多いため、航空券 費用を考慮しても、ヨーロッパ旅行としては費用を抑えることができます。

まとめ：ボスニア・ヘルツェゴビナは費用を抑える旅の理想郷です！

B&Hの物価は、食費、宿泊費、交通費のいずれを見ても日本より安いことが確認できました。現地消費の相場は、日本の感覚の半分以下に抑えることも可能です。特に、ホテル代のコスパが非常に高いため、旅の質を犠牲にすることなく、賢く費用を抑えることができますよ。

費用を抑えるコツは、ローカルな食堂のグルメを利用し、市内の移動は徒歩とバス（キオスク購入）を基本とすること。そして、サラエボとモスタルを結ぶ絶景鉄道は、節約と観光を両立させる最高の選択肢です。

このB&Hの物価情報を参考に、高いコストを気にせず、歴史と自然が織りなすうつくしいB&H旅行を存分に計画してくださいね！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

cover photo by Unsplash