公用語
ブダペストの公用語はハンガリー語です。ただし、メジャーな観光エリアでは英語が広く通じ、ホテルやレストラン、観光施設では英語対応も一般化されてきています。特に若い世代は英語教育を受けているため意思疎通がしやすく、旅行者にとって安心できる環境が整っています。観光案内板やメニューには英語併記も多く見られ、翻訳アプリを活用すれば問題なく旅行を楽しめます。
宗教
ブダペストでもっとも多く信仰されているのはキリスト教で、カトリックとプロテスタントが中心です。街には壮麗な大聖堂や教会が数多くあり、多くは観光スポットとしても人気を集めています。ブダペストの人々は宗教に寛容で、観光客が訪れても自然に受け入れてくれる雰囲気があります。ただし、教会を見学する際は静かに行動し、帽子を取るなどの基本的なマナーを守ると良いでしょう。
通貨
ハンガリーの通貨はフォリント(HUF)です。紙幣にはさまざまな額面があり、硬貨も小額から幅広く流通しています。観光客が多く訪れるブダペストではユーロで料金を掲示している店舗もありますが、実際の支払いはフォリントのみという場合が多いため、現地通貨を用意しておくことが大切です。小額紙幣や硬貨は公共交通機関や市場、屋台などで便利に使えるので、常に手元に用意しておくと安心です。
クレジットカード、キャッシュレス決済
ブダペストではキャッシュレス化が進んでおり、ほとんどのレストランやホテル、ショップでクレジットカードが利用できます。特にVISAとMasterCardが広く普及しており、日本人旅行者にとっても使いやすい環境です。JCBは利用できる店舗が限られるため注意が必要です。Apple PayやGoogle Payといったモバイル決済も浸透しており、スマートフォンひとつで支払いを済ませられるのも魅力です。
費用
ブダペスト旅行にかかる費用は、3泊5日で1人あたりおおよそ15~25万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:90,000円~
宿泊費:35,000円~
現地交通費:5,000円~
食費:10,000円~
観光費:15,000円~
雑費:5,000円~
ブダペストは中欧の主要な観光都市と比較して物価が安いことで知られており、食事や交通費を抑えながら快適に過ごせます。世界遺産や温泉など見どころが多く、コストパフォーマンスに優れた旅行先です。
ビザ
日本国籍の方がブダペストを観光目的で訪れる場合、シェンゲン協定に基づき90日以内の滞在であればビザは不要です。パスポートの有効期限は出国予定日から3か月以上残っていることが条件となります。入国審査では往復航空券や宿泊先の確認を求められる場合があるため、事前に準備しておくと安心です。2026年以降はEU域内渡航者を対象に「ETIAS(エティアス)」と呼ばれる電子渡航認証制度が導入予定のため、最新情報を旅行前に確認することが大切です。
日本との時差
日本とブダペストの時差は通常8時間で、日本の方が進んでいます。たとえば日本が午後7時のとき、ブダペストでは午前11時です。ブダペストはサマータイムを採用しており、3月下旬から10月下旬までは時差が7時間になります。旅行の日程によっては時計の調整が必要となるため、事前にスマートフォンの設定などで時刻変更に備えておくと安心です。
気候
ブダペストは大陸性気候に属し、四季の変化がはっきりしています。冬は気温が氷点下まで下がる日もありますが、雪景色は幻想的で魅力満載です。春は気温が穏やかで観光に適した時期とされ、街路樹や花壇の植物が芽吹く季節は散策を楽しむ人々で賑わいます。夏は30℃を超える日もあり、日差しが強いため帽子やサングラスが役立ちます。秋は紅葉が美しく、観光名所を巡るのにぴったりのシーズンです。
服装
ブダペスト旅行では季節に応じて適切な服装を準備することが大切です。冬は氷点下まで冷え込むため、厚手のコートや手袋、マフラー、防寒靴などが必須です。春は朝晩が冷える一方、日中は過ごしやすいため、重ね着できるジャケットやカーディガンが役立ちます。夏は30℃を超える日もあり、半袖や涼しい素材の服装が中心になりますが、強い日差しに備えて帽子やサングラスを持参すると快適です。秋は気温が急に下がることがあるため、セーターや薄手のコートを準備しておくと良いでしょう。
旅行のベストシーズン
ブダペストを訪れるベストシーズンは目的によって異なります。観光や街歩きを存分に楽しみたいなら、気候が穏やかな5月〜6月、または9月〜10月がおすすめです。特にドナウ川沿いは散策にぴったりで、美しい風景と快適な気候を同時に味わえます。音楽や文化イベントを楽しむなら夏のシーズンが盛り上がり、屋外フェスティバルも多数開催されます。一方、冬はクリスマスマーケットや温泉入浴が魅力で、寒さは厳しいものの幻想的な雰囲気が広がります。
治安
ブダペストは中欧の都市の中でも比較的治安が良く、観光客にとって安心して滞在できる街です。ただし、観光地や公共交通機関ではスリや置き引きが発生することがあるため注意が必要です。特に地下鉄やトラム、バスに乗車する際は貴重品を分散して持ち歩き、バッグを体の前で持つと良いでしょう。夜間に繁華街を歩く際も、明るく人通りのある通りを選ぶと安全です。また、タクシーを利用する場合は流しの車ではなく、公式のタクシー会社を利用するのが望ましいです。
物価
ブダペストの物価は西ヨーロッパ諸国と比べると安く、日本と比べてもやや低めに感じられます。外食は手頃で、地元のレストランやカフェでは本格的な料理を日本より安い価格で味わえます。ランチメニューや市場での軽食は特にコストパフォーマンスが高く、旅行者に人気です。スーパーマーケットを利用すれば飲み物やお土産もリーズナブルに購入できます。一方、観光客が多いエリアや高級レストランでは料金が高めに設定されているため、予算に応じて場所を選ぶのが良いでしょう。
交通手段
ブダペスト市内では地下鉄、トラム、バスが主要な交通手段となっており、観光スポットを効率的に巡ることができます。共通チケットで複数の交通機関を利用できる仕組みが整っており、24時間券や72時間券は観光客に人気です。タクシーも利用できますが、流しの車は料金トラブルの報告があるため、公式アプリの使用や信頼できる会社を選ぶと安心です。ブダペストはドナウ川沿いに広がり、観光船も運航しているため、夜景を楽しみながら移動することも可能です。
空港から市街地へのアクセス方法
ブダペストの「リスト・フェレンツ国際空港」から市街地までは空港シャトルバスやタクシーがおすすめです。空港シャトルバスはブダペスト中心部まで直行でき所要時間は約30〜40分です。料金も手頃で、旅行者の多くが利用しています。タクシーを利用する場合は、空港内の公式タクシー会社「FoTaxi」を利用すると安心で、所要時間は渋滞がなければ30分程度です。また、市内行きの路線バスと地下鉄を乗り継ぐ方法もありますが、荷物が多い場合はやや不便です。
インターネット
ブダペストはインターネット環境が整備されており、ホテルやカフェ、レストラン、ショッピングモールなどで無料Wi-Fiを利用できます。空港や主要駅にもフリーWi-Fiがあり、旅行中のSNS利用や地図アプリの確認に困ることは少ないでしょう。安定した接続を希望する場合は、ポケットWi-Fiを日本でレンタルして持参するか、現地でプリペイドSIMカードやeSIMを購入するのもおすすめです。
電源プラグ
ブダペストの電源プラグはCタイプまたはSEタイプが主流で、電圧は220Vです。日本の電化製品を使用するには変換プラグと変圧器が必要です。220Vに対応している製品であれば、そのまま使用できるため事前に対応可否を確認しておくと安心です。
飲水
ブダペストの水道水は水質管理が徹底されており、基本的に飲用が可能です。ただし、水の硬度が高く日本人には少し口当たりが重く感じられる場合もあるため、気になる方はミネラルウォーターを購入すると良いでしょう。スーパーやキオスクでは炭酸入りと炭酸なしのミネラルウォーターが手頃な価格で販売されており、観光中の持ち歩きにも便利です。
トイレ
ブダペストの公衆トイレはショッピングモールや駅、観光地に整備されていますが、日本と比べると数が少なく、利用の際に小銭が必要な有料トイレもあります。料金は低額で、改札式ゲートやスタッフに支払う形が一般的です。ブダペストのトイレは多くが洋式で、清掃も比較的行き届いていますが、日本のような温水洗浄機能付き便座はほとんど普及していません。衛生面が気になる方は、ウェットティッシュや携帯用便座シートを持参すると安心です。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。