血盟記念碑
血盟記念碑は、スペインとフィリピンの友好の証として建てられた記念碑です。この記念碑は、レガスピと呼ばれるスペイン人の初代フィリピン総督が1565年にボホール島に上陸した際に、島の首長であったシカトゥナと友好を誓い合ったことを記念して、当時の様子を再現して建てられました。友好を誓い合うために、盃を酌み交わしているように見えますが、実際はワインのなかにお互いの血を入れて盃を酌み交わしていたと言われています。記念碑は、海の近くに建てられていることもあり、一緒に写真を撮っている観光客も多くいるようです。
ボホール旅行でおすすめの観光スポット
チョコレートヒルズ
チョコレートヒルズは、高さ30mから120mほどの円錐形の丘が1776個連なっている小丘郡です。丘が形成された時期もなぜ形成されたのかも解明されておらず、ボホール島では不思議な風景で有名な観光スポットとなっています。丘は、乾季になると、緑色の草が枯れて茶色く変化します。丘の色づきが変わった様子がチョコレートに見えると言われたことから「チョコレートヒルズ」として命名されました。乾季と雨季では丘の色づきが異なるため訪れる時期によって見られる光景が違うのも魅力的です。とくに丘が茶色く染まる4月から6月頃がおすすめの時期となっていますよ。
アロナビーチ
アロナビーチは、パングラオ島にある白い砂浜が美しいと評判のビーチです。とくに、ボホールのなかでは人気の高いダイビングサイトとしても知られており、海沿いには多くのダイビングショップやリゾートホテルなどが建ち並んでいます。ボホール島のパングラオ空港からも車で約10分と近く、ダイビング客はもちろん、リゾート気分を味わいたい観光客からも人気の観光スポットとなっています。ダイビングをしない方でも、アロナビーチの海岸は浅瀬のため、海水浴を楽しんだり、海を眺めながらレストランで食事をしたりと、リゾート気分を感じられるでしょう。
フィリピンターシャ&ワイルドライフサンクチュアリー
フィリピンターシャ&ワイルドライフサンクチュアリーは、ターシャと呼ばれる世界最小のメガネザルを保護している地域です。ボホール島はターシャが生息することで有名ですが、現在は絶滅危惧種に指定されており、指定された保護区でしか見ることができません。敷地内では約1,000匹のターシャが暮らしており、生態についてや絶滅危惧種となった経緯を学べるでしょう。ただし、ターシャはわずかなストレスで命を落とすほど繊細な生き物です。見学中は1m以上の距離を保ち、体には触れないようにしましょう。大声で話したり、フラッシュをたいて撮影するのも禁止されているため、ルールを守って見学してくださいね。
口ボック川
ロボック川は、ボホール州を流れている川で、手付かずの大自然を眺めながら、催し物や料理を楽しめる「ロボックリバークルーズ」が人気となっています。クルーズは、タグビラランから車で30分ほどのロボック村からスタートする約1時間の船旅です。観光ツアー用の屋形船に乗ると、地元の人々を見かけながらも美しい大自然を満喫できます。クルーズ中は、船内でフィリピンご当地グルメを食べたり、地元の人々が披露する歌やダンスを鑑賞でき、一緒に踊ることも可能です。フィリピンならではの料理と自然を楽しみながら、現地の人たちとも交流してみてください。
ビラー・マン・メイド・フォレスト
ビラー・マン・メイド・フォレストは、マホガニーの木が密生している人工の林です。ボホール島の観光スポットである「チョコレートヒルズ」に向かう道中にある約2kmの林ですが、まるで日本の竹林のような景観が広がっており、フォトジュニックな写真が撮れる場所として人気のスポットとなっています。とくに、樹木の高さや枝葉が均一に広がっているため景観が美しいだけでなく、気温が低くほかの場所よりも涼しくなっている特徴も。立ち止まって写真を撮っている方も多いため、車や人には気をつけてくださいね。
バクラヨン教会
バクラヨン教会はボホール島のなかで最も古いと言われるカトリック教会です。1595年頃に建設されたバクラヨン教会は、サンゴから作られた石造りが特徴的ですが、2013年の大地震により一度崩壊しています。2017年に改修工事が終わり現在は教会内部の公開も行われています。外観は古びた様子も見受けられますが、内部は装飾が細かく施されており豪華となっています。とくに教会内部の天井には絵画も描かれており、観光客を圧巻とさせてくれるでしょう。日によってはミサが行われている場合もあります。ミサ中の内部見学はできませんが、お祈りされる方の迷惑にならないように静かに見学するようにしましょう。