岐阜城
岐阜城は、金華山の山頂にそびえ立つ岐阜市の象徴的な観光スポットです。戦国時代には斎藤道三や織田信長の居城として知られ「美濃を制す者は天下を制す」と言われたほどの重要なお城でした。現在の岐阜城は昭和31年に復興されたもので、城内の史料展示室では戦国時代の歴史が学べます。岐阜城の展望台からは長良川、恵那山、木曽御岳山、日本アルプス、伊吹山、養老山脈、伊勢湾など、壮大な景色が楽しめます。岐阜城へは、15分間隔で運行される「金華山ロープウェー」を利用してアクセスすることが可能です。夜間にはライトアップされ、昼間とは違った幻想的な姿が楽しめます。
スポット情報
岐阜旅行におすすめの観光スポット
白川郷
白川郷は、飛騨地域に位置する美しい合掌造りの集落で、富山県の五箇山とともにユネスコの世界遺産に登録されています。日本の原風景ともいえる景色が広がり、伝統的な農山村の暮らしを垣間見ることができる白川郷は、日本国内のみならず、海外からの観光客も魅了しています。白川郷は豪雪地帯であるため冬には一面の雪に覆われ、幻想的な雰囲気をかもし出します。春には桜、夏には青々とした田んぼ、秋には紅葉が楽しめ、何度訪れてもその美しい自然に感動できるでしょう。ふるさとのようなあたたかみと四季折々の自然を感じられる白川郷は、岐阜に来たなら必ず訪れたい観光スポットです。
飛騨高山の古い町並
飛騨高山の古い町並は「飛騨の小京都」として知られる人気観光スポットで、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。特に「さんまち通り」と呼ばれるエリアは景観デザイン賞を受賞した建物が立ち並ぶ必見のスポットです。飛騨牛や朴葉味噌、高山ラーメンなどのご当地グルメが楽しめるほか、みたらし団子や五平餅を食べ歩きながら趣のある町を散策できるのも飛騨高山観光の魅力です。春と秋には日本三大美祭のひとつに数えられる「高山祭」が行われ、「屋台」と呼ばれる絢爛豪華な山車とお祭りの熱気が楽しめます。春の高山祭は桜のシーズンとも重なるので、ぜひ訪れてみてください。
下呂温泉
下呂温泉は、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並び、日本三名泉のひとつに数えられている飛騨地域の温泉です。「美人の湯」として知られ、下呂温泉のお湯はなめらかで肌がつるつるになると定評があります。温泉街は飛騨川を中心に旅館やお土産を扱うお店で賑わっており、魅力的な雰囲気を醸し出しています。下呂温泉を訪れるなら、「湯めぐり手形」を利用するのがおすすめです。「湯めぐり手形」があれば、手形加盟旅館の中から好みの三軒のお風呂に入浴できます。また、飛騨川沿いに湧く噴泉池をはじめ、外湯や無料の足湯も充実しているので、気軽に温泉が楽しめます。
養老の滝
養老の滝は、西濃地域の養老町に位置する美しい滝で、日本百名瀑のひとつに選ばれています。滝の高さは30m、幅は約4mと迫力のある姿が特徴で、その雄大な景観は訪れる観光客を魅了しています。養老の滝は古くから文人にも愛され、葛飾北斎もその美しさを浮世絵に描いています。春には桜、秋には紅葉と季節により異なる表情が見られるのも養老の滝の見どころです。毎年7月1日には観光客の無事を祈る「養老の滝開き」が行われ、夏の風物詩として根付いています。「養老駅」から養老の滝までは50分ほど坂を進むので、鉄道を利用する方は動きやすい服装で行くのがおすすめです。
馬籠宿
馬籠宿は、東濃地域の中津川市に位置する中山道の宿場町で、石畳の坂道が特徴です。全国各地にある宿場町の中でも中心地が坂になっている町並みは珍しく、馬籠宿には唯一無二の景色が広がっているといえるでしょう。坂道沿いには、焼きたてのせんべいやおやき、五平餅を提供するお店が立ち並び、食べ歩きを楽しむことができます。文豪島崎藤村の生家跡に建てられた藤村記念館には島崎藤村のデビュー作から絶筆までが展示されており、文学に興味のある方にはおすすめの観光スポットです。中津川駅からのアクセスも良いので、東濃を訪れた際はぜひ馬籠宿に足を運んでみてください。
ぎふ長良川の鵜飼
ぎふ長良川の鵜飼は1300年以上の歴史を持つ漁法で、岐阜を代表する伝統行事です。鵜を巧みに操り、川にいる魚を獲るこの技術は、古墳時代から行われていたとされ、長い歴史の中で貴族や武士にも愛されてきました。現在は毎年10万人以上の観光客が訪れ、迫力のある鵜飼を楽しんでいます。ぎふ長良川の鵜飼は長良川の川岸からも見ることができますが、近くでかがり火を焚きながら川を下る鵜舟の様子を見たい場合は、遊覧船に乗るのがおすすめです。鵜匠たちの技術や長良川の美しい景色、夜のかがり火が織り成す幻想的な雰囲気は、岐阜に来たならば一度は目にするべきといえるでしょう。