オロ・タワー
セビリアのグアダルキビール川沿いに佇む「オロ・タワー」は、13世紀にアルモハド朝によって築かれた防衛用の塔です。名前の由来には諸説あり、かつて金を保管していたことや、太陽の光を受けて黄金のように輝いたという話が伝えられています。現在は海洋博物館として活用されており、セビリアと海との歴史的なつながりを知る貴重な資料が展示されています。塔の上まで登ると、川と街並みを一望できる絶好の景色が広がり、セルビアならではの空間を感じられるでしょう。歴史と風景の両方を楽しめる塔として、セビリア散策に欠かせない存在です。

スポット情報
セビリア旅行におすすめの観光スポット
セビリア大聖堂
セビリア大聖堂は、かつてのモスク跡地に築かれた壮麗なカトリック教会で、規模と美しさが圧巻のスポット。中に足を踏み入れると、高くそびえる天井と美しい装飾が広がり、長い歴史が静かに語りかけてくるようです。内部にはコロンブスの墓とされるモニュメントもあり、その存在に昔からの歴史を感じるでしょう。また、隣接するヒラルダの塔はかつてのミナレットを活かしたもの。頂上からはセビリアの街並みが一望できる絶景が広がります。宗教と文化、そして時代が重なり合う場所として、セビリアならではの歴史を感じられるスポットと言えるでしょう。
セビリア闘牛場
セビリア闘牛場(マエストランサ闘牛場)は、スペイン屈指の伝統を誇る闘牛場です。18世紀から続く歴史を誇り、セビリア観光で忘れてはいけないスポット。白と黄のコントラストが美しい外観と、丸みを帯びたアリーナの形状が印象的です。場内に一歩足を踏み入れると、緊張感と情熱が交錯する独特の空気に包まれます。特に闘牛が開催される時期には、多くの観客が熱気に満ちた観戦を楽しみ、街全体が祭りのような雰囲気に染まります。また、併設の博物館では、闘牛の歴史や衣装、名だたる闘牛士たちの資料が展示されており、スペイン文化の一面を深く学べるのも嬉しいポイント。闘牛に興味がある人も、雰囲気だけ楽しみたい人にもおすすめのスポットです。
メトロポールパラソル
セビリアの近代建築を象徴する「メトロポールパラソル。」「セタス(キノコ)」の愛称で親しまれるユニークな木造構造物です。エンカルナシオン広場に広がる巨大な建築は、伝統と革新が融合する場としてセビリア観光で忘れてはいけないスポット。展望デッキからはセビリアの街並みを一望でき、特に夕暮れ時には美しい光景が広がります。建物の下層には市場や博物館があるので、地元の食材に触れたり、ローマ時代の遺構を見学したりと見どころが詰まっています。メトロポールパラソルは、歴史深い街の中にありつつも新しいセビリアの魅力を感じさせる存在と言えるでしょう。
インディアス総合古文書館
インディアス総合古文書館は、スペイン帝国の海外植民地に関する膨大な記録を収めた歴史的施設です。かつて交易所として使われていた建物を活用し、18世紀にカルロス3世の命で設立された歴史を誇ります。内部にはコロンブスやマゼラン、ピサロらにまつわる文書が保管され、ラテンアメリカとの関係を物語る貴重な資料が数多く存在しているのが特徴。また、建築自体も美しく、ルネサンス様式の回廊や大理石の床が静かな品格を漂わせています。静寂の中で文字に向き合うひと時は、セビリアの別の一面を感じさせてくれるでしょう。歴史好きには見逃せないスポットの一つです。
アルカサル(セビリア)
アルカサルは、スペイン南部に位置するセビリアにあるスペイン王室の宮殿です。1987年に世界遺産に登録されています。スペイン王国の歴史とともに増築・改築が行われ、イスラム建築とキリスト教建築が融合したムデハル様式やゴシック様式、ルネサンス様式など複数の様式が融合した建築物です。特にカラフルな装飾と自然に建物内に差し込む光が印象的で、その美しさに息をのみます。
スペイン広場
セビリアのマリア・ルイス公園内に位置するスペイン広場は、1929年のイベロアメリカ博覧会のために建造された、近代的なセビリアを象徴する場所です。アニバル・ゴンサレスによって設計され、ルネサンス様式とセビリアの典型的な建築要素が組み合わされています。半円形の柱廊式の建物や美しい人工の運河など見所満載です。また、建物の中にある50個のアルコーブはスペインの50の県を表しており、各県のエピソードなどが描かれています。ぜひゆっくりと眺めてみてください。映画「アラビアのロレンス」や「スター・ウォーズ エピソード2」のロケ地としても有名です。