ダハシュール
エジプトと言えばギザの三大ピラミッドが有名ですが、ダハシュールにも注目すべきピラミッドがあります。カイロから南へ約40キロメートルの地にあるダハシュールには、スネフェル(クフ王の父)が建設したと伝えられる2基のピラミッドが残されています。1つは途中で勾配が変わる独特の形状を持つ屈折ピラミッド。もう1つは少し北に位置する赤のピラミッドで、真正ピラミッドとしては最古とされています。赤のピラミッドは内部に無料で入れるため、気になる方はぜひチェックしてみてください。また、ダハシュールのピラミッドは、ギザと異なり周囲に建物がなく、砂漠だけが広がっています。広大な砂漠に佇むピラミッドは、まさに絶景です。
スポット情報
カイロ旅行におすすめの観光スポット
ギザの三大ピラミッドとスフィンクス
ギザの砂漠には、エジプト観光では外せない、三大ピラミッドがあります。1979年に世界遺産に登録されたこの地は、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の墓陵であるピラミッドが立ち並び、その神秘的な姿を一目見ようと世界中から観光客が訪れます。最も大きいクフ王のピラミッドは高さが約138メートル。石灰石を200万個以上積み上げて造られたその姿は圧巻です。そして、ピラミッドと並び、見逃せないのがスフィンクスです。人間の顔を持つライオンの姿をしたこの巨大な石像は、三大ピラミッドを守護神として知られています。黄金の砂漠に映えるピラミッドを眺めながら、数千年の歴史が息づく空気を感じてみてください。
カイロタワー
カイロタワーは、エジプトの首都、カイロの街を一望できる高さ187メートルのタワーです。カイロタワーからは、カイロ市街を360度見渡せ、空気が澄んだ日には、展望台から遠くにピラミッドを望むこともできます。また、深夜まで営業しているため、カイロの美しい夜景を楽しむのにもぴったりな場所です。さらに、タワー内には、360度回転する展望レストランも設けられており、壮大な景色を眺めながら食事を楽しめるのもポイント。また、カイロタワーは、観光客に人気なスポットなため連日多くの人で賑わっており、入場まで30分〜1時間の待ち時間が発生することがあります。訪問する際は時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
ナイル川
ナイル川は、アフリカ大陸北東部を南北に流れる世界最長の川で、その全長は約6,695キロにも及びます。カイロの中心地を流れ、東岸がカイロ市、西岸がギザ市を形成しています。古代より、ナイル川の氾濫や洪水によって肥沃な土地が育まれ、古代エジプトが高度な文明を形成できたと言われています。「エジプトはナイルの賜物」という言葉が古くから伝えられているように、ナイル川はエジプトの人々にとって欠かせない存在です。川沿いには遊歩道があり、散歩しながらのんびりと川の風景を楽しむのもおすすめ。また、ナイル川からはクルーズ船も出航しており、ディナーやエンターテイメントショーを楽しみながら、川の上から夜景を眺めるツアーも人気です。ぜひ、ナイル川を思い思いに楽しんでください。
エジプト考古学博物館
エジプト考古学博物館は、エジプトの首都カイロにある国立博物館で、1835年に設立されました。カイロ博物館とも呼ばれています。収蔵品は20万点にも上り、数千年のエジプトの歴史を感じられる必見スポットです。その中でも最も人気があるのはツタンカーメン展示エリア。世界的に有名なツタンカーメンの黄金のマスクや黄金の玉座が展示されています。他にもカフラー王の座像やラムセス2世のミイラなど、古代エジプトの貴重な至宝が多数展示されています。展示品はすべて本物で、数千年前のものでありながら、良好な状態で保存されているため驚く方も多いのではないでしょうか。カイロを訪れた際には、ぜひ、この博物館を訪れて、古代エジプトの壮大な歴史と文化に触れてみてください。
シタデル
シタデルは、1176年にエジプトの英雄サラーフッディーンが十字軍を阻止するために建設した城塞です。十字軍との戦いは1192年の休戦協定を結び、その後1218年に王宮が建てられエジプトの中心地としての役割を担いました。シタデル内には、1番の見どころであるムハンマド・アリ・モスクをはじめ、スレイマン・パシャ・モスクや軍事博物館、イギリス植民地時代の牢獄など、さまざまな歴史的建造物が点在しています。これらの建造物は、エジプトの長い歴史を物語る貴重な遺産であり、見応え抜群の人気観光スポットとなっています。また、シタデルには展望台があり、カイロ市街を一望できます。天気が良ければ、遠くのピラミッドを眺められるでしょう。
ムハンマド・アリー・モスク
ムハンマド・アリー・モスクは、シタデル内にあるオスマン帝国スタイルのモスクです。大きなドームと2本のミナレットが象徴的な外観で、エジプト国内で最も高いミナレットと言われています。中に入ると、巨大なシャンデリアやランプが幻想的な雰囲気を醸し出し、まるで異世界に迷い込んだかのような神秘的な空間が広がっています。中庭にはルクソール神殿のオベリスクとの交換にフランス政府から贈られた時計台があり、時計は現在動いていませんが見所の一つです。モスクには露出が多い服装だと入場できない可能性があるので注意しましょう。ムハンマド・アリー・モスク以外にも、シタデル内には数々の魅力的な観光スポットがあるので、ぜひゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。