カールス教会
カールス教会は、18世紀前半にカール6世が、当時猛威を振るっていたペストの鎮静を祈願して建設を命じたとされるバロック様式の教会です。1737年に完成しました。教会の特徴は、大きなドームと両端にそびえる2つの巨大な円柱。教会内部は豪華な装飾が施され、オーストリアの著名な画家ミヒャエル・ロットマイヤーによって天井に描かれた美しいフレスコ画が目を引きます。その幻想的な空間に魅了されることでしょう。また、カールス教会ではコンサートも行われているので、ぜひタイミングが合えば荘厳な雰囲気の中で響き渡る美しい音楽を楽しんでください。
スポット情報
ウィーンでおすすめの観光スポット
シェーンブルン宮殿
ハプスブルグ家の離宮。世界遺産の宮殿。元々はハプスブルク王朝の夏の離宮でしたが、現在はたくさんの美しい庭園とともに世界各国から多くの観光客が訪れます。また、宮殿周辺には、動物園やグロリエッテ(小部屋)、様々なレストランやカフェなど、楽しめるスポットがたくさんあります。また、宮殿には巨大な庭園があり、動物園やカフェ、巨大迷路、日本庭園などの見どころもあるので、周辺を散策するのもおすすめです。
オーストリア国立図書館
ウィーン市内にある世界有数の美術と文化財を保有する最大級の図書館です。同館には書籍だけでなく、手稿や古文書、地図、版画、写真、音声・音楽資料などあらゆる種類の資料が保管されています。特に、美しい装飾や天井画で知られるホール、バロック様式の長門などは見どころです。図書館に足を踏み入れると、広大な空間と中央にある巨大なドーム(天井)に、圧倒させられるでしょう。天井に描かれている神格化された皇帝カール6世のフレスコ画は、宮廷画家ダニエル・グランによって描かれたものです。
ウィーン美術史博物館
美術史を学ぶ上で欠かせない博物館です。中でも、ルネサンスからバロック期までのヨーロッパ絵画は非常に充実しており、中世から現代にかけての絵画・芸術や、古代エジプト・ギリシャ・ローマ時代の彫刻やコイン、工芸品などの豊富なコレクションなどの名作を鑑賞することができます。博物館内にはレストランやカフェもあり、美術鑑賞だけでなくお食事も楽しめます。高い天井や大理石で作られた柱・階段、細かな装飾品の数々が見られ、その当時の王室の威厳を感じられます。
ウィーン国立歌劇場
芸術の都ウィーンにふさわしい観光名所。世界最多規模の公演数を誇る歌劇場として知られ、世界で最も重要なオペラハウスの一つという地位を確立しています。歌劇場の建物自体も美しく、19世紀からの歴史を感じることができます。劇団所属のバレエ団やコーラス、ステージオーケストラがいるのも特徴です。劇場の建築様式や構造、その歴史やオペラビジネスを通して、オーストリア文化を体験できますよ。
シュテファン大聖堂
カトリック教会の主教区聖堂です。ゴシック様式の建築物であり、ウィーンの代表的なランドマークの一つとして知られています。中に入ると、聖堂内部の美しさに圧倒されます。多数の美術品や彫刻があり、大聖堂のそばには、多数のショップやレストランがあり、周辺の町並みも一緒に楽しむことができます。ウィーン中心部にそびえ立つ街のランドマーク。大聖堂の屋根には、オーストリア・ハンガリー帝国の双頭の鷲のエンブレムやウィーン市・オーストリアの紋章が描かれています。
ベルヴェデーレ宮殿
バロック建築の傑作と評され、オーストリア国内では指折りの貴重な美術コレクションがある美術館です。グスタフ・クリムトの接吻やユーディットなど、オーストリアのみならず、世界的に有名な美術品もあります。美しい庭園と美術館がある宮殿で、オーストリアの文化と歴史を感じることができます。宮殿の建物はバロック様式で、王族の夏の邸宅として建てられました。また、庭園では四季折々の美しい花々や、宮殿の美しいファサードを望むことができます。宮殿の周辺には、カフェやレストランも多く、音楽や料理を楽しみながら、ウィーンの魅力に触れていただけます。