キャメル・ファーム
キャメル・ファームは、エアーズロック・リゾート内のコーチ・キャンプグラウンド近くにある体験型施設です。国立公園の外に位置しながらも遠くにウルルやカタジュタを望める絶景スポットです。ラクダに乗って赤土の大地を進む特別な体験ができ、朝日や夕日を背景に楽しめる「サンライズ・ツアー」「サンセット・ツアー」も人気を集めています。ツアーは45分ほどで参加しやすくものが多く、穏やかなラクダたちと共に広大な風景を眺める時間は、静けさと開放感に包まれた貴重な体験となります。敷地内には牧場やカフェ、ショップもあり、観光の合間に立ち寄るのもおすすめ。ラクダの頭数に限りがあるため、ツアーへの参加を希望する場合は早めの予約がおすすめです。

スポット情報
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エアーズロック旅行におすすめの観光スポット
ウルル・サンセット観賞エリア
ウルル・サンセット観賞エリアは、エアーズロック(ウルル)の魅力をもっとも美しく堪能できる人気のスポットです。観光客の多くが旅のハイライトとして訪れ、日の入りの1時間ほど前から集まります。繁忙期には混雑しますが、フェンス越しに眺めるウルルは十分な距離があるため、誰もがポストカードのように美しい写真を撮影できます。太陽が地平線に沈むにつれて岩肌は赤やオレンジ、紫へと刻々と色を変え、雄大な大地を背景に幻想的な光景が広がります。ツアーに参加する場合はスパークリングワインや軽食が振る舞われることもあり、夕日を待ちながら贅沢な時間を過ごせます。大自然のドラマを体感できる、まさに旅のクライマックスとなるスポットです。
ウルル・サンライズ観賞エリア
ウルル・サンライズ観賞エリアは、夜の闇の中に浮かぶエアーズロック(ウルル)のシルエットが、朝日とともに少しずつ赤みを帯びて姿を現す、息をのむような光景に出会える特別なスポットです。空が白みはじめると、巨大な一枚岩の表面に刻まれた模様や陰影が浮かび上がり、刻々と変わる色合いが空と呼応するように輝きを増していきます。早朝出発は体力的に負担がありますが、目の前に広がる圧巻の光景を一度目にすれば眠気や大変さは吹き飛んでしまうでしょう。観賞後はエアーズロック(ウルル)やカタジュタ観光へと続くことが多く、軽食を持参して朝のひとときを過ごす人も多いです。澄んだ空気と鳥のさえずりに包まれながら迎える朝は、心に深く残る特別な思い出となります。
クニヤ散策路
クニヤ散策路はエアーズロック(ウルル)のふもとをめぐる人気のウォーキングルートで、自然の造形と先住民の文化に触れることができる特別なスポットです。近くにあるムティジュルの泉は枯れることがないと伝えられる貴重な水源で、周辺では先住民の祖先が残した壁画や、文字を持たなかった彼らが「チュクルパ(伝統や教訓)」を後世に伝えてきた跡を見ることができます。クニヤ散策路には伝説のニシキヘビ「クニヤ」の物語が息づいており、ガイドの解説を聞きながら進むと、彼らが厳しい砂漠の環境をどのように生き抜いてきたのかを学べます。散策路からウルルを見上げると岩肌に自然が刻んだハート形の模様も見つけられ、訪れる人に小さな驚きを与えてくれるでしょう。
マラ散策路(マラ・ウォーク)
マラ散策路(マラ・ウォーク)は、エアーズロック(ウルル)のふもとを歩きながら自然と文化を堪能できる人気のコースです。所要時間はおよそ1時間半で、道中は平坦な道が続くためウォーキング初心者や子どもでも安心して楽しめます。散策路の名となっている「マラ」とはワラビーの仲間である小さな有袋類で、現在は絶滅危惧種に指定されています。散策を進めると、先住民であるマラ族が最初にウルルに到着した際にキャンプをしていた洞窟や、彼らの教訓である「チュクルパ」の面影に触れることができます。終点のカンジュの泉は大きなユーカリの木々とウルルの岩壁に囲まれ、まるで森に迷い込んだような静けさを感じられる特別なスポットです。
マウントオルガ
マウントオルガはエアーズロック(ウルル)から西へ約30kmに位置する巨大な岩山群で、アナング族の言葉で「たくさんの頭」を意味します。1995年に正式名称がカタジュタへと改められましたが、今もマウントオルガの名で広く知られています。赤い大地に連なる丸みを帯びた岩石群は最大で高さ約460mに達し、ウルルとはまた異なる迫力を放っています。「ウルル・カタジュタ国立公園」に含まれるため、訪れるには入園券が必要です。マウントオルガには比較的歩きやすい「ウォルパ渓谷」と雄大な景観を望める「風の谷」、2つの主な散策路があります。風の谷は第二展望台まで行くと壮大な眺めに出会えますが、夏季の午後は気温が上がり、閉鎖されることが多いので注意が必要です。
キングスキャニオン
キングスキャニオンは、エアーズロック(ウルル)から約300km離れた「ワタルカ国立公園」内に位置する、現地のキャンプツアーに組み込まれることが多いスポットです。日本では、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地として知られています。国立公園は入園無料で、谷底を小川に沿って歩く「クリーク・ウォーク」は約1時間で往復できるため初心者でも楽しめます。人気の「キャニオン・リム・ウォーク」は断崖を登って谷を一周する約3〜4時間のコースで、エデンの園やロストシティと呼ばれる見どころが点在します。最初に急な坂がありますが、その後は比較的平坦で壮大な景色が広がります。夏季は36度を超えると閉鎖されるため、涼しい時間帯や季節を選ぶのが安心です。