カイマクル地下都市
カイマクル地下都市は、カッパドキアに点在する地下都市の中でも最大級の規模を誇ります。地下約8層に広がる迷路のような構造で、古代ローマの時代から避難や防御の拠点として利用されてきました。内部には住居や台所、ワインの貯蔵庫などが残されており、当時の生活を垣間見ることができます。通気孔や石の扉といった工夫も随所に見られ、外敵から町を守るための知恵が感じられるのもポイント。現在は観光スポットとして公開されており、ひんやりとした空気の中を歩きながら、歴史と臨場感を同時に体感できる魅力的な場所です。

スポット情報
カッパドキア旅行におすすめの観光スポット
ウチヒサール城
ウチヒサール城はカッパドキアで最も高い場所に位置する要塞です。天然の岩山をくり抜いて作られており、古代ローマの時代から防御拠点として利用されていました。内部には様々な大きなの部屋や倉庫があり、外敵から町を守る重要な役割を果たしていた要塞です。現在は観光スポットとして人気があり、城の頂上からは「ピジョンバレー」や「ギョレメ渓谷」などを見渡せます。夕暮れ時に訪れると、夕陽に照らされた奇岩群の絶景を楽しめるのがポイント。周辺にはカフェやお土産店もあり、観光客向けに栄えています。歴史と観光を両方楽しめるスポットです。
レッドバレー/ローズバレー
レッドバレー/ローズバレーは、カッパドキアを代表する渓谷です。名前の通り、夕暮れの時間帯には赤やピンクに染まる景観を楽しめます。美しい景色の中でハイキングができるため、多くの観光客や写真家から愛されているスポットです。谷の中には小さな教会や修道院の跡が点在しており、歴史を感じられるのもポイント。ハイキング初心者でも歩きやすく、気軽に訪れることのできるスポットです。さらに、春から初夏にかけては野花が咲き、より華やかな風景が広がります。季節や時間帯によって異なる景色が見れるのも魅力です。
ピジョンバレー
ピジョンバレーは、レッドバレー/ローズバレーと並んで、カッパドキアを代表する絶景スポットです。ギョレメとウチヒサールを結ぶ谷に広がっており、古くから岩壁に作られた無数の鳩の巣穴が特徴です。かつては農業の肥料として鳩の糞が利用され、卵の殻はフレスコ画の塗料を固定するために使われていました。谷の中には遊歩道や展望スポットが整備されており、奇岩や緑に囲まれた景色を楽しみながら気軽に散策できるのがポイント。レッドバレー/ローズバレーと比べても歩きやすく、ハイキング初心者や家族連れでも訪れやすい絶景ポイントといえます。
チャウシン村
チャウシン村は、ギョレメやアヴァノスと並んで、カッパドキアを代表する集落です。静かで落ち着いた雰囲気のこの村は、カッパドキアの定番観光スポットとして知られています。岩山をくり抜いて作られた住居や教会が残されており、人々が暮らした形跡を見学できるのがポイントです。村の中心には大きな岩山や、内部にある礼拝堂や住居跡、通路など、当時の様子を感じられる見所がたっぷり。観光客が少なく、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと見学できるのが魅力です。長い歴史とローカルの生活の両方を肌で感じられる貴重なスポットです。
ゼルヴェ野外博物館
ゼルヴェ野外博物館は、ギョレメ野外博物館と並んで、カッパドキアを代表する大規模な遺跡群です。3つの谷にわたって広がっており、かつては修道士の修行の場や一般住民の集落として利用されていました。内部には礼拝堂や修道跡、住居や共同生活の場などが揃い、当時の暮らしを見学できるのが特徴です。有名な観光スポットである「ギョレメ野外博物館」と比べても敷地が広く、廃墟のような神秘的な雰囲気を味わえるのが魅力です。1950年代まで実際に人々が生活していたこの集落跡は、古代から近代まで続いた生活と宗教文化をを肌で感じられる貴重な観光スポットです。
デリンクユ地下都市
デリンクユ地下都市は、カイマクル地下都市と並んで、カッパドキア最大級の規模を誇ります。地下は約60m、18層に渡って広がっており、現在は8層ほどが一般公開されています。内部には集会や学校として使われていた大規模なホールや、生活施設、防御設備、換気システムなどが揃い、当時の様子を見学できるのが特徴です。「カイマクル地下都市」よりもスケールが大きく、神秘的な雰囲気を味わえます。最大で2万人もの人々が生活していたとされるこの地下都市は、古代人の知恵や生活の様子を肌で感じられる貴重な観光スポットです。