公用語
釜山の公用語は韓国語です。釜山にも日本と同じように方言があり、標準語と比べると話すスピードが速くアクセントが強いのが特徴です。中でも最も大きな違いはイントネーションで、標準語では語尾が上がる疑問文も、釜山方言では語尾が下がる傾向があります。
宗教
釜山を含む、韓国ではキリスト教が主流です。その他にも、仏教徒や天道教、儒教など、さまざまな宗教が信仰されています。
通貨
釜山で使われている通貨は「ウォン」です。紙幣は1,000ウォン、5,000ウォン、10,000ウォン、50,000ウォンの4種類、硬貨は10ウォン、50ウォン、100ウォン、500ウォンの4種類があります。
クレジットカード、キャッシュレス決済
韓国は「クレジットカード大国」と呼ばれるほどキャッシュレス決済が普及しています。大規模なショッピングモールやレストランはもちろん、個人商店での少額決済でもクレジットカードを利用できるのが一般的です。日本で広く使われているVisaやMastercard®、JCB、American Expressといった国際ブランドのカードも問題なく利用できます。
費用
釜山への2泊3日の旅行では、旅行スタイルや選ぶ施設によって費用は変動しますが、おおよそ7万円前後が目安となります。内訳は以下の通りです。
・航空券:25,000円~
・ホテル(2泊):12,000円~
・食事:15,000円~
・交通費:4,000円~
・観光・アクティビティ:5,000円~
上記に加えて、通信費やお土産・ショッピングの費用も考慮しましょう。
ビザ
韓国への渡航には通常、韓国電子渡航認証システム「K-ETA」の申請が必要です。申請時には顔写真やパスポート情報の入力が必要で、一度認証を受ければ2年間有効となり、その間は再申請なしで入国できます。ただし、現在は特例措置として2025年12月31日までK-ETAの申請が免除されています。2026年以降に旅行を予定している場合は、再びK-ETAが必要となる可能性があるため、最新情報を確認しておくと安心です。
日本との時差
日本と釜山には時差がありません。そのため、現地時間を気にせず日本時間のままで過ごすことができ、旅行中もスケジュール管理がしやすいのが魅力です。また、韓国ではサマータイム(夏時間)を導入していないため、1年を通して時刻の変更を気にする必要もありません。
気候
韓国南東部の海沿いに位置する釜山は、首都ソウルに比べて年間を通して温暖な気候が特徴で、日本と同じようにはっきりとした四季があります。春は桜や花々が咲き誇り、街歩きやピクニックに最適。夏は気温と湿度が上がり、海水浴やリゾートを楽しむ観光客で最もにぎわいますが、梅雨や台風には注意が必要です。秋は澄んだ空気と晴天に恵まれ、一年で最も快適に過ごせるベストシーズン。冬はソウルほど厳しい寒さではないものの、海からの冷たい風が吹くため防寒対策が欠かせません。
服装
春は、朝晩は肌寒く日中との気温差が大きいため脱ぎ着しやすい服装で体温調節するのがおすすめです。夏は、気温は30℃を超え、湿度も高くなり日本の夏と同じような蒸し暑さを感じるため、通気性のいい服装がベスト。秋は、日中は長袖シャツ一枚で快適に過ごせますが、朝晩は冷え込むため、ジャケットやカーディガンなどの羽織り物が必要になります。冬は、風を通しにくいダウンジャケットや厚手のコートが必須。マフラー、手袋、帽子などの防寒小物もあると安心です。
旅行のベストシーズン
釜山のベストシーズンは、気候が穏やかで過ごしやすい春(4~6月)と秋(9~11月)です。春(4~6月)は気温も暖かく快適で、街歩きや観光にぴったりの季節です。秋(9~11月)は厳しい暑さが和らぎ、青空が広がる日が多くなります。特に釜山国際映画祭など大規模なイベントが行われ、街は大きな賑わいを見せます。
治安
釜山は世界的に見ても比較的治安の良い都市で、安心して旅行を楽しめます。ただし、観光地ではスリやひったくり、置き引きといった軽犯罪に遭う可能性もあるため注意が必要です。外出時には多額の現金を持ち歩かず、万一の際に利用停止や再発行が可能なクレジットカードを利用すると安心です。あわせて、セキュリティーポーチなどの防犯グッズを活用するのもおすすめです。
物価
釜山の物価は、全体的に日本と同じくらいか、やや安めです。特に交通費は日本よりかなり安く、地下鉄やバスを利用すれば移動費を大きく節約できます。また、地元の食堂や屋台を選べば、食事もリーズナブルに楽しめます。一方で、近年は韓国全体で物価が上昇しており、カフェやおしゃれなレストラン、人気のコスメやブランド品などは、日本よりも高く感じることもあります。
交通手段
釜山市内の移動には、鉄道・タクシー・バスが主な手段として利用されています。市内には「釜山都市鉄道」と呼ばれる6路線が整備されており、そのうち4路線は地下鉄で、西面(ソミョン)、南浦洞(ナムポドン)、海雲台(ヘウンデ)といった主要エリアを結んでいます。また、釜山では交通系ICカード「Cashbeeカード」が人気です。地下鉄やバスだけでなく、コンビニなどでも利用できるため、旅行中の移動や買い物をスムーズにしてくれる便利なアイテムです。
空港から市街地へのアクセス方法
金海国際空港から市街地までは金海軽電鉄+地下鉄、バス、タクシーなどでのアクセスが便利です。金海軽電鉄は、空港から徒歩数分の空港駅から利用でき、沙上駅から地下鉄への乗り換えが必要です。西面駅までは約30分、海雲台駅までは約60分程度です。空港から乗り換えなしで移動したい場合はタクシーやバス(リムジンバス・市バス)がおすすめです。
インターネット
韓国はインターネット先進国として知られており、釜山でも快適にネット環境を利用できます。空港やホテル、カフェなどの飲食店に加え、地下鉄の駅構内やバスの車内でも無料Wi-Fiが提供されており便利です。ただし、公共の無料Wi-Fiはセキュリティ面に不安があるほか、速度が遅いなどのデメリットも。不安な方は、ポケットWi-Fiのレンタルや現地SIMカード・eSIM、日本の通信キャリアによる海外ローミングサービスを利用すると安心です。
電源プラグ
釜山の電源プラグはSEタイプとCタイプが使われています。日本のAタイプとは異なるため、変換プラグが必要です。また、電圧は220ボルトと日本よりも高いため対応していない製品を使用する場合は変圧器も必要になります。
飲水
釜山の水道水はそのまま飲むことができますが、硬水のため慣れていない方は体調を崩す場合があります。旅行者は、コンビニやスーパーで手軽に購入できるミネラルウォーターを利用するのが安心です。
トイレ
釜山のトイレは日本と大きく変わりません。しかし一部の施設では、トイレットペーパーを水に流さず備え付けのゴミ箱に捨てるよう求められる場合があります。またトイレットペーパー自体が設置されていない場合もあるため、旅行中はポケットティッシュや携帯用のトイレットペーパーを持ち歩くと安心です。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。