浦賀観光で外せないおすすめスポット12選！モデルコースも紹介

浦賀エリアとは？歴史が息づく開国の港町

神奈川県横須賀市の東部に位置する浦賀は、東京湾の入口に面した天然の良港。江戸時代には、幕府の重要拠点「浦賀奉行所」が置かれ、江戸に出入りする船を監視する海の関所として栄えました。そして1853年、ペリー提督率いる黒船が来航し、日本の歴史が大きく動く舞台となったのです。

明治以降は造船の町として発展し、巨大なレンガドックがその歴史を物語っています。海を隔てた東西の町を「ポンポン船」の愛称で親しまれる渡し船が行き交う風景は、どこか懐かしく、訪れる人の心を和ませてくれます。歴史的な名所と、穏やかな海の風景が織りなす浦賀観光は、新しい発見と感動に満ちた旅になること間違いなしです！

絶対行きたい！浦賀の定番観光スポット9選

まずは浦賀観光のハイライト！歴史、絶景、アートまで、絶対に外せない人気の定番観光スポットを9ヶ所ご紹介します。

浦賀の渡し（ポンポン船）

300年の歴史を繋ぐ、わずか3分の船旅

浦賀のシンボルといえば、東西の町を結ぶ「浦賀の渡し」。ポンポンと軽快なエンジン音を響かせることから「ポンポン船」の愛称で親しまれ、約300年 も前から地域の人々の大切な足として活躍してきました。全国的にも珍しい「水上の市道」 に認定されているんです！

乗船時間はわずか3分 ほどですが、海の上から眺める浦賀ドックの巨大なクレーンや、行き交う船、カモメが舞う港町の風景は情緒たっぷり。時刻表はなく、対岸に船がいるときは呼び出しボタンを押せばすぐに来てくれる のもユニークなポイントです。

西叶神社

願いが叶うパワースポット！圧巻の社殿彫刻は必見

浦賀港の西岸に鎮座する「西叶神社」。1181年 に源氏の再興を願って建てられ、その願いが叶ったことから「叶大明神」と称されるようになった、由緒あるパワースポットです。天保13年（1842年） に再建された社殿は、総数230を超える 精巧な彫刻で埋め尽くされており、そのうつくしさは息をのむほど！特に拝殿の向拝に彫られた龍や、棟木を支える力士像の迫力は圧巻です。じっくりと時間をかけて鑑賞したい見どころ。後ほど紹介する東叶神社とあわせてお参りすることで、縁結びのご利益がさらに強まるといわれています。

東叶神社

縁結びのお守りを完成させる、海辺のパワースポット

浦賀の渡しに乗って東岸へ渡ると、そこには西叶神社と対をなす「東叶神社」が静かに佇んでいます。こちらでは、西叶神社で授かった勾玉を入れるための「お守り袋」をいただくことができます。この二つを合わせることで、恋愛はもちろん、仕事や友人などさまざまな良縁を結ぶ、最強の縁結びお守りが完成 ！浦賀観光で人気の願掛けです。

ここは幕末の英雄・勝海舟が咸臨丸での太平洋横断前に断食修行を行った場所 としても有名。境内には水垢離をしたと伝わる井戸 も残っており、歴史のロマンを感じられます。海の安全や開運、勝負運 のご利益もあるとされ、多くの人が訪れるパワースポットです。

浦賀ドック

日本の近代化を支えた、巨大なレンガ造りの産業遺産

浦賀駅を降りてすぐ、目の前に広がる巨大なクレーンと歴史を感じさせる建物群。それが日本の造船史に名を刻む「浦賀ドック」です。1899年（明治32年） に完成したレンガ造りのドライドックは、現存する中では国内唯一 という大変貴重なもの。その圧倒的なスケールと、時を重ねたレンガの重厚な質感は、まるで古代遺跡のような荘厳な雰囲気を醸し出しています。

日本丸や青函連絡船、数々の護衛艦など、約1,000隻にものぼる船を世に送り出してきたこの場所は、2003年 に惜しまれつつ閉鎖。現在はイベントやガイドツアー開催時のみ見学可能 という特別なスポット。日本の近代化を肌で感じられる、有名で迫力満点の名所です。

観音崎公園

海と森と歴史が融合した、一日中遊べる自然の楽園

東京湾に突き出た観音崎のほぼ全域に広がる 、自然豊かな県立公園。潮風を感じながら磯遊びや海水浴ができる砂浜、緑深い森を散策できるハイキングコース、そして子どもたちが大喜びするアスレチック遊具 まで、多彩なレジャーが楽しめる人気スポットです。

園内には日本初の洋式灯台「観音埼灯台」 や、明治時代に造られた砲台跡 が点在し、歴史散策のアクティビティも満喫できます。さらに「横須賀美術館」や「観音崎自然博物館」も併設 。うつくしい海を眺めながらBBQを楽しんだり、季節の花々に癒されたりと、家族や友人と一日中過ごせる、魅力満載の公園です。

横須賀美術館

目の前は海！アートと絶景が融合する贅沢空間

観音崎公園の海辺に佇む 「横須賀美術館」は、建物そのものがアート作品のようなうつくしい美術館です。前面がガラス張り になった開放的な館内からは、きらめく東京湾を一望！まるで海に浮かんでいるかのような感覚で、ゆったりとアート鑑賞が楽しめます。日本の近現代美術を中心とした 所蔵品のほか、ユニークな企画展も人気。屋上広場からの眺めはまさに絶景 で、遮るもののない空と海のパノラマが広がります。

館内には、本格イタリアンが味わえるレストラン「アクアマーレ」も併設 。アートとグルメ、そして最高のロケーションが揃った、浦賀観光でぜひ立ち寄りたいおすすめスポットです。

燈明堂

江戸時代の灯台跡で、穏やかな海の景色に癒される

浦賀港の西側、千代ヶ崎の海岸にぽつんと佇む「燈明堂」。ここは、江戸時代の慶安元年（1648年） に幕府の命で建てられた、灯台の原型ともいえる施設です。菜種油で灯された光は、約220年間 もの間、夜の浦賀水道を照らし、船の安全を守り続けました。

建物は明治時代に失われましたが、現在は当時の姿に復元 され、その歴史を今に伝えています。目の前には穏やかな東京湾が広がり、のんびりと海を眺めるには最高のロケーション！近くには緑地公園も整備されており、ピクニックや散策を楽しむのにもぴったり。浦賀の歴史に思いを馳せながら、心静かな時間を過ごせる見どころスポットです。

千代ヶ崎砲台跡

まるでラピュタの世界！緑に覆われたレンガ造りの要塞

まるでアニメの世界に迷い込んだかのよう！緑の木々に覆われたレンガ造りのトンネルや砲台座が神秘的な雰囲気を醸し出す「千代ヶ崎砲台跡」。ここは明治時代中期 、東京湾を守るために陸軍が建設した西洋式の砲台です。実際に使われることはありませんでしたが、砲座や弾薬庫、兵舎跡などが非常に良好な状態で保存されており、国の史跡 にも指定されています。

特に、うつくしいアーチを描くレンガ積みのトンネル（塁道）は必見！ひんやりとした空気が漂う地下施設は、無料のガイドツアーでのみ見学可能 。歴史の重みと自然が織りなす独特の景観は、忘れられない体験になること間違いなしの、近年注目の観光スポットです。

ペリー公園・ペリー記念館

日本の歴史が動いた！黒船来航の地に立つ

浦賀観光で外せない歴史スポットが、久里浜にある「ペリー公園」。1853年にペリー提督がアメリカ大統領の親書を携えて上陸した、まさに日本の開国の原点です。公園の中央には、初代内閣総理大臣・伊藤博文の筆による「ペリー上陸記念碑」 が堂々と建っています。

併設の「ペリー記念館」では、当時の様子を再現したジオラマや貴重な資料を無料 で見学でき、黒船来航がいかに衝撃的な出来事だったかを肌で感じることができます。黒船をモチーフにした遊具がある児童広場 もあり、家族でのレジャーにもおすすめ。歴史の教科書の1ページに飛び込んだような体験ができる、定番の観光名所です。

知る人ぞ知る！浦賀の穴場観光スポット3選

定番を押さえたら、次は通な旅へ。浦賀の歴史をより深く感じられる、おすすめの穴場スポットをご紹介します。

浦賀奉行所跡

江戸の海の玄関口！歴史の礎に思いを馳せる

かつてこの場所に、江戸湾に出入りするすべての船を監督する「浦賀奉行所」があったことをご存知ですか？1720年から幕末までの約150年間 、海の関所として重要な役割を担っていました。ペリー来航の際には、奉行所の役人たちが交渉の最前線に立った のです。

現在は建物はなく、広々とした敷地に往時を囲んでいた堀の石垣と、伊豆石で造られた石橋の一部が残る のみ。しかし、ここに立ち、目を閉じれば、日本中から船が集まり活気に満ちていた江戸時代の浦賀の姿が目に浮かぶようです。派手さはありませんが、日本の歴史の大きな転換点を支えた場所の空気を感じられる、歴史好きにはたまらない穴場の名所です。

東耀稲荷神社

商人の町の繁栄を物語る、見事な彫刻と飾り瓦

東浦賀の小高い丘にひっそりと佇む「東耀稲荷神社」。創建は天明2年（1782年） と古く、こぢんまりとしたお社ですが、一歩足を踏み入れると、その豪華な造りに驚かされます。見どころは、拝殿の格天井や欄間に施された息をのむほど見事な彫刻 の数々。そして屋根に目を向けると、なんと商売繁盛の神様である「恵比寿様」と「大黒様」の飾り瓦 が！

江戸時代に干鰯（ほしか）で大いに栄えた東浦賀の豊かさ を今に伝える貴重な証。当時の商人たちの粋な遊び心と篤い信仰心が感じられる、知る人ぞ知る穴場スポットです。細部までじっくり鑑賞してみてください。

かもめ団地堤防

地元民しかしらない？浦賀水道を望む絶景散策路

観光客はほとんど訪れない、まさに穴場中の穴場がここ「かもめ団地堤防」。浦賀と観音崎の間に位置する鴨居エリアにある、約400m にわたってまっすぐに続く海沿いの散策路です。目の前には浦賀水道の雄大な景色が広がり、大型船がゆっくりと行き交う様子を眺めながら、のんびりと散歩が楽しめます。

特に夕暮れ時は、空と海がオレンジ色に染まるロマンチックな雰囲気に。また、夏に開催される「浦賀みなと祭」の花火大会を鑑賞する絶好の隠れスポット としても知られています。観光地の喧騒から離れて、ただただ静かに海と向き合いたい。そんな気分の時にぴったりの、とっておきの場所です。

歴史と絶景を1日で満喫！浦賀よくばりモデルコース

浦賀の魅力を効率よくめぐるならこのコース！定番の名所と絶景スポットを組み合わせた、日帰り旅行におすすめのモデルコースをご紹介します。

10:00 京急浦賀駅をスタート！

まずは浦賀観光の起点、京急浦賀駅から旅を始めましょう！

10:15 西叶神社と東叶神社を「浦賀の渡し」でめぐる

駅から海沿いをのんびり歩いて15分 ほどで西渡船場へ。まずは「西叶神社」で圧巻の彫刻を鑑賞し、縁結びの「勾玉」を授かります。その後は「浦賀の渡し」に乗って対岸の東渡船場へ！わずか3分 の船旅は気分爽快です。東岸に着いたら「東叶神社」へ向かい、「お守り袋」をいただいて、最強の縁結びお守りを完成させましょう！

11:45 浦賀の歴史の中心地を歩く

東叶神社から浦賀駅方面へ歩き、日本の近代化を支えた「浦賀ドック」の威容を外から眺めます。その巨大さには圧倒されるはず。さらに足を延ばして、江戸時代の海の関所だった「浦賀奉行所跡」へ。今は石垣が残るのみですが、歴史の舞台に立った気分を味わえます。

12:30 浦賀駅周辺でランチタイム

歴史散策でお腹が空いたら、浦賀駅周辺でランチ。港町らしい海鮮が楽しめるお店 や、気軽に入れるカフェ などがあります。

13:45 バスに乗って絶景の観音崎エリアへ

午後はバスに乗って観音崎へ移動（約15分） 。広大な「観音崎公園」を散策しながら、日本初の洋式灯台「観音埼灯台」を目指しましょう。灯台からのパノラマビューは必見です！その後は、海辺の「横須賀美術館」でアート鑑賞。うつくしい建築と海の景色に癒される、贅沢な時間を過ごせます。

16:30 観音崎から帰路へ

楽しかった浦賀観光もそろそろ終わり。観音崎のバス停から、浦賀駅や横須賀中央駅方面へのバスに乗って帰りましょう。

あなただけの物語を探しに浦賀へ行こう！

歴史の教科書で見た風景が目の前に広がる町、浦賀。ペリー来航という大きな歴史の転換点から、江戸時代の海の関所、そして日本の近代化を支えた造船の歴史まで、小さな港町には物語がぎゅっと詰まっています。渡し船に乗って潮風を感じたり、静かな神社でうつくしい彫刻に心奪われたり、絶景美術館でアートに浸ったりと、楽しみ方は無限大です！

都心からのアクセスも良く、日帰り旅行にもぴったりです。この記事を参考に、ぜひあなただけの浦賀観光プランを立てて、素敵な思い出を作ってください！

※本記事は情報整理 、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています

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