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アメリカ・モニュメントバレーの歴史や観光の魅力を徹底解説!アクセスや入場料も紹介

アメリカ屈指の絶景スポット、モニュメントバレー。悠久の時を経て生み出された自然の造形美や先住民の歴史を感じられるアメリカの原風景です。 この記事では、モニュメントバレーの歴史や観光の見どころ、行き方や入場料などの見学方法、観光の注意点などを詳しく解説します。ぜひモニュメントバレーへの旅行前にチェックしてくださいね。

ライター
NEWT編集部

アメリカ屈指の絶景スポット、モニュメントバレー。悠久の時を経て生み出された自然の造形美や先住民の歴史を感じられるアメリカの原風景です。

この記事では、モニュメントバレーの歴史や観光の見どころ、行き方や入場料などの見学方法、観光の注意点などを詳しく解説します。ぜひモニュメントバレーへの旅行前にチェックしてくださいね。

Contents

アメリカ・モニュメントバレーとは?


photo by pixabay

アメリカの原風景が広がるモニュメントバレーは、アメリカ合衆国の西南部の広大な岩盤領域かつ自然公園です。先住民族ナバホ族の聖地としてアメリカ大陸の壮大な歴史を感じることができる特別な観光地であり、毎年多くの観光客が足を運びます。

この記事では、絶景を楽しむことができるさまざまなビューポイントがあり、レンタカーでも周遊が可能なモニュメントバレーの歴史や魅力、観光の見どころを深堀りしていきます!

モニュメントバレーとはどんな場所?


photo by unsplash

モニュメントバレーはアメリカ合衆国西南部のユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる大地の名称です。モニュメントバレー(Monument Valley)の由来は、テーブル形の大地メサや、さらに浸食が進んだ岩山ビュートが点在する景観が、あたかも記念碑(モニュメント)のようであるからです。

透き通る青い空と赤茶けた荒漠たる原野のコントラストが心象的な雰囲気を出し、数々の映画の舞台として使われました。

モニュメントバレーの歴史、どうやってできた?


photo by pixabay

モニュメントバレーの独特の地形は、約2億7千万年前の地層が風化・浸食によって形成されたといわれています。

そもそもモニュメントバレーは、アメリカ4州をまたぐ広大な山間大地であるコロラド高原の一部です。コロラド高原の総面積は337,000平方メートルあり、ロッキー山脈やグランド・キャニオンなどの壮大な自然の造形物で構成されています。

一帯はかつて大河が流れており、水流による浸食も現在の形に関わっています。グランドキャニオンも壮大な年月が経てばモニュメントバレーのような景観が生まれるといわれます。


photo by unsplash

モニュメントバレーは、茶褐色の地表と澄んだ青い空のコントラストが特徴的。ロッキー山脈から鉄分を含んだ川の流れが下流地域に堆積して深い地層を造り、当時は酸素濃度が高かったため、鉄分の酸化が急激に進み、茶褐色の地表が生まれました。また乾燥地帯なので空が澄み、青空が見えやすいのも絶景と称される理由のひとつです。

またこの一帯は遺跡が多数発見されていることから、古くから先住民が存在したことが分かっています。数あるアメリカの先住民族の中で、この地に長年定住していたのがナバホ族です。モニュメントバレーは、観光地である前に、ナバホ族の聖地として古くから人々が暮らしを営んでいます。

独自の文化を持ったアメリカ最大規模の先住民・ナバホ族は1863~1866年にアメリカ政府により強制収用を受けてこの地を追われましたが、1868年に保留地として認められて帰還。現在、モニュメントバレーは、ナバホ族が管轄し、一般公開されています。

インディアン最大の部族ナバホ族とは


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モニュメントバレーを語るうえで、ナバホ族のストーリーを欠かすことはできません。この地域で古くから定住していたナバホ族は、独自の言語と文化をもっており、遊牧や狩猟をしながら部族を反映させてきました。しかし、19世紀の白人の入植でその生活を脅かされることになったのです。

白人入植者の侵略行為にアメリカ大陸の先住民族の多くは激しい抵抗を続けましたが、武力勝る白人入植者に敗戦を重ねます。インディアン最大規模といわれるナバホ族も入植者に対して勇敢な戦いをみせましたが、多くの命が失われ、古くからの定住地を追われることとなります。

ナバホ族や他の支族など多くの先住民が定住地を追われ、ロング・ウォークと呼ばれる過酷な民族大移動を強要され多くは命を落としました。古くからの定住地を追われたナバホ族ですが、現在は保留地として元の定住地に帰還を達成しています。そんな奇跡の先住民がナバホ族です。

ナバホネイション独立国家


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ナバホネイションとは、ナバホ族の準自治領としてアメリカ合衆国から認められてた独立国家です。インディアン保留地として、アリゾナ州、ユタ州、ニューメキシコ州の3つの州にまたがる広さをもっています。モニュメントバレーは「モニュメントバレー・ナバホ・トライバル・パーク」としてナバホネイション独立国家の中に位置しており、ナバホ族の管轄のもと観光客に一般公開されています。

現在は観光業が大きな産業となっていますが、かつては鉱山資源の採掘が盛んな産業地でした。しかし時代の流れとともに採鉱事業が廃れ、鉱害処理が行き届かない環境で健康被害の問題が起きました。

ナバホ族は歴史に翻弄されながらも、強く生き、独立国家としての尊厳を維持している数少ないインディアンです。

モニュメントバレーの気候・気温


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モニュメントバレーは砂漠気候のため、ほとんど雨が降らずに温かい気温であることが特徴です。夏は30度を超える高温になるので暑さと紫外線対策をする必要があります。一方で、冬はそれほど寒くなく、真冬に雪が降っても積もるほどではありません。

モニュメントバレーの緯度は、北緯36度で日本の北関東と同じ。ただし、標高が約1,600メートルであることと乾燥地帯なので、1日の気温差が大きいことには注意しましょう。暑さと寒さ両方の対策や紫外線対策をして快適な旅行を楽しんでくださいね。

映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』の舞台に!


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モニュメントバレーは、名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の舞台になりました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といえば、マーティーとドクが織り成すコンビ劇とデロリアン・DMC-12を改造したタイムマシーンで、現代と過去のタイムトラベルでストーリーを繰り広げるSF映画の大作です。

モニュメントバレーが舞台となったのは、続編の『バック・トゥー・ザ・フーチャー3』です。デロリアンでタイムスリップしたのは19世紀の先住民族が活躍するモニュメントバレー。大勢の先住民の騎馬隊が襲い掛かったときにマーティーが叫んだ「インディアン!」というフレーズが印象的です。

旅行に行く前にモニュメントバレーが舞台となった映画を見返してみると観光の楽しさが倍増するかもしれませんね。

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モニュメントバレー観光の見どころ・魅力


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ここからはモニュメントバレーの観光の見どころや魅力的なポイントをご紹介。広大な大地は見る場所を変えるだけでさまざまな表情の絶景を見ることができます。

有名なビュースポットをなるべくたくさん周遊して、アメリカ旅行の思い出を作ってくださいね。

モニュメントバレー観光の玄関口ビジター・センター


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ビジター・センターはモニュメントバレー観光の入り口であり、モニュメントバレーの代表的な景観を楽しめるビュースポットです。ビュースポットからは、2つのミトン・ビュートと、メリック・ビュートが並ぶ姿を一望!アメリカらしい雄大な景色が眺められます。ビジターセンターの敷地内にはホテルやレストランなどさまざまな施設があり、広大な駐車スペースが整っているので、観光の拠点にもぴったり。

ここではモニュメントバレーの大パノラマを見ることができるので、時間が限られている方はビジター・センターだけに絞って訪れるのもおすすめです。おいしい食事を楽しみながら見るモニュメントバレーは格別!

バレー内の未舗装道路や各ビューポイントが楽しめるバレードライブは、このビジターセンターが拠点となっています。

3つの岩が並ぶスリー・シスターズ


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スリー・シスターズは、浸食が進んだスピアと呼ばれる3つの岩が残っている印象的なビューポイントです。3人の修道女がベールに包まれているかのような美しい岩の姿を見ることができます。奇跡的に3本残った地層が織り成す造形美は、大地の神秘性を感じることができますよ。

見る角度によってさまざまな絵を見せてくれるので、想像力を膨らませて楽しむのもいいですね。

映画の撮影にも使われたフォレストガンプポイント


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フォレストガンプポイントは、1994年公開の映画『フォレスト・ガンプ』の撮影に使われたモニュメントバレーのビューポイントです。トム・ハンクスが演じる主人公フォレストが突然走るのを止めた代表的なシーンでこの場所が使われました。

モニュメントバレーへと真っすぐ伸びる163号線のロケーションの良さと、大ヒット映画のロケ地ということが相まって、モニュメントバレーの代表的な観光スポットとなっています。道の途中には駐車場がないので立ち止まる際には走行車に注意してくださいね。

馬とともに記念撮影!ジョンフォードポイント


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西部映画で有名なジョン・フォード監督が愛した景色がジョンフォードポイントです。映画『駅馬車』で有名な撮影場所で、馬に乗って記念撮影するのが観光客にも人気。映画さながらの雰囲気を楽しめますよ。

崖の上からはるかに続く谷の様子を眺めるのは感動的!写真映えするジョンフォードポイントは、谷底をぐるりと一周するバレードライブの中でもとくに好評です。

ビューポイントを楽しむバレードライブ


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バレードライブは全長27キロメートルの未舗装道路を車で走行し、ミトン・ビュートやスリー・シスターズなどの11ものモニュメントバレーの代表的なビューポイントを楽しめます。ナバホ族が管理するモニュメントバレー・ナバホ・トライバル・パーク内で唯一公認ガイドなしで見て回ることができるルートです。

この人気ツアーはビジターセンターから発着しています。多くのビューポイントを一気に見て回ることができるのでおすすめです。

夕日と朝日鑑賞もおすすめ!


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モニュメントバレーの絶景観光で欠かせないのが、夕日と朝日の鑑賞です。大自然の中でぜひ見てみたいサンセットとサンライズ。茶褐色の大地や岩々は、夕日や朝日とのコラボレーションでさらに幻想的な景色を見せてくれます!

朝日や夕日の斜光で高コントラストになったモニュメントバレーのシルエットは、また格別な眺め。サンセットとサンライズを見たい方は、モニュメントバレー周辺に宿泊しての滞在がおすすめです!

数多くの動植物が見られる!


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砂漠気候のモニュメントバレーですが、数多くの野生の動植物が生息しています。代表的な動物は、ジャック・ラビット、ミュール・ディーア、プレリー・ドッグなどです。その他ガラガラヘビ、コヨーテ、草原ネズミなどがおり、カッコウや鶉などの鳥類も生息しています。


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また植物には、不毛の大地にもかかわらず強く育つ草花があります。その例として、サグロア、ゴールデン・ポピー、モハベ・ユッカ、ビーバー・テイル、オルガン・パイプなど多くの植物が生息。ナバホ族は薬草として植物を医療目的で使うことが多く、その知識は今に受け継がれています。

モニュメントバレーの見学方法・入場料をご紹介


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それでは、モニュメントバレーを見学する方法や入場料、観光の所要時間などを紹介していきます。かかるコストや時間を把握して、スムーズな行程でモニュメントバレーを楽しみましょう。

予約は不要!入場料を払ってモニュメントバレーへ


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モニュメントバレーに到着すると入園ゲートで入園料を支払う必要があります。入園ゲートは、ナバホ族管轄のナバホ・トラバイル・パークの入口です。モニュメントバレーは国立公園ではないので、アメリカの国立公園年間パスでは入場できません。

料金は、1人8ドル(約1,171円)で、公式サイトからオンラインで購入ができます。現地の購入はクレジットカードに対応していますが、使用不能のトラブルもあるようなので、念のため現金を用意しておきましょう。購入したチケットは入園するたびに提示が必要です。

モニュメントバレーの見学にかかる所要時間は?


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モニュメントバレーの観光の所要時間は、バレードライブでモニュメントバレーを一周すると2〜3時間ほどかかります。レンタカーを借りてすべてのビューポイントを見たいといった場合は1日では足りないかもしれません。1つのポイントにじっくりと時間をかけたいという希望もあるでしょう。

ビジターセンターにはホテルがあるので、モニュメントバレーをゆっくり観覧を楽しみたい方は宿泊するのがおすすめです。

モニュメントバレー観光のベストシーズンは?


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モニュメントバレーのベストシーズンは、3月下旬から5月までの春先と、9月下旬から11月初旬までの秋です。暑すぎすぎず寒すぎない春と秋は、炎天下の観光が多いモニュメントバレーのベストシーズン!

雨の少ないモニュメントバレーは年間を通じて訪れることができますが、夏は最高気温35度以上になることが多く、冬は最低気温が零下にもなります。観光のベストシーズンでも標高約1,600メートルの高地であり、昼夜の気温差が15度以上開くことがあるので、夕方から夜の寒さには注意が必要です。

モニュメントバレーへの行き方・アクセス方法


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モニュメントバレーの観光の拠点となるのはラスベガス。ラスベガスからモニュメントバレーまでは車で7~8時間ほどかかります。また、道中にはグランドキャニオンやアンテロープも位置しているので、合わせて観光するのがおすすめです。

モニュメントバレーまでは公共交通機関が整っていないため、個人でレンタカーを借りて行くか、オプショナルツアーに参加するかの原則2択となります。自分で運転したい方はレンタカー、運転手やガイドが欲しい方はオプショナルツアーがおすすめです。事前に右車線走行や現地の交通ルールを把握しておきましょう。

モニュメントバレーまでレンタカーで行く


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ラスベガスからモニュメントバレーまでレンタカーを借りると、ご自身に合わせた自由な観光が楽しめます。

料金は時期にもよりますが、1日80ドル(約11,000円)前後、燃料は往復70ドル(約10,000円)前後でいけます。モニュメントバレーは未舗装道路や荒地などを走ることがあるので、なるべく4WDやSUVの車を選ぶといいでしょう。

モニュメントバレーのオプショナルツアーに参加


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海外での車の運転を避けたい方は、オプショナルツアーでモニュメントバレーに行く方法もあります。

メリットは、運転付きガイド付きの条件で体力的に楽なことや、ほかの観光地もセットで効率よく周れること。また個人では予約の難しいモニュメントバレーの朝日を楽しめる「ザ・ビュー・ホテル」に泊まるツアーがあるのも利点です。ただし、個人で行くよりも費用が高くなることも。安心・安全にモニュメントバレー周辺の観光を楽しみたい方におすすめです。

モニュメントバレーを観光するときの注意点


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ここからは、モニュメントバレー観光の際に注意しておかなければいけない点を紹介します。楽しい海外旅行は最後まで事故やトラブルがなく、無事に家に帰りたいですよね。

ぜひ、これから紹介する点に注意して観光を楽しんでください。

車の追い越し・追い抜きに気を付ける


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モニュメントバレーのエリア内では、観光シーズンは車の数が多いので、追い越し追い抜きに気をつけなければいけません。

夏は観光シーズンのため、モニュメントバレーの道路は多くの旅行者が車を運転します。バックミラーで後方を確認しながら無理のない運転をして、追い越そうとしているドライバーには素直に道を譲ってあげましょう。

電波の不感地帯がある


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モニュメントバレーでは携帯電話やインターネットが繋がらない電波の不感地帯があります。街やビジターセンターでは電波問題はありせんが、広大な自然の大地で通信環境に期待をしない方がいいでしょう。

あらかじめ繋がりやすい通信キャリアやポケットWi-Fiを調べておくのがおすすめです。

ツアーガイドにチップが必要


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モニュメントバレーの観光では各所でチップを払うことがあります。乗馬して写真を撮ったりスタッフに何かお手伝いをしてもらったりするときもチップを払う必要があります。海外ではよく見られる文化ですが、海外に慣れていないと戸惑うこともあるかもしれません。

パックツアーであってもツアーガイドのチップは別なこともあるので要注意です。

アメリカの大自然を感じるモニュメントバレーを満喫!


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この記事では、アメリカ・モニュメントバレーの歴史や魅力、アクセス方法などをお伝えしました。先住民族ナバホ族と深い関わりももつモニュメントバレーの歴史を知っておくだけで、旅行を何倍も楽しめるのでは?

日本では味わえないアメリカ大陸の壮大なスケールの観光地を肌で感じられますよ。モニュメントバレー周辺のホテルに泊まって、サンセットやサンライズの幻想的な風景を眺めるのもおすすめです!ぜひ余裕を持ったタイムスケジュールにして、モニュメントバレーをゆっくり楽しんでくださいね。

モニュメントバレー ナバホ トライバル ビジターセンター(Monument Valley Navajo Tribal Park Visitor Center)の基本情報
住所:Navajo Nation Reservation, AZ 84536
電話:+14357275870
営業時間::4月1日~9月30日8:00~17:00、10月1日~3月30日8:00~16:00
休業日:11月24日、12月25日、1月1日
アクセス:ラスベガスから車で約8時間、ロサンゼルスから車で約10時間、ソルトレイクシティから車で約9時間
料金:1人8ドル(約1,171円)
※2023年8月28日現在のレート、1ドル=146.49円で計算
公式サイト:https://navajonationparks.org/tribal-parks/monument-valley/

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