公用語
台湾の公用語は中国語で、正確には「中国語(台湾華語)」です。発音は北京語に近いものの、台湾独自の言い回しや語彙も多く、地域ならではの言語文化が息づいています。文字は簡体字ではなく繁体字が使われており、街中の看板やメニューも独自の言語となっています。また、台湾では客家語や閩南語(台湾語)なども日常的に使われており、世代や地域によって言語の使い分けが見られる点も特徴です。
宗教
台湾では宗教が人々の暮らしに深く根付いており、仏教・道教・儒教が主です。また、キリスト教やイスラム教、新興宗教の信者も一定数おり、多様な信仰が尊重される社会となっています。宗教は強制されず、穏やかな共存が特徴です。
通貨
台湾の通貨は「ニュー台湾ドル(NTD)」で、記号では「NT$」や「TWD」と表記されます。紙幣は100元、500元、1,000元などが主に流通しており、硬貨は1元から50元まで幅広く使われています。日本円と比べると桁数が大きく感じられることもありますが、慣れれば買い物や支払いもスムーズに行えます。現地では現金が主流ですが、都市部ではクレジットカードやモバイル決済にも対応しており、用途に応じて使い分けると便利です。
クレジットカード、キャッシュレス決済
台湾ではクレジットカードやキャッシュレス決済の利用が年々広がっており、都市部を中心に多くの店舗や施設で対応しています。特に百貨店やホテル、チェーンの飲食店では主要な国際ブランドのクレジットカードが問題なく使えます。また、「LINE Pay」や「Apple Pay」などのモバイル決済も普及しており、スムーズな支払いが可能です。ただし、夜市やローカルな市場では現金のみの場合もあるため、少額の現金を持ち歩いておくと安心して過ごせます。
費用
台湾旅行にかかる費用は、3泊4日で1人あたりおおよそ7~12万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:30,000円~
宿泊費:20,000円~
現地交通費:3,000円~
食費:8,000円~
観光費:5,000円~
雑費:5,000円~
台湾はグルメや観光が充実しているうえに、物価も比較的リーズナブルでコストパフォーマンスの高い旅行先です。夜市での食べ歩きやローカルフードを楽しみながら、歴史ある寺院やおしゃれなカフェ巡りも満喫できます。交通機関も整っており、短期間でも内容の濃い旅が楽しめるでしょう。
ビザ
台湾への観光や短期滞在を目的とした旅行であれば、日本国籍の方はビザなしで入国できます。滞在可能な期間は最大90日間で、パスポートの残存有効期間が入国時に3か月以上あることが条件です。また、入国審査では往復航空券や宿泊先の情報を確認されることがあるため、事前に用意しておくと安心です。最新の入国条件は渡航前に公式情報で確認しておくようにしましょう。
日本との時差
台湾と日本の間に時差はありません。日本と同じ時間のため時差ぼけなどの心配もありません。
気候
台湾の気候は亜熱帯に属し、一年を通して温暖な気温が続きます。特に台北など北部は湿度が高く、冬は雨が多く肌寒く感じることもあります。一方、南部の高雄や台南では冬でも比較的暖かく、年間を通じて過ごしやすい地域です。夏は高温多湿で、6月〜9月頃には台風が接近することもあるため、天気予報のチェックが欠かせません。地域や季節に合わせた服装選びが快適な旅行のポイントになります。
服装
台湾は年間を通じて温暖な気候が続くため、基本的に軽装で過ごせる日が多くなります。春や秋は半袖や薄手の長袖で快適に過ごせますが、朝晩の気温差に備えてカーディガンなど羽織れるものがあると安心です。また、夏は非常に蒸し暑いため、通気性の良い服装が適しており、日差し対策として帽子や日焼け止めもあると便利です。一方、冬でも南部は暖かいですが、北部は雨が多く肌寒い日もあるため、防水性のある上着を用意しておくと快適に過ごせます。
旅行のベストシーズン
台湾旅行のベストシーズンは、気候が安定して過ごしやすい春(3〜5月)と秋(10〜11月)です。この時期は湿度が低く、気温も穏やかで、街歩きや観光に最適な季節とされています。特に春は花の彩りが美しく、秋は青空が広がる晴天の日が多いため、写真映えする風景も楽しめます。一方、夏は蒸し暑く台風の影響を受けやすいので、天候の変化に注意が必要です。
治安
台湾はアジアの中でも治安の良さで知られており、安心して滞在できる国の一つです。夜間でも人通りのあるエリアでは比較的安全に歩ける環境が整っており、トラブルに巻き込まれるケースは多くありません。ただし、観光地や混雑した場所ではスリや置き引きといった軽犯罪が発生することもあるため、貴重品の管理には注意が必要です。基本的な防犯意識を持って行動すれば、快適に旅を楽しめる穏やかな雰囲気の国です。
物価
台湾の物価は日本と比べて全体的にやや安く、特に外食や交通費は手頃な価格で利用できる点が魅力です。夜市では100元(約2,000円)前後で本格的なローカルフードが楽しめ、観光客にも人気があります。MRTなどの公共交通機関も安価で使いやすく、移動の負担が少ないのも特徴です。一方で、カフェやブランドショップ、ホテルなどは日本と同程度かやや高めの設定となっている場合もあります。旅行スタイルによって出費に差が出やすいため、計画的な予算管理がポイントです。
交通手段
台湾では公共交通機関が充実しており、移動がしやすい環境が整っています。台北や高雄などの都市部では、地下鉄(MRT)が便利で路線も分かりやすく、ICカード「悠遊卡(ヨウヨウカー)」を使えば乗り降りもスムーズです。バスも細かいエリアをカバーしており、料金も手頃です。また、都市間の移動には高速鉄道(台湾高鐵)や在来線が利用できるので、所要時間や予算に応じて選択するのがいいでしょう。
空港から市街地へのアクセス方法
台湾の主要な玄関口である桃園国際空港から台北市内へのアクセスは複数あり、移動手段に困ることはありません。最も便利なのは空港MRTで、直通列車なら約35分で台北駅に到着します。バスも24時間運行しており、目的地やホテルの場所によっては便利な選択肢です。一方、タクシーを利用する場合は料金がやや高めになりますが、荷物が多い時や深夜の移動には安心感があります。移動時間や予算に応じて、自分に合った方法を選ぶのがおすすめです。
インターネット
台湾はインターネット環境が整っており、旅行中も快適にオンライン接続が可能です。台北をはじめとする都市部では、駅やカフェ、公共施設などで無料Wi-Fiが提供されている場所が多く、ちょっとした調べ物や地図の確認にも便利です。長時間安定した通信を確保したい場合は、空港で購入できるプリペイドSIMカードやモバイルWi-Fiのレンタルが人気です。
電源プラグ
台湾で使用されている電源プラグは日本と同じAタイプで、電圧は110ボルト、周波数は60ヘルツです。そのため、日本の家電や充電器の多くは変換プラグなしでそのまま使用できます。ただし、電圧が若干異なるため、対応電圧かどうかを事前に確認しておくと安心です。海外対応でない機器には変圧器が必要になることもあるので事前に確認するようにしましょう。
飲水
台湾の水道水は飲用可能とされていますが、現地では直接飲まず、浄水器を通したり煮沸したりして使うのが一般的です。そのため、訪れた際はペットボトルの飲料水を利用するのが安心です。コンビニやスーパーでは手頃な価格でさまざまな種類のミネラルウォーターが販売されており、入手に困ることはありません。体調管理のためにも、安全な水を選ぶことが大切です。
トイレ
台湾のトイレは都市部を中心に整備が進んでおり、観光地や大型商業施設では清潔で使いやすい洋式トイレが主流です。ただし、トイレットペーパーを流せるかどうかは場所によって異なり、配管の都合から紙は流さず備え付けのゴミ箱に捨てるよう表示されているケースもあります。流せる場合でも、注意書きがあるかを確認してから使用するのが安心です。外出時はトイレットペーパーが備え付けられていないこともあるため、ポケットティッシュを携帯しておくと便利です。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。