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東大門市場の楽しみ方ガイド!ショッピングや屋台グルメ、行き方などを解説

東大門(トンデムン)エリアは、卸売問屋が集い、安く、楽しく買い物が楽しめる街として知られています。 この記事では、東大門市場をはじめエリアの見どころから屋台グルメ、ショッピングの楽しみ方、アクセス方法、おすすめホテルまでを韓国文化体育観光部認定のコリアネット名誉記者団経験もある筆者が完全ガイド!ぜひ参考にしてくださいね!

ライター
amica
書籍、雑誌、web等を通じて旅行ガイド情報を発信。ファミリー向け情報やマニアックな穴場スポットの紹介などが得意分野。月イチ韓国族なので、最新トレンドスポットから誰も知らない地方ネタまで、韓国情報を実際に足で訪ねて情報発信しています。
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東大門(トンデムン)エリアは、卸売問屋が集い、安く、楽しく買い物が楽しめる街として知られています。

この記事では、東大門市場をはじめエリアの見どころから屋台グルメ、ショッピングの楽しみ方、アクセス方法、おすすめホテルまでを韓国文化体育観光部認定のコリアネット名誉記者団経験もある筆者が完全ガイド!ぜひ参考にしてくださいね!

Contents

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ソウル・東大門市場の基本情報

東大門市場は、広蔵(クァンジャン)市場のような1つの市場を指すものではありません。東大門デザインプラザ(DDP)や東大門総合市場を核とした、卸売問屋が集まる地域と捉えるとわかりやすいですよ!

そこでまずは、東大門エリアの歴史や特徴などの基本情報を解説します。

買い物天国!東大門市場とは?

Photo by PIXTA
Photo by amica

ひと口に東大門市場といっても、どの範囲までとするのかは意見が分かれるところです。広範囲に捉えると、鍾路区と中区にまたがるエリア、地下鉄の駅でいえば2・4・5号線が通る東大門歴史文化公園(トンデムン・ヨッサムンファゴンウォン)駅と1・4号線が通る東大門駅周辺となります。

一方「東大門市場」と限定すると、地下鉄4号線東大門駅 9番出口すぐの場所にある興仁之門(フンインジムン)の周辺に広がる、卸売・小売問屋が集まる地域を指します。この記事では、おもに前者のエリアの捉え方に沿って東大門市場の魅力を解説していきます。

東大門エリアは、ファッション系の卸売問屋を中心として店舗が集まる韓国最大級のショッピングエリアです。観光客が気軽に買い物を楽しめる近代的なショッピングモールがあるかと思えば、清渓川(チョンゲチョン)沿いの古本屋や靴屋街は昭和の風情を感じられます。

市場で働く人たちの胃袋を支えるため、安くてうまい食堂も豊富。朝方まで働く人が多い街だけに、屋台飯も充実しています。

東大門総合市場のように一般的なビジネスタイムで営業しているスポットもありますが、この街が活気ずくのはなんといっても夜遅くなってから。「眠らない街」とも呼ばれており、観光客にとっては深夜でも買い物が楽しめる、実にありがたいエリアですよ!

東大門市場の歴史

Photo by amica 興仁之門

東大門の名前の由来は、興仁之門からきています。現在のソウルは李氏朝鮮時代から「漢陽(ハニャン)」と呼ばれる国の首都でした。外敵から漢陽を守るために東西南北に4つの門が建てられましたが、1396年に建立された興仁之門は東側に位置していたため、東大門と呼ばれるように。周囲が商業地域として発展してからも、周辺エリアは東大門と呼ばれています。

朝鮮時代後期頃から東大門周辺には自然発生的に市場が形成されていき、1970年に当時としては東洋最大規模の単一市場となる「東大門総合市場」が誕生。その頃から漢江の奇跡と呼ばれる韓国の急激な経済発展が始まったこともあり、ファッションを中心とした商業街として急速に発展していきました。

Photo by PIXTA

東大門一帯が現在の姿になったのは、日本統治時代の1925年にこの地に建設され、それ以降何度か名称を変えながらも2007年に撤去されるまで市民に愛される場所としてにぎわっていた運動場が撤去されてから。

その跡地にあるのが現在のランドマークとされる東大門デザインプラザ(DDP)であり、おしゃれなアートスポットも増えていますよ。

東大門市場へのアクセス・行き方

photo by pixabay

東大門エリアの地下鉄の最寄り駅は2・4・5号線が通る東大門歴史文化公園駅と、1・4号線が通る東大門駅。スポットによっては2・6号線の新堂(シンダン)駅 、1号線の鐘路5街(チョンノオガ)駅を使った方がアクセスが便利な場合もあります。

スポット別に、最寄駅を一覧にしてみました。行きたい場所がどのエリアにあるか確認してみてくださいね。

ひと目でわかる!主要ショッピングスポット別地下鉄の最寄り駅

東大門歴史文化公園駅

DDP・ミリオレ東大門・現代アウトレット東大門店・dundun(ドンドン) 東大門店 など

東大門駅

東大門総合市場・DOOTA MALL・清渓川の商店街・平和市場・昌信洞(チャンシンドン)文具・玩具通り など

新堂(シンダン)駅

nyu nyu 東大門店・THE MASK SHOP など

鐘路5街(チョンノオガ)駅

東大門登山用品通り・鍾路薬局・医療機器通り など

東大門エリアはバスも便利!

東大門駅周辺は数多くのバスが運行しているので、「こんな場所からバスで1本でアクセスできるのか!」というケースがあります。東大門エリアに停まる主要なバス停の名称をまとめたので、参考にしてくださいね!

東大門歴史文化公園駅周辺

東大門歴史文化公園・クァンヒ洞・クァンヒ洞十字路・光熙門(クァンヒムン)・乙支路6街(ウルチロユッカ)・東大門デザインプラザDDP・東大門デザインプラザ・東大門デザインプラザ東大門市場・東大門歴史文化公園駅9番出口 など

東大門駅周辺

東大門・東大門駅2番出口・東大門駅JWマリオット東大門ホテル・清渓7街・清渓6街 など

明洞から東大門へのアクセスは?

明洞から東大門は近いので、どちらかのエリアにあるホテルを利用して、そこからそれぞれに買い物に出ることも多いですよね。そこで明洞から東大門へのアクセス方法についてまとめました。

地下鉄

地下鉄4号線

明洞駅⇔東大門駅・明洞駅⇔東大門歴史文化公園駅

地下鉄2号線

乙支路入口駅(明洞)⇔東大門歴史文化公園駅

地下鉄2・4号線乗り継ぎ

乙支路入口駅(ウルチロイック​​・明洞)⇔東大門歴史文化公園駅で乗り換え⇔東大門駅

バス

明洞駅入口

東大門歴史文化公園駅9番出口(421・507)クァンヒ洞・クァンヒ洞十字路(421・463)

ロッテヤングプラザ前

東大門歴史文化公園駅(105・152)クァンヒ洞 東大門歴史文化公園(202)清渓6街(173)・東大門駅 興仁之門(262・103)

明洞から東大門への所要時間と料金は、以下の通り。頑張れば徒歩でもアクセスできる距離ですが、バスや地下鉄を利用するとすぐにアクセスできますよ。

所要時間

料金

地下鉄

約4分~

1,550ウォン(約165円)

バス

約10分~

1,500ウォン(約160円)

タクシー

約15分~

約7,500ウォン(約801円)が目安

徒歩

約30分~

0円

所要時間だけを見ると地下鉄の圧勝ですが、駅から目的地までの徒歩の時間は含まれていません。バスの場合、目的地のより近くに停車する場合もあるので、目的地に合わせて利用してみてくださいね。

このエリアには、地下鉄が終了した後はNバスと呼ばれる深夜バスも運行されています。

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東大門市場の見どころ・楽しみ方

東大門は「眠らない街」です。このエリアで朝1番に動き始めるのは中部市場ですが、その頃にようやく1日の営業を終えようとするファッションビルや卸問屋も少なくありません。

次に動き出すのが東大門総合市場で、お昼頃には早朝に閉めたばかりのファッションビルたちも再び動き出します。そしてランチタイムには、観光客やこのエリアで働く人たちが食堂に向かい、街が一気ににぎやかな雰囲気に。

夜を迎えると、今度は問屋街に買い付けの人々が集まり、早朝までにぎわいます。

このように東大門は、いつ行ってもそれなりのお楽しみがあり、ショッピングも満喫できますよ。上手にスケジュールを立てて、東大門でのショッピングを楽しんでみましょう!

眠らない街でショッピングを満喫!

Photo by PIXTA

東大門のショッピングスポットは、以下のように分類できます。

ファッションビル

ミリオレ東大門・現代アウトレット東大門店・DUNDUN・DOOTA MALL・dundun 東大門店・ハローapM(エーピーエム)など

卸売市場

東大門総合市場・TEAM(チーム)204・光熙市場(クァンヒシジャン)・東大門靴卸売市場・南平和市場(N.P.H))・nyu nyu 東大門店・昌信洞)文具、玩具通り・昌信洞(チャンシンドン)文具・玩具通り など

商店街

東大門地下ショッピングセンター・東大門登山用品通り・鍾路薬局、医療機器通り・清渓川古本屋街 など

市場

中部市場

ファッションビルの中には洋服だけではなく、コスメやアクセサリーの店、お土産品の店なども入っていて、小売り専門なのでとても便利!

卸売市場は、小売りはしていない場合もありますが、意外と観光客が買えるような小売り可の店も少なくないので、まず小売りが可能か確認しておくと安心です。

商店街は小売りは可能ですが専門店が集まっているので、その分野に興味がないと必要度は高くないかもしれません。

このエリアにある伝統市場は、乾物を扱う店が多い中部市場です。ドライフルーツなど、小売りにも対応していますよ!

多くの楽しいショッピングスポットがある東大門ですが、その中から特におすすめの5つのスポットをピックアップして紹介します!

東大門総合市場

Photo by amica

手芸好きなら絶対に立ち寄って欲しいのが、東大門総合市場です。清渓川沿いに長く伸びた建物の中にはおよそ4,000店舗以上が入店し、生地から手芸用品、リボンやワッペン、アクセサリーパーツ、包装用品を扱う店などが集まっています。

意外なところでは婚礼用品や韓服の卸売店もあり、見ているだけでも韓国らしい雰囲気を味わえますよ!

東大門総合市場の周囲にも手芸小物などを扱う店が並んでいるので、合わせてチェックしてみましょう。

ミリオレ 東大門店

Photo by amica ネイルモール 東大門本店

1998年にオープンした、東大門に数あるファッションビルの先駆け的存在です。地下2階から7階までのファションフロアにおよそ300店舗が入店しており、レディースだけではなく子ども服からメンズアイテム、アクセサリー類までなんでもそろっています。

そして同じビルの中にあって見逃せないのが、ネイルモール 東大門本店。ファッションフロアとは別に、ビルの横手から入ってエレベーターを使って行く16階にあります。世界各国のネイル用品を販売しており、プロも御用達の店です。

実はミリオレでは、いわゆる高級ブランドのパチもんを裏で販売する店があり、こっそり声をかけられることも。そんな時はキッパリと断れば大丈夫ですよ!

nyu nyu 東大門店

Photo by amica

ピアスをはじめとするアクセサリー類で約2万点の品ぞろえを誇る、朝5時まで営業している東大門のナイトショッピングの中心的存在の店です。ほとんどの商品がオリジナルデザインで、トレンド感満載の商品が多いのが特徴。

以前は小売りの場合最低5アイテム以上から購入可能というルールがありましたが、現在は1点から購入可能に。筆者も1点買いの経験がありますよ。

アクセサリー以外にも、服やバッグ、帽子なども販売しています。レジは3階だけにあり、階段で上がる必要があるのでご注意を!

dundun 東大門店

Photo by amica

東大門にあるファッションビルの中で、2024年9月と最も新しい店舗です。フロアは地下2階から8階まであり、日本にないアイテムもある「ユニクロ」、ハングルデザインのグッズが可愛い「ダイソー」のほか、「オリーブヤング」、「ノースフェイス」といった日本人観光客に人気の店がコンパクトにまとまっていてとても便利です。

地下のセブンイレブンではインスタントラーメンを自動で作る「漢江ラーメン」のマシンがあるほか、お菓子類が充実しているのでバラまき土産調達にも最適ですよ!

昌信洞 文具・玩具通り

Photo by amica

おもちゃと文具の卸売り問屋街が80店舗以上集まる、楽しい通りです。小売りも可能で、日本でも人気のレゴなどをお手頃価格で購入できるほか、可愛いキャラクターグッズなども豊富で、ファミリー旅行で子どもと一緒に行ったらなかなか帰れない楽しさですよ!

最近目立つのは、アニメのフィギュアの店。それ以外にもイカゲームなどで注目を集めた韓国の伝統的な遊びのグッズや、韓国のバラエティー番組によく登場するゲームグッズなどもあるので、まさに「お好きな方にはたまらない」市場です。

屋台や通りでグルメの食べ歩きを楽しむ

Photo by amica

東大門で屋台飯を楽しむなら、東大門総合市場の西側裏通りにある食べ物屋台通りがおすすめ。ここ以外にもミリオレなどの大型ファッションビルが続く通りや、dundun 東大門店がある交差点を乙支路方面に向かう通り沿い、DDPの並びで卸問屋が集まるファッションビル「apM」の前などにも屋台があります。

この中でdundun 東大門店の交差点を渡った真向かいにある屋台のクレープ屋さんには、いつも行列ができていますよ。

DDPのレストラン街を含め、フードコートがあるファッションビルも少なくありません。韓国らしい雰囲気を味わうなら、東平和ファッションタウン裏の食堂街が狙い目ですよ!

ここでは、東大門エリアで特におすすめの4つのスポットを紹介します。

東大門焼き魚横丁

Photo by amica

有名なタッカンマリ通りの手前にあるのが焼き魚横丁。1・4号線東大門駅9番出口から徒歩約5分、東大門総合市場のD棟とB棟の裏手から通りをひとつ挟んだ場所にあります。店の外で勢いよく煙をたてながら魚を焼いているのですぐにわかりますよ。

扱っているのはサンマやサバ、サワラなどで、焼き魚セットを頼むとご飯、汁物、パンチャン(おかず)がついて出てくるスタイル。焼き魚以外にも、チゲのセットメニューがある店がほとんどです。

筆者は、焼き魚店の間に点在するプルコギ定食を出す店に足繁く通っています。肉も店頭で焼いているので、焼き魚店との見分けはとても簡単ですよ!

東大門タッカンマリ横丁

Photo by PIXTA

東大門の中でもっとも有名な食べ物横丁です。タッカンマリは韓国語で「鶏1羽」という意味で、その名の通り鶏1羽を丸ごとスープで煮込んで、タレをつけていただきます。まったく辛みはなく、しかもコラーゲンがたっぷりとれるとあって日本人旅行者に大人気のメニューです。

深夜までやっているお店も多いので、ショッピングで遅くなってしまった遅い夕食にもピッタリ!鶏1羽分は1人旅では食べきれないと思ってしまいますがご安心を。多くの店でおひとり様用のハーフメニューも準備されていますよ!

眠らない定食屋ストリート

Photo by amica

眠らない街・東大門には、24時間営業の定食屋や運転手食堂が多いのも特徴のひとつ。特にこのタイプの定食屋が多いのは東平和ファッションタウンの裏手あたりで、昔ながらの店構えの店から、可愛いBOXに入れてテイクアウトができる店など、さまざまな店が並んでいます。

日本人にも入りやすい人気店は「ユジョン食堂」で、おひとり様ももちろんOK。日本語メニューもあります。プルコギやワタリガニの唐辛子味噌漬けであるヤンニョムケジャンなど日本人に人気のメニューも多く、種類も豊富でどれを食べるか迷ってしまいますよ!

東大門エリアの観光も忘れずに!

Photo by amica

ショッピングの楽しさがクローズアップされがちな東大門ですが、観光面でも見逃せないスポットが盛りだくさんです。

東大門は朝鮮王朝時代の首都の防衛線だったこともあり、その時代の史跡も点在しているので、歴史物の韓国ドラマファンなら見逃せませんよ!

さらに近代に入ってからも日本統治を経てその跡地が活用され再開発で生まれ変わるなど、東大門はダイナミックに変化しています。そうした街の歴史を記録した施設などもあるので、2度目、3度目の韓国旅行の方や夫婦での旅行者向けにおすすめです。

ここでは、東大門市場を訪れたら一緒に訪れたい、おすすめの4つの観光スポットについて詳しく紹介します。

東大門デザインプラザ(DDP)

Photo by amica

2014年に、東大門運動場跡地に誕生した東大門のランドマーク・東大門デザインプラザ(DDP)。延面積およそ85,320㎡の広大な敷地の中に、まるでUFOが空から降りてきたような斬新な建物をデザインしたのは、日本でもその名を知られるザハ・ハディッド氏です。まだまだ1970年代を思わせるソウルの風情が残されている東大門の街並みで、ひときわ目立つ存在ですよ。

地下鉄2・4・5号線の東大門歴史文化公園駅に直結しており、駅の出口からでた場所は「オウルリムスクエア」と呼ばれ、各種イベントや展示なども定期的に行われています。敷地内にあるアートホールなどは、ソウルファッションウィークといった大型イベントの舞台となっていますよ。

Photo by amica

観光施設としても環境が整っており、地下には食堂街があるほか、「DDPデザインストア」では、ソウル市のスローガンがプリントされたグッズや、伝統工芸品を現代的にアレンジしたデザイン性の高いグッズまで多岐にわたり販売されており、他にはないお土産を見つけることができます。

DDPの成り立ちと共に、この街の歴史を学びたい場合は、同じ敷地内にある「東大門歴史館」へ。運動場からDDPへどのように変化していったかだけではなく、建設工事中に発掘された遺跡なども展示されています。子どもたちのための展示や体験のコーナーもあるので、ファミリー旅行の訪問先としてもピッタリですよ!

清渓川

Photo by amica

東大門の観光スポットとして見逃せないのが、清渓川沿いの街並みです。

清渓川そのものは地下鉄5号線光化門駅を出てすぐの場所にある清渓川広場あたりから続いていますが、東大門エリアで川沿いの散策を楽しむなら、地下鉄1・4号線東大門駅7・8番出口からすぐの五間水橋(オガンスギョ)を目指しましょう。看板が建てられている場所から川沿いに降りる階段があります。

川の両側には遊歩道が整備されていて、川の中に飛び石なども置かれています。そして遊歩道から1段高くなった場所に5つのアーチがあり、これが朝鮮王朝時代に川の水を都城の外へ送るために作られた水門・五間水橋です。ここでは春から夏にかけて噴水ショーも行われています。

Photo by amica

川沿いの商店街にも注目を。平和(ピョンファ)市場近くには古本屋通りがあり、店先に山となって古書が積まれています。子ども用の絵本などもあるので、韓国語の勉強初心者にとっては意外と勉強に役立ちますよ!

そしてここから東廟(トンミョン)方向に向かう川沿いの道すがらは、徐々にディープ・ソウルの濃度が増してきます。同時にアジョシ(おじさん)指数もうなぎ登りに!

ソウルは再開発が激しいので、昔の街並みを残すエリアがどんどん減ってきていますが、ここにくればちょっとしたタイムスリップ気分が味わえます。東大門の中でこのエリアの魅力にひかれるようになれば、きっとあなたも立派なソウル通ですよ!

\清渓川について詳しくチェック/

興仁之門

Photo by amica

東大門観光の中で、街の始まりの起点となった興仁之門は外せません。場所は地下鉄1・4号線東大門駅に9番出口すぐで、周囲を車が行き交う中にポツンと歴史を感じさせる建造物があるのですぐにわかります。

地下鉄の出口側から見ると、ちょうど写真のような風景に見えます。ところがこれはあくまで門の一部で、この裏側にある石垣で囲まれた半円形のスペース込みで興仁之門です。現在門をくぐることができませんが、24時間自由に門の周囲を散策することはできます。夜間のライトアップされた姿は写真映えもバッチリです。

体力に自信があれば、城郭ウォーキングが楽しめる「東大門城郭公園」にも足を伸ばしてみてくださいね!

光熙門

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現在バス停にもその名を残す「光熙門(クァンヒムン)」。DDPの南側で、地下鉄でアクセスする場合は2号線東大門歴史文化公園駅の3番出口から徒歩3分、日本人旅行者の利用率が高い「東横インホテル東大門1」の斜め向いあたりと覚えておけば、退渓路通りに面しているのですぐにわかります。

興仁之門も含まれる朝鮮王朝時代に作られた4大門には、付随して4小門が作られています。この門は崇礼門(スンネムン、南大門)と興仁之門の中間にある「南小門」で、死者を外に運び出すために使われた門だと記録が残されており、別名屍躯門(シグムン)、水口門(スグムン)とも呼ばていました。現在の門は、1975年に移転、復元されたものです。

旅の疲れを癒せる東大門のリラクゼーションスポット

エリアも広く、ショッピングスポットも盛りだくさんの東大門では、どうしても歩き疲れてしまいますよね。

旅の疲れを癒やしてくれる、東大門のとっておきの2つのリラクゼーションスポットを紹介します。

SPAREX 東大門店

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東大門歴史文化公園駅の14番出口からすぐ、ファッションビル・グッドモーニングシティーの地下3〜4階にある、24時間営業の施設です。数種類のお風呂、5種類のチムジルバン、アカスリ、よもぎ蒸し、フードコートやマッサージ施設もあり、休憩室など、施設は大充実!旅慣れた人で早朝便を利用する場合は、ここで仮眠をとる人も少なくありません。

入場料が必要で、20時までの入館の場合、大人12,000ウォン(約1,281円)、子ども 7,000ウォン(約747円)で、20時以降ではそれぞれ15,000ウォン(約1,601円)と8,000ウォン(約854円)になります。アカスリなどオプションサービスを利用する場合は、別途料金が必要です。

グッモーニンヤクソン

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マッサージマニアの筆者がエリアNo. 1に決定したのが、同じくグッドモーニングシティー9階にある「グッモーニン薬手(ヤクソン)」です。

コースはオリジナルの薬手体験美容、指圧、アロママッサージなどがあり、料金の目安は50分で45,000ウォン(約4,803円)前後。更衣室にはドライヤーやヘアスプレーなども完備で、鍵もしっかりかけられるので安全です。明洞などのマッサージ店では足湯時間も施術時間に含めている場合もありますが、ここは含まれないので良心的ですよ。

営業時間は11時から翌1時までなので、ナイトショッピングで少し遅くなっても大丈夫です。ちなみに神の手を持つ施術者が2人いますよ!

東大門から足をのばして観光

東大門はソウルの中心部の、非常に便利な場所にあります。そのため少し足を延ばすだけで、魅力的なソウルの観光地を訪ねることができます。

ここでは東大門から徒歩でもアクセスできるエリアにある、魅力あるスポットを紹介します。

広蔵市場

Photo by amica

地下鉄1号線東大門駅からはわずか1駅の鐘路5街駅からすぐの場所にあり、東大門エリアから徒歩でもアクセスできる場所にあるのが「広蔵市場(クァンジャンシジャン)」です。

韓国初の常設市場として1905年に開場した、ソウルの中でも観光客に最も人気がある市場で、その人気を支えているのはなんといっても食べ物屋台がひしめく「うまいもん通り」の存在。

市場の中に入ると中央に野菜などが山盛りに置かれ、明るいライトに照らされた屋台群が目を引きます。加えて屋台の両脇やメイン通りから外れた場所には飲食店もあり、朝早くから夜遅くまで、ピンデトッ(緑豆チヂミ​​)や麻薬キムパッ、ユッケといった市場の名物料理を楽しめますよ!

\広蔵市場について詳しくチェック/

乙支路界隈

Photo by amica ホランイ カフェ

地下鉄2号線で東大門歴史文化公園駅からはわずか1駅の乙支路4街、同じく2駅の乙支路3街エリアも東大門エリアから徒歩でアクセス可能です。

この辺りは以前は小さい町工場が立ち並び、そこで働く人々を支える飲食店が軒を連ねていました。ところが数年前から大規模なエリアの再開発が始まり、こうした町工場が一時的に退去したこともあり、若者向けの飲食店やプレイスポットが増えて、「ヒップチロ」として人気を集めています。

筆者のおすすめは、地下鉄号線乙支路4街駅の1番出口から徒歩3分の場所にある「大林商店街(テリムサンガ)」。フルーツサンドで有名な「ホランイ カフェ」など、今話題の店も入っています。

Photo by amica 乙支路3街駅すぐの場所にある「OLDIES TACO 乙支路本店」

乙支路3街駅付近ではレトロなネオンが立ち並ぶレトロ飲み屋街が人気に!最近はその周囲にも韓国らしさにとらわれない写真映えもバッチリな店舗が広がっています。その一方で、乙支路3街駅付近の「ノガリ横丁」のように、昔ながらの路上飲みが楽しめるエリアも、連日若者でにぎわっています。

昼間にゆっくりとカフェを楽しみたいなら、BTSがロケで訪問したことでも有名な「乙支茶房(ウルチタバン)」へ。昔ながらの喫茶メニューが楽しめます。そして地下鉄2号線乙支路3街駅1番出口から徒歩2分と近いのに、これでもか!とわかりにくい場所にある「コーヒー韓薬房・ヘミンダン」も、レトロ派にはおすすめですよ!

東大門からすぐの話題の2つのスターバックス!

Photo by amica

東大門の近くには、最近開店したばかりの2つの話題のスターバックスがあります。そのひとつが通称「会長宅スタバ」と呼ばれている「スターバックス 奨忠ラウンジR店」です。最寄り駅は地下鉄3号線東大入口(トンデイック)駅で、3番・4番出口から徒歩約4分ですが、東大門エリアからは退渓路(テゲロ)通りを渡るだけなので、東大門歴史公園駅から徒歩約10分ほどです。

中に入るとまるで韓国ドラマに出てくる社長や会長宅に遊びに行った気分で、他のスタバとは全く異なる雰囲気を味わえます。カクテル類も出しているので、夕食後東大門にナイトショッピングに出かける前に立ち寄るのもいいですね!

Photo by amica

そしてもうひとつが、広蔵市場の中に2025年5月にオープンした「スターバックス 広蔵マーケット店」です。広い市場の中ですが中央広場にあり、所々に案内板もあるので脅威の方向音痴の筆者でも迷わず行くことができました。

1階はテイクアウトコーナーで、マグカップなどのグッズコーナーもあります。店内での飲食は2階が中心。このエリアは古くから糸や生地を扱う店や生地問屋が多く、店内のインテリアにもその雰囲気を活かしており、デザートの中にも「織物イチゴクレープ」などがあります。

2階から市場の中を行きかう人々を眺められるスペースもあり、喧騒の激しい市場の中で、ゆったりとした時を過ごせます。

\韓国スタバについて詳しくチェック/

東大門市場の観光に便利なおすすめホテル

ソウルのさまざまな場所に宿泊してきた筆者ですが、ホテルは東大門が便利!というのが結論です。ナイトショッピングを楽しんだあと終電を気にする必要がなく、江南方面にもアクセスが便利。さらにはソウル駅からもそれほど距離がなく、高速バスターミナルからも意外と近いので、ソウルを拠点に地方旅に行くにも便利なためです。

ここでは、実際に宿泊してみてここは便利で快適!と、自信を持っておすすめできる3つのホテルを紹介します。

相鉄ホテルズ ザ スプラジール ソウル 東大門

photo by Expedia

DDPの並びにあり、地下鉄の東大門歴史文化公園駅9番出口から徒歩1分、さらには仁川空港へのリムジンバスの発着場も徒歩2分と便利な立地にあるホテルです。

ここに宿泊すれば、東大門のファッションビル群はどれも徒歩圏内。ホテルの近くにはコンビニやミニマートもあり、スタバやサブウェイなども目の前にあるので、買い物などで疲れて帰ってきた時にホテルに戻る前に気軽に買い物ができて本当に便利です。

何か困ったことがあった時に電話でも日本語対応可能なのも心強い限りですね!全ての部屋にシモンズベッドが導入され、眠り心地もばつぐんです。

相鉄ホテルズ ザ スプラジール ソウル 東大門の基本情報

住所

226, Jangchungdan-ro, Jung-gu, Seoul, 04565, 韓国

電話

+82-2-2198-1212

チェックイン

15:00

チェックアウト

12:00

アクセス

地下鉄2,4,5号線東大門歴史文化公園駅4番またはは9番出口から徒歩約1分

料金

16,719円~/1泊

※掲載料金は2025年7月4日時点での、1部屋の最低宿泊代金です。

公式サイト

https://sotetsu-hotels.com/splaisir/dongdaemun/

トラベロッジ東大門ソウル

photo by Expedia

東大門歴史文化公園駅と乙支路4街駅のちょうど中間に位置し、いずれの駅からも徒歩約5分の場所にあるホテル。旧名であるイビスアンバサダーソウル東大門というと、ピンとくる韓国旅行リピーターの方も多いかもしれません。バスを上手に活用したい、多少の距離なら徒歩で色々と散策を楽しみたいという旅行者にはとても便利な立地にあるホテルです。

部屋は清潔感があふれる木目調のインテリアで、ルームタイプが豊富なので女子旅やカップル旅行からファミリー、おひとり様旅行まで対応できます。

トラベロッジ東大門ソウルの基本情報

住所

359Dongho-ro, Jung District, Seoul, 韓国

電話

+82-2-2160-8888

チェックイン

14:00

チェックアウト

12:00

アクセス

地下鉄2号線乙支路4街駅7番出口から徒歩約4分

料金

11,050円~/1泊

※掲載料金は2025年7月4日時点での、1部屋の最低宿泊代金です。

公式サイト

https://www.travelodgehotels.asia/travelodge-dongdaemun-seoul/jp/#overview 

ホテルスカイパーク キングスタウン 東大門

photo by Expedia

現代アウトレット東大門店の上、ミリオレの裏という最高のロケーションで、あまりの便利さにここに1度宿泊してしまうとなかなか他のホテルに宿泊できなくなってしまうほどの立地と居心地のよさを感じるホテルです。

スカイパーク系列なので、フロントは日本語対応可能。フロントは14階にありますが、1階のエレベーター横にコンシェルジュがいて荷物の預かりなどに対応してくれます。フロントには韓国旅行を快適にしてくれるWOWパス対応の機械もあるので、ここで必要な分の現金を円からウォンに交換することも可能です。

同じフロアにはコンビニも入っているので、何かと心強いですよ!日本人に嬉しいバスタブと温水洗浄トイレが全室に完備されています。

ホテルスカイパーク キングスタウン 東大門の基本情報

住所

20 Jangchungdan-ro 13-gil, Jung District, Seoul, 韓国

電話

+82 2-6952-8991

チェックイン

15:00

チェックアウト

12:00

アクセス

地下鉄1号線 東大門駅8番出口から徒歩約5分/地下鉄 2・4・5号線東大門歴史文化公園駅14番出口から徒歩約6分

料金

14,093円~/1泊

※掲載料金は2025年7月4日時点での、1部屋の最低宿泊代金です。

公式サイト

https://www.skyparkhotel.com/html/main.asp?tripla_booking_widget_open=

東大門市場観光における注意点

Photo by amica

東大門市場周辺は、卸問屋が集まっているエリアという特性から、いくつか注意すべき点があります。ここではその具体的な中身について、解説します。

営業時間や休業日を確認する

東大門エリアのファッションビルや卸問屋街の営業時間は、とても変則的です。例えばミリオレ東大門の場合、営業時間は10時30分から翌2時、アクセサリーの卸問屋であるnyu nyu nyu東大門店は11時から翌5時と深夜や朝方まで営業しています。

dundun 東大門店と現代アウトレット 東大門店の平日は10時30分から21時と一般的。一方で平和市場のように、22時から翌18時までといった変則的なパターンもあります。

休業日に関しても、東大門のファッションビル群はまちまちで、逆に施設が休みの曜日だけ、ビルの前に格安の洋服の露天が出ることも。訪れる前に営業時間や休業日はしっかり確認しておきましょう。

現金を多めに用意する

小売り中心のファッションビルではクレジットカードが使えますが、卸問屋では現金オンリーというケースも少なくありません。さらにはクレジットカードを使える店舗でも、現金で支払えば割引がある店もあります。

東大門でおトクにショッピングを楽しもうと思ったら、少し余分に現金を準備することをおすすめします。いざとなればATMなどで現金をおろすこともできますが、その時はインターナショナルやクレジットカードのマークがついた機械を選んでください。

最近は東大門でも両替所が増えてきた印象はありますが、明洞などと比較するとまだまだ少ないかもしれません。最もわかりやすいのは、ミリオレ入口にある両替所です。

ばら売り可能か確認する

東大門エリアの店では、販売方法に3つのパターンがあります。

1.小売り可能

小売り中心のファッションビルでは小売りはもちろん、昌信洞 文具・玩具通りの各店舗のように、卸問屋であっても小売りに対応している場合もあります。こういうところでは一般の店舗と同じように買い物ができます。

2.小売り不可

卸問屋の中には、個人客相手には販売をしていない店舗もあります。その場合は店先に小売り不可と書かれている場合も多いですが、どちらかわからない場合には店の人に確認してみましょう。

3.まとめ買いなら可能

例えば平和市場周辺の靴下の卸問屋などでは、1足では販売はしていないけれど、10足まとめ買いなら対応しているといったケースもあります。

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東大門市場でショッピングやグルメを満喫しよう

この記事では、東大門市場の観光に関する見どころや歴史、ショッピングのコツについてご紹介しました。卸問屋が集まるエリアだけに、上手に買い物をすればかなり格安で良い商品を購入できます。

ぜひ紹介した情報を参考に、東大門市場の観光を満喫してみてくださいね!

※記事内の金額は2025年7月18日のレート、1ウォン=0.1067円で計算しています。

cover photo by amica

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