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奉恩寺(ポンウンサ)は江南の高層ビルに囲まれた古寺!歴史やアクセス方法などを解説

奉恩寺(ポンウンサ)はソウル・江南区に位置する仏教寺院。この記事では、奉恩寺の見どころや歴史、アクセス方法、拝観の注意点などを解説!ぜひ奉恩寺へ行く前に情報をチェックして、楽しむための参考にしてくださいね!

ライター
amica
書籍、雑誌、web等を通じて旅行ガイド情報を発信。ファミリー向け情報やマニアックな穴場スポットの紹介などが得意分野。月イチ韓国族なので、最新トレンドスポットから誰も知らない地方ネタまで、韓国情報を実際に足で訪ねて情報発信しています。
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奉恩寺(ポンウンサ)はソウル・江南区に位置する仏教寺院で、794年に創建された古寺。時の流れと共に周囲には高層ビルが立ち並び風景が一変したため、昔と変わらぬ奉恩寺とのコントラストが見どころのひとつになっています。

この記事では、奉恩寺の見どころや歴史、アクセス方法、拝観の注意点などを解説!ぜひ奉恩寺へ行く前に情報をチェックして、楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

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奉恩寺の基本情報

photo by PIXTA

1200年を超える歴史を持つ奉恩寺(ポンウンサ)​​。まずはその長い歴史や施設の特徴といった基本情報を解説します。

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奉恩寺の歴史

奉恩寺が創建されたのは794年で、新羅(シルラ)が半島を統一していた時代。曹渓宗​​(ソゲジョン)の高僧・縁会国師​​(ヨネタククサ)が見性寺(キョンソンサ)という名称で創建しました。

その後韓国時代劇ドラマなどでもおなじみの李氏朝鮮時代1498年、暴君として知られる燕山君(ヨンサングン)が、父親である第9代王の成宗(ソンジョン)の陵(お墓)を管理する寺として改築し、名称も奉恩寺に改名されました。

現在の地に移転したのは、1562年。奉恩寺は王陵を守る寺となったことで名声を高め、李氏朝鮮時代に起きた仏教寺院縮小の政策の影響も受けず、日韓併合後も朝鮮三十本山に選ばれています。現存する建物は創建当時のものではなく、1939年の火災で焼失した後に再建されたものがほとんどです。​​

奉恩寺の特徴

奉恩寺は、ソウルでも指折りのショッピングモール・スターフィールド COEX MALL(コエックスモール)の近くにあり、周囲を近代的な高層ビルに囲まれています。そのため境内にそびえ立つ高さ23メートルの韓国最大の弥勒(みろく)大仏ごしに見る近代的な大都会の風景は、まさに奉恩寺ならではの風景です。

テレビ番組のロケ地として使われたり、芸能人の参拝者が多いのも奉恩寺​​の特徴。BTSのメンバーが、テレビのロケで写経体験をしたことも!

茶道や燃灯(ネントウ)作り、礼拝体験などが気軽にできる1日体験や、実際に宿泊して寺での生活を体験しながら韓国仏教について学べるテンプル・ステイを実施しているのも特徴のひとつです。

奉恩寺のあるソウル・江南ってどんな街?

ソウルは、大きく分類すると漢江(ハンガン)をはさんで江北(カンボク)と江南の2つのエリアに分かれています。

このうち奉恩寺があるのは江南。このエリアは1970年以降に開発された新興都市なので、小さな住宅がひしめきあうように連なる小径が多く残る江北の街並みに対し、計画的に整備された広い道路と歩道がある江南の風景はとても近代的です。

富裕層も多く住むことから、狎鴎亭(アックジョン​​)や清潭洞(チョンダムドン​​)を中心にハイブランドが連なるストリートがあるほか、ロッテワールドやスターフィールドCOEXMALL​​といった観光スポットも点在しています。

さらには美容皮膚科や美容整形外科、K-POPアイドル御用達の美容院などが多く、K-POPアイドル風に変身できるビューティー体験などが観光客の人気を集めていますよ!

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奉恩寺の見どころ

photo by PIXTA

奉恩寺には僧侶が集まり修行する場である伽藍(がらん)が約20棟あるほか、韓国最大の弥勒大仏​​像も鎮座。数多くの有形文化財を所有、展示しています。ここでは、奉恩寺を訪問したら立ち寄りたいスポットをまとめました。

高さ32メートルの弥勒大仏​

photo by PIXTA

約10年という長い歳月をかけ、1996年に完成した弥勒大仏​。仏教には釈尊(お釈迦様)入滅から56億7000万年後に弥勒菩薩が地上に現れて人々を救うという弥勒信仰がありますが、弥勒大仏の素材には、韓国において弥勒信仰の中心地だった全羅北道(チョルラプット)・益山(イッサン)の石材が使われています。

高さが32メートルあり、圧倒的な存在感を放つ弥勒大仏​​ですが、大仏像の後ろから写真を撮影すると寺の外の近代的な高層ビルが映り込み、時の壮大な流れを感じさせるここだけの風景を撮影することができます!

奉恩寺の中心・大雄殿(テウンジョン)

photo by PIXTA

大雄殿とは寺の本殿のことで、現在の大雄殿は1982年に再建されたもの。本堂の中には仏教の開祖にして世界三大聖者のひとり​​である釈迦牟尼(シャカムニ)の像が主仏として中央に鎮座し、その左側には日本の浄土宗や浄土真宗でも本尊(ほんぞん)としている阿弥陀(あみだ)仏、右側には医薬の仏として人々の信仰を集めた薬師如来(やくしにょらい)がそれぞれ鎮座しています。

奉恩寺の大雄殿は、柱、窓、壁や屋根の造りから配色にいたるまで韓国の木造寺院の特徴を見ることができます。

大雄殿の前には近代的なビル群が織りなす景色が広がっていますが、背後は緑豊かな小高い場所になっており、見る角度によって全く異なる風景を楽しめますよ!

経典版を保管している建物・板殿(パンジョン)

photo by PIXTA

板殿とは、仏の教説を書きとめた経典を保存している場所のこと。奉恩寺の板殿には、1855年に版刻され大乗仏教の仏典のひとつである華厳経疎抄80券のほか、同じく仏教の経典である金剛経・維(ゆいま)経・唐の寒山の詩を収録した詩集​​寒山、そして全宇宙を照らすとされる毘盧遮那仏(ルシャナブツ​​)などが安置されています。

1856年に創建され、現存する奉恩寺の殿閣の中で最も古い歴史を持っている建物であり、ソウル市有形文化財84号に指定されています。板殿は普段は施錠されており、中を見学することはできません。

写真映えバッチリの燃灯(ヨンドゥン)

Photo by PIXTA

燃灯とは、提灯のこと。韓国の寺院を訪問した際に、日本との違いをもっとも感じる存在が実は燃灯。これは日本ではろうそくを奉納しますが、韓国では燃灯を寄付するためで、色とりどりの燃灯が写真映えもバッチリの美しい景観を生み出しています。

奉恩寺の燃灯で特徴的なのが、白一色の燃灯があること。空を染めるほど数多く飾られた白い燃灯の景色は圧巻のひとことです。

特に美しく燃灯が飾られるのが、ソウル燃灯祝祭​​(ヨンドゥンチュッチェ​​)の時期。これは旧暦4月8日の釈迦誕生日(ソッカタンシンイル)を祝うお祭りで、奉恩寺はもちろんのこと、鐘路では燃灯行列などが行われます。

寺院での生活を体験できるテンプル・ステイ 

photo by PIXTA

奉恩寺では、寺で宿泊しながら寺院の日常生活や修行を体験できるテンプル・ステイを外国人観光客向けに提供しています。

プログラムには、1泊2日と1日体験の2つのコースがあります。宿泊ステイのプログラムの内容は見学ツアーや瞑想、写経、お茶会などで、なかには立って座ってを108回繰り返して仏に祈願する108拝といった少々きつめの内容も。その他は寺特有の精進料理作りなども体験できます。

1日体験コースはおよそ2時間のコースで、見学ツアーのほか燃灯作り体験などができます。

プログラム参加中はもちろん喫煙、飲酒は禁止。さらにスマートフォンの電源も切る必要があるので、デジタルデトックスにもなりますね!

奉恩寺拝観に最適なシーズンは?

photo by amica ※写真はイメージです

ここでは奉恩寺を訪れる最適なシーズンについて解説します。奉恩寺に行く計画をしている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

ベストシーズンは3月〜5月

奉恩寺は、梅の名所として知られています。梅花堂​​(メファダン​​)の周りの白梅、大雄殿​​近くの紅梅と、季節になると色とりどりの花を咲かせます。梅の開花に合わせて訪れるなら、3月がベスト!8月には蓮華​​祭りも開催されますが、この時期に訪問するなら夜間がおすすめです。

そして奉恩寺が最も美しく彩られるのは、なんといってもお釈迦様の誕生祭(旧暦4月8日)前後​​に開催される燃灯会​​(ヨンドゥンフェ​​)。旧暦換算なので毎年開催期間は異なりますが、5月頃に開催されることが多いので要チェック!奉恩寺​​だけではなく光化門広場や清渓川(チョンゲチョン)​​などに飾られた美しい燃灯を楽しむことができます。

観光客が少ない時期を狙うなら1月~2月

ソウルの冬は、日中でもマイナスの気温になります。そのため冬季はどうしても観光客の足も遠のくので、人混みを避けるならこの季節が狙い目。

奉恩寺でのテンプルステイ体験も、冬は寒さゆえより過酷に感じますが、本格的に修行気分を味わいたいなら、むしろこの時期を狙ってみてはいかが?

ソウルは基本的にあまり雪が多くないのですが、ここ1〜2年雪が降る日が増えています。白い雪に染められた奉恩寺の姿は、まさにこの季節ならではのお楽しみ。施設のすべてがまさに写真映えスポットに変わるので、写真好きな方ならこの季節を狙ってみるのもおすすめ!

奉恩寺の見学方法は?予約は必要?

photo by PIXTA

見どころも多く、貴重な美術工芸品などもある奉恩寺ですが、寺の中に入るのに入場料や予約などは必要なのかを詳しく解説します。

境内への入場は無料!事前予約も不要

奉恩寺は、入場無料です。開場時間は4〜22時で休場日はありません。​​ソウルは夜遅くまで遊べるスポットは数多くあるのですが、朝は意外と観光できるスポットが少なく、朝の時間帯が無駄になりがち。しかし奉恩寺は早朝から開門しているので、少し早起きして拝観すれば、朝の時間を有効に使えそうです。

奉恩寺の中には、縁会茶園​​(ヨニダウォン) という 韓屋カフェがあります。韓国の伝統茶などがいただけるほか、お土産物の販売も。こちらも年中無休で、営業時間は8時30分~22時(ラストオーダー21時30分)なので、早朝散歩を楽しんでこちらのカフェで一服すれば、清々しい1日の始まりを迎えられそうです!

テンプル・ステイは有料

宿泊を伴うテンプル・ステイプログラムは、毎週第1土曜日から日曜日(午後2時〜翌日午前10時)の1泊2日で行われています。参加できるのは18歳以上で1人でも参加可能。費用は90,000ウォン(約10,259円)です。英語で進行され、利用希望日の1週間前に電話またはメールで予約をすることが推奨されています。

1日プログラムは毎週木曜日の14〜16時に実施で、料金は30,000ウォン(約3,420円)。進行は英語、予約方法などは宿泊ステイと同様です。

予約はメールのほか、電話でも受け付けています。現地に到着後直前で予約が取りたい、しかし韓国語で電話をするのはむずかしいといった場合は、日本語対応の観光案内所の利用がおすすめ。事情を話せばその場で電話予約もしてもらえます。

奉恩寺へのアクセス・行き方

photo by amica

奉恩寺は江南にありますが、地下鉄やバスなどさまざまな交通機関でアクセス可能。それぞれの交通手段の所要時間や料金について解説します。

最も一般的な移動は地下鉄

奉恩寺へのアクセスは、地下鉄の利用が便利。地下鉄9号線奉恩寺駅 1番出口から 徒歩約2分でアクセスできます。

東大門方面などから乗り換えなしでアクセスしたい場合には、地下鉄2号線も利用可能。その場合は三成(サムソン)駅で下車すれば、 6番出口から 徒歩10分ほどです。

ソウル駅を基点とした場合、地下鉄1号線で鷺梁津(ノリャンジン)駅まで行き、そこから地下鉄9号線に乗り換えましょう。所要時間は約38分、料金は1,500ウォン(約171円)です。​​

弘大方面からアクセスする場合には、最短ルートは地下鉄2号線に乗り堂山(タンサン)駅で地下鉄9号線に乗り換えるルート。この場合、所要時間は約40分。地下鉄2号線で乗り換えなしでアクセスする場合には、徒歩の時間も含め約1時間かかります。料金はいずれのルートでも1,600ウォン(約182円)です。

バスでのアクセスも便利

ソウル駅からバスでアクセスする場合は、崇礼門(スンネムン)バス停から401番に乗れば、乗り換えなしでアクセス可能です。下車するバス停は奉恩寺、サムスン1交番前で所要時間は約57分。料金は1,500ウォン(約171円)です。

明洞方面からこのバスを利用する場合は、南山(ナムサン)3号トンネルバス停から乗車しましょう。所要時間は約58分で料金は同じく1,500ウォン(約171円)です。

奉恩寺、サムスン1交番前には、143・146・301・343・345・2413・2415・3217・3414・4318など数多くのバスが停車します。そのほか江南界隈からアクセスする場合には、新沙(シンサ)駅などからカンナム08バスも利用可能。とくに301バスは東大門や狎鴎亭、可楽市場などを通る便利なバスです。

自由度を高くするならタクシーがおすすめ

奉恩寺は地下鉄の駅からも近いので最寄駅についてから迷う心配はありませんが、自由度高く移動するならやはりタクシーは便利です。

江北方面から移動した場合の所要時間と料金の目安ですが、明洞からなら所要時間が約30分で料金の目安は13,800ウォン(約1,573円)。江南からの移動の場合、狎鴎亭ロデオ方面からなら所要時間が約15分で料金の目安は6,600ウォン(約752円)。金浦空港からアクセスした場合には、所要時間が約50分で料金の目安は29,600ウォン(約3,374円)です。

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奉恩寺拝観における注意点

photo by PIXTA

奉恩寺は、1200年を超える歴史を持つ由緒あるお寺。見どころの多い観光スポットとはいえ、基本は拝観させていただくという姿勢が大切です。多くの修行僧も実際に生活しており、信者の方が参拝もされています。境内に足を踏み入れたら大声で騒がない、むやみに建物や置かれている物に触れない、極端に肌を露出した服装は避けるといった、宗教施設を拝観する上で最低限必要なマナーは守りましょう。

特に本殿などに入った時には、実際に熱心に祈祷を捧げている信者の方たちがいらっしゃることも。決して邪魔にならないように注意しましょう。

そして敷地内は高低差があり、石畳になっている部分も多いので、歩きやすい靴を履き、キャスター付きのスーツケースなどは持ち込まないようにしましょう。

奉恩寺拝観を満喫しよう

photo by PIXTA

この記事では、奉恩寺の拝観に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。

大都会の真ん中に広がる、韓国の歴史を感じさせる貴重な施設は、一般的な観光地とはひと味異なる韓国の魅力を伝えてくれるはずです。ぜひ紹介した情報を参考に、奉恩寺の拝観を満喫してみてくださいね!

奉恩寺(ポンウンサ)の基本情報

住所

531  Bongeunsa-ro, Gangnam District, Seoul, 韓国

電話

+82 2-3218-4800

開場時間

4:00~22:00

休業日

なし

アクセス

地下鉄9号線奉恩寺(Bongeunsa)駅 1番出口 徒歩約2分

料金

入場無料

公式サイト

http://www.bongeunsa.org

※記事内の金額は2024年6月11日のレート、1ウォン=0.1140 円で計算しています。

cover photo by PIXTA

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