公用語
ソウルを含む韓国の公用語は韓国語(ハングル)です。レストランのメニューや看板、案内板などの多くが韓国語で表記されています。韓国語は全国民が日常的に使用する言語であり、全土で用いられています。ただし、ソウルでは外国人旅行者が多く訪れる都市のため、英語が通じる場所も多いのが特徴です。ホテルや観光施設、レストランでは英語対応が一般的で、コミュニケーションに大きな不便はないでしょう。
宗教
ソウルを含む韓国は、歴史的に仏教と儒教の影響を強く受けてきましたが、現在ではキリスト教も多く信仰されています。街中でも、「明洞聖堂」や「曹渓寺」など、象徴的な宗教建築を見ることができます。現在では無宗教の人も増えており、信仰を実践する人が少ない傾向にあります。また、ソウルにはイスラム教のモスクやさまざまな宗教施設もあり、多様な宗教文化が共存しているのが特徴です。
通貨
ソウルを含む韓国の通貨は「韓国ウォン(KRW)」で、記号では「₩」と表記されます。紙幣は1,000ウォン、5,000ウォン、10,000ウォン、50,000ウォンが一般的に流通しており、硬貨は10ウォンから500ウォンまで使用されています。キャッシュレス決済が主流ですが、一部、現金のみの場合もあるため少額の現金を持ち歩くと安心です。。
クレジットカード、キャッシュレス決済
ソウルでは、クレジットカードやキャッシュレス決済が非常に広く普及しています。市内のレストランやカフェ、ホテル、スーパー、観光施設など、ほとんどの場所でカードが利用可能です。VisaやMastercardはもちろん、韓国独自の交通系ICカード「T-money(ティーマネー)」や、外国人旅行者向けの便利な決済アプリ「WOWPASS(ワウパス)」も人気です。Apple PayやSamsung Payなどのモバイル決済にも対応しており、現金をほとんど使わずに快適に過ごせます。
費用
ソウル旅行にかかる費用は、3泊4日で1人あたりおおよそ7万~15万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
・航空券代:30,000円~
・宿泊費:24000円~(1泊8,000~12,000円目安)
・現地交通費(地下鉄・バス・タクシーなど):5,000円~
・食費(4日分):15,000~25,000円
・観光費:10,000円~
・お土産など:10,000円~
韓国は日本と同じくらいの物価で、ソウルは都市部でありながらも宿泊費や外食費が比較的手頃なのが特徴です。ショッピングスポットや楽しめるアクティビティが多いため、それらの費用も含めて計画を立てましょう。
ビザ
日本のパスポートを持っている方は、90日以内の観光や短期滞在であればビザなしで韓国に入国できます。入国時には、パスポートの有効期限が「入国日から3か月以上」残っていることが条件です。また、入学の際には入国申告書またはK-ETA(電子渡航認証)」が必要です。K-ETAはオンラインで簡単に申請でき、通常は数日以内に承認されますが、混雑時には時間がかかることもあるため、余裕を持って準備しましょう。
日本との時差
日本と韓国に時差はありません。日本が12:00の場合、ソウルも同じ日の12:00です。
気候
ソウルは四季の変化がはっきりしており、季節ごとにまったく異なる表情を見せる都市です。基本的には日本と同じような気候ですが、冬は日本に比べて寒く、氷点下になる日も多いです。春は穏やかな気候で、快適に過ごせますが、黄砂や花粉が飛びやすい時期でもあります。夏は高温多湿で、気温が30℃を超える日も多いです。秋は気候が安定し、澄んだ空と紅葉が美しい季節とされています。年間を通して気温差が大きいため、季節に合わせた服装を準備することが大切です。
服装
ソウル旅行の際は、季節に合わせて気温差に対応できる服装を準備することが大切です。春と秋は気候が穏やかで、薄手の長袖やカーディガンなど着脱しやすい服装が快適です。夏は30℃を超える日も多く蒸し暑いため、通気性の良い服装で観光しましょう。サングラスや帽子などの熱中症対策グッズも必須です。冬は厳しい寒さが続き、氷点下まで気温が下がるため、厚手のコートやダウンジャケット、手袋やマフラーなどしっかりとした防寒対策が必要です。雪道でも歩きやすい靴がおすすめです。
旅行のベストシーズン
ソウルの旅行ベストシーズンは、春(4月〜6月)と秋(9月〜11月)です。春は桜が咲き、気候も穏やかで街歩きや観光に最適です。秋は涼しく、紅葉を楽しみに多くの観光客が訪れます。夏(7月〜8月)は気温が30℃を超える日が多く蒸し暑いため、熱中症対策をしながらの観光がおすすめです。冬(12月〜2月)は日本よりも寒さが厳しいですが、イルミネーションなど、冬ならではの楽しみがあるのが魅力です。
治安
ソウルは比較的治安が良い都市として知られていますが、観光時には注意が必要です。主要な観光地では安心して過ごせますが、観光客を狙ったスリや置き引き、ぼったくりなどのトラブルが報告されています。特に明洞や東大門などの観光地では、荷物の管理やぼったくりに注意しましょう。夜間は人通りの少ない路地や裏通りを避け、タクシーや地下鉄を利用するのが安全です。また、訪問前に最新の治安情報を確認しておくと安心です。
物価
韓国の首都ソウルは、日本と同じくらいか、少し安い程度の物価です。ホテルは1泊70,000〜150,000ウォン前後が一般的で、ビジネスホテルやゲストハウスを利用すればさらに安く宿泊できます。食事はランチが8,000〜15,000ウォン、ディナーはレストランで20,000〜40,000ウォン程度が目安です。費用を抑えたい場合は、屋台やローカル食堂、コンビニなどを活用すると手頃に本場の韓国グルメを楽しむことができます。
交通手段
ソウル市内の移動には、地下鉄・バス・タクシーが便利です。特に地下鉄は路線が非常に発達しており、主要観光地のほとんどにアクセスできます。運賃も安く、交通カード「T-money」を使えば快適に利用できます。バスは市内を細かく結んでおり、地下鉄で行きにくいエリアへ行く際に便利ですが、乗車前に行き先の確認をするのがおすすめです。タクシーも比較的安価で、短距離移動におすすめ。交通アプリ「Kakao taxi」や「NAVER Map」を活用すると、ルート検索や配車もスムーズに行えます。
空港から市街地へのアクセス方法
韓国の玄関口「仁川国際空港」からソウル市内へのアクセスは、鉄道・リムジンバス・タクシーがあります。最も一般的なのは空港鉄道「AREX」で、直通列車を利用すればソウル駅まで約45分、各駅停車でも約1時間で到着します。リムジンバスは主要ホテルや観光地を結んでおり、大きな荷物がある場合に便利です。料金は10,000〜17,000ウォン程度で、運営会社によって異なります。金浦空港を利用する場合は、地下鉄で約30分ほどで市内中心部へアクセス可能です。
インターネット
ソウルでは、市内のホテル、カフェ、レストラン、さらには地下鉄駅や観光スポットなど、多くの場所で無料Wi-Fiを利用できます。通信速度も比較的速く、安定しているのが特徴です。ただし、公共Wi-Fiはセキュリティ面で不安があるため、安全で快適に利用したい場合は、プリペイドSIMカードやeSIM、日本でポケットWi-Fiをレンタルしておくのがおすすめです。
電源プラグ
ソウルを含む韓国のコンセントはCタイプが主流で、電圧は220Vです。日本のコンセントはAタイプ、電圧は100Vが使用されているため、変換プラグと変圧器の両方が必要です。多くのスマートフォンやノートパソコンなどは「海外電圧対応」になっており、そのまま使用できますが、対応していない家電製品を使う場合は注意が必要です。ホテルによってはフロントで変換プラグを貸し出している場合もあります。
飲水
ソウルでは水道水の飲用は可能ですが、あまり一般的ではありません。都市部の水質は改善されていますが、配管の老朽化などにより衛生面で不安が残る場合があります。そのため、多くのホテルや飲食店では浄水器を通した水やペットボトルのミネラルウォーターを提供しています。スーパーやコンビニでは日本と同じくらいの手頃な価格でミネラルウォーターを購入できるため、そちらを利用するのが安心です。
トイレ
ソウルでは、ホテルやレストラン、カフェなどの施設内トイレは基本的に無料で利用できます。大型ショッピングモールや地下鉄駅にもトイレが設置されており、比較的清潔で利用しやすいのが特徴です。ただし、飲食店のトイレにはパスワードが必要なことが多く、利用する場合はレシートに印字されたパスワードを入力しましょう。一部の古い建物や市場ではトイレットペーパーが備え付けられていない場合や、ペーパーが水に流せない場合もあります。その場合は、便器の横のゴミ箱に捨てましょう。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。