関東でおすすめの滝10選!名瀑や癒やしと絶景のスポットを厳選
関東には美しい滝がいっぱい!急峻な山が多い日本には、多くの名瀑があります。なかでも関東には気軽に行ける滝がたくさんあり、人気の観光スポットになっています。この記事では、関東でおすすめの滝10選を紹介!大迫力の滝から繊細で美しい滝、真冬には氷瀑になる滝までさまざまな滝を厳選したので、ぜひ参考にしてくださいね!
関東には美しい滝がいっぱい!急峻な山が多い日本には、多くの名瀑があります。なかでも関東には気軽に行ける滝がたくさんあり、人気の観光スポットになっています。この記事では、関東でおすすめの滝10選を紹介!大迫力の滝から繊細で美しい滝、真冬には氷瀑になる滝までさまざまな滝を厳選したので、ぜひ参考にしてくださいね!
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関東地方には名瀑がいっぱい!
関東地方の大部分は広大な関東平野。平らな土地が続くので、そこには大きな滝はありません。しかし関東平野の周辺部は大きな山に囲まれているので、少し足を伸ばすだけでたくさんの見事な滝を見ることができます。
日本三名瀑のうちふたつがあるのも関東地方!そう、実は関東は滝の名所なのです。関東地方在住なら日帰りや1泊2日の小旅行で行ける名瀑がほとんどなので、これはマイナスイオンを浴びに行くしかないですよね。
それでは関東地方で訪れたい、おすすめの滝を紹介していきましょう。
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関東の一度は行くべき定番の滝
まずは定番の名瀑から。関東には日本を代表する有名な滝がたくさんあります。日本に住んでいるなら一度は見ておきたい滝ばかりなので、観光で近くに行くときはぜひコースに入れてくださいね。
華厳の滝(栃木県)
日本を代表する有名な滝
栃木県日光市の華厳の滝は、関東だけでなく日本を代表する滝。日本三名瀑には諸説ありますが、この華厳の滝と和歌山県の那智の滝だけは確定しているほどです。また海外で日本の滝といえば、華厳の滝が圧倒的に有名です。
華厳の滝は、こちらも北関東を代表する観光名所である中禅寺湖の湖水が落下する滝です。落差が97メートルもある巨大な滝は圧倒的な迫力がありますよ。
華厳の滝は無料展望台から眺めることもできますが、おすすめはエレベーターで行く滝つぼ近くの観瀑台です。水飛沫が霧のように降りかかってくる観瀑台からの眺めは、とにかく臨場感があります。とくにダイナミックな滝を見たい場合は、雪解け水で水量が増える春にお出かけください。
秋の紅葉や、岸壁が雪と氷柱で覆われた真冬の情景も見事です!
華厳の滝の基本情報 | |
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住所 | 栃木県日光市中宮祠 |
電話 | 0288-55-0030 |
営業時間 | 華厳滝エレベーター 12月~2月9:00~16:30 3月~4月8:00~17:00 5月~9月8:00~17:00 10月~11月8:00~17:00 |
休業日 | なし |
アクセス | JR・東武日光駅からバスに乗り、中禅寺温泉バス停で下車、徒歩約5分 |
料金 | 華厳滝エレベーター(往復料金) 大人(中学生以上)570円、小学生 340円、小学生未満無料 |
公式サイト |
竜頭の滝(栃木県)
奥日光三名瀑の一つ
竜頭の滝は、男体山の噴火によってできた溶岩の上を210メートルにわたって流れ落ちる滝。幅は10メートルもあり、階段のようになった岩場を勢いよく流れ落ちます。このように流れ落ちる滝は渓流瀑と呼ばれるもの。滝つぼ付近が大きな岩によって2つに分かれていて、竜の頭の形に似ていることから竜頭ノ滝という名前がつけられました。
華厳の滝・霧降滝・裏見滝・湯滝とあわせて日光五名瀑としても知られていて、さらにそのうちの華厳の滝と湯滝、竜頭の滝は奥日光三名瀑と呼ばれています。日光は四十八滝といわれるほど滝が多い地方ですが、日光エリアに観光に行ったら、この三名瀑は見逃せませんよ。
竜頭ノ滝の周辺は散策自由。近くで見るとその迫力に圧倒されるはずです。周辺が自然ゆたかなのもポイント。初夏には赤紫色に色づいたトウゴクミツバツツジが咲き誇り、9月下旬ごろからはモミジやカエデ・シナノキなどが見事に紅葉します。
竜頭の滝の基本情報 | |
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住所 | 栃木県日光市中宮祠 |
電話 | 0288-22-1525(日光市観光協会) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | JR日光線日光駅・東武日光線の東武日光駅からバスに乗り、竜頭の滝バス停で下車 日光宇都宮道路清滝ICから約30分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
袋田の滝(茨城県)
四季の変化が楽しめる滝
茨城県太子町の袋田の滝は、岩肌を滑り落ちる幅広の滝。大きな岩壁で4段になって落下することから、四度(よど)の滝とも呼ばれています。またこの名前は、滝を訪れた西行法師が四季に一度ずつ来てみなければこの滝の真の趣は味わえないと絶賛したからともいわれています。
高さは合わせて120メートルありますが、4段に分かれているため、73メートルもある幅の広さの方が印象的な滝です。流れは大迫力というよりは繊細で美しいのが特徴。日本的な優美さを感じさせてくれます。
春には新緑とのハーモニー、夏にはダイナミックな水しぶきと虹、秋には鮮やかな紅葉、そして冬には氷瀑の神秘的な美しさを堪能でき、印象が大きく異なるのも魅力。実際にそれぞれの季節に訪れれば、四度の滝と呼ばれるのも納得です。
観瀑台がある場所もユニーク。トンネルを通って滝の真正面にたどり着き、間近で眺めることができます。第一観瀑台では滝を下から見上げ、第二観瀑台では上から見下ろすことができますよ。
シーズンによって開催される夜間のライトアップもおすすめ。ロマンチックな滝は恋人の聖地にも指定されています。
袋田の滝の基本情報 | |
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住所 | 茨城県久慈郡大子町袋田3-19 |
電話 | 0295-72-4036 |
営業時間 | 袋田の滝トンネル 5月から10月8:00〜18:00 11月8:00〜17:00 12月から4月9:00〜17:00 ライトアップ開催期間中の11月は20:00まで、12月と1月は19:00まで |
休業日 | なし |
アクセス | JR水郡線袋田駅からバスに乗り、滝本バス停で下車、徒歩約10分 |
料金 | 袋田の滝トンネル 大人 300円、子ども 150円 |
公式サイト |
吹割の滝(群馬県)
見どころが豊富な迫力満点の滝!
吹割の滝は、高さ7メートル、幅30メートルに渡って落下する姿から東洋のナイアガラとも呼ばれる滝。川床が岩の軟らかい部分を浸蝕してできたもので、その割れ目は巨大な岩が吹き割れたように見えるところから吹割の滝と名づけられました。その名の通り、落下してくる一般的な滝とは大きく異なる滝で、周辺の遊歩道からは岩の割れ目に水が吸い込まれていくように見えます。
趣のある遊歩道を歩いていくと、最初に見えるのは小ぶりな鱒飛の滝(ますとびのたき)。遡上してきた鱒がこの滝の段差を越えようと飛び跳ねていたことから名づけられました。遊歩道の途中には吹割橋、浮島、浮島橋、浮島観音堂などの見どころもあります。
吹割の滝を間近で見たら、第1観瀑台からもう一度見下ろすのもおすすめ。眼下に広がる吹割の滝の全貌を見ると、そのスケールの大きさがわかります。
吹割の滝の基本情報 | |
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住所 | 群馬県沼田市利根町追貝 |
電話 | 0278-23-2111(沼田市 利根観光係) |
営業時間 | 24時間(遊歩道は日没後閉鎖) |
休業日 | なし |
アクセス | JR上越線沼田駅からバスに乗り、吹割の滝バス停で下車、徒歩約6分 関越自動車道沼田ICから車で約25分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
嫗仙の滝(群馬県)
岩肌の色と繊細な造形美に注目!
嫗仙の滝(おうせんのたき)は、落差約25メートルの滝。しかしその高さや迫力よりも岩肌の色と繊細な造形美が魅力です。嫗仙の滝は溶結凝灰岩でできた滝。50万年から60万年前に草津白根山から噴出した火砕流が堆積して岩になりました。岩肌が赤いのは本来の岩の色ではなく、滝の水分に鉄分が含まれているから。嫗仙という名前は、老婆の仙人という意味で、その名の通り女性的で優雅な雰囲気の滝です。
嫗仙の滝があるのは、日本を代表する温泉地である草津温泉から車で10分ほどの場所。ただしこの駐車場がゴールではありません。駐車場から滝までの道のりは約1キロメートル。かなり急斜面が続くので、しっかりした靴などの準備と、それなりの体力も必要です。
滝の脇には森の巨人たち100選に選ばれたカツラの巨木があるのもポイント。樹高35メートル・幹周6.7メートルの木は、こちらも大迫力です。
嫗仙の滝(おうせんのたき)の基本情報 | |
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住所 | 群馬県草津町吾妻郡群馬県377-1711(嫗仙の滝駐車場) |
電話 | 0279-88-0800 |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 嫗仙の滝駐車場までは草津温泉街から車で約10分。滝までは駐車場から徒歩約30分(帰りは徒歩約50分) |
料金 | 無料 |
公式サイト |
関東の絶景&癒やしの滝
定番の名瀑以外にも、関東には美しい滝や癒やされる滝がたくさんあります。続いてはそんな滝の中から厳選した5つの名瀑をご紹介しましょう!
濃溝の滝(千葉県)
ハート型の光が美しい有名スポット!
SNS映えスポットとしてとても有名なこちらのスポット。千葉県らしい川廻しの洞窟の絶景です。川廻しとは、蛇行した川を人工的にショートカットして農地に回す工法のこと。千葉県上総地方には川廻しのトンネルがたくさん掘られています。
そして数ある川回しの中でもっとも人気なのが、ハート型の光で知られる濃溝の滝です。清水渓流広場の岩のトンネルを流れる滝は小さいながらも幻想的で魅力いっぱい。
ただし、この画像の滝は本来の濃溝の滝ではありません。一般的にはこの場所が濃溝の滝として浸透してしまいましたが、この場所の正式な名前は亀岩の洞窟。SNSで広まった際に名前が混同してしまったもので、本来の濃溝の滝は洞窟から50メートルほど下ったところにあります。下の画像が本来の濃溝の滝です。
話題になって以降、この場所を紹介するサイトでも亀岩の洞窟を濃溝の滝と書くことが増えているので、そのうちこの呼び名が定着するかもしれません。亀岩の洞窟を見に行ったら、本来の濃溝の滝も見逃さないようにしてくださいね。
ちなみに亀岩の洞窟の光がハート形に見えるのは、3月と9月のお彼岸の前後、早朝に限られます。
亀岩の洞窟・濃溝の滝の基本情報 | |
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住所 | 千葉県君津市笹1954 |
電話 | 0439-56-1325 (君津市経済環境部経済振興課観光振興係) |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | JR久留里線上総亀山駅からタクシーで15分 圏央道木更津東ICから車で約33分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
おしらじの滝(栃木県)
ブルーの水が輝く神秘的な滝
おしらじの滝は、幻の滝とも呼ばれている写真撮影の人気スポット。しらじとは壺のことです。沢の水が少ないときが多く、滝は消えがちですが、澄んだブルーの滝壺はなぜか枯れることがありません。
おしらじの滝の見どころは、木漏れ日が真後ろから差し込むとき。神秘的なブルーの水が輝き、深い山の緑とともに神秘的な光景を生み出します。
おしらじの滝のある場所までは、山道を10分ほど歩いていきます。遊歩道として簡単な整備がされていますが、歩きやすい靴で出かけるようにしてください。また冬季は周辺の道路が閉鎖されるため、車で行くことはできません。
おしらじの滝の基本情報 | |
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住所 | 栃木県矢板市下伊佐野 |
電話 | 0287-47-4252(矢板市観光協会) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし(冬季は道路が閉鎖) |
アクセス | 山の駅たかはらから那須塩原方面に約2km。駐車場から遊歩道を徒歩約10分。 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
月待の滝(茨城県)
国内で見られる貴重な裏見の滝
月待の滝は高さ17メートル、幅12メートルの滝。茨城県では袋田の滝に続く大瀑です。
最大の特徴は、水に濡れずに滝の裏に入ることができる裏見の滝であること。日本には名前がついたものだけでも約2,500本の滝がありますが、滝の裏側に入れるのはわずか20本。さらに濡れることなく入れるものはごく限られています。月待の滝は非常に簡単に滝裏に入れるのが特徴。そのため、日本一やさしい裏見の滝と呼ばれています。
普段は二筋の滝ですが、水量が増えると三筋になるのも大きな特徴。二筋のときは夫婦滝、三筋になると親子滝と呼ばれ、古くから安産、子育て、開運を祈る場とされてきました。月待の滝と呼ばれるのは、二十三夜の月の出を待って女性たちが集う二十三夜講がここで行われたことから。滝の裏側には胎内観音が祀られ、茨城を代表するパワースポットのひとつとなっています。
滝の裏側は普通の滝の3倍以上のマイナスイオンを浴びることができるので、心身ともにリフレッシュできるのも魅力ですよ。
月待の滝の基本情報 | |
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住所 | 茨城県久慈郡大子町川山 |
電話 | 0295-72-0285(大子町観光協会) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | JR水郡線常陸大子駅からタクシーで約11分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
洒水の滝 (神奈川県)
赤い橋から名瀑を見上げる光景は圧巻!
洒水の滝は、日本の滝百選のほか、名水百選、かながわの景勝50選、かながわ未来遺産100に指定されている滝。神奈川県を代表する名瀑です。三段に分かれた滝で、落差は一の滝が69メートル、二の滝が16メートル、三の滝が29メートル。鮮やかな赤橋から見上げる滝は迫力満点です。
洒水(しゃすい)とは、密教用語で清浄を念じてそそぐ香水のこと。毎年7月には洒水の滝祭りが開かれ、導師や僧侶などが滝への道を掃き清める名瀑おろしの儀式が行われます。
滝までは駐車場から遊歩道を歩いて5分ほどと、アクセスも楽々。川のせせらぎを聴きながら爽やかな散歩を楽しめます。遊歩道は途中で2つに分岐。滝を上から見る階段のコースと、そのまま川沿いを進み、赤い橋から滝を見上げるコースになります。階段は226段もありますが、上から見る洒水の滝も美しいですよ!
洒水の滝の基本情報 | |
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住所 | 神奈川県足柄上郡山北町平山 |
電話 | 0465-75-2717(山北町観光協会) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | JR御殿場線山北駅から徒歩約35分 山北町内循環バス平山バス停から約10分 大井松田ICから車で約15分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
払沢の滝(東京都)
日本の滝百選に選ばれた名瀑
払沢の滝(ほっさわのたき)は東京都で唯一、日本の滝百選に選ばれている名瀑。秋川の源流の奥にある高さ60メートル、全4段の滝です。4段のうち、遊歩道から見られるのは落差約23.3メートルの最下段。この上にもまだ倍以上の高さに滝が続いています。
檜原村役場から車で約3分の駐車場に車を停め、徒歩15分ほどで行けるアクセスの良さも魅力。駐車場から滝までは傾斜のゆるやかな遊歩道で、ウッドチップが敷かれているため心地よく歩くことができます。
この払沢の滝は厳冬期に結氷することでも有名。また8月には払沢の滝ふるさと夏まつりも開催され、紅葉の時期にも多くの観光客でにぎわいます。
払沢の滝の基本情報 | |
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住所 | 東京都西多摩郡檜原村本宿 |
電話 | 042-598-1011(檜原村産業環境課観光商工係) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | JR五日市線武蔵五日市駅からバスに乗り、払沢の滝入口バス停で下車、徒歩約9分 檜原村役場から車で約3分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
関東で人気の滝を見に行こう!
関東地方には日本三名瀑のうち2つがあるなど、すばらしい滝がいっぱい。滝までのアクセスもいいところが多く、訪れやすいのも魅力です。
ゆたかな自然に囲まれ、マイナスイオンを浴びれば気分もリフレッシュできるはず。関東の名瀑を目当てに旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか?
cover photo by PIXTA