香港タクシーの乗り方ガイド！料金や呼び方、アプリの予約方法などを解説

香港のタクシー運賃・初乗り料金はいくら？

香港のタクシーは、初乗り運賃23.5香港ドル（約481円）～で、日本に比べてやや安めの設定です。日本では初乗りの相場が1キロメートル600円（普通車）で、250メートルごとに90円ほど加算されるため、香港の方がやや安いことがわかります。

また、香港のタクシーは営業区域が決まっているのが特徴です。そのため、タクシーの色によって走行可能エリアや料金が異なり、走行場所に制限があります。なお、赤・緑・青のタクシーはそれぞれ異なるエリアを担当しますが、香港ディズニーランドと香港国際空港へ行く場合は、どのタクシーでも利用できます。

※全タクシートランク利用時は追加で6香港ドル（約122円）かかります。

市内から各エリアまでの目安料金

タクシーを利用した場合の市内から各エリアまでのおおよその料金です。

香港のおすすめタクシー会社や種類

香港のタクシーは少し特殊で、エリア毎に走行可能区域が異なります。ここからは、タクシー会社別の特徴や走行可能エリアについて解説します。配車アプリのUberやHKTaxiについても紹介しているので、参考にしてみてください。

市区的士（赤色タクシー）

市区的士（アーバンタクシー）は赤色ボディが特徴のタクシーです。ランタオ島を除く香港全土を走行でき、香港国際空港や香港ディズニーランドにもアクセス可能です。滞在中もっともよく見かけるタクシーで利用頻度も多いでしょう。どの色のタクシーに乗ればいいか分からない場合は赤色タクシーを利用するのがおすすめです。

新界的士（緑色タクシー）

新界的士（ニューテリトリーズタクシー）は緑色ボディが特徴のタクシーで、新界地域で主に運行されています。沙田や元郎などでグルメやショッピングを楽しむのであれば、緑色のタクシーを利用しましょう。

大屿山的士（水色タクシー）

大屿山的士（ランタオタクシー）は水色ボディが特徴のタクシーで、主にランタオ島地域で運行されています。運行数はあまり多くないため、見かけることは少ないかもしれませんが、ランタオ島内の観光地や宿泊施設への移動にとても重宝します。

Uber

Uberは香港でも利用可能なライドシェアサービスで、アプリを通じて車両を呼び出し、目的地まで移動できます。料金はアプリ内で表示され、支払いもアプリを通じて行われるため、現金を持ち歩く必要がありません。

また、乗降地も指定できるため、運転手に口頭で場所を伝える必要もありません。香港を旅行する予定があれば、事前にインストールしておくのをおすすめします。

HKTaxi

HKTaxiは香港で利用可能なタクシーアプリで、ユーザーはスマートフォンを使ってタクシーを呼び出せます。アプリを通じて乗降地を指定できるだけでなく、タクシーの位置を確認できます。また、料金を事前に確認することも可能なので利便性も高く、香港滞在中は重宝するアプリです。

香港のタクシーの乗り方・流れ

ここからは、香港のタクシーの乗り方について解説します。香港は日本と同様に左側通行で、タクシーの利用方法もシンプルです。

初めての方でも安心して利用できるように、基本的な流しのタクシーの呼び方から乗車時のポイント、目的地の伝え方、支払い方法まで詳しく説明します。

①タクシーを探す・呼ぶ

タクシーを探すには、繁華街やショッピングモール、ホテルの前などが最適です。空車のタクシーはフロントガラスに「FOR HIRE」「TAXI」と表示されているので、見つけたら手を水平に上げて合図しましょう。ホテルではフロントスタッフに頼んでタクシーを呼んでもらうことも可能です。

手を水平にあげて流しのタクシーを呼ぶ

フロントガラスに「FOR HIRE」または「TAXI」と表示されているタクシーを見つけたら、手を水平に上げて止めます。香港はかつてイギリスの植民地でもあったため、日本と同じく左側通行です。そのため、左側から乗車するのが基本です。

手を上げる際は、安全を確認し、交通の妨げにならない場所で行いましょう。また、夜間や雨天時はタクシーが見つかりにくいことがあるので、その場合はホテルやアプリを利用するのが便利ですよ。

アプリを使ってタクシーを呼ぶ

香港ではUberやHKTaxiといったアプリを使って手軽にタクシーを呼べます。スマートフォンにダウンロードしたら、必ず位置情報をオンにして利用しましょう。

アプリ上では、現在地から近くにいるタクシーを簡単に呼び出すことができ、待ち時間や料金の目安も表示されます。支払い方法もアプリ内でクレジットカード登録ができるため、現金を持ち歩く必要がありません。

②タクシーに乗車する

タクシーのドアは自動ではないため、手動で開け閉めします。香港は左側通行のため、乗車は左側から行います。降車時も同様で、周りに障害物がないか確認してから降りましょう。

③運転手に目的地を伝える

運転手に目的地を伝える際には、英語か広東語で伝えましょう。英語が通じない場合もあるため、スマホのGoogle翻訳アプリなどを入れておくとスムーズに意思疎通がはかれます。また、ホテルの名刺や地図を見せるとよりスムーズですよ。

④メーターが動いているか確認する

乗車後、タクシーメーターが動いていることを確認しましょう。もしメーターが使用されていない場合は、料金を交渉するか、別のタクシーを利用しましょう。

⑤料金を支払う

タクシー料金の支払い方法は現金やクレジットカードが利用できます。少額のお金を持っておくと便利です。支払いの際は、レシートをもらうことも可能ですので、必要に応じて運転手に依頼しましょう。

香港のタクシーに乗る際の注意点

香港のタクシーは安心で快適です。便利な反面、注意点もあります。ここからは、香港のタクシーに乗車する際の注意点を紹介します。

メーターが動いているか確認する

香港のタクシーでぼったくりにあうことは稀ですが、もしメーターが動いていなければ、ぼったくりや客引きのタクシーの可能性があります。乗車時には必ずメーターが動いていることを確認しましょう。もしメーターが動いていない場合は、乗車を避けるか料金交渉するようにしてください。

香港のタクシーは手動開閉

香港のタクシーは自動ドアではなく手動で開閉します。乗車の際はドアを手で開け閉めする必要があります。勢いよく、ドアを閉めたりしないように気をつけてくださいね。

必ずシートベルトを着用する

香港ではタクシーに乗車する際、必ずシートベルトを着用してください。運転が荒い場合もあり、安全面を考慮してシートベルトを着用しましょう。なお、シートベルト未着用の場合は罰金を科されることがあります。

少額の現金で支払う

タクシーに乗車する前に必ず少額の現金を多めに用意しておきましょう。500香港ドル紙幣や1,000香港ドル紙幣で支払いをしようとしても、タクシー運転手がおつりを出せないことがあります。それでも違法ではないため、あらかじめ少額の現金を用意しておきましょう。

運転が荒い場合がある

香港のタクシーの中には、運転が荒い運転手もいます。そのため、車内では常にシートベルトを着用し、運転が荒いと感じたら、運転手にスピードを落としてほしい事を伝えてくださいね。

香港でタクシートラブルに遭った場合の解決方法

香港でタクシートラブルに遭った場合、迅速に解決するための方法を知っておくことが大切です。安心してタクシーを利用するための対策や緊急連絡先を紹介するので、参考にしてください。

タクシーのナンバープレートを控える

タクシーに乗車する際には、ナンバープレートを控えておきましょう。ナンバープレートは車両前後に表示されているので、乗車前や降車後にメモを取るか写真を撮っておくとトラブル発生時に役立ちます。

また、レシートを受け取る際にもナンバープレートが記載されているので、確認しておくと安心です。このような備えをしておくことで、トラブルが発生した場合でも迅速に対応できますよ。

警察に連絡する

不正な料金請求や運転手とのトラブルが発生した際には、まず冷静になり、タクシーのナンバープレートや運転手の情報を控えましょう。
次に、近くの警察署に行くか、警察の緊急電話番号（999）に連絡します。英語や中国語が通じない場合は、翻訳アプリを使うとスムーズに状況を説明できます。

タクシーを活用して香港旅行を満喫！

本記事では、香港のタクシーの乗り方、料金、アプリでの予約方法などをご紹介しました。

香港のタクシーはアプリを活用すれば簡単に乗車できます。タクシー会社により対応可能エリアが異なりますが、全域対応の赤色のタクシーを利用すれば、香港のどのエリアにもアクセス可能です。

香港の魅力を存分に楽しむためにも、タクシーを積極的に活用して、充実した旅にしてください。

※2024年6月25日のレート、1香港ドル＝20.4円で計算しています。
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