公用語
プーケット(タイ)の公用語はタイ語です。ホテルや空港、レストランなどの観光地では英語が通じる一方、市場やタクシーなどでは英語が通じにくい場面もあるため、簡単なタイ語のフレーズを覚えておくことをおすすめします。翻訳アプリや日本語対応のツアーもあるため、言葉に自信がなくても安心して過ごせるでしょう。
宗教
プーケットでは国民の多くが仏教徒ですが、イスラム教やキリスト教など多様な宗教も共存しています。なかでも有名なのが、中国系住民が信仰する「九皇大帝」への祈りを起源とする秋の「ベジタリアン・フェスティバル」。9日間、白装束をまとった人々が街を練り歩き、神秘的な儀式や活気あるパレードが繰り広げられます。屋台にはさまざまな菜食料理が並び、観光客も気軽に楽しめるお祭りです。
通貨
プーケットの通貨はタイバーツ(THB)で、紙幣は1000・500・100・50・20バーツ、硬貨は10・5・2・1バーツがよく使われます。さらに細かい単位として「サタン」もありますが、観光で使う機会はほとんどありません。円やドルは使えないため、現地では必ずバーツを用意しましょう。買い物や移動の際は小額紙幣や硬貨が便利のため、両替のときに細かいお金を準備しておくと安心です。
クレジットカード、キャッシュレス決済
プーケットではクレジットカード利用が普及しており、ホテルや大型レストラン、ショッピングモールではVisaやMastercardが使えます。最近はApple PayやGoogle Payなどのタッチ決済も対応しています。ただし市場や屋台、ローカル食堂では現金が基本なので小額紙幣を用意しておきましょう。日本のQRコード決済は使えずないため、支払い方法はクレジットか現金となっています。
費用
プーケット旅行の費用は、2泊3日で1人あたり約10万円前後が目安です。
・航空券費用:約6万〜8万円
・ホテル費用:約3,000円〜2万5,000円以上/1泊
・食費:約2,000円〜5,000円/1日
・交通費:約1,000円〜
このほかにもマリンアクティビティやツアー代、マッサージやお土産代などが加わるため、過ごし方に合わせて余裕をもった予算を立てると安心です。
ビザ
プーケットを含むタイ旅行では日本国籍の場合、観光目的ならビザは不要で、最長60日間滞在できます。条件として往復航空券や第三国行きの航空券を持ち、パスポートの残りの期間が6か月以上あることが必須です。また入国時に「デジタル・アライバルカード(TDAC)」の事前オンライン登録が義務化されています。登録は到着3日前から可能です。入国時に確認メールの提示が必要なので、ダウンロードまたは印刷をしておきましょう。
日本との時差
プーケットと日本の時差は2時間で、日本の方が進んでいます。例えば日本が正午のとき、プーケットは午前10時です。サマータイム制度はなく、一年を通してこの時差が変わることはありません。旅行中は時差ぼけの心配が少なく、比較的快適に過ごせるのも魅力です。
気候
プーケットは一年中温暖な熱帯モンスーン気候で、乾季・暑季・雨季に分かれます。平均気温は24~34℃と高温多湿ですが、日本の真夏より過ごしやすいと感じる人もいます。乾季(11月~2月)は雨が少なく海も穏やかで観光に最適ですが費用は高め。暑季(3~5月)は最も暑く蒸し暑さもありますが、空と海の美しさや旬のフルーツが魅力です。雨季(6~10月)はスコールが多い一方で旅費が安く、サーフィンや緑豊かな景色が楽しめます。
服装
プーケットは1年中暑く、半袖や短パン、ワンピースで快適に過ごせます。屋外は日差しが強いため帽子やサングラス、日焼け止めが必須です。室内やバス内は冷房で肌寒く感じることもあるので薄手の羽織り物を用意しましょう。寺院では露出を避け、肩や膝を隠す服装をするのがマナーです。また、ビーチを離れる際は水着のままではなくパレオや上着を羽織ると文化的配慮にもなり安心でしょう。
旅行のベストシーズン
プーケット旅行のベストシーズンは乾季の11月から2月にかけてです。この時期は気温が25〜33℃前後で湿度が低く、雨も少ないため1年で最も過ごしやすい季節となります。アンダマン海は穏やかで透明度が高く、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しむのに最適です。観光客が多く航空券やホテル代は高くなりますが、美しい海と快適な気候を堪能できるため、プーケットを満喫するなら乾季が1番おすすめです。
治安
プーケットはタイの中でも比較的治安の良い観光地ですが、観光客を狙った軽犯罪には注意が必要です。昼間は女性の一人歩きも可能ですが、夜の歓楽街や裏道は避け、できるだけ複数人で行動しましょう。特にパトン地区のバングラ通りではスリやぼったくりに注意が必要です。ビーチでの置き引きやタクシーの高額請求も起こりやすいため、貴重品管理や配車アプリの利用を徹底しましょう。
物価
プーケットの物価はタイ国内では高めで、食事や交通費はバンコクの1.5~2倍ほどですが、日本よりは手頃に楽しめます。水は1本35~50バーツ、ローカル食堂では1食100~150バーツ程度で満足できます。観光客向けレストランは300バーツ以上が目安です。タクシーやトゥクトゥクは高額請求があるため配車アプリを使うと安心。屋台や市場を活用すれば食費を抑えられますが、リゾート価格の店では出費がかさむこともあるので注意しましょう。
交通手段
プーケットの交通手段はバス、タクシー、トゥクトゥクなど目的や移動距離によって選び方が変わります。空港から市内へはホテル送迎や空港リムジンのほか、運賃が安いスマートバスやエアポートバスも便利です。島内移動ではタクシーやトゥクトゥクが一般的ですが、料金交渉が必要な場合が多いため、GrabやBoltなど配車アプリを利用すると安心です。安く移動したいならローカルバス「ソンテウ」がおすすめで、短距離はバイクタクシーも利用できます。
空港から市街地へのアクセス方法
プーケット国際空港から市街地や主要ビーチへ最も安く行けるのが、エアポートバスやスマートバスで、約50〜100バーツで利用できます。快適さを重視するならホテル送迎やリムジンタクシーが便利で、片道700〜1000バーツが目安です。Grabなどの配車アプリを使えば事前に料金が分かり安心ですが、台数が少ないこともあります。荷物が多い場合や深夜到着時は、空港のメータータクシーを利用しましょう。
インターネット
プーケットでは空港やホテル、カフェ、観光施設で無料Wi-Fiが使えるほか、SIMカードやeSIMを利用すれば快適にインターネットが利用できます。空港や街中ではAIS、True、dtacなどのSIMカードが販売されており、短期旅行なら8日間で約300バーツから購入可能です。日本で事前にeSIMを設定しておけば到着後すぐに使えて便利です。レンタルWi-Fiも選択肢ですが、料金はSIMより割高です。
電源プラグ
プーケットの電源プラグはAタイプ(日本と同じ)に加え、CタイプやBFタイプも使われています。電圧は220Vで日本より高いため、100V専用の電化製品を使う場合は変圧器が必要です。ただし、スマートフォンやパソコン用のUSB充電器は220V対応が多く、変換プラグを用意すればそのまま利用できます。旅行の際はマルチタイプの変換プラグを持参すると安心です。
飲水
プーケットやピピ島の水道水は基本的に飲用できないため、必ずペットボトルのミネラルウォーターやホテル・レストランで提供される浄水を利用しましょう。中級以上のホテルでは「飲用可」と表示される場合もありますが、旅行者は避けた方が無難です。歯磨きやうがいもペットボトルの水を使うのがおすすめです。現地では水が安価に購入できるので、常に持ち歩いておくと安心して過ごせます。
トイレ
プーケットではホテルやレストラン、大型商業施設では洋式トイレが主流で清潔に管理されています。一方、公衆トイレやローカル食堂ではしゃがみ式のタイ式トイレに出会うこともあり、トイレットペーパーが備え付けられていない場合があります。紙があっても流さずに横のゴミ箱へ捨てましょう。観光の際は、ポケットティッシュやアルコールジェルを持参すると安心して利用できます。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。