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飛行機にスプレー缶は持ち込める?OKなものとNGなものを解説

飛行機の手荷物で多くの人が悩むスプレー缶。検査で止められるのが心配でスプレー缶をまったく旅行に持っていかない人もいれば、逆に荷物に入れたスプレー缶を手荷物検査で没収された経験を持つ人もいるはず。 この記事では、飛行機に持ち込めるスプレー缶と持ち込めないスプレー缶についてわかりやすく解説します。

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飛行機の手荷物で多くの人が悩むスプレー缶。検査で止められるのが心配でスプレー缶をまったく旅行に持っていかない人もいれば、逆に荷物に入れたスプレー缶を手荷物検査で没収された経験を持つ人もいるはず。

この記事では、飛行機に持ち込めるスプレー缶と持ち込めないスプレー缶についてわかりやすく解説します。

Contents

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飛行機へのスプレー缶の持ち込みはすべてNG?

photo by Unsplash

スプレー式の容器は高圧ガスが入っているので、上空で気圧が低くなると爆発すると思っている人はたくさんいます。そのため飛行機へのスプレー缶の持ち込みはすべてNGだと思われがち。では実際にはどうなのでしょうか?

結論からいうと、飛行機にスプレー缶を持ち込んでも、気圧が下がって爆発するということはありません。そもそも飛行機内は貨物室も含めて地上とほぼ同じ気圧になるよう調整されているので、気圧は問題にならないのです。ではスプレー缶は無制限に持ち込みOKなのかというと、それも違います。

正解は、機内持ち込みや預け入れがOKなスプレー缶もあれば、NGなスプレー缶もあるということ。

必要なものまで家に置いて行ったり、逆に空港で没収されて困らないように、ルールや制限をぜひ確認してください。

飛行機へのスプレー缶持ち込みのルールは国内線と国際線で違う

飛行機へのスプレー缶の持ち込みルールは、国内線と国際線でも一部違います。そう聞くととてもややこしそうですが、違いはごく一部。

そこでこの記事では、基本的なルールを紹介し、国際線での注意事項もわかりやすく解説していきます。順番にチェックしていけば何がOKで何がNGなのかわかるので、ぜひ参考にしてくださいね。

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持ち込み可能or不可のスプレー缶の種類は?

photo by PIXTA

スプレー缶には、①機内持ち込みも預け荷物にもできるもの、②預け荷物にだけできるもの、③どちらもNGなものの3種類があります。

ではここから具体的に、機内持ち込みや預け入れがOKな種類かを確認していきましょう。旅行に持っていきたいスプレー缶がどの種類になるか、チェックしてみてください。

スプレー缶の分類

飛行機に持ち込みができるスプレー缶は4つの種類に分類することができます。

  • 化粧品
  • 医薬品・医薬部外品
  • 日用品
  • スポーツ用品

これ以外のスプレー缶は機内持ち込みも預け入れもNGです。

機内持ち込みが可能なスプレー缶

この4種類は、どれでも機内持ち込み荷物にできるわけではありません。機内に持ち込みOKなものは以下の2種類に限られます。

  • 化粧品
  • 医薬品・医薬部外品

航空会社によってはルールが異なる場合があるものの、これが基本です。

化粧品、医薬品・医薬部外品の具体例

化粧品や医薬品・医薬部外品のスプレーとはどのようなものでしょうか?具体的には以下のような製品が化粧品や医薬品・医薬部外品に分類されます。

  • ヘアスプレー、ヘアムース
  • 美容スプレー
  • 美白スプレー
  • 日焼け止めスプレー
  • シェービングフォーム
  • 育毛スプレー、育毛ムース
  • かゆみ止めスプレー
  • 虫除けスプレー
  • 消炎鎮痛スプレー
  • 制汗スプレー
  • 清涼スプレー、冷却スプレー
  • 身体用の除菌スプレー、消毒スプレー など

この中の虫除けスプレーは、身体に直接肌につけられるものはOKですが、部屋の中でプッシュして周囲の虫を追い払うタイプはNGです。どのような基準で分けられているのでしょうか?

機内持ち込みOKなのは、肌や髪、身体に直接つけて使うものだけ

機内持ち込み荷物にできる化粧品や医薬品・医薬部外品のスプレー缶には、とてもシンプルな見分け方があります。

※肌や髪、身体に直接つけて使うもの

航空会社によってルールが異なる場合もありますが、一般的には、肌につけて使うものは機内への持ち込みOKで、肌につけないスプレー缶はすべて機内への持ち込みNGということになります。

預け荷物に入れてもOKなスプレー缶

photo by PIXTA

チェックインのときに航空会社に預ける荷物、いわゆる預け入れ荷物(預け荷物)については、ルールが少し緩やか。化粧品、医薬品・医薬部外品に加えて、日用品とスポーツ用品もOKとなります。

では日用品やスポーツ用品とは、具体的にどういうものなのでしょうか?

日用品やスポーツ用品の具体例

  • 防水スプレー
  • 静電気防止スプレー
  • 衣類用のスプレーのり
  • 衣類用のシワ取りスプレー
  • 部屋用の除菌スプレー
  • 衣類用の除菌スプレー
  • 部屋用の消臭・芳香スプレー
  • 衣類用の消臭・芳香スプレー
  • スポーツ用品の滑り止めスプレー
  • スキーやスノボ用のワックススプレー など

航空会社によってルールが異なる場合もあり、最終的には保安検査官の判断に委ねられますが、基本的には以上のようなスプレー缶は預け荷物に入れることが認められます。

日用品やスポーツ用品でも認められないもの

photo by Pixabay

しかし日用品やスポーツ用品のルールには、以下のような注意事項がついています。

※ただし毒性や腐食性、引火性がないものに限る

これはどういうことでしょうか?

毒性があるものとは?

日用品なのに毒性や腐食性のあるスプレー缶とは、具体的に次のようなものになります。

  • 殺虫剤
  • 塗料スプレー など

このようなスプレー缶は、スプレーである以前に内容が危険物に該当するため、機内持ち込みはもちろん、預け荷物に入れることもできません。

引火性があるものとは?

引火性のガスが使用されたものは預け荷物にも入れることはできません。しかし引火性があるのかどうかは、どこで判断すればいいのでしょうか?その答えは、スプレー缶本体に表示されています。

スプレーの注意喚起の表示を見てください。そこには、火気注意、火気厳禁、火気と高温に注意、高温に注意などの表示が書いてあります。これを持ち込みOKと持ち込みNGに分類すると、以下のようになります。

  • 火気注意 → NG
  • 火気厳禁 → NG
  • 火気と高温に注意 → NG
  • 高温に注意 → OK

見分け方は簡単で、火気という言葉が使われているかどうか。注意事項に火気と書かれたスプレーには引火性があります。一方、高温に注意など、火気という言葉が使われていない場合は引火性なしと判断できるのです。

化粧品や医薬品・医薬部外品なら問題なし

この毒性や火気に関するルールは、日用品とスポーツ用品に限ったもの。化粧品や医薬品・医薬部外品については、チェックする必要がありません。もし火気という表記があり引火性のガスが使用されていても、機内持ち込み・預け入れともに認められます。

機内持ち込みも預け荷物も不可なスプレー缶とは?

photo by PIXTA

では機内持ち込みも預け荷物もNGなスプレー缶、つまり飛行機にまったく持ち込むことができないスプレー缶とは、どのようなものなのでしょうか?簡単にいえば、ここまでに挙げた4種類以外のすべてということになりますが、それではイメージしにくいはず。そこで具体例を挙げてみましょう。

  • 農薬のスプレー
  • 工業用スプレー
  • スポーツ用の酸素スプレー
  • 小型酸素発生器
  • カセットコンロ用のガス缶
  • キャンプ用のガス缶
  • ライター用の補充ガス缶
    など

これらのものは、以下の項目で危険とされるため、飛行機への持ち込みが禁止されています。

  • 引火性ガスが使用されたスプレー缶
  • 毒性・腐食性ガスが使用されたスプレー缶
  • 酸化性物質が使用されたスプレー缶
  • その他高圧ガスが使用されたスプレー缶

上記のようなスプレー缶は、例に挙げていないものでも持ち込むことはできません(化粧品や医薬品・医薬部外品は例外)

スプレー缶の持ち込みで守るべき条件

ここまで解説してきたように、化粧品、医薬品・医薬部外品のスプレー缶は機内持ち込みも預け荷物にすることも可能で、日用品やスポーツ用品のスプレー缶は預け荷物にすることができます。

ただしその際には、以下のルールを守るようにしてください。

※キャップがついていること(噴射弁が押されないように保護すること)

スプレー缶の持ち込みに関しては、偶発的に中身が漏れるのを防ぐためキャップなどで噴射弁を保護してあること、という条件があり、スプレー缶の弁が偶然に押されてしまうことがないよう、対策しておく必要があるのです。一般的に買ったばかりのスプレー缶にはキャップがついているはず。このキャップをしっかりつけておくことが持ち込みの条件です。キャップをなくしたスプレー缶を持ち込もうとすると没収されるので、注意してください。

持ち込み可能なスプレー缶の容量

photo by PIXTA

スプレー缶の種類がOKでも、もう一つ気をつけなければならない項目があります。それはスプレー缶の容量です。実はスプレー缶には機内持ち込み・預け入れできる量に制限があります。

機内に持ち込みできるスプレー缶の容量は?

機内に持ち込みができるスプレー缶は化粧品や医薬品・医薬部外品。これに関しては、国内線と国際線で持ち込める量に違いがあります。以下、それぞれについて解説しましょう。

国内線の機内持ち込みは500ミリリットル

国内線で持ち込み可能な量の条件は、以下のようになります。

  • 1つ500ミリリットル(グラム)以下であること
  • すべて合わせて合計2,000ミリリットル(グラム)以下であること

つまり1つあたり500ミリリットル以下なら複数個持ち込めることになります。ただし合計2000ミリリットルというのは機内持ち込み荷物だけでなく預け荷物も含めた合計になるので注意してください。

国際線の機内持ち込みは保安検査時と保安検査後で異なる

国際線は、保安検査時に機内持ち込みの条件が厳しくなります。

保安検査時は容量が厳しい

国際線の保安検査時の持ち込み条件は以下のようになっています。

  • 1つ100ミリリットル(グラム)以下であること
  • 容器はすべて、容量1リットル以下の透明プラスチック袋に入っていること
  • 1人あたりが持ち込みできるプラスチック袋は1つ

これはスプレー缶ではなく、保安検査時の液体物持ち込みのルールによる規定です。国際線では、液体物を機内に持ち込むときは100ミリリットル(グラム)以下の容器に入れるというルールがあり、スプレー缶も中身は液体なのでこのルールが適用されます。スプレー缶以外の液体物も同じルール。これを超えると検査場で放棄する必要があるので、注意してください。

またこの場合、スプレー缶や容器に残っている液体の量が100ミリリットル(グラム)以下でも、容器自体の容量が100ミリリットル(グラム)を超えていたらNGになります。つまり最初から小さな容器のスプレー缶を買う必要があるということ。

そしてスプレー缶や液体の入った容器を入れる透明プラスチック袋は、以下の条件を満たす必要があります。

  • 透明で中身が確認できる(中が見えれば少しの柄はOK)
  • 容量1リットル(縦20センチ・横20センチが目安)以下であること
  • ジッパーなどで開け閉めができ、再封可能であること

このような条件で1つのプラスチック袋に入りきらない液体物(スプレー缶も含む)は、機内に持ち込むことはできません。これは、機内に持ち込むのは薬や化粧水など機内で使用する可能性があるものだけという考え方。袋に入りきらないスプレー缶や液体物は、預け荷物に入れてください。

液体物の機内持ち込みは国によって独自ルールも

スプレー缶を含む液体物の機内持ち込みについては、国や地域によって独自の制限を設けている場合もあります。海外の空港を出発する際はその国の保安検査のルールに従う必要があるので、各航空会社のサイトなどでルールを確認してください。

保安検査後に購入したものはOK

ここまで紹介した液体物の機内持ち込み制限は、保安検査前に購入したものに適用されるルール。保安検査後はルールが変わります。

保安検査が終わったあとの搭乗待合エリアはクリーンエリアと呼ばれ、ここで購入した液体物については100ミリリットル(グラム)を超えても機内に持ち込みOKとされているのです。スプレー缶もこれは同じ。搭乗待合エリアで販売されている商品は安全性が保証されているため、100ミリリットル(グラム)以上でもよく、しかも透明プラスチック袋に入れる必要もありません。

国際線の乗り継ぎがある場合は注意が必要

ただし注意が必要なのは、国際線の乗り継ぎがある場合。乗り継ぎ空港では再度手荷物の検査があるため、そこでは100ミリリットル(グラム)を超える液体物を持ち込めないというルールに引っかかってしまうのです。

例外として100ミリリットル(グラム)以下の容器に入っていなくても保安検査を通過できるのは、STEBs(不正開封防止袋)という特別な袋に入れた場合。ただしこの制度を導入している空港だけで適用されるルールなので、基本的には乗り継ぎがある場合には保安検査後に購入しない方が無難です。

預け荷物に入れられるスプレー缶の容量は?

photo by Unsplash

預け入れ荷物の場合は、国内線と国際線は同じルール。化粧品、 医薬品・医薬部外品、 日用品、スポーツ用品のいずれも、預け入れ可能な容量は以下の条件となっています。

  • 1つ500ミリリットル(グラム)以下の容器に入っていること
  • 複数ある場合は、すべて合わせて合計2,000ミリリットル(グラム)以下であること

機内持ち込みのように透明プラスチック袋に入れる必要はありません。ただし預け入れする分だけでなく、機内に持ち込む分も合わせて2,000ミリリットル(グラム)以下にするよう注意してください。

しかもこれはスプレー缶だけでなく化粧品類や医薬品類も合わせた容量。化粧水や乳液などの持ち物が多くなる人は合計の容量を計算して2,000ミリリットル(グラム)超えないようにする必要があります。

国際線の機内液体持ち込みルール!基本から注意したいものまで解説
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飛行機へのスプレー缶の持ち込みはルールを守って

この記事では飛行機へのスプレー缶の持ち込みについて解説しました。スプレー缶はルールを守れば持ち込みも可能。すべてをあきらめる必要はありません。

容量についてはスプレー缶だけでなく液体の持ち込みも関係してくるので、何が液体に分類されるのか、飛行機への液体の持ち込みルールも合わせて覚えておくのがおすすめ。ルールを知ってスムーズな空の旅行を楽しみましょう!

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