九段下観光のおすすめスポット11選！名所を効率よくめぐるモデルコースも紹介

九段下ってどんなところ？

九段下は、東京都千代田区に位置し、皇居の北側に広がるエリアです。その名前は、江戸城へ向かう急な坂に9層の石段が設けられたことに由来するといわれています。

このエリアの最大の魅力は、なんといっても歴史と文化、そして豊かな自然がすぐそばにあること！日本武道館や靖国神社といった全国的に有名なランドマークがありながら、一歩足を踏み入れれば北の丸公園の深い緑や、千鳥ヶ淵の穏やかな水辺が広がります。

春には日本有数の桜の名所として、秋にはうつくしい紅葉スポットとして、一年を通して人気のエリアです。また、東京国立近代美術館や科学技術館など、知的好奇心を満たしてくれる文化施設も充実。歴史散策からアート鑑賞、のんびりとした公園でのピクニックまで、多様な楽しみ方ができるのが九段下観光の醍醐味です。

九段下観光で絶対行きたい！定番のおすすめスポット9選

まずは、九段下観光で絶対に外せない定番の人気スポットを9カ所紹介します。歴史を感じる名所から、心癒される自然豊かな公園まで、九段下の魅力を存分に味わえるスポットばかりです！

靖国神社

近代以降の戦没者や殉職者を慰霊する社

明治2年（1869年）に明治天皇の命により創建され、近代以降の戦没者や殉職者を祀っている、九段下観光の代表的なスポットである靖国神社。広々とした境内は静かな空気に包まれ、訪れる人を都会の喧騒から離れた穏やかな時間へと誘います。

春には満開の桜が参拝者を迎え、境内には、東京の桜の開花宣言の基準となる「標本木」があることでも有名。夏の「みたままつり」では、3万を超える提灯が夜を照らし、幻想的な光景が広がります。歴史や文化を学び、過去を振り返るきっかけにもなる、九段下を訪れる際に立ち寄りたいスポットです。

千鳥ヶ淵緑道

まるで桜のトンネル！都内随一のお花見名所

皇居のお濠に沿って約700m続く遊歩道、千鳥ヶ淵緑道。ここは、都内でも屈指の桜の名所として知られ、春になるとソメイヨシノを中心とした約260本もの桜が一斉に咲き誇ります！満開の時期には、まるで桜のトンネルの中を歩いているかのような幻想的な景色が広がり、思わずため息が出るほどのうつくしさです。

特におすすめなのが、ボートに乗ってお濠の上からのんびりとお花見を楽しむこと！水面に映る桜と、頭上を覆う桜のアーチは、まさに絶景です。夜にはライトアップも行われ、昼間とはまた違ったロマンチックな雰囲気に包まれます。桜の季節は大変な人気でボートの待ち時間が長くなることもありますが、並んででも見る価値のある、九段下観光のハイライトです！

日本武道館

武道と音楽の聖地！玉ねぎ頭が目印の八角形の殿堂

北の丸公園の緑の中に佇む、大きな玉ねぎのような擬宝珠（ぎぼし）が印象的な日本武道館。1964年の東京オリンピックで柔道競技の会場として建設されて以来、武道の聖地として、そして国内外の有名アーティストがコンサートを行う憧れのステージとして、その名を知られています。

法隆寺夢殿をモデルにしたとされるうつくしい八角形の建物は、外から眺めるだけでもその存在感に圧倒されること間違いなし。イベントがない日でも、その荘厳な建物をバックに記念撮影をする人の姿が絶えません。武道や音楽ファンはもちろん、九段下観光に訪れたなら一度はその姿を見ておきたい、日本の文化を象徴するランドマークです！

北の丸公園

江戸城の跡地が広大な森林公園に！都会のオアシスで深呼吸

皇居に隣接する広大な国民公園、北の丸公園。ここはかつて江戸城の北の丸があった場所で、昭和44年（1969年）に森林公園として開園しました。約20万平方メートルもの敷地には、芝生広場や池が点在し、武蔵野の雑木林を思わせる豊かな緑が広がっています。

春には桜、初夏にはアジサイ、秋にはモミジやイチョウの紅葉と、四季折々の自然の表情を楽しめるのが大きな魅力。特に西側にある「もみじ山」は都内有数の紅葉の名所として人気です。また、園内には日本武道館や科学技術館、東京国立近代美術館などの文化施設も集まっています。

都会の喧騒を離れて、歴史と自然の中でリフレッシュしたい時にぴったりの、おすすめ癒しスポットです！

東京国立近代美術館（MOMAT）

日本近代美術の流れをたどるアート散歩

日本で最初の国立美術館として開館した、東京国立近代美術館。北の丸公園の緑豊かな環境の中にあり、アート好きならずとも訪れたい人気の観光スポットです。所蔵作品は、横山大観や岸田劉生といった巨匠の重要文化財を含む14,000点以上！

常設展の「MOMATコレクション」では、会期ごとに約200点の作品が展示され、19世紀末から現代までの日本美術の流れをたどることができます。教科書で見たことのある有名な作品に、思わぬ形で出会えるかもしれません！

最上階にある休憩スペース「眺めのよい部屋」からは、皇居の緑や丸の内のビル群が一望でき、まさに絶景。アート鑑賞の合間に、景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。

皇居東御苑

将軍が暮らした江戸城本丸跡を歩く、歴史散策

かつての江戸城の本丸・二の丸・三の丸跡地を整備した皇居東御苑は、歴史ファンならずとも楽しめる見どころ満載のスポット。広大な敷地には、巨大な石垣が残る天守台や、諸大名が登城した大手門など、江戸城の面影を色濃く残す史跡が点在しています。

特に、九代将軍・家重時代の絵図面を基に復元された二の丸庭園は必見！池泉回遊式のうつくしい日本庭園で、四季折々の花々が咲き誇り、訪れる人の心を和ませてくれます。広大な芝生が広がる本丸跡では、かつての「大奥」があった場所に思いを馳せながら、のんびりとピクニック気分を味わうのもおすすめ。

無料でこれだけの歴史と自然に触れられる、とても贅沢な空間です！

科学技術館

見て、触れて、試して！科学の不思議を体験しよう

北の丸公園内にある科学技術館は、子どもから大人まで楽しめる体験型ミュージアムです。館内はチケット売り場含め5つのフロアに分かれており、私たちの身近な科学技術をテーマにした約20の展示室があります。

展示のほとんどが、実際に見て、触れて、体を動かして試せる参加型なのが最大の魅力。巨大なシャボン玉の中に入ってみたり、運転シミュレーターで未来の車を操縦したりと、遊びながら科学の面白さを体感できます。毎日開催されている実験ショーやワークショップも大人気。

科学やものづくりに興味がある方はもちろん、家族でのレジャーや雨の日のお出かけスポットとしても最適な、九段下観光のおすすめスポットです！

東京大神宮

縁結びのご利益で有名！「東京のお伊勢さま」

「東京のお伊勢さま」として親しまれている東京大神宮。伊勢神宮の神様が祀られており、縁結びにご利益があることで絶大な人気を誇るパワースポットです。そのため、境内はいつも良縁を願う多くの女性でにぎわっています。

また、東京大神宮は、日本で初めて神前結婚式を行った神社。今も伝統的なうつくしい結婚式が執り行われています。かわいらしいデザインのお守りやおみくじも豊富で、どれにしようかえらぶのも楽しみの一つ。

境内にあるハートの形に見える「猪の目（いのめ）」という装飾を見つけてスマホの待ち受けにすると、さらに恋愛運がアップするとか！九段下観光の際には、少し足を延して訪れてみてはいかがでしょうか。

田安門

江戸城現存最古の門！歴史の重みを感じる重要文化財

北の丸公園の北側、靖国通りに面して堂々と構える田安門。この門は、なんと寛永13年（1636年）に建てられたもので、現存する江戸城の建築遺構の中で最も古いものとされています。国の重要文化財にも指定されており、その歴史的価値は計り知れません。

門は、外側の高麗門（こうらいもん）と、直角に折れた内側にある渡櫓門（わたりやぐらもん）の二重構造になっており、これは敵の侵入を防ぐための「枡形門（ますがたもん）」という形式です。どっしりとした石垣と、風格のある門構えを見上げれば、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう！

ここから北の丸公園に入れば、九段下観光がより一層味わい深いものになるはずです。

九段下観光で見つけた！穴場のおすすめスポット2選

定番スポットをめぐった後は、少しディープな九段下を体験してみませんか？ここでは、歴史の裏側や意外な一面を発見できる、通好みの穴場スポットを2つご紹介します。

珈琲と洋酒の店 さぼうる

歴史と趣が薫る神保町の“洞窟カフェ”

九段下駅から徒歩約10分、神田神保町の路地にひっそり佇む「珈琲と洋酒の店 さぼうる」は、1955年創業の歴史ある純喫茶です。山小屋風の外観にトーテムポールや赤いダイヤル式公衆電話といったレトロな装飾が並び、その佇まいだけでタイムスリップしたかのような趣。

店内はレンガや木の柱に囲まれた2フロアで構成され、どの席も洞窟のような半個室に感じられる落ち着いた空間です。壁には長年にわたる来訪者のメッセージや落書きが残され、歴史の厚みを感じさせます。

朝はモーニングも楽しめ、コーヒーやクリームソーダ、軽食、そして洋酒も提供されるので、昼下がりの一服や夕暮れどきの一杯にもぴったりな、雰囲気ばつぐんの名店です。

国立公文書館

日本の歴史を動かした「本物」の記録に出会う場所

東京国立近代美術館のすぐ隣にある国立公文書館は、国の重要な歴史公文書などを保存し、一般に公開している施設です。少し堅いイメージがあるかもしれませんが、歴史好きにはたまらない穴場スポット！なんと、日本国憲法の原本や、江戸幕府から引き継がれた古文書など、日本の歴史を形作ってきた「本物」の記録を見ることができるんです。

常設展のほか、特定のテーマに沿った企画展も随時開催されており、訪れるたびに新しい発見があります。展示されている資料は、ただ古いだけでなく、その一つひとつが日本の歩みを物語る貴重な証人。静かな空間で、歴史の息吹にじっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。九段下観光の知的な探求心をくすぐる、隠れた名所です。

九段下観光を満喫！おすすめモデルコース

九段下の見どころを効率よくめぐる、おすすめのモデルコースを紹介します。歴史、自然、アートをバランスよく楽しめるプランです。歩きやすい靴で出かけましょう！

10:00 九段下駅をスタート！まずは北の丸公園へ

九段下駅2番出口からスタート！目の前の「田安門」をくぐって、江戸城の歴史が息づく北の丸公園へ。緑豊かな公園内を散策しながら、日本武道館の荘厳な外観を眺めましょう。都会の真ん中とは思えない静けさと、鳥のさえずりに癒されます。

11:30 東京国立近代美術館でアート鑑賞

公園の散策を楽しんだら、そのまま東京国立近代美術館へ。日本の近代美術の名作に触れる、知的な時間を過ごしましょう。所蔵作品展「MOMATコレクション」は見ごたえたっぷり！最上階の「眺めのよい部屋」からの景色も忘れずに楽しんでくださいね。

13:00 九段下・神保町エリアでランチ

アートでお腹が満たされたら、次は本当のお腹を満たしに！九段下周辺や、少し歩いて古書店とカレーの街・神保町エリアには、おいしいランチスポットがたくさんあります。老舗の洋食店から人気のカレー店、おしゃれなカフェまで、その日の気分でえらんでみてください。

14:00 千鳥ヶ淵緑道をのんびり散策

ランチの後は、千鳥ヶ淵緑道へ。桜の季節はもちろん最高ですが、新緑の季節のきらめきや、秋の穏やかな雰囲気もまた格別です。お濠を眺めながらのんびり歩けば、心も体もリフレッシュできます。時間があれば、ボートに乗ってみるのも素敵な体験になりますよ！

15:00 靖国神社で歴史に触れる

緑道を散策した後は、靖国神社へ。厳かな雰囲気の中で参拝し、心を落ち着かせましょう。参拝客でにぎわうお祭りの季節はぜひ立ち寄ってみてください。

16:30 旅の締めくくりは東京大神宮へ

モデルコースの最後は、縁結びの神様、東京大神宮へ。靖国神社とはまた違った、華やかで明るい雰囲気が漂います。旅の安全への感謝と、これからの素敵なご縁を願ってお参りしましょう。かわいらしいお守りは、九段下観光の素敵なお土産になりますよ！

九段下観光で、心に残る一日を！

歴史的な建造物から豊かな自然、そして近代的なアートまで、多様な魅力が詰まった九段下エリア。今回ご紹介した13のスポットとモデルコースを参考にすれば、きっと充実した一日が過ごせるはずです。

次の休日は、都心にありながらも穏やかな時間が流れる九段下へ、新しい発見を探すお出かけをしてみてはいかがでしょうか？きっとあなたの心に残る、素敵な旅行になりますよ！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋

cover photo by Unsplash