
【全国旅した絶景ハンター厳選】うっとりするほど美しい!日本の絶景16選
日本全国を旅するトラベルライターが本当に行ってよかった絶景をご紹介!四季折々に美しい日本の絶景スポットを季節ごとに4つずつ、かなり厳選してご紹介しているので乞うご期待!今の季節に行きたい場所や次の旅行の計画を立てる際の参考にしてみてくださいね。



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絶景ハンターが厳選!春夏秋冬の美しい日本の姿とは?
自然が豊かで、四季折々に美しい色を持つ日本。繊細で優美な日本の絶景は、人々を魅了してやみません。そんな日本の絶景に心を打たれた私、soranoは、日本の絶景をカメラに収めるべく、一眼レフをお供に全国を旅してきました。
トラベルライターの私が足を運んだのは、日本全国43都道府県。四季がはっきりしている日本では、絶景を見に行くべきベストシーズンがあります。今回は実際に全国旅をして、目で見て肌で感じた感動の絶景をおすすめの季節ごとに16選ご紹介します。
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春は花の絶景がはずせない!おすすめスポット4選
まずは、春に行くべき日本の絶景スポットを4つご紹介します。春といえば桜などのお花の絶景は外せませんが、そのほかにも鳴門海峡や上高地などをチョイス。春に行ってほしい理由も併せて紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
吉野山(奈良県)

日本には桜の絶景は数多くあり、さまざまなスポットで撮影してきましたが、圧倒的な美しさを感じたのが奈良県の「吉野山」。1,300年の歴史がある吉野山は、古来より多くの人々に愛されてきました。
吉野山の桜は下千本から中千本、奥千本まで約3万本あり、山の標高が低いところからゆっくり開花していきます。そのため、3月下旬に咲きはじめ、4月上旬や中旬に見頃を迎え、4月下旬近くまで桜を見ることができるのです。山に咲き誇るのは「シロヤマザクラ」という淡いピンク色の桜が多く、あたり一面を春の色に染め上げます。
桜の名所はどこも日本らしく美しいもの。しかし、山全体が桜色という景色は滅多に見られない最高の絶景……!写真は下千本が満開の様子ですが、下千本を堪能するなら、「七曲坂」を登って行くのがおすすめです。標高が高めの中千本や上千本が満開のタイミングなら、ぜひ「一目千本」で桜色の山をみてみてくださいね。
吉野山の基本情報 | |
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住所 | 良県吉野郡吉野町吉野山 |
電話 | 0746-32-1007(吉野山観光協会) |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 京都駅から近鉄特急で約1時間40分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
新倉山浅間公園(山梨県)

もうひとつ、おすすめの桜スポット「新倉山浅間公園」をご紹介。ミシュランガイドの表紙になったことで、海外の旅行客から特に人気のスポットです。富士山と五重塔、そして桜が一緒に撮れるので、日本らしい絶景として脚光を浴びました。
園内には約650本もの桜があり、そのほとんどが日本の桜を代表するソメイヨシノ。赤と緑の五重塔、桜のピンク色、雪化粧をした富士山……!儚げなピンク色が日本の春らしさを表現していて、うっとりするような美しさです。
この写真は、青空と桜が満開になる時期を狙って足繁く通い、やっと撮影できた一枚。この景色を見るためには、展望デッキまで398段の階段を登らないといけません。しかし、登り切った先に見える景色は、絶景そのもの!この場所で、この時期だけでしか見ることができない日本らしい絶景を訪れてみては?
新倉山浅間公園の基本情報 | |
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住所 | 山梨県富士吉田市浅間2-4-1 |
電話 | 0555-21-1000 |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 中央自動車道河口湖ICより車で約15分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
鳴門海峡(兵庫県)
「鳴門海峡」は、淡路島と四国の間にある海峡で、珍しい渦潮が見られるスポットです。渦潮がより激しい渦になり迫力のある光景になるのは、春と秋の大潮のタイミング!そのダイナミックな絶景は、世界的にも珍しく、世界三大潮流のひとつとされています。
春は、3月下旬から4月下旬が見頃に。さらに、1日の中でも潮の満ち引きによってベストな時間があるので、公式HPで事前に調べておきましょう。
渦潮の観光方法としては、大きく2通りあります。迫力のある渦潮を間近で見たいならクルーズ、鳥になった気分で渦潮を上から見下ろしたいなら大鳴門橋。個人的には音やしぶきまで感じられるクルーズがおすすめ!ドキドキハラハラした気分で楽しめます。
そのほか、鳴門海峡や淡路島の名物が味わえる「道の駅うずしお」や展望台やレストランが併設されている「うずの丘 大鳴門橋記念館」などの観光スポットも近隣にあるので、貴重で迫力満点の渦潮をいろいろな楽しみ方で堪能してくださいね。
上高地(長野県)
夏の避暑地として人気の長野県「上高地」ですが、個人的におすすめの季節は春。4月からゴールデンウィークあたりまでは雪が降ることもあり、冬の雰囲気が残っているので、一番のおすすめは5月中旬です。
新緑が青々としていて美しく、雪解けの水は綺麗で豊かなんです。さらに、奥の山々には雪が残っており、碧色の梓川とのコントラストがまさに絶景。この時期にしか見られない一年で一番美しい上高地を見ることができます。また、5月中旬から咲くニリンソウのお花畑が見られるのもこの時期ならではの特権!
ちなみに、上高地は通年一般車両の進入が規制されています。バスや徒歩など、アクセス方法を事前に調べておきましょう。長野には御射鹿池や高ボッチ高原などなど、たくさんの絶景があるので、絶景巡りもおすすめですよ。
上高地の基本情報 | |
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住所 | 長野県松本市安曇上高地 |
電話 | 0263-95-2433(上高地インフォメーションセンター) |
営業時間 | 4~6月、9~11月:5:00〜19:00 7〜8月:5:00〜20:00 |
休業日 | 11月15日~4月下旬 |
アクセス | 松本駅から車で約1時間30分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
涼を求めて!夏に行きたいおすすめスポット4選
続いて、夏に行くべき日本の絶景スポットをご紹介します。夏は日差しが強いため、木々がより煌めいたり、水がより青く見えたり……。夏だからこその絶景もたくさんあります。
暑くて出かける気にならない時も、こんな絶景を見れるならちょっと出かけてみようかな、と思えるような絶景を厳選しました!ぜひ夏の旅行の参考にしてみてください。
白谷雲水峡(鹿児島県屋久島)

私自身、日本で一番行ってよかったと思っている場所が、絶景の宝庫、鹿児島県屋久島。なかでも「白谷雲水峡」は、絶景や旅行好きなら死ぬまでに一度は行ってほしい場所です!
写真で見るだけでは伝えきれない、神々しさと神秘的な空気感が今でも忘れられません。幾千年もの間ここで息をしてきた杉と、この森を育む豊かな水。悠久の時を感じる幻想的で美しい光景を目の前に、時が止まってしまったような感覚になりました。
深い森の中に差し込む木漏れ日と流れる川……。この光景を見るなら、夏、特に梅雨と台風シーズンの間の7月下旬から8月にかけて訪れるのがおすすめです。実は夏の屋久島の平均気温は森の中だと、20度を下回ります。暑すぎず、快適にトレッキングができますよ。
また、夏の屋久島では、海水浴やダイビングなどのマリンアクティビティも楽しめます。ちなみに、7月から9月にかけてはウミガメの産卵シーズンなので、魅力が詰まった夏がおすすめですよ!
白谷雲水峡の基本情報 | |
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住所 | 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦 |
電話 | 0997-42-3508(屋久島レクリエーションの森保護管理協議会) |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 宮之浦から車で約30分 |
料金 | 森林環境整備推進協力金として高校生以上:1人 500円 |
公式サイト |
父母ヶ浜(香川県)
絶景好きなら知っているであろう「父母ヶ浜」は、香川県にある日本のウユニ塩湖として話題になった有名なスポット。干潮時に見られる鏡張りの絶景が人気です。
一年を通して夕日が綺麗なスポットなのですが、夏がおすすめの理由は、海水浴と絶景が両方楽しめるから。遠浅の海なので、子どもも安心して遊べます。
とはいえ、父母ヶ浜といえば、この夕日の絶景ですよね。夕日の撮影は春や秋が人気ですが、個人的には夏がイチオシ。理由は、日本の夏は湿度が高いので、夕焼けが赤く染まりやすいからです。写真は雲ひとつない空ですが、夏らしい入道雲と一緒に夕焼けを見られるのも夏の特権ですね。
夏でも特に、干潮の時間と日の入りの時間が重なる日に訪れるのがおすすめです。三豊市観光交流局のHPでは、干潮の時間と日の入りの時間、観光におすすめの日まで記載してくれているので事前に調べるとより美しい絶景を見られるかもしれません!
父母ヶ浜の基本情報 | |
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住所 | 香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3 |
電話 | 0875-56-5880(三豊市観光交流局) |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 高松駅から電車で約1時間 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
高千穂峡(宮崎県)
日本の神話が息づく宮崎県「高千穂」。神々しい緑豊かな渓谷と、迫力がありつつも繊細な真名井の滝が絶景の人気観光スポットです。思わずため息が漏れるような神秘的な空気が立ち込めていて、神話の里と言われるのも納得の光景。
紅葉が美しい秋のシーズンも人気ですが、個人的におすすめなのは夏。高千穂峡は木々に覆われているため、比較的陰っているのですが、夏の強い日差しのおかげで、明るくキラキラと輝きます。木々の青さや渓谷の下を流れる水の透明感、滝の水しぶきの煌めきまで感じられるのが夏なんです。
また、高千穂峡は夏でも涼しく、快適に観光できます。人気のボートに乗れば、より一層清涼感を感じられるでしょう。さらに、夏にみんなで食べたい流しそうめんの発祥の地と言われているのが高千穂峡にある「千穂の家」。夏に行けば、より一層美味しくいただけそうですよね。
高千穂峡の基本情報 | |
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住所 | 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井 |
電話 | 0982-73-1213(高千穂町観光協会) |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 宮崎市内から車で約2時間 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
蔵王の御釜(宮城県)

夏のおすすめ絶景スポットの4つ目は宮城県にある「御釜」です。ネットやSNSで見る姿はきっと加工されていて、ここまでの色には見えないだろうと思いながら足を運んだのですが、写真さながらの絵の具を溶かしたような驚くほどのエメラルドグリーンで衝撃的でした。
私が訪れた日は曇り気味。それでも鮮やかなグリーンで、こんな光景が日本にあるのかと感動!青空の時はきっと青と緑のコントラストがもっと美しいのだろうと思います。
御釜が位置する蔵王は、冬の樹氷が有名ですが、北海道に住んでいた私は、樹氷よりも御釜の方が衝撃的でした。また、夏の6月下旬から7月にかけてコマクサと呼ばれる高山植物が咲きます。ピンク色の小さな可愛らしい植物を散策しながら見られるのも、夏に御釜へ行ってほしい理由のひとつ。
実は、標高の高い場所にある御釜は、霧がかかることが多く、御釜を見られる確率は30%とも言われているんです。見られることが珍しい貴重な絶景ですが、ぜひ見に行ってみてくださいね。
蔵王の御釜の基本情報 | |
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住所 | 宮城県刈田郡蔵王町 宮城県蔵王国定公園内 |
電話 | 0224-34-2725 (蔵王町観光案内所) |
営業時間 | 8:00〜17:00 |
休業日 | 11月初旬~4月下旬 |
アクセス | 東北自動車道「村田IC」もしくは「白石IC」から車で約1時間 |
料金 | 無料(蔵王ハイライン通行時に普通車550円) |
公式サイト |
紅葉狩りを楽しみたい!秋のおすすめスポット4選
ここからは秋に行くべきおすすめの絶景スポットをご紹介します。秋は夏の暑さが落ち着いて、観光にもぴったりの季節です。
秋といえば紅葉!紅葉を見るために訪れてほしい京都のスポットや埼玉の穴場スポットもご紹介します。秋の旅行先を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
17END(沖縄県宮古島)

photo by sorano
秋に行くべきおすすめの絶景スポットは、沖縄県の宮古島です。夏がベストシーズンと言われる宮古島ですが、夏は観光客が多いことと、日差しが強くて暑いのが難点。
なので、私は10月ごろにこそ訪れてほしいと思います。その理由は、10月の宮古島は観光客の足が遠のき、綺麗な海を独り占めすることもできちゃうから!さらに、宮古島の10月は過ごしやすい気温で、海水浴も楽しむことができます。9月の台風シーズンも過ぎており、秋らしさがまだ薄く、南国の雰囲気を楽しめますよ!
そんな宮古島で、特に私のお気に入りスポットは「17END」。宮古島本島から車で訪れることができる下地島空港の裏側にあるビーチです。遠浅のビーチなので、波が穏やか。透明度の高い海は、コバルトブルーに輝き、日本が誇る宮古島の海を思う存分眺められます。
実は、このスポット、空港の真裏なので、飛行機が着陸する迫力ある姿を見ることもできるんです!魅力たっぷりの17ENDで宮古島を満喫してみてください!
白金青い池(北海道)
北海道の美瑛町にある「白金青い池」は、最もメジャーな日本の絶景スポットのひとつ。冬の幻想的な光景が、2012年にApple社の製品の壁紙に起用されたことで、人気に拍車をかけました。また、池の周辺に茂る青々とした木々と青い池のコントラストが美しい夏も人気です。春夏秋冬全てのシーズンに撮影に行ったことのある私は、秋を一番におすすめします!
写真は10月の写真ですが、青い池の奥にあるカラマツの木が紅葉しています。カラマツが紅葉するのはたった1週間ほどの短い期間。例年10月下旬から11月上旬にかけて見られます。
雨上がりや雪解けではない限り、青い池の水の色は、実物も写真の通りのパキッとしたパステルブルーです。この青い池特有の青さとカラマツの黄色が織りなす景色は、この時期だけの特別な絶景……!春夏秋冬、一年を通して美しい青い池ですが、ぜひこのタイミングを狙って見に行ってほしいです!
白金青い池の基本情報 | |
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住所 | 北海道上川郡美瑛町白金 |
電話 | 0166-94-3355(道の駅びえい白金ビルケ) |
営業時間 | ※駐車場利用時間 5〜10月:7:00〜19:00 11〜4月:8:00〜21:30 |
休業日 | 天候などによって閉鎖の可能性あり |
アクセス | 美瑛駅より車で約20分 |
料金 | 駐車料金として普通車1台500円 |
公式サイト |
毘沙門堂(京都府)

秋の絶景スポットの厳選4選は、京都だけで選べそうなほど紅葉の名所が数多くありますが、あちこち撮影した私がイチオシするのは「毘沙門堂」。サンゴのような深紅と深い緑のコントラストが息を呑むほど美しい絶景スポットです。境内周辺には約150本もの紅葉が植えられており、秋の色に鮮やかに染まります。
写真のように、本殿から見える高台弁才天を囲む紅葉のなんと美しいこと。太陽の光で赤く染まった紅葉がキラキラと輝き、風が吹くとはらはらと舞い散る落ち葉は、まるで絵画のような光景でした。
また、勅使門に続く参道を赤く染める「敷紅葉」も人気です。石畳の参道に真っ赤な絨毯が敷かれたようで、思わず、時間が止まったらいいのに……!と思ってしまいます。
京都の紅葉スポットといえば、清水寺や永観堂かもしれませんが、毘沙門堂も忘れずに足を運んでくださいね。
毘沙門堂の基本情報 | |
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住所 | 京都府京都市山科区安朱稲荷山町18番地 |
電話 | 075-581-0328 |
営業時間 | 9:00〜17:00(16:30受付終了) 12月1日〜2月末日は冬期営業のため9:00〜16:30(16:00受付終了) |
休業日 | なし |
アクセス | 山科駅から徒歩約20分 |
料金 | 入山拝観料 一般700円、高校生400円、小学生300円 |
公式サイト |
雁坂大橋(埼玉県)
埼玉県に位置する「雁坂大橋」は、知る人ぞ知る紅葉スポット。実は、私自身も知らなかったスポットで、地元の方に教えていただいて撮影しに行きました。ここのおすすめポイントは、写真栄えする画角……!山々が織りなす斜面と三角に抜ける谷が絵に描いたような美しさで、そして山々を彩るカラフルな紅葉、そのど真ん中に力強く佇む、レトロでノスタルジックな黄色の雁坂大橋がよく写真映えします。
撮影や眺望に適した場所は、「豆焼橋」。こちらもレトロな赤いアーチ橋で、この写真も豆焼橋から撮影したものです。赤に黄色、緑に茶色と、本当に色とりどりに染まった光景は、秋色のパレットをひっくり返したようで心震える絶景でした。
秩父の「月の石もみじ公園」や「長瀞渓谷」などの紅葉スポットも近くにあるので、周辺観光も一緒にしてみてはいかがですか?
雁坂大橋の基本情報 | |
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住所 | 埼玉県秩父市大滝地内 |
電話 | 048-830-5255 (県土整備部 県土整備政策課 ) |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 関越自動車道「花園」ICより車で約1時間20分 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.pref.saitama.lg.jp/a1001/doboku-sansaku/karisakaohhashi-mameyakibashi.html |
雪が舞う冬のおすすめスポット4選
最後に冬に行くべきおすすめの絶景スポットをご紹介します。冬といえば雪景色を思い浮かべる方も多いのでは?
雪は、世界をキラキラと美しくしたり、いつもとは全く雰囲気の異なる真っ白の世界に変えてしまったりしますよね!そんな雪景色を中心に、冬にしか見ることができない特別な絶景スポットをご紹介するので、参考にしてみてください。
ジュエリーアイス(北海道)

冬におすすめの絶景スポットとして最初にご紹介するのは、北海道の十勝地方豊頃町の大津海岸で見られる「ジュエリーアイス」。冬になると寒さで十勝川を氷が覆い、その氷が太平洋に流れ出て、海岸に打ち上げられたものです。波にもまれることによって、穴があいたり丸みを帯びたりと、さまざまな形になります。
例年1月中旬から2月下旬までの期間で見られますが、自然現象のため、必ず出会えるとは限りません。北見工業大学などが運営している「ジュエリーアイスプロジェクト」では、ジュエリーアイスを見られる可能性などがわかる予報が出ているのでチェックしてみてください。また、訪れる際には防寒対策は忘れずに。
ジュエリーアイスは透明のものが多いのですが、なかには少し濁ってみえるものも。写真のものは濁っているからこそ、氷自体の色が朝日の色に染まってとても幻想的でした。自然が作り出した儚く、美しい宝石は、まぎれもなく絶景です。
ジュエリーアイスの基本情報 | |
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住所 | 北海道豊頃町大津元町 |
電話 | 015-574-2216(豊頃町観光協会) |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 帯広空港から車で約60分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
トラピスト修道院(北海道)

北海道の人気観光地である函館。その隣町の北斗町にある「トラピスト修道院」は、神聖な空気感が漂う美しいスポットです。正式名称は「厳律シトー会燈台の聖母大修道院」といい、現在でもなお、キリスト教の精神のもと、男性修道士が暮らしている修道院です。修道院の中は見学できませんが、並木道は誰でも見学できます。
この、修道院に続く一本の並木道「ローマへの道」がとても美しく、地元の方からも人気のスポットです。函館の市街から少し離れるため、観光客が少なく、静かで厳かな雰囲気を感じられます。
夏は、青々としたポプラと杉が爽やかな北海道の風に揺れます。そして冬は、ふわふわと雪が舞う中の真っ白な並木道になり、見惚れるほどの美しさ。ピンと張り詰めた空気感が絶景をより際立たせ、胸が締め付けられるような景色でした。
また、クリスマスの期間は1週間だけ、夜に並木道がライトアップされ、さらに幻想的な光景に!日本ではないような異国情緒を感じられる絶景スポットです。
トラピスト修道院の基本情報 | |
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住所 | 北海道北斗市三ツ石392 |
電話 | 0138-75-2108 |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | JR新函館北斗駅から車で約30分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
銀山温泉(山形県)
寒い冬は、温泉に入りたくなりますよね。日本には数多くの温泉街がありますが、なかでも山形県にある「銀山温泉」は国内外から人気の情趣ある温泉街です。16世紀に銀鉱が発見され、江戸時代には公儀山として栄えた歴史がある、大正ロマンを感じる温泉街。
おすすめの季節は圧倒的に冬!雪がこんこんと降る銀山温泉は特に美しく、冬にぜひ行ってほしいスポットです。絶景というと自然が作り出した景色が多いのですが、人が作り出した銀山温泉も紛れもなく絶景ですよね。
白銀の世界はノスタルジックで、ため息が出るほど。夜になるとガスランプにあかりが灯り、より一層ロマンティックな雰囲気になります。こんな絶景を眺めながら、湯浴みも楽しめるなんて最高です!ぜひ冬の銀山温泉で非日常を堪能してみてください。
銀山温泉の基本情報 | |
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住所 | 山形県尾花沢市銀山 |
電話 | 0237-28-3933(銀山温泉案内所) |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 東北自動車道 古川ICから車で約1時間15分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
流氷クルーズ(北海道)
最後にご紹介するのは、北海道の流氷。例年1月下旬から3月下旬ごろにロシアのアムール川から1000kmも旅をして北海道にたどり着きます。私のおすすめは、2月20日前後。流氷がオホーツク海を覆いつくし、見渡す限りのダイナミックな絶景が広がります。
流氷の絶景を満喫する方法として「流氷ウォーク」や「ガリンコ号」などいくつかありますが、私のイチオシは網走市の「流氷観光砕氷船おーろら」です。正直、北海道に住んでいたからか、初めて流氷をみた時には、思ったほど感動しなかったのですが、このクルーズでみられる景色が絶景すぎて、言葉を失いました。
特に最終便に乗ると、流氷とともに夕日やマジックアワーが楽しめます。さらに、天然記念物のオオワシやオジロワシ、雪化粧をした知床連山も見ることができました。
2023年からは新造船の「小型観光船おーろら3」が運行しており、水中ドローンで撮影した流氷をリアルタイムで船内モニターに映し出す新たなサービスも人気なんだとか。船が流氷を砕く音と衝撃は迫力満点なので、絶景とともに体験してみてください。
流氷クルーズ(網走流氷観光砕氷船 おーろら)の基本情報 | |
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住所 | 北海道網走市南3条東4丁目5の1道の駅 流氷街道 |
電話 | 0152-43-6000 |
営業時間 | 9:30〜15:30(月によって変動あり) |
休業日 | 冬季(1月中旬から3月)のみの営業 |
アクセス | 網走駅から車で約10分 |
料金 | 【大型船】1月・3月 大人(中学生以上)4,500円、小学生 2,250円、2月 大人(中学生以上)5,000円、小学生 2,500円 【小型船】 大人(中学生以上)8,000円、小学生 4,000円 |
公式サイト |
春夏秋冬の絶景を追いかけて!日本の魅力を堪能しよう
日本は自然が豊かで美しく、四季折々に異なる顔を持っています。そんな素晴らしい日本には、たくさんの絶景があります。春には咲き誇る桜、夏には青々とした森、秋には色とりどりの紅葉、冬はキラキラ輝く雪景色。
日本の魅力を、絶景を通して、目で見て、耳で聞いて、肌で感じてみてくださいね。
cover photo by sorano