【2024年最新】アメリカ・ダラスの治安は?危険なエリアや観光時の注意点を解説
日本人旅行客も多いダラスは比較的治安の良い都市ですが、なかには注意すべきエリアや地域も存在します。今回は人気の観光地であるアメリカ・ダラスの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気を付けたいポイントなど知っておきたい情報をご紹介します。ダラス旅行に訪れる際は、ぜひ参考にしてくださいね。
日本人旅行客も多いダラスは比較的治安の良い都市ですが、なかには注意すべきエリアや地域も存在します。今回は人気の観光地であるアメリカ・ダラスの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気を付けたいポイントなど知っておきたい情報をご紹介します。ダラス旅行に訪れる際は、ぜひ参考にしてくださいね。
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ダラスの治安は?悪化してる?
ダラスの位置するテキサス州は、アメリカの中でもっとも安全な州のひとつであり、ダラスも比較的治安が安定しています。観光客が集まるダウンタウンのほか、出張者や日本在住者が多いビジネス街周辺は安心して歩き回れるでしょう。
ただし日本に比べると犯罪被害は多く、近年では銃による殺人事件やアジア人に対するヘイトクライムなども増加しています。2020年の強盗事件2,188件、傷害事件は3,109件と州単体で見ると決して少なくないため、どんな場所であれ油断は禁物です。
今回は、そんなダラスの夜の様子や治安の悪い場所、犯罪に巻き込まれないための防犯対策などをご紹介します。
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ダラスの夜の治安は?
夜景もきれいなダラスにはナイトスポットも多く、夜遅くまで楽しめるのが魅力です。ダウンタウンやアップタウンには朝まで営業しているレストラン&バーも多いため、せっかくなら1日中遊びたいですよね。
しかし、ダラスに限らず夜の時間帯は犯罪発生率が高まるため、可能な限りひとり歩きは避けるようにしましょう。特に、薄暗くなる公園や人通りの少ない路地裏は大変危険です。
女性はスリや性犯罪の被害に遭いやすいため、徒歩での移動は避け、近い場所であってもタクシーや配車アプリを利用してくださいね。
ダラスで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット
比較的安全に観光できるダラスですが、一部には治安が良くないエリア・スポットも存在します。定番の観光スポットと隣接している場合もあるので、誤って足を踏み入れないよう注意しましょう。ここでは、ダラスで治安が悪いとされる要注意エリアを3ヵ所ご紹介します。
①Pleasant Grove(プレザントグローブ)ではギャングによる銃犯罪が多発
ダラスの南東に位置するPleasant Grove(プレザントグローブ)は、ダラスの中でも特に治安が悪いエリアとして有名です。違法移民・低所得者層が集まっており、強姦・殺人・強盗といった凶悪犯罪の発生率が非常に高いと言われています。
なかには地元ギャングによる銃犯罪も報告されており、予期せぬ犯罪に巻き込まれる可能性もゼロではありません。地元民も立ち寄らないほど危険なエリアなので、昼夜を問わず立ち寄らないようにしてください。
②Oak Cliff(オーク クリフ)地域では暴力犯罪に警戒を
ダラス市内から南側に広がるOak Cliff(オーク クリフ)エリア。人気の観光スポット、ダラス動物園があるエリアで、人通りが多い昼間の時間帯は安心して歩き回ることができます。
地域全域が危険なわけではありませんが、一部の地域では暴力事件や傷害事件が多発しているため注意が必要です。特にダラス動物園から東側は治安が悪いので、不用意に出歩くのは避けましょう。
散策するのは動物園内だけにとどめ、周辺の移動時はレンタカーやタクシーを利用すると安心ですよ。なお、ダラスにはバスや路面電車といった公共交通機関がありますが、不審者が多いとの報告もあるので利用は控えるのが無難です。
③Fair Park(フェアパーク)周辺は徒歩での観光を避けて
水族館や博物館などが点在するFair Park(フェアパーク)も、日本人旅行客から人気を集めているエリアです。フェアパーク内は安全に観光できますが、周辺地は治安が悪くなるため立ち入らないようにしましょう。
特に住宅街が広がるエリアでは、観光客を狙ったスリ・傷害事件などに遭う恐れもあるので十分警戒が必要です。フェアパーク周辺にはSNS映えするアートスポットも多いですが、徒歩ではなく車で巡るようにしてくださいね。
ダラスで観光客が被害に遭いやすい犯罪は?
ダラスではスリや置き引きといった軽犯罪のほか、麻薬売買や銃撃事件などの凶悪犯罪も増加しています。コロナ禍以降はアジア人に対するヘイトクライム事案も報告されており、嫌がらせを受ける可能性も否定できません。
ここからはダラスで観光客が被害に遭いやすい犯罪を解説するので、安全に観光するためにも事前に確認しておきましょう。
①スリ・置き引き・ひったくり
日本人旅行客がもっとも巻き込まれやすいのが、スリ・置き引き・ひったくりなどの盗難犯罪です。人が多く行き交うダウンタウンや観光スポットでの被害が報告されており、財布・パスポート・携帯などを取られるケースが多いようです。混雑した電車内でも被害に遭いやすいため、荷物は必ず身体の前で持つようにしてください。
また、もしスリやひったくり被害に遭ったとしても、無理に犯人を追いかけたり追及したりするのはやめましょう。犯人を刺激するとかえって被害が大きくなる可能性もあるので、犯人の特徴を覚えておき、落ち着いて警察に通報することが大切です。
②麻薬売買や銃撃事件
先ほどご紹介したプレザントグローブ周辺では、麻薬売買や銃撃事件に注意が必要です。基本的に観光客が被害に遭った報告は少ないですが、犯罪現場を目撃したことで抗争に巻き込まれるリスクも十分考えられます。特にテキサス州では広範な銃器使用が認められており、不測の発砲事件に遭遇する可能性も否定できません。
治安の悪い地域へ近づかないのはもちろん、不審者を見つけた場合はすぐにその場から離れることが大切です。ギャング同士の揉め事に遭遇しても決して近寄らず、人通りの多い場所や商業施設などへ退避しましょう。
③アジア人に対するヘイトクライム
ダラスでは、アジア系住民や旅行客に対するヘイトクライムも増加傾向にあります。偏見による嫌がらせを受けたり、不用意に付きまとわれたりと思わぬ被害に遭う可能性もあるでしょう。
効果的な対策はありませんが、万が一ヘイトクライムに遭ったとしても相手にせず、無視して問題ありません。しつこく絡まれて身の危険を感じる場合は、大声で叫んで助けを呼ぶか、ホテルや飲食店など安全な場所へ駆け込んでください。
④レンタカーを狙った車上荒らし
ダラスは車社会なので、レンタカーを使って観光する方も多いのではないでしょうか。徒歩に比べると安全な移動手段ですが、レンタカーを狙った車上荒らし被害も多く報告されているため運転時は注意が必要です。
過去には車内に放置した財布やパスポートを盗まれたという事件も発生しているので、短時間の駐車でも貴重品は必ず携帯するようにしましょう。
また運転中であっても、信号待ちの途中に窓から金品を狙う強盗も存在します。運転中・駐車時共にドアロックは怠らず、可能な限り窓も閉めたまま走行すると安心です。
ダラスで被害に遭わないための防犯対策
つづいて、ダラスで犯罪被害に遭わないための防犯対策をご紹介します。どれも簡単にできることばかりなので、旅行中はぜひ実践してみてくださいね。
①早朝・夜間のひとり歩きは避ける
人通りが少なくなる早朝や夜間の時間帯は危険度が増すため、男女問わずひとり歩きは避けましょう。バスは夜間まで走っていることが多いですが、昼間とは雰囲気が変わるため、利用するのは控えてください。
ただし、ダウンタウン周辺は夜間でもにぎわっているレストランが多いため、ディナー時にもおすすめのエリアです。
②治安の悪い地域には近づかない
基本的なことですが、ダラス旅行に訪れたら治安の悪い場所へは絶対に立ち寄らないようにしましょう。特に観光スポットと隣接している場合は、歩いているうちに治安の悪いエリアへ入ってしまう恐れもあるので、地図を確認しながら散策することが大切です。
ホームレスが多い、ゴミが散乱している、窓に鉄格子が設置されているなど、治安が良くないエリアは雰囲気で察することができます。少しでも違和感を感じたら、すぐに引き返すようにしてくださいね。
③貴重品や多額の現金は持ち歩かない
ダラスではスリやひったくり被害が多発しているため、貴重品や多額の現金は持ち歩かないようにしてください。
ダラスはキャッシュレス支払いが主流なので、現金を多く持たなくても問題ありません。貴重品はホテルのセーフティーボックスに預け、必要最小限の荷物で観光を楽しみましょう。
また、華美な服装をしていたり高価な装飾品を身に付けていたりすると、その分ターゲットになりやすいため身なりにも気を配ることが重要です。
④公共の場所での無断撮影は禁止!
防犯対策ではありませんが、ダラスでは公共の場所における無断撮影が禁止されています。デパートやスーパーといった不特定多数の人が出入りする場所では、無許可での写真撮影はできません。
空港や連邦政府関連の建物でも写真撮影が禁止されており、違反した場合は罰則を受ける可能性も。観光スポットでも独自の規則が設けられているため、きちんと確認しておきましょう。
ダラスで犯罪の被害に遭ってしまった時の連絡先
最後に、ダラスで犯罪被害に遭ってしまった時の連絡先をご紹介します。パスポートを紛失した場合の連絡先もお伝えするので、渡航前に確認しておいてくださいね。
緊急通報先
ダラスでは、消防・救急・警察の連絡は全て911でつながります。緊急事態が発生した場合は911に連絡し、オペレーターに事情を説明してください。ジャパニーズ・プリーズと言えば日本語通訳につないでもらえるので、英語が苦手な方でも安心です。
スリ被害に後で気づいたのように緊急を要さない場合は、最寄りの警察署に足を運ぶようにしましょう。
在ヒューストン日本国総領事館
ダラスには総領事館がないため、パスポートの盗難に遭った場合や警察への届け出で困っている場合は在ヒューストン日本国総領事館が窓口となります。
パスポートを紛失した場合は、旅券紛失届を提出することで再発行手続きが可能です。緊急で日本に帰国しなければいけない場合も、帰国のための渡航書を発行してもらえるので、まずは相談してみましょう。
ダラスから領事館までは車で約3時間程度なので、まずは電話で連絡し、必要に応じて直接来館するのがおすすめです。
在ヒューストン日本国総領事館の連絡先
- 住所:909 Fannin St., Suite 3000, Houston, TX 77010
- 電話:713-652-2977(代表)※緊急時のみ24時間対応
- 営業時間:月曜~金曜 9:30~12:30、13:30~16:30 ※窓口受付は閉館30分前まで
- 休業日:土曜・日曜・祝日
- 公式サイト:https://www.houston.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
治安情報をチェックしてダラス旅行を楽しもう!
アメリカ・ダラスは比較的治安の良い都市ですが、スリやひったくり、車上荒らしなどの軽犯罪は日々発生しています。特にプレザントグローブを中心とするローカルエリアは危険が多いため、立ち寄らないようにしましょう。
犯罪に巻き込まれないためには、貴重品から目を離さない、夜間のひとり歩きはしないなど、自分自身で対策することがポイントです。日本とは文化や風習も違う国に来ていることを意識して、安全に旅行を楽しんでくださいね!
※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。
cover photo by pixabay