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“ダムだけ”を巡る旅をしてる人たちがすごすぎる!〜インフラツーリズムの奥深い魅力〜

近年、ひそかに注目を集めているのが、巨大なダムや発電所、橋梁などの公共“インフラ”を巡る「インフラツーリズム」。普段は何気なく見ている公共施設が、実は驚くほどのスケール感と奥深い歴史と構造美を秘めているんです。今回は“ダムだけ”に焦点を当てて、関東や北陸で体験できるインフラ旅をご紹介。技術の枠に圧倒され、自然と人間の力に感動する、そんな唯一無二の旅へ出発しませんか?

ライター
Arisa
渡航回数は100回近く!年に数回は海外へ飛び出す、旅好きライターです。 現在はフリーランスライターとして活動中。旅先での出会いや発見を大切にしながら、旅を楽しみつつ、幅広いジャンルのおすすめ旅行情報を発信しています!
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「旅」と聞いて思い浮かべるのは、温泉やグルメ、絶景、だけではありません。近年、ひそかに注目を集めているのが、巨大なダムや発電所、橋梁などの公共“インフラ”を巡る「インフラツーリズム」。

普段は何気なく見ている公共施設が、実は驚くほどのスケール感と奥深い歴史と構造美を秘めているんです!今回は“ダムだけ”に焦点を当てて、関東や北陸で体験できるインフラ旅をご紹介。技術の枠に圧倒され、自然と人間の力に感動する、そんな唯一無二の旅へ出発しませんか?

Contents

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インフラツーリズムとは?〜「見る・知る・感じる」インフラの世界〜

photo by PIXTA

インフラツーリズムとはとは、トンネルやダム、橋梁、発電所などの土木構造物や公共インフラを「見る・知る・感じる」ことを目的とした新たな観光スタイル。背景には産業遺産の価値見直し、再評価や、地方観光の多様化があります。近年ダムの観光を中心に日本で広まりつつある、新しい観光の楽しみ方です。

特にダムは、壮大なスケール・高度な技術の粋・立地の秘境感が三拍子そろい、熱烈なファンが多数存在しています。「放流の瞬間を見るために旅する」「ダムカードを集めて全国制覇」など、深くマニアックな楽しみ方もできますよ!

産業遺産から観光資源へ

インフラツーリズムが注目されたのは2000年代以降のこと。特に2015年に「明治日本の産業革命遺産(製鉄・製鋼・造船・石炭産業)」が世界文化遺産に登録されたことで、土木・インフラへの関心が高まりました。

「知ること」「残すこと」が重要視されるようになったため、ダムや発電所なども、単なる施設ではなく楽しむための旅先として注目されています。また、普段なかなか入れない工事現場や施設の見学ツアーも開催され、子どもだけでなく大人の社会見学としても人気です。

インフラツーリズムを楽しむポイント

通常の観光スポットとはひと味違う大迫力や絶景を楽しめるインフラツーリズム。インフラスポット中心の観光を楽しむためのポイントは以下の通りです。

  • 圧倒的なスケール:巨大建造物であるため、その存在感は圧巻。まさに「動かぬ絶景」
  • 技術と構造:建物や構造の背景を知ることで理解が深まり、感動も倍増
  • 旅路も冒険:山奥や僻地に多く点在していることから、訪れる道中もハイライトに

この記事では、インフラツーリズムの代表スポットとして、日本全国のダムに焦点を当てて、ダムだけを巡る旅の見どころを紹介します!

特に日本各地に見られるダムは、人工建造物であるにもかかわらず、ダム建設によってできた湖や山々との雄大な自然が楽しめるのもメリット。ぜひ人間が作り上げたスケールの大きさな建造物と大自然の融合を見学してみましょう。

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集める楽しみも……!「ダムカード」の世界

photo by PIXTA ※画像はイメージです

見るだけじゃない、集めて深まるダムの魅力を体験してみませんか?今、ダムを訪れる人たちの間で人気になっているのが「ダムカード」。国土交通省などが発行している非売品の記念カードで、ダムの貯水池の容量や歴史、特徴が書かれています。

訪問者限定で配布されているため現地でしか手に入らないというのが最大の特徴。裏面には豆知識や放流写真が載っています。カード収集を目的にダムを巡るファンもいるほど!

また限定カードやレアカードも存在しており、集めれば集めるほど、その魅力にハマるでしょう。

※ダムカードの配布場所の最新情報は、国土交通省のサイトよりご確認ください。

ダムカードの貰い方ガイド

配布場所

ダムの管理所や近隣の観光施設など

配布時間

平日9:00〜17:00(ダム施設により異なる)

ルール

基本、訪問者1人1枚

公式サイト

https://www.mlit.go.jp/river/kankyo/campaign/shunnkan/damcard.html

富山|“日本一のダム”黒部ダムでスケールの違いを体感

photo by PIXTA

富山県の立山連峰に抱かれた「黒部ダム」は、日本最大の高さを誇るアーチ式ダム。1956年から7年かけて建設されたこの巨大インフラは、「くろよん」こと黒部川第四発電所として、戦後日本の電力需要を支えてきました。

その困難で壮絶な建設史から世紀の大事業と称され、今では年間100万人以上が訪れる観光名所に。自然と人間の技術が交差する、日本インフラツーリズムの原点ともいえる存在です。

黒部ダム

photo by PIXTA

高さ186m、長さ492mという日本最大級のスケールを誇る黒部ダムは、立山黒部アルペンルートの中核地点としても知られています。毎年6月〜10月には大迫力の観光放水が行われ、毎秒10t以上の水が飛沫を上げながら放出される光景は圧巻!

ダム展望台やダムえん堤などさまざまな角度のスポットから迫力のある放水を見ることができます。晴れた日には虹が見られることも!技術と自然、観光が融合する希少なスポットです。ダムカレーをはじめとするグルメや、ダム建設の歴史を学べる資料館も充実しており、1日たっぷりと楽しめます。

黒部ダムの基本情報

住所

富山県中新川郡立山町芦峅寺

営業時間

毎年4月中旬から11月30日まで

アクセス

扇沢駅から電気バスに乗り換え約15分

ダムカード配布場所

黒部ダムレストハウス1F黒部ダム案内所

公式サイト

https://www.kurobe-dam.com/

長野|木曽川を支える“美しき3連ダム”を巡る旅

photo by PIXTA

長野県松本市の山あいに連なる「奈川渡ダム」「水殿ダム」「稲核ダム」は、電力供給や治水に欠かせない役割を果たしており、梓川3ダムと呼ばれています。それぞれ車で15〜30分ほどの距離にあり、1日でまとめて巡ることができるのも魅力。

奈川渡ダムの鏡面湖や、水殿ダムの近代的な造形美は必見。3つのダムが織りなす自然と技術の景観美を満喫できるコースです。

奈川渡ダム

photo by PIXTA

奈川渡(ながわど)ダムは、長野県松本市奈川に位置する、高さ155mのアーチ式コンクリートダム。長野県で1番大きいダムです。東京電力リニューアブルパワー株式会社が管理し、梓川の水を活用した大規模な水力発電を担っています。

晴天時には北アルプスの山とダムが水面に映り込む幻想的な風景が広がるのが魅力のひとつ。特に山々が赤く燃える紅葉の時期は圧巻の景色が見られ、春〜秋はドライブコースとしてもおすすめです。

奈川渡ダムの基本情報

住所

長野県松本市奈川4442

電話

0263-92-2206

アクセス

アルピコ交通上高地線新島々駅から車で約30分、松本ICから車で約45分

ダムカード配布場所

道の駅「風穴の里」、ながわ山彩館、グレンパークさわんど、乗鞍BASEいがやレクリエーションランド、乗鞍高原観光案内所※ダムを訪れた証明(写真等)が必要

公式サイト

https://www.tepco.co.jp/rp/business/hydroelectric_power/mechanism/dam/list/nagawado.html

⇩車で10分

水殿ダム

photo by PIXTA

奈川渡ダムから梓川を上ると現れるのが水殿(みどの)ダム。重力式コンクリート造で、1969年に完成した水力発電専用ダムです。近代的でどこか機能美を感じさせるデザインが特徴で、周囲の山々と調和した景観が楽しめます。

切り立った渓谷にあり、秋には絶好の紅葉を楽しめるスポットです。ダムカードも配布しており、ファンにはうれしいポイント。アクセスも良好で、静かな環境の中でのんびり見学できます。

水殿ダムの基本情報

住所

長野県松本市安曇稲核

電話

0263-92-2206

アクセス

アルピコ交通上高地線新島々駅から車で約20分、松本ICから車で約40分

ダムカード配布場所

道の駅「風穴の里」、ながわ山彩館、グレンパークさわんど、乗鞍BASEいがやレクリエーションランド、乗鞍高原観光案内所※ダムを訪れた証明(写真等)が必要

公式サイト

https://www.tepco.co.jp/rp/business/hydroelectric_power/mechanism/dam/list/midono.html

⇩車で10分

稲核ダム

photo by PIXTA

3つのダムの中で最下流に位置するアーチ式コンクリートの稲核(いねこき)ダムは、竜島発電所と、維持放流を利用した稲核発電所の取水ダムです。発電と下部調整池としての役割を持っています。

スケールはほかの2つのダムと比べると小さいものの、ダムの上から見下ろす渓谷の風景は迫力十分。近隣の稲核湖や道の駅でひと息つきながら、のんびりとダム三昧の旅を締めくくるのにも最適です。

稲核ダムの基本情報

住所

長野県松本市安曇稲核

電話

0263-92-2206

アクセス

アルピコ交通上高地線新島々駅から車で約10分、松本ICから車で約35分

ダムカード配布場所

道の駅「風穴の里」、ながわ山彩館、グレンパークさわんど、乗鞍BASEいがやレクリエーションランド、 乗鞍高原観光案内所※ダムを訪れた証明(写真等)が必要

公式サイト

https://www.tepco.co.jp/rp/business/hydroelectric_power/mechanism/dam/list/inekoki.html

群馬|“発電王国・群馬”を支える巨大ダムを巡る

photo by PIXTA

関東有数の水資源地帯・群馬県は、古くから「電力王国」と呼ばれるほど水力発電を中心に自然エネルギー資源が豊富な地域。特に利根川水系を活かしたダム群は、首都圏の水と電気を支える要の存在です。

今回は「矢木沢ダム」、「奈良俣ダム」、「藤原ダム」、「相俣ダム」をご紹介。4つのダムは、自然の地形と巨大インフラの融合が見事しています。関越道からのアクセスも良く、紅葉や新緑の季節には“景観+社会見学”として楽しめる穴場コースですよ。

矢木沢ダム

photo by PIXTA

群馬県みなかみ町に位置する利根川最上流部にある矢木沢(やぎさわ)ダムは、多目的のアーチ式ダム。首都圏の水がめとしても知られ、その貯水量は全国屈指の規模を誇ります。

堤体上からの眺望は壮大で、矢木沢ダムによりできた人造湖の奥利根湖や山に囲まれた静かなロケーションが魅力。放流イベントも定期的に行われ、圧巻の水量に圧倒される体験ができます。立地はやや山奥なので、雄大な自然を眺めながらドライブを楽しめるのもポイント。ダム旅には外せない名所です。

矢木沢ダムの基本情報

住所

群馬県利根郡みなかみ町藤原字矢木沢6381-4

営業時間

【5月上旬~9月】6:00~18:30

【10月~11月下旬】8:00~17:30

※冬季(11月下旬~5月上旬)は閉鎖

アクセス

水上駅から車で40分

ダムカード配布場所

矢木沢ダム管理所(ダムに隣接)

公式サイト

https://www.water.go.jp/kanto/numata/03_yagisawa/yagisawa.html

⇩車で40分

奈良俣ダム

photo by PIXTA

矢木沢ダムと谷川岳の近くにある奈良俣(ならまた)ダムは、ロックフィルダムとして完成時は日本一の堤体積を誇っていました(現在は徳山ダムが完成し国内2位)。高さ158mという堤高は国内最大級!

堤体には歩道橋が整備されていて、発電所まで歩く散歩コースもあります。ダム湖の青と周囲の緑が織りなす絶景に出会えるのが魅力のひとつ。資料館も併設され、ダムの構造や役割を学べるスポットとして子連れにもおすすめです。紅葉シーズンは特に人気ですよ。

奈良俣ダムの基本情報

住所

群馬県利根郡みなかみ町藤原字洗ノ沢 6322-24

営業時間

24時間

※冬季(11月下旬~5月上旬)は閉鎖

アクセス

水上駅から車で40分

ダムカード配布場所

奈良俣ダム管理所、道の駅みなかみ水紀行館

公式サイト

https://www.water.go.jp/kanto/numata/04_naramata/naramata.html

⇩車で40分

藤原ダム

photo by PIXTA

1958年に完成した藤原ダムは、堤高95m・堤頂長230mの重力式コンクリートダム。ここでは洪水節水、利水、発電を目的としています。奈良俣ダムの下流に位置していて、洪水調節容量を増大させることでさまざまな洪水パターンに対応した洪水調節ができるダムです。

藤原ダムの建設によってできた藤原湖は、四季折々の表情を映す美しいダム湖。すぐ近くに駐車場がありアクセスしやすいので、お出かけ先としてもぴったりです。放流イベントもやっているため、多くの人で賑わいますよ。周囲の自然と調和した姿に癒やされてみてはいかが?

藤原ダムの基本情報

住所

群馬県利根郡みなかみ町藤原

営業時間

24時間

アクセス

JR上越湯檜曽駅から車で10分

ダムカード配布場所

藤原ダム管理支所

公式サイト

https://www.ktr.mlit.go.jp/tonedamu/tonedamu_index002.html

⇩車で40分

相俣ダム

photo by PIXTA

1959年に建設された相俣(あいまた)ダムは、堤高67m・堤頂長80mのコンパクトな重力式ダム。美しい赤谷湖をたたえ、春は桜、秋は紅葉に包まれる絶好の景勝地としても知られています。

堤体周辺には赤谷湖畔遊歩道やビューポイントもあり、のんびりとダムの魅力を味わえますよ。またダムの歴史を学べる資料室も併設。みなかみエリアのインフラの原点とも言える存在です。

相俣ダムの基本情報

住所

群馬県利根郡みなかみ町相俣1493

営業時間

24時間

アクセス

JR上毛高原駅から車で30分

ダムカード配布場所

相俣ダム管理支所

公式サイト

https://www.ktr.mlit.go.jp/tonedamu/tonedamu_index003.html

\目的のある旅に出かけませんか?/

技術と自然の“美しき境界線”へ旅をしよう

ダムを訪れる旅。観光地としての派手さはないかもしれません。しかし、技術と自然が織りなす壮大な光景に心打たれる、静かな感動体験ができます。

放流の迫力、美しい貯水湖、そして土地の物語。

そのすべてが、ここでしか体験できない旅になるはず。いつもの観光とは違う、強く心に残るインフラツーリズムの世界へ飛び込んでみませんか?

cover photo by PIXTA

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