タナロット寺院はバリ島にある神秘的な絶景スポット!見どころやアクセス方法などを解説
インドネシア・バリ島の沖合に浮かぶタナロット寺院。バリ島を象徴する風景のひとつとして知られていて、世界中からたくさんの観光客が訪れます。 この記事では、タナロット寺院の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光する際の注意点などを解説します。ぜひタナロット寺院へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
インドネシア・バリ島の沖合に浮かぶタナロット寺院。バリ島を象徴する風景のひとつとして知られていて、世界中からたくさんの観光客が訪れます。
この記事では、タナロット寺院の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光する際の注意点などを解説します。ぜひタナロット寺院へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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タナロット寺院の基本情報
バリ島六大寺院のひとつ、タナロット寺院。まずは、タナロット寺院の歴史や特徴などの基本情報を解説します。
タナロット寺院とは?
バリ島のタバナン県にあるタナロット寺院は、ングラ・ライ国際空港があるデンパサールからは約30キロメートル、タバナン市街からは約13キロメートル離れたベラバン村に位置しています。
タナロット寺院は、潮の満ち引きによって変わる景観が特徴。潮が満ちているときは寺院が海に浮かんでいるように見えますが、潮が引くと寺院に続く道が現れ、歩いて近くまで行くことができます。その一風変わった美しい景色を見るために、国内外から多くの観光客が訪れています。
建設は15世紀から16世紀にかけて行われ、大きなサンゴ礁の岩の上に海の神さまを祀るため、木造建築の複合施設が築かれました。またもともとはバリ島と地続きでつながっていましたが、徐々に波の浸食の影響を受け、現在は海に浮かんでいるような状態です。
敷地内には、浸食によって形づくられた複数の洞窟があり、バリ島ではそこに生息するウミヘビは神聖なものであるとされています。
タナロット寺院のあるタバナン県ってどんな街?
タナロット寺院のあるタバナン県は、バリ島の南西部に位置する自然豊かな地域。面積は約840平方キロメートルとバリ島のなかでも大きい県で、全体的に田園や棚田が広がっています。観光スポットのなかでもタナロット寺院は、タナバン県のランドマーク的存在!中心地からは少し離れてはいますが、たくさんの観光客が訪れています。
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タナロット寺院観光の見どころ
つづいては、タナロット寺院の見どころをまとめました。タナロット寺院には、ほかにはない特徴的な見どころがたくさん!干潮時にのみ近づける寺院や、海に沈んでいくサンセットなど、訪れるタイミングも楽しむための大事なポイントです。
事前にチェックして、タナロット寺院の観光を存分に楽しんでくださいね。
神秘的な絶景につながる割れ門
タナロット寺院へつづく参道の突き当りに待っているのは、インパクトのある割れ門が!左右非対称の形に独特なデザインが施されていて、この門をくぐると邪悪なものが浄化されると言われています。
門の向こうには壮大な海が広がっていて、思わず足を止めて写真を撮りたくなってしまうような、フォトジェニックなスポットでもあります。
干潮時にのみ近づける寺院
タナロット寺院の1番の見どころは、海に浮かぶ大きな岩の上に建つ寺院!干潮時には寺院へ続く道が現れ、満潮時になると寺院が海に浮いているように見える、ほかにはない印象的な景色を楽しめます。
干潮時には、寺院の近くまで歩いていくことができます。寺院内部へのアクセスは、ヒンドゥー教徒に限られていますが、寺院が建つ岩の下にはスピリチュアルなパワースポットとして人気な聖水が湧き出る泉があり、ヒンドゥー教徒以外の観光客も近づくことが可能です。
必見!寺院のシルエットが浮かぶサンセット
タナロット寺院は、サンセットを美しく眺められる名所としても有名です。夕日が水平線に沈んでいく様子をさえぎるものなく見ることができます。特に、寺院のシルエットが浮かぶ夕暮れ間近の美しさは圧巻!
バリ島のサンセットは、年間を通して午後6時から6時半頃ですが、午後5時ころから徐々に空の色が変わっていく様子も楽しむことができるので、早めに寺院に到着しておくのもおすすめです。
バリ島といったら!ケチャダンス
タナロット寺院との敷地の繋がりにあるレストラン・De Jukung Resto&Barでは、毎日18時からバリ島の伝統的なダンス、ケチャダンスが開催されています。
ダンスはラーマーヤナ叙事詩に基づいたストーリを表現していて、主人公ラーマが妻のシータを誘拐した巨人ラーワナとの戦いのシーンが見どころ。ケチャダンスは、バリ島の文化や伝統を感じられる貴重な経験となるでしょう。
収容人数は約50〜60人ほどで、チケットの購入は毎日早い者勝ちなので注意しましょう。
タナロット寺院観光に最適なシーズンは?
バリ島は1年を通して温暖な気候ではありますが、乾季と雨季があったり、定期的に開催されるイベントがあったりするため、時期によって観光に適しているかどうかが変わります。以下では、タナロット寺院を訪れる際のベストシーズンについて解説します。
ベストシーズンは乾季の4~10月
バリ島の乾季である4月から10月は、タナロット寺院観光のベストシーズン!雨が降ることは少なく、安定した天候のなかでサンセットや透明度の高い海などを楽しめます。
また、オダランの時期にタナロット寺院を訪れるのもおすすめ!オダランとは、210日ごとに開催されるバリ島独自のお祭りで、タナロット寺院だけでなく、バリ島のほかの寺院でも開催されます。
開催時期は寺院によって異なりますが、期間中は、普段寺院にいない神様が降臨すると言われていて、神様に捧げるための音楽や伝統的な踊り、女性たちがお供え物を持って寺院を訪れる様子などを見ることができます。
観光客が少ない時期を狙うなら11~2月
11月から3月はバリ島の雨季で、比較的観光客が少なくなるオフシーズンの時期です。雨季といっても1日中雨が降ることは少なく、2〜3時間のスコールであることが多いため、問題なく観光を楽しむことができます。ただし、タナロット寺院の見どころである美しいサンセットや迫力あるケチャダンスを快適に楽しむためには、乾季がおすすめ。
オフシーズンは道路や観光地の混雑が少なく、ホテルの宿泊料金もリーズナブルになるなどのメリットがあるので、のんびりとバリ島を楽しみたい方にぴったりです。
タナロット寺院の見学方法は?予約は必要?
タナロット寺院を訪れる際は、入場料が必要です。また、ケチャダンスを鑑賞するのにも鑑賞料がかかります。以下では、料金の詳細などを解説します。
見学には入場料が必要!
タナロット寺院を訪れる際には、入場料が必要です。2023年12月現在、大人1人につき60,000ルピア(約465円)、子どもは30,000ルピア(約186円)の入場料がかかります。
また、ケチャダンスを鑑賞するには1人あたり100,000ルピア(約1,395円)を、会場となっているレストランのレジにて支払う必要があります。
事前予約は不要!
タナロット寺院を訪れる際には、事前予約は必要ありません。基本的に入場料やケチャダンスの鑑賞料は、当日現地で支払いを行います。ただし、ケチャダンスは人気が高く先着順での購入となるので、会場となっているレストランにできるだけ早めの時間に到着するのがおすすめです。
オプショナルツアーへの参加もおすすめ!
タナロット寺院の観光が含まれたオプショナルツアーに参加するのもおすすめ!ケチャダンスのチケットは当日購入だと完売してしまう場合がありますが、あらかじめチケットが含まれているツアーに参加すれば、確実にケチャダンスを鑑賞できます。
ほかにも、食事や宿泊がついているプラン、1日カーチャーターで観光できるプランなどさまざまなオプショナルツアーがあります。観光スケジュールやご自身の目的に合わせて、最適なツアーを選んでみてくださいね。
タナロット寺院へのアクセス・行き方
つづいては、バリ島のングラ・ライ国際空港からタナロット寺院へのアクセスをご紹介します。バリ島には電車が通っていないため、車での移動が必須!以下では、カーチャーター、タクシー、オプショナルツアーでの移動方法について解説します。
最もおすすめなのはカーチャーター
ングラ・ライ国際空港からタナロット寺院までの移動には、カーチャーターがもっともおすすめ!時間やサービス内容などによって事前に料金が定められているので、ぼったくりなどの心配もありません。
空港からの送迎だけでなく、時間制で行きたいスポットを巡ることもできます。車のなかでWi-Fiが使えたり、日本語ガイド兼ドライバーがいたりと、安心できるサービスも多く、海外旅行初心者にもおすすめです。
特に、タナロット寺院周辺は市街地よりもタクシーが少ないので、事前に送迎を予約しておくと安心です。空港からタナロット寺院までは、4人乗りの車で約5,000円程度ですが、カーチャーターの会社やプランによって異なるので、事前に確認してくださいね。
自由に移動したいならタクシー
ングラ・ライ国際空港からタナロット寺院までは、タクシーでも移動できます。空港から利用できるタクシーは、固定料金の空港タクシー、料金交渉制の通常のタクシー、Grab(グラブ)という配車アプリなど複数あります。
その中でもおすすめは、信頼性が高いことで知られるBlue Bird Taxi(ブルーバードタクシー)の空港向けサービス・Golden Bird(ゴールデンバード)です。空港内のカウンターで目的地を伝えると、事前に料金が提示されます。タナロットまでの料金は、約500,000ルピア(約4,600円)からです。
Grabという配車アプリも利用できます。Grabタクシーは混雑状況によって料金が変動しますが、予約時に料金が確定しているため、料金を不正に請求される心配はありません。自由度高く移動できるのがタクシーのメリットではありますが、タナロット寺院から帰る際に、周辺ではタクシーを見つけるのが難しい場合もあるので、注意が必要です。
効率よく回りたいならオプショナルツアー
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ!ツアー専用の車やバスで快適に移動できたり、ツアーガイドが観光スポットや地元の文化について説明してくれたりと、効率よく観光を楽しめるのがオプショナルツアーのメリットです。
ほかの観光スポットへの送迎、宿泊や食事などがセットになっているツアーなど、おトクなプランもたくさんあるので、ご自身の旅行計画に合わせて活用してみてくださいね。
タナロット寺院観光における注意点
つづいては、タナロット寺院を観光するにあたっていくつか注意すべき点をご紹介します。訪れる前にチェックして、より快適に観光を楽しんでくださいね。
長時間の移動を前提に予定を立てる
タナロット寺院を訪れる際は、移動に長時間かかることを考慮して計画を立てましょう。バリ島には電車がなく、特に雨が降ったあとや帰宅ラッシュの時間は、交通渋滞が頻繁に発生するため、タナロット寺院周辺だけでなく、ほかのエリアを訪れる際にも注意が必要です。
時間に余裕を持って移動する、カーチャーターは長めに予約しておくなどの工夫をしておきましょう。
岩場では足元に気を付ける
タナロット寺院では、潮が引いているときには、寺院の立つ岩場に近づくことができます。ただし岩場は滑りやすいので、足元には細心の注意が必要です。安全に観光を楽しむために、滑りにくい靴を履いたり、慎重に移動したりするなどの対策を行ってくださいね。
バリ島の寺院のマナーを尊重する
タナロット寺院に限らず、バリ島で寺院を訪れる際には注意すべき点があります。ひとつは、露出度の高い服装を避けること。一部、入口で腰に巻く布を配っている寺院もありますが、あらかじめ適切な服装を心がけましょう。
また、寺院に入る際には清らかな状態であることが求められていて、生理中、出産後42日以内の女性、生後3ヶ月以内の乳児は入場が制限されています。
日本とは異なる文化やマナーの違いを事前に確認し、リスペクトを持って寺院巡りを楽しんでくださいね。
タナロット寺院の観光を満喫しよう
この記事では、タナロット寺院の見どころ、歴史、見学方法、そしてアクセスについて詳しく紹介しました。タナロット寺院は絶景が広がる観光スポットで、潮の満ち引きによって変化する景色は、忘れられない旅の思い出として残るでしょう。ぜひ、紹介した情報を参考にして、タナロット寺院の観光を存分に楽しんでくださいね。
タナロット寺院(Tanah Lot)の基本情報 | |
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住所 | Beraban, Kediri, Tabanan Regency, Bali 82121 Indonesia |
電話 | +62361880361 |
営業時間 | 6:00~19:00 |
休業日 | なし |
アクセス | ングラ・ライ国際空港から車で約1時間30分 |
料金 | 【入場料】大人60,000ルピア(約552円)、子ども(6歳~12歳)30,000ルピア(約276円)6歳未満無料 【ケチャダンス鑑賞料】100,000ルピア(約920円) ※2023年12月24日のレート、1インドネシアルピア=0.0092円で計算 |
公式サイト |
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