ウルワツ寺院はバリ島にあるバリ島六大寺院のひとつ!見どころやアクセスなどを解説
インドネシア・バリ島の中でも絶景スポットとして広く知られているウルワツ寺院。なんと高さ約70メートルの崖に建つ寺院として有名で、その景色を一目見ようと世界中から多くの観光客が訪れます。 この記事では、ウルワツ寺院の見どころや楽しみ方、アクセス、観光する際の注意点などを解説します。ぜひウルワツ寺院へ行く前に情報をチェックして、観光を満喫するための参考にしてくださいね!
インドネシア・バリ島の中でも絶景スポットとして広く知られているウルワツ寺院。なんと高さ約70メートルの崖に建つ寺院として有名で、その景色を一目見ようと世界中から多くの観光客が訪れます。
この記事では、ウルワツ寺院の見どころや楽しみ方、アクセス、観光する際の注意点などを解説します。ぜひウルワツ寺院へ行く前に情報をチェックして、観光を満喫するための参考にしてくださいね!
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ウルワツ寺院の基本情報
バリ島を代表する6大寺院のひとつとしても知られるウルワツ寺院。まずは、ウルワツ寺院の歴史や特徴などの基本情報を解説します。
ウルワツ寺院の歴史
ウルワツ寺院は、マジャパヒト朝の僧侶ムプ・クトゥランによって建てられたと言われています。はじめは小さな寺院でしたが、11世紀にジャワの賢者エンプ・クトゥランによって拡大されたのちに、ダンヒャン・ニラルタという別の賢者が、パドマサナをはじめ現在にも残る建物の大部分を作り上げました。
バリ島のヒンドゥー教徒たちは、この場所でブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの三位一体が結びつくと信じていて、その信仰に基づき、ウルワツ寺院はバリ・ヒンドゥー教の神であるシヴァ・ルドラを祭る場所となりました。
ウルワツ寺院とは?
ウルワツ寺院は、バリ島でも有名な6大寺院のひとつで、神聖なスポットとして地元の人たちからも親しまれています。断崖絶壁に建つ寺院と海を見下ろす壮大なロケーションは、バリ島でも屈指の絶景スポットとして有名です。
毎日開催されるバリの伝統的なケチャダンスとファイヤーダンスのパフォーマンスは、ウルワツ寺院のよく知られる見どころのひとつで、ヒンドゥー教の古代叙事詩『ラーマーヤナ』を基につくられた物語になっています。約70メートルの高い崖から夕日をバックに眺めるケチャダンスは圧巻です。
ウルワツ寺院の特徴
ウルワツ寺院には南と北に2つの大きな入り口があり、象の頭を持つ神様の彫刻や花の模様がほどこされた門が、訪れる人を出迎えます。ヒンドゥー教信者以外は中に入ることはできませんが、珊瑚性の石灰岩で造られた寺院の建物にも、歴史を感じさせるバリ島独自の彫刻が施されています。
中庭に広がる豊かな植物、断崖絶壁から広がる海、本殿裏に佇むバラモン像など、周辺を歩いているだけでも楽しい要素が満載!崖の前には一切の遮るものがなく、とても美しい夕日を眺めることができるので、ウルワツ寺院を訪れる際は夕暮れ時がおすすめです。
ウルワツ寺院のあるウルワツってどんなところ?
ウルワツは、バリ島の南西端に広がる高級リゾート地。全体的に、ほかのリゾートエリアよりも静かで落ち着いた雰囲気が特徴です。断崖絶壁に建ち、部屋からはオーシャンビューを楽しめるホテルがたくさんあります。
ウルワツの海は透明度が高く、高い波が立つので、バリ島でも屈指のサーフィンスポットとしても知られています。
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ウルワツ寺院観光の見どころ
ウルワツ寺院は、雄大な自然にくわえて、バリ島ならではの歴史や雰囲気を感じられるスポットです。どのポイントを重点的に見るのかを事前に決めておけば、効率よく観光を楽しめますよ。ウルワツ寺院名物のケチャダンスや、サンセットなどについてまとめました!
断崖絶壁に建つ寺院の景観
まずはメインとなる寺院!ウルワツ寺院は高さ70メートルの崖の上に佇んでいて、周囲には、空と海が一体化したような壮大な景色が広がります。そのなかでも海に面した断崖絶壁に建つ寺院は、厳かな雰囲気を放っていて圧巻の景観です。この風景を見るために、世界中からたくさんの人が訪れることもうなずけるでしょう。
また、境内にはヒンドゥー教信者以外は入ることができませんが、境内の横から三重塔を見ることができますよ。
ガネーシャ像が出迎える美しい門
ウルワツ寺院の入口にはガネーシャ像に挟まれたアーチ状の門があり、訪れる人を出迎えます。珊瑚で作られているこの門の壁には、バリ神話の聖獣が一面に彫られていて、バリの歴史や文化を感じさせる見どころのひとつとなっています。
ウルワツ寺院の名物!ケチャダンス鑑賞
寺院前にある円形の広場では、毎日夕方18時と19時15分からの二部制で、伝統的なケチャのファイヤーダンスが開催されます。日が落ちていくにつれて変わっていく空の色と、圧巻の迫力を誇るケチャダンスは、ウルワツ寺院を訪れるなら必見!
公演が始まると男性たちの掛け声が響き渡り、ヒンドゥー教の叙事詩ラーマーヤナの物語が、ファイヤーダンスとともに繰り広げられていきます。
公演は二部制ですが、サンセットの時間である18:00にはじまる一部がおすすめ。夕日が水平線に沈む様子をバックに鑑賞するケチャダンスは、バリ島旅行でも忘れられない思い出に残るでしょう。
崖の上から眺めるサンセット
ウルワツ寺院は、バリ島の中でも美しいサンセットを楽しむことができるスポットとして知られていて、夕暮れになるとたくさんの人が集まります。
敷地内では基本的にどの位置からでもサンセットを楽しむことができますが、とくに寺院ごしに夕日が見えるポイントが人気!赤く燃えるような夕日と寺院のシルエットの組み合わせは、幻想的で絵画のような風景です。
ウルワツ寺院観光に最適なシーズンは?
バリ島は1年を通して温暖な気候ではありますが、乾季と雨季があるため、それにともない観光に適した時期があります。以下では、ウルワツ寺院を訪れる際のベストシーズンについて解説します。
ベストシーズンは乾季の4~10月
ウルワツ寺院を訪れるベストシーズンは、バリ島の乾季である4月から10月です。天気が安定することや、海の透明度が高いことのほか、ウルワツ寺院の見どころであるサンセットをとてもきれいに見ることができます。
とくに4月から5月はバリ島のピークシーズンで、宿泊代は比較的高くなる傾向にありますが、湿度が低いため過ごしやすく、おすすめの時期です。
リーズナブルに旅行するなら11~3月
一方、11月から3月はバリ島の雨季で、比較的観光客が少なくなる時期でもあります。雨季とはいえ1日中雨が降ることは少なく、2〜3時間ほどスコールが発生することがほとんどなので、問題なく観光を楽しめます。
ただし、ウルワツ寺院の見どころであるサンセットやケチャダンスを快適に楽しみたいのであれば、やはり乾季がおすすめ。オフシーズンは宿泊料金が安い、人が少ないなどのメリットがあるので、ご自身の旅行の目的に合わせて検討してみてくださいね。
ウルワツ寺院の見学方法は?予約は必要?
ウルワツ寺院を訪れる際は、入場料が必要です。また、ケチャダンスを鑑賞するのにも鑑賞料がかかります。以下では、料金の詳細などを解説します。
入場料・鑑賞料が必要!
ウルワツ寺院を訪れる際には、入場料が必要です。2023年12月現在、大人1人につき50,000ルピア(約465円)、子どもは20,000ルピア(約186円)の入場料がかかります。
また、ケチャダンスを鑑賞するには、1人あたり150,000ルピア(約1,395円)を支払う必要があります。
事前予約は必須?
ウルワツ寺院を訪れる際に事前予約は不要で、基本的に入場料やケチャダンスの鑑賞料は、当日現地で支払いを行います。ただし、ケチャダンスのチケットは早い者勝ちで、売り切れてしまうことも多いため、早めの購入がおすすめ。
どの席も快適に鑑賞できるつくりになっていますが、とくにバックに夕日が見える方向の席は人気ですが、指定席ではないため良い席はすぐに埋まってしまいます。チケット購入ができても良い席確保のためには並ぶ必要があるので、あらかじめケチャダンス鑑賞のための計画を立てておきましょう。
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ!
ウルワツ寺院の観光では、オプショナルツアーに参加するのもおすすめです。ケチャダンスのチケットは当日購入だと完売してしまい買えない場合がありますが、あらかじめチケットが含まれたツアーに参加すれば、確実にケチャダンスを鑑賞できます。
ツアーにはウルワツ寺院の入場料とケチャダンス鑑賞がセットになっているものや、食事がついているもの、ホテルまでの送迎が含まれているものなどさまざまなプランがあるので、事前にチェックして、旅行のスケジュールや目的に合わせてツアーを選びましょう。
ウルワツ寺院へのアクセス・行き方
つづいては、バリ島のングラ・ライ国際空港からウルワツ寺院へのアクセスをご紹介!バリ島では電車が通っていないため、車での移動が必須です。以下では、タクシー、カーチャーター、オプショナルツアーでの移動方法について解説します。
最も一般的な移動はタクシー
バリ島で最も一般的な移動手段はタクシー。ングラ・ライ国際空港から利用できるタクシーは、固定料金の空港タクシー、料金交渉制の通常のタクシー、Grab(グラブ)という配車アプリなどの選択肢があります。
なかでも特におすすめなのは、バリ島内で信頼性のあるタクシーとして知られるBlue Bird Taxi(ブルーバードタクシー)の空港向けサービス、Golden Bird(ゴールデンバード)です。空港内のカウンターで目的地を伝えると、事前に料金が提示されます。ウルワツまでの料金は、約275,000ルピア(約2,558円)からです。
Grabという配車アプリも利用できます。Grabタクシーは混雑状況によって料金が変動しますが、予約時に料金が確定しているので、ぼったくりなどの心配はありません。アプリの利用には電話番号認証が必要なので、日本を出発する前にダウンロードしておくと便利ですよ。
固定料金で行きたいならカーチャーター
ングラ・ライ国際空港からウルワツ寺院への移動には、カーチャーターもおすすめです。時間やサービス内容などによって事前に料金が決められているので、安心して利用できます。
プライベート空間であることに加えて、車にWi-Fiが備わっていたり、日本語ガイド兼ドライバーがいたりと、心強いサービスも多いのが魅力!自分の旅行プランに合わせて移動をカスタマイズできるのも、うれしいポイントです。
特にウルワツ寺院周辺は、夜になるとタクシーが少なくなることがあるため、事前にカーチャーターを予約しておけば、帰りのタクシーを探す手間も省けます。空港からウルワツまでの4人乗りの車の料金は約5,000円程度ですが、カーチャーターの会社やプランによって異なるので、事前に確認してくださいね。
安心して移動できるオプショナルツアー
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ!専用の車やバスで快適に移動できたり、ツアーガイドが観光スポットや地元の文化について説明してくれたりと、効率よく観光を楽しめるのがオプショナルツアーのメリットです。
ほかの観光スポットへの送迎、宿泊や食事などがセットになっているツアーなど、おトクなプランもたくさんあるので、ご自身の旅行計画に合わせて活用してみてはいかがでしょうか。
ウルワツ寺院観光における注意点
つづいては、ウルワツ寺院を観光するにあたっていくつか注意すべき点をご紹介します。訪れる前にチェックして、快適に観光を楽しんでくださいね。
長時間の移動を前提に予定を立てる
ウルワツ寺院を訪れる際は、長時間の移動を前提に計画を立てましょう。ウルワツ寺院の周辺に限らず、バリ島には電車がないため、交通渋滞が頻繁に発生します。
とくに雨が降ったあとや、夕方から夜にかけての帰宅ラッシュ時は、必ずと言っていいほど道路が混雑するので、ウルワツ寺院でサンセットを鑑賞したあとの移動は、十分な時間の余裕を持って計画すると良いでしょう。
露出度の高い服装は避ける
ウルワツ寺院は、あくまで観光地ではなく礼拝の場であるという意識を忘れずに、控えめな服装で訪れることも重要です。境内には入れなくとも、敷地内では肩や腕、脚も隠れる服装であることが望まれます。
寺院内では無料でショールやサロンをレンタルすることも可能なので、自分が不適切な服装であると感じた場合は、ショールやサロンをレンタルして身に着けるようにしましょう。
サルに荷物を取られないように気を付ける
ウルワツ寺院には、野生のサルがたくさんいます。一見かわいく見えますが、サルは人間の持ち物をひったくる危険があるので注意が必要です。飲食物だけでなく、サングラスやカメラ、携帯電話や財布をとられてしまうケースも多発しています。
万が一、何かをひったくられた場合は、自分でサルから取り返そうとせず、スタッフに伝えて取り返してもらうようにしましょう。サルの目につく宝石類は身につけないようにする、スナックや飲み物は口の閉まるカバンにしまう、サルと目を合わせないようにし、適切な距離を保つなどの安全対策も重要です。
ウルワツ寺院の観光を満喫しよう
この記事では、ウルワツ寺院の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどを詳しくご紹介しました。ウルワツ寺院は、壮大な絶景が魅力の観光スポット。サンセットをバックに眺める寺院の神秘的な雰囲気や、ケチャダンスの迫力あるパフォーマンスもお見逃しなく!
ぜひ紹介した情報を参考に、ウルワツ寺院の観光を存分に楽しんでくださいね。
ウルワツ寺院(Pura Luhur Uluwatu)の基本情報 | |
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住所 | Pecatu, South Kuta, Badung Bali, Indonesia |
電話 | ー |
営業時間 | 7:00~19:00 |
休業日 | なし |
アクセス | ングラ・ライ国際空港から車で約1時間 |
料金 | 【入場料】大人50,000ルピア(約465円)、子ども(6歳~12歳)20,000ルピア(約186円)6歳未満無料 【ケチャダンス鑑賞料】150,000ルピア(約1,395円) ※2023年12月19日のレート、1インドネシアルピア=0.0093円で計算 |
cover photo by Unsplash