福建料理のおすすめ15選!絶対に食べたい人気メニューを厳選
福建料理といえば、豚肉を甘辛いタレでとろとろになるまで煮込んだ梅菜扣肉や青椒肉絲などが人気!海鮮や肉の素材の味を活かしたさっぱりした味わいが特徴です。 この記事では、福建料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜、肉料理、魚料理、麺料理・スープなどのジャンル別にわけて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
福建料理といえば、豚肉を甘辛いタレでとろとろになるまで煮込んだ梅菜扣肉や青椒肉絲などが人気!海鮮や肉の素材の味を活かしたさっぱりした味わいが特徴です。
この記事では、福建料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜、肉料理、魚料理、麺料理・スープなどのジャンル別にわけて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
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福建料理の特徴や代表的な料理は?
福建料理は、その名の通り、福建省で食べられている料理。福建省は、中国南東部の海に面した場所にあり、海の先には台湾があります。沿海地域の豊富な海鮮や山間部でとれるキノコ・川魚・肉類など、バラエティ豊かな食材をふんだんに使っていることが特徴です。
中華料理は、油やラー油をたっぷり使った料理が多いですが、福建料理は湯通し調理が基本。醤油ベースの甘い味付けが主流となっているので、さっぱり食べられます。四川料理のような激烈な辛さもないので、日本人でも食べやすい地方料理ですよ。
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福建料理のおすすめ前菜3選
まずは前菜。海鮮や肉を醤油ベースのソースで調理した前菜や、酸味のあるさっぱりとした漬け物など、メイン料理をより一層楽しめる前菜がいくつもあります。
梅菜扣肉(メイツァイコウロウ)
豚肉をとろとろになるまで煮込んだ料理
梅菜扣肉(メイツァイコウロウ)は、豚バラ肉をとろとろになるまで煮込んだ料理です。
さわやかな風味が特徴の梅干菜を醤油ベースの甘いタレで炒め、茹で上げた豚バラ肉に黒砂糖と醤油を塗り、下味をつけて炒めていきます。せいろで肉を1時間半ほど蒸して香りづけしたら完成です。時間をかけて調理された豚肉はとろとろでジューシーな味わい!
八角や香草の香りが食欲をそそります。何層にもわたって甘辛いタレが塗られていることで、深い味わいを実現しています。お酒との相性もばつぐんですよ。
蚵仔煎(オアチェン)
まろやかな味わいを楽しめる牡蠣オムレツ
蚵仔煎(オアチェン)は、真牡蠣入りのオムレツです。鉄板でネギや真牡蠣を炒めながら、生地と卵で閉じます。卵のまろやかさの後に牡蠣のうま味をガツンと感じる料理です。オイスターソースやスイートチリソース、豆板醤などをかけて食べるのでピリ辛な味わいですよ。牡蠣が好きな方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
醋溜白菜(ツゥリゥバイツァイ)
白菜のおいしさを最大限に活かした酸味のある前菜
醋溜白菜(ツゥリゥバイツァイ)は、白菜の良さを活かした前菜。カットした白菜をニンニクや酢、鶏ガラスープなどと一緒に炒めた酸味とうま味の効いた料理です。シャキシャキ感のある白菜は、小腹を満たすのにぴったり!メインディッシュの前に注文してみましょう。
福建料理のおすすめ肉料理4選
福建料理は甘めの醤油やオイスターソースを使った肉料理が多いです。甘辛い味付けは日本人の舌にも合うはず!奥深いうま味を感じられますよ。
青椒肉絲(チンジャオロース)
福建省が発祥!?オイスターソースと紹興酒でクセになる逸品
青椒肉絲(チンジャオロース)は、細切りにしたピーマンや豚肉、タケノコ、玉ねぎ、モヤシなどを醤油やニンニク・しょうが、紹興酒、オイスターソースなどで炒めた料理です。四川料理として語られることもありますが、実は福建料理がルーツという説もあります。
豆板醤の辛味が特徴の四川風とは異なり、福建風は紹興酒やオイスターソース、砂糖、醤油でじっくりと甘めのソースで味付けされた、甘味とうま味が特徴です。ねっとりとした甘味の強い青椒肉絲は日本人にも合うはず!
酔排骨(ズイパイコー)
酢豚のようなスペアリブ料理
酔排骨(ズイパイコー)は、豚のスペアリブを甘酢ケチャップで炒めた料理です。スペアリブを高温の油でカラッと揚げたら、甘酸っぱいソースと絡めて完成。ソースが肉のうま味を強調してくれるので、食べた瞬間に肉の強い味わいを感じられますよ。豚のスペアリブを豪快に食べたいなら、酔排骨を注文してみましょう。
红糟鸡(ホンツァンジー)
紹興酒や赤い甘酒を使った鶏肉料理
红糟鸡(ホンツァンジー)は、鶏肉を茹でて、醤油や赤い甘酒、紹興酒、醤油、各種のスパイスで味付けした煮込み料理。甘い煮汁で味付けされた鶏肉にはしっかり味がついています。
柔らかく煮込まれた鶏肉のうま味は格別!甘めの味付けが鶏肉の味わいをより一層引き立ててくれていますよ。麺と一緒に食べることもあります。
荔枝肉(レイシ)
ライチのような見た目が特徴の肉料理
荔枝肉(レイシ)は、豚肉をケチャップや砂糖、酢などで甘辛く味付けした料理です。鮮やかな赤色が特徴で、その見た目からライチ肉と名付けられています。また、豚肉に十字の切れ込みを入れて、さながらライチの実のように装飾することもあるとか。
甘酸っぱい荔枝肉を食べて、旅の疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか?
福建料理のおすすめ魚料理4選
福建料理は新鮮な魚料理も有名です。鮑や貝柱を煮込んだスープや鮑を美しく並べた料理など、魚介系の出汁を楽しめる料理が多いです。
ここでは、福建料理でおすすめの料理についてご紹介します。
佛跳牆(フォーティャオチャン)
あわびなどの高級食材を何日間も煮込んだスープ
佛跳牆(フォーティャオチャン)は、鮑や貝柱、エビ、椎茸などを数時間かけて煮込んだ高級スープです。あまりにおいしそうな香りがするため、僧侶が塀を飛び越えてくるという逸話が有名です。
魚やキノコの出汁がこれでもかというほど凝縮されたスープですよ。伝統的な方法で調理された佛跳牆を食べてみてはいかがでしょうか?
福州鱼丸(フーチョウユーワン)
魚のすり身から作った魚団子スープ
福州鱼丸(フーチョウユーワン)は、魚のすり身から作った魚団子スープ。外側の白い皮は、うなぎやサメが使用されることが多いです。中身は豚肉が使われることが多く、魚のうま味を感じながら、とろとろの豚肉も同時に楽しめます。団子が入っているスープは魚介系のあっさりスープで、優しい味わいが特徴です。
翡翠珍珠鲍(ヒスイチンジュアワビ)
アワビと干し貝柱を美しく飾り立てた料理
翡翠珍珠鲍(ヒスイチンジュアワビ)は、鮑と干し貝柱をひすい型して皿に並べてた料理。茹でちんげん菜を並べて、料理に彩りを加えることもありますよ。おいしさ・美しさ・栄養価の高さの三拍子がそろった料理で、福州を訪れたらぜひ食べて欲しいメニューです。
土筍凍(トースンタン)
変わった食材、サメハダ星ムシの煮こごり
土筍凍(トースンタン)は、砂浜に生息する星口動物のサメハダホシムシの煮こごりです。煮込むとコラーゲンが出てきて、それを冷やすとゼリー状の煮こごりができあがります。酢醤油や唐辛子味噌などと一緒にさっぱりと食べることが多く、コラーゲンとうま味がたっぷりと含まれていますよ。
福建料理のおすすめ麺料理・スープ4選
福建料理には海鮮を使った麺料理やスープも多いです。魚や肉、野菜のおいしさを余すことなく味わえる、福建料理の麺料理・スープ料理をご堪能あれ!
太平燕(タイピンイェン)
アヒルのゆで卵を入れたワンタンスープヤサラダ
太平燕(タイピンイェン)は、アヒルの卵やたっぷりの野菜を入れたワンタンスープ。日本で食べられている太平燕は麺が入った料理ですが、現地ではワンタン入りのスープです。平和な宴という意味を表す、縁起の良い宴会料理としての側面もあります。
扁食(ビエンシー)
あっさり食べやすいワンタンスープ
扁食(ビエンシー)は、豚肉とエビの餡を包んだワンタンスープです。透き通ったあっさり目のスープにお好みで醤油や酢、ラー油、胡椒などを加えて味を調整します。セロリやネギなどの薬味が効いているものもあり、風味が豊かな点も特徴です。
沙茶麵(シャーチャーミェン)
ピーナッツのたれが効いた中華風の味噌ラーメン
沙茶麵(シャーチャーミェン)は、ピーナッツたれとラー油が効いたピリ辛な麺料理です。ピーナッツたれは味噌のような味わいで、中国版の味噌ラーメンといえるかもしれませんね。ピリ辛な味付けの麺料理を食べたいと思ったら、沙茶麵に挑戦してみましょう。
鼎辺糊(ティアンミエンクー)
まるでひもかわうどん、くるっと丸まった麺料理
鼎辺糊(ティアンミエンクー)は、日本のひもかわうどんのような麺料理。鍋の縁で生地を作って膜状に焼き上げたものをスープで煮た料理です。薄く広がった麺は、スープの中でくるっと丸まっています。生地はつるつるとして食べやすく、麺というよりは麩のような感覚でいただけますよ。きのこや魚からとった優しい味わいのスープと一緒に、麺や具材を楽しみましょう。
おいしい福建料理を満喫しよう!
福建料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか?福建料理は素材の味を活かしたさっぱりめの味わいで、甘い醤油ベースの料理が多いです。今回紹介した福建料理はどれもおすすめのものばかりなので、ぜひ食べてみてくださいね!
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