四川料理のおすすめ17選!絶対食べたい人気メニューを厳選
四川料理といえば、四川風の火鍋や麻婆豆腐などが大人気!舌がピリピリと痺れる花椒と激辛唐辛子を多用しており、思わず汗が吹き出すほどの辛さが特徴です。 この記事では、四川料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜やメイン料理、スープ、魚料理などのジャンル別にわけて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
四川料理といえば、四川風の火鍋や麻婆豆腐などが大人気!舌がピリピリと痺れる花椒と激辛唐辛子を多用しており、思わず汗が吹き出すほどの辛さが特徴です。
この記事では、四川料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜やメイン料理、スープ、魚料理などのジャンル別にわけて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
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中国の四大中華のひとつ、四川料理の特徴
四川料理は、中国・四川省(重慶なども含む)の郷土料理です。麻辣(マーラー)と呼ばれる花山椒と唐辛子の痺れるような辛さが特徴です。
四川料理の強烈な辛さを生み出しているのは胡椒・花山椒・唐辛子。そのほかにもソラマメを発酵させた豆板醤(トウバンジャン)、黒大豆を発酵させた豆豉(トウチ)、米を発酵させた酒醸(チューニャン)などが使われることが多く、これが発酵食品特有のコクをもたらしていますよ。
四川料理は強烈な辛さと油分が特徴。もしかしたら体調を崩してしまうかもしれません。度をこした辛さの食べ物は避け、油分を摂りすぎないように胃腸と相談することをおすすめします。
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四川料理でおすすめの前菜4選
まずは四川料理でおすすめの前菜。辛味がばっちり効いた前菜が多く、メインディッシュと同じくらいのインパクトがあるでしょう。ここまで麻辣が効いた料理は日本料理にはないので、ここで自分にとって問題のない辛さかどうかチェックしておくと安心です。
ここでは、四川料理でおすすめの前菜をご紹介します。
棒棒鶏(バンバンジー)
蒸し鶏に四川ソースをかけた激辛料理
日本でもお馴染みの棒棒鶏(バンバンジー)は、茹で鶏にねりごまベースのソースをかけた料理です。本場四川では甘味・酸味・苦味・塩味・うま味がバランスよく配合された怪味(かいみ)ソースで食べることが多いです。ごまの香りが豊かで麻辣が効いていますよ。
ばっちり温度調節されて茹でられた鶏肉は、皮がパリッとしていながら肉はジューシー。怪味ソースの濃いめの味付けにも負けない鶏肉のうま味を楽しめます。
成都や重慶を訪れたらぜひとも食べてほしい逸品です。
口水鶏(コウシュイジー)
麻辣ソースがたまらない!ピリ辛な茹で鶏
日本でよだれ鶏として有名な口水鶏(コウシュイジー)は、茹でた鶏に花山椒や唐辛子、ラー油、ニンニクが効いた激辛なソースで食べる料理で、その辛さは四川料理の中でも随一。パクチーや砕いたピーナッツなどをトッピングして食べるのが一般的です。
古くから存在していた口水鶏ですが、ネーミングが確立したのはつい最近のこと。とある文学者が"少年時代に食べたおいしさを思い出しただけでよだれが出てくる"と記述したことから、口水鶏というネーミングが広まったんだとか。
四川風の口水鶏はとにかく強烈な辛味が特徴なので、まずは一口食べてみて、食べられそうならチャレンジしてみましょう。四川風の激辛な味付けにハマったら、日本風のよだれ鶏はもう食べられなくなってしまうかもしれません!
夫妻肺片(フーチーフェイピエン)
牛肉の内臓肉を麻辣のタレに浸したもの
夫妻肺片(フーチーフェイピエン)は、牛肉の心臓や胃、肺といったモツをじっくりと煮込んで、薄切りにし、ラー油・花山椒・唐辛子から作った激辛のタレをかけた料理です。モツ以外の普通の牛肉を加えて、ボリュームアップさせることも多いですよ。
夫婦が作る廃棄した肉という意味を表す料理名は、むかし捨てられていた牛の臓物に着目して料理を考案した夫婦のエピソードにちなんで名付けられました。
この四川風の激辛なモツ煮は暑い日にぴったり!一口食べるだけで汗が噴き出してきて、濃いめの味付けがビールの良いつまみになります。
蒜泥白肉(スワンニーパイロウ)
ゆでた皮付きの豚肉にピリ辛ソースをかけた料理
蒜泥白肉(スワンニーパイロウ)は、茹でた皮付きの豚肉(主にバラ肉)にニンニクやラー油、ごま油、醤油などを効かせた辛味の強いソースをかけて食べる前菜です。激辛のニンニクソースが食欲をそそり、つい何枚も何枚も豚肉を食べすすめてしまいます。
紹興酒やビールといったアルコール飲料にマッチするほか、ほっかほかの白米で豚肉をむかえるのもおすすめ。メインディッシュを食べる前にぴったりの前菜です。
四川料理のおすすめ激辛メイン料理8選
続いてはメイン料理です。麻婆豆腐や火鍋、回鍋肉、坦々麺など、日本の中華料理屋でも人気のメニューが勢ぞろい!本場四川の味付けはどう違うのでしょうか。
ここでは、四川料理のおすすめの激辛メイン料理についてご紹介します。
宮保鶏丁(ゴンバオジーディン)
鶏肉やピーナッツ、唐辛子を炒めた四川料理
宮保鶏丁(ゴンバオジーディン)は、鶏肉とピーナッツもしくはカシューナッツ、唐辛子を豆板醤や砂糖、酢などで炒めた料理です。使用する具材や味付けによって、四川料理・山東料理・北京料理・貴州料理にそれぞれカテゴライズされますが、四川風の宮保鶏丁の場合は花山椒がたくさん入っているのが特徴。激辛で山椒の風味がたまらない逸品です。
麻婆豆腐
日本でも大人気のピリ辛豆腐料理
麻婆豆腐は、四川省発祥の激辛豆腐料理です。土鍋にひき肉・豆腐・ねぎなどの具材を入れて、豆板醤や唐辛子、花山椒、がらスープなどで味付けします。スパイスでひき肉とうま味が凝縮されたアツアツの麻婆豆腐はまさに絶品!スパイシーな辛味がたまらない餡はご飯との相性もばつぐんですよ。
麻婆豆腐発祥のお店は陳麻婆豆腐店と呼ばれており、四川省成都には本店があります。本場の麻婆豆腐を発祥のお店で満喫してみてはいかがでしょうか?
火鍋(フオグオ)
まろやかな豚骨スープと赤色の四川風スープで食べる寄せ鍋
火鍋(フオグオ)は、麻辣が効いた真っ赤な四川風激辛スープと濃厚でまろやかな豚骨スープの2種類のスープを同時に楽しめる鍋。白菜やチンゲン菜、キクラゲ、もやしなどの野菜や動物肉のホルモンや肉団子、赤身・白身肉などをたっぷり入れて味わえます。ナツメ・ライチ・クコの実・陳皮などの漢方との相性もばつぐんですよ。
中国全土に火鍋のバリエーションがあり、あまり辛くない香港式や台湾式の火鍋もあります。内モンゴル自治区では羊肉をしゃぶしゃぶすることもあるんだとか。
水煮肉片(シュイジューロウピエン)
魚や肉を激辛のラー油で煮込んだ料理
水煮肉片(シュイジューロウピエン)は、ぶつ切りにした魚や牛肉と野菜を花山椒や唐辛子を大量に使用した激辛の油で炒めた料理。水煮とあるので魚や肉を塩ゆでしたあっさりした煮込み料理だろうと思ってしまいがちですが、実は激辛で油分が多い料理です。
具材に卵液をつけて炒め、最後に油をかけて調理するレシピもあり、この場合は激辛のスープが少なめに仕上がります。いろいろなバリエーションを試してみてくださいね。
回鍋肉(ホイコーロー)
皮付きの薄切り豚肉を豆板醤や唐辛子で炒めた料理
四川風の回鍋肉(ホイコーロー)は皮付きの豚肉を茹でた後、フライパンに移してピーマンやキャベツなどの具材を豆板醤や醤油といった調味料で炒めた料理です。日本の回鍋肉は豚肉をそのまま焼くことがほとんどですが、四川風は豚肉を茹でる工程が入ります。
ピリ辛でありつつ、醤油や豆板醤のコクが感じられる回鍋肉は四川でも大人気の定番料理です。大盛りの白米と一緒に召し上がれ!
辣子鶏(ラーツージー)
大量の唐辛子と花山椒をカラッと揚げた料理
辣子鶏(ラーツージー)は、鶏肉の唐揚げをこれでもかというほどの唐辛子や花山椒などと一緒に炒めた料理です。大量の唐辛子が目を引く料理ですが、唐辛子と花山椒はあくまでも唐揚げに麻辣の味付けを行う目的で使用するので、それ自体は食べません。
唐揚げは手羽先を使用したり、もも肉を使用したりといくつか種類があります。
見た目のインパクトが大きい辣子鶏はスパイシーでボリューム満点!おなかいっぱいになる料理なので、大人数で食事をとる際はぜひ注文してみてください。
坦々麺
四川省発祥!激辛坦々麺
坦々麺は四川省が発祥の激辛麺料理です。辛味を効かせたひき肉やザーサイがトッピングされることが多く、スープも麻辣がとてもよく効いています。日本の坦々麺はねりごま風味が強いスープですが、四川風は醤油ベースが多いです。
中国各地で食べられていて、地域によってさまざまなバリエーションがあります。四川風は激辛ですが、鮮烈な辛味がかえって病みつきになるかもしれません!
魚香肉絲(ユイシャンロウスー)
酸味・辛味・魚のうま味が特徴!一風変わった青椒肉絲
魚香肉絲(ユイシャンロウスー)は、魚香と呼ばれるニンニク・しょうが・白ネギを配合した調味料を使い、甘味・酸味・辛味が絶妙に調和した味付けが特徴の青椒肉絲です。豚肉やタコノコの水煮、キクラゲ、赤唐辛子などが使われており、濃いめの味付けで食欲をそそる逸品となっていますよ。
四川料理のおすすめスープ3選
四川料理は辛味や酸味が効いたスープが多いです。素材の味を楽しみつつ、辛味と酸味でさっぱりといただけるスープは、激辛料理を食べた後の箸休めにぴったり!
ここでは、四川料理でおすすめのスープについてご紹介します。
酸辣湯(サンラータン)
酸味と辛味が絶妙にマッチしたスープ
酸辣湯(サンラータン)は、酢の酸味と唐辛子・胡椒などの辛味をベースにしたスープです。使用される具材は豆腐やキノコ、鶏肉などで、塩や醤油で味を整えます。辛味よりも酸味が際立ったスープなので、激辛料理を食べた後の箸休めにぴったりですよ。
溶き卵を入れてよりマイルドに仕上げた酸辣湯もおすすめです。
酸菜魚(サンツァイユー)
発酵した漬物と唐辛子、魚のうま味が一体化したスープ
酸菜魚(サンツァイユー)は、ソウギョなどの魚を唐辛子や花山椒、野菜の漬物などと一緒に煮込んだスープです。魚の出汁が効いた酸っぱいスープで、どこか落ち着く味わいとなっています。
毛血旺(マオシェエワン)
アヒルの血で内臓や野菜を煮込んだスープ
毛血旺(マオシェエワン)は、アヒルの血液をベースにしたスープ。アヒルのモツやソーセージ、もやし、レタスなどの具材を使います。スパイシーでスタミナ回復に役立つ料理ですよ。日本では味わえない血液で煮込んだ激辛のモツ煮。見つけたら挑戦してみましょう。
四川料理のおすすめ魚料理2選
最後は激辛の魚料理です。魚のうま味を活かした激辛でご飯が進む四川料理の数々に、ついお腹がへってしまうかもしれません。
ここでは、四川料理のおすすめの魚料理をご紹介します。
清蒸江団(チンジェンジャントゥアン)
醤油やネギなどと一緒に蒸して鮮度を保持した魚料理
清蒸江団(チンジェンジャントゥアン)は、四川省の楽山にある郷土料理です。魚をハムや醤油、長ネギと一緒に蒸しあげて、鮮度を保ちながら味を染み込ませた蒸し魚料理です。新鮮な魚の味わいを中国風のスパイスと一緒に楽しめますよ。
魚香茄子(ユイシャンナス)
フナの唐辛子漬けで魚のうま味をプラスした麻婆茄子
魚香茄子(ユイシャンナス)は、フナの塩漬けと唐辛子から作った調味料や豆板醤、ニンニク、しょうがを効かせた、魚のうま味を感じるナス料理です。豚肉や鶏肉が使われることもあり、麻婆茄子と比べると優しい味付けで、甘めの魚成分をダイレクトに感じられるのが特徴ですね。
おいしい四川料理を満喫しよう!
四川料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか?四川料理は中国料理の中でも特筆して辛味が強く、花山椒の舌がピリピリする辛さと唐辛子の喉が焼けるような辛さを同時に味わえるのが特徴です。激辛料理が好きな方はいろいろなメニューに挑戦しつつ、酸味のあるスープで激辛料理の刺激を緩和する工夫をしてみましょう。
本場の四川料理にチャレンジして、旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか?
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