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ウズベキスタンの治安は大丈夫?危険な場所や安全に旅行するための注意点まとめ

中央アジアにあるウズベキスタンは、日本からの観光客が急増している人気の旅行先。全体として治安が良いとされていますが、ウズベキスタンにおける治安や夜の様子、よくある犯罪、犯罪の被害にあわないための安全対策について紹介します。

ライター
NEWT編集部
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中央アジアにある、悠久の歴史とターコイズブルーのイスラム建築で有名なウズベキスタン。日本からの観光客が急増している人気の旅行先です。全体として治安が良いとされていますが、場所によっては治安に注意しなければならないエリアもあります。

今回は人気沸騰中の中央アジアのウズベキスタンにおける治安や夜の様子、よくある犯罪、犯罪の被害にあわないための防犯対策についてご紹介します。ウズベキスタン観光を計画しているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Contents

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ウズベキスタンの治安に関する最新情報

photo by Unsplash

ウズベキスタンの治安は基本的には良好です。夜間の一人歩きはおすすめできませんが、日中の時間帯には重大な犯罪に巻き込まれるようなことは少ないでしょう。ただし、タシケントやサマルカンドなどの繁華街や有名観光地周辺は人の往来が激しく、人混みに紛れてスリやひったくり、置き引きといった窃盗被害にあうリスクはあります。

外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を4レベルに分けています。ウズベキスタン全土の治安状況は2024年9月現在、以下のようになっています。

危険レベル

対象地域

レベル1:(十分注意)

十分注意してください。

レベル2〜4を除く地域(首都タシケント市を含む)

レベル2:(不要不急の渡航の中止)

不要不急の渡航は止めてください。

アフガニスタンとの国境付近で警戒が強化され立ち入りが制限されている地域

レベル3(渡航中止勧告)

渡航は止めてください。

フェルガナ、ナマンガンおよびアンディジャン各州のタジキスタンとキルギスとの国境沿い山岳地帯

(キルギス領に囲まれた飛び地ソフ及びシャヒーマルダンを含む)

首都タシケントを含むウズベキスタン全土がレベル1に設定されていますが、全体としての治安は良いです。ただし、アフガニスタンとの国境地帯にはレベル2(不要不急の渡航の中止)、フェルガナ・ナマンガン地方のキルギスやタジキスタンとの国境地帯はレベル3(渡航中止勧告)が設定されています。

タシケントからフェルガナ・ナマンガン地方を観光しようと考えている方は、現地の治安状況をきちんとチェックした上で、観光しに行くべきかどうか判断しましょう。

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ウズベキスタンで治安が悪いとされる要注意エリア

タシケントの繁華街では窃盗に注意!

photo by Unsplash

首都タシケントでは、中心部にある繁華街や有名観光地である中央市場チョルスー・バザールなど人通りの多い場所で、スリやひったくりなどの軽犯罪がよく発生しています。

人通りが多く、人から囲まれてしまうようなシチュエーションは避けるように、常に周りの状況をチェックしながら、タシケント観光を楽しむようにしましょう。

古都サマルカンドは窃盗やセクハラに注意!

photo by Unsplash ※画像はイメージです

ウズベキスタン東部のサマルカンドは、世界遺産に登録されているレギスタン広場やモスク・マドラサ(神学校)などの見どころが豊富で、観光客が多く訪れる街です。

基本的に治安は良いですが、観光スポットにいる悪徳な警備員が女性観光客に対して「賄賂を払えば特別にミナレット(尖塔)に登らせてあげるよ」と話しかける場合があります。このとき賄賂を受け取った警備員が、一緒に塔を登っている最中にセクハラしてくるといった事件も報告されています。

観光地で話しかけてくる怪しい人にはあまり近寄らないようにしましょう。

ブハラでは窃盗やぼったくりに注意!

photo by Unsplash ※画像はイメージです

ブハラはサマルカンド同様に、歴史的な観光スポットが豊富な街です。公共スペースにおける治安状況は良好ですが、スリやひったくり、置き引きには注意しましょう。

また、チャイハナ(ウズベキスタン風のカフェ)で食事やスイーツ、お茶を満喫した後に高額請求されることもあるので、会計金額には注意が必要です。

アフガニスタンや東部の国境付近には近寄らない

photo by Unsplash ※画像はイメージです

ウズベキスタンとアフガニスタンとの国境地帯では、イスラム過激派組織の影響でテロ警戒地区の立ち入りが禁止されている地区があります。外務省ホームページでも、「国境警備隊によって立ち入りが制限されている地域には行かないように」との記載があります。

また東部にあるフェルガナ地方のタジキスタンやキルギス国境では、治安対策の一環で地雷を敷設した過去があり、撤去作業がいまだに完了しておらず危険です。これらの地域には行かないようにしましょう。もし行くなら、治安情報を徹底的にリサーチする必要があります。

ウズベキスタンの夜の治安は?

photo by Unsplash

ウズベキスタンはほかの中央アジア諸国と同じく、イスラム教徒が多い国です。そのため、バーやクラブといった場所はそこまで多くありません。しかし、タシケントシティパークでは、光と噴水ショーを楽しめるなど夜間のアミューズメントも豊富です。

ただし、1人で街を歩いていると不審者につけられたり、窃盗被害にあってしまうリスクもあります。夜の街を歩く際は、なるべく複数人で行動するように心がけましょう。

またイスラム圏なので、肌を過度に露出しないようにすることも大切です。女性が現地男性に対してあやふやな態度をとっていると、セクハラされるケースもあります。

夜になると犯罪にあう確率はどうしても高くなってしまうので、できる限り複数人で行動し、貴重品の管理や服装、現地人に対する態度には注意するようにしましょう。

ウズベキスタンで観光客が被害にあいやすい犯罪は?

ウズベキスタンの治安はそこまで悪くありませんが、スリやひったくりといった軽犯罪や交通事故、地方都市におけるテロのリスクが指摘されています。

よくある犯罪について知って、旅行計画に活かしてみましょう。

①スリ・ひったくり

photo by Unsplash ※画像はイメージです

治安がいいウズベキスタンですが、スリやひったくりは被害にあう確率が高い犯罪です。パスポートや健康保険証などは必ず携帯するようにして、現金やカードと身分証明書は分けて持ち歩くようにしましょう。

現金の持ち歩きは必要最低限にして、ATMなどで現金をキャッシングする際には、周りの人にその様子を見られないようにすることが大切です。

万が一、窃盗被害にあったとしてもむやみに取り返そうとはせず、あくまでも自分の命を最優先して、後で在ウズベキスタン日本国大使館や警察署に連絡しましょう。

②交通違反車による事故

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中央アジアでは、実のところ交通ルールがあまり守られていません。信号無視や追い越し、無理な割り込み、あおり運転などが至る所で起きています。歩行者優先の意識も低い状況なので、街を歩く際は、周囲の車の動きを常にチェックするようにしましょう。

③テロ・誘拐

photo by unsplash  ※画像はイメージです

ウズベキスタンでは、アフガニスタンやキルギス、タジキスタンとの国境に近い一部のエリアでは、テロや誘拐といった犯罪に巻き込まれるケースが多発しています。

アフガニスタンではイスラム国といったテロ組織によるテロ行為が起きており、隣接したウズベキスタンの一部エリアでは突発的なテロのリスクが懸念されているのです。また、キルギスやタジキスタンとの国境付近でも、イスラム過激派組織対策として地雷が敷設されており、いまだにテロや拉致のリスクがあるエリアであることは覚えておきましょう。

ウズベキスタンで被害にあわないための防犯対策

ウズベキスタンで犯罪や事故の被害にあわないようにするためには、出歩く時間帯や治安情報、当日に着るべき服装などについてチェックしておくことが大切です。

ここでは、具体的な対策方法についてご紹介します。

①早朝・夜間は出歩かない

photo by Unsplash  ※画像はイメージです

ウズベキスタンで犯罪に巻き込まれないためには、可能な限り、早朝や夕方以降の暗い時間帯に外を出歩かないことが大切です。繁華街の人が多いエリアでは窃盗などの軽犯罪にあう可能性があり、また人通りが少ないエリアについても相対的に治安が悪いといえます。

夜の時間帯に出歩く際は、複数人で行動し、人通りのある場所を観光しましょう。

②観光しに行くエリアの治安を下調べする

photo by Unsplash  ※画像はイメージです

ウズベキスタンは、一部の国境エリアをのぞけば治安が良いとされていますが、それぞれの都市によって局所的に治安が悪いエリアも存在します。ホテルやゲストハウスの人に治安状況を聞いたり、インターネットで調べたりして、宿泊しているエリアや観光を予定しているエリアの治安状況をチェックしてから出歩きましょう。

③服装や行動に注意する

photo by unsplash

ウズベキスタンでは、歴史的な価値のあるモスクやマドラサなどに入る際に、過度に露出している服装をしているとトラブルの元になることもあります。女性なら肌を隠すためのスカーフや長ズボン、男性なら長めのシャツと長ズボンを用意しておくと安心です。

大使館発行の「安全の手引き」も確認しよう

在ウズベキスタン日本国大使館からは毎年「安全の手引き」が発行されており、大使館のホームページから無料でダウンロードできます。よくある犯罪のパターンや防犯の手引き、緊急連絡先や主要な医療機関がまとめられており、駐在者や移住者のみならず、一般の旅行者にとっても役に立つ情報が多いので、渡航前にチェックしておきましょう。

もしウズベキスタンで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

ウズベキスタンで窃盗や事故、傷害事件などにあってしまった場合は、特定の電話番号や日本大使館の連絡先を利用することになります。ここでは、トラブルが発生した際にお世話になる可能性が高い現地の連絡先についてご紹介します。

緊急通報先

photo by Unsplash  ※画像はイメージです

ウズベキスタンでは火災が「101」、警察が「102」、救急が「103」、災害時のレスキューが「1050」となっています。盗難にあっても緊急性が低い場合は、近くの警察署に足を運んで、被害届を出して対処してもらうようにしましょう。

在ウズベキスタン日本国大使館

photo by Unsplash  ※画像はイメージです

ウズベキスタンで、パスポートの盗難や思わぬ犯罪の被害に遭った時は、まずは最寄りの警察署で被害届を出しましょう。手続きなどで困った時は大使館へ連絡することでサポートしてもらえるケースもあります。

現地警察への届け出に関する助言をしてもらえたり、パスポートの盗難に関しては「帰国のための渡航書」の発給手続きなどを行ってくれます(要手数料)。詳しくは在ウズベキスタン日本国総領事館の公式サイトを参照してください。

在ウズベキスタン日本国大使館の連絡先

治安情報をチェックしてウズベキスタン旅行を楽しもう!

ウズベキスタンは全体として治安の良い国ですが、外務省のデータによれば危険度レベル1以上が発出されており、とくにアフガニスタンやキルギス、タジキスタン国境付近のエリアには近寄らない方がいいでしょう。

昼間の時間帯でも、人混みが多いエリアについては窃盗にあう可能性があり、あまりに露出が多い服装をしていると、現地人からの反感をかってしまうこともあります。また、夜の時間帯の一人歩きはおすすめできないので、夜に街を出歩くとしたら複数人で行動するか、人通りのあるエリアを観光するようにして、犯罪リスクをへらしましょう。

現地の治安情報と防犯対策をチェックして、ウズベキスタン旅行を満喫しましょう。

 

※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。

cover photo by Unsplash


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